知識集
オーナーとしてサロンをスタートする時基本オーナーは儲けを出すために始めます
しかしスタッフはそうはいきません。基本時給や月給が多いですから会社の儲けにあまりフォーカスしません。
それよりは自分の収入にフォーカスします。なので共に会社を・・・を思っていてもこのモチベーションをあげるのは結構難しいのです。
そこで意識しているのは互いの目標とゴール設定です。
ここで「自分の店を持ちたい」方と「ずっと雇われたい」方に別れます。
実は自分でお店を持ちたい方は結構モチベーションをあげやすいのです。
僕のサロンの店長は店を持つためにやっています。
だから何か失敗しても〇〇のために共に頑張ろうとなります。
そしてもう一つ大切なのは「期限」
これがないといういつか?となってしまいます。いつまでもだらだらになってしまいます。
リアルBSはリターンも大きいですがマイナスもその分大きいです。だから目標も持たずにダラダラが非常に危険。
だからいつまでに・・・と期限が本当に大切です。
スタッフを雇う時に状況によって助成金をいただく事が出来ます。
これはかなり使えますので覚えておいた方がいいです。
ちなみに僕は母子家庭の方を雇わせていただいたので2回合わせ計90万いただきました半年で45万づつ
流れはハローワークにいき事業者登録する事から始まります。
それでハローワークから求人がきますのでそこから条件に見合った方を採用するのですがネイリストの方は意外と母子家庭の方が多いです。
そしてそれだけではなく年齢によってもらえるものやトライアルといって未経験者だからいただけるものもあります。今までOLである程度の年齢でネイリストを始めるとか学生からの始めての仕事とか・・・
探せば意外と出てきます
うちは社会保険労務士が顧問でいますが、いない方は直接ハローワークに行って相談してもいいかと思います。でもそこまでたいした額ではないので心配なら社会保険労務士に直接お金を払って申請してもらってもいいかと思います
ちなみに大体総額の5~10%だと思います。
意外とこれに当てはまっているのに申請をしていない方も多いので是非使う事をオススメします
サロン経営を始めるのは思い立ったらスタートでもいいのですが経営で上手くいかせたいのならある程度タイミングは計るべきです。
なぜなら時期によって売上はかなり変わるからです。サロンの売上が一番高いのは7.8月の夏そして12月です。ですからまずはそこに焦点をあわるのも大切です。
例えば最初オープン時は結構店はぐちゃぐちゃです。慣れていないネイリストもいますから接客もままならないのです。
ですからそこの時点でオープンをするのは思った以上に売上を出せない可能性が高いです。そして売上を出すだけではなくここで新規のお客様を獲得してリピーターに繋げるので本当に大切な時期です。
ですからベストなタイミングは一番慣れてきた時期に8月や12月がくるようにセッティングするのが一番いいと思います。
僕らのサロンもスタートは3月です。本当は5月予定でしたが7月むけ前倒しにしました。
もちろんスタートはグダグダです。それでも春休みでお客様は来てくれましたが夏だったら結構きつい状況になっていたと思います。
5月くらいになりようやくスタッフも慣れてきてリピータ様もついてきました
ですから7.8月は結構余裕も出てきて忙しい中でもお客様とコミュニケーションをとれるようになってきました。
また不思議な事に最初は求人をかけても未経験者ばかりでしたが6月過ぎからお店も安定した頃経験者のネイリストがだいぶくるようになりスタッフの層も厚くなりました。
ここまでくるのにやはり3ヶ月。
勝負月にどれだけしっかりとした準備をするか?がやはりポイントです。
物件を決める際にサロンの広さはどのくらいか?とよく聞かれます。
もちろんオーナーの売上目標によって広さもだいぶ変わってくるとは思いますが
都心のマンションタイプで最初の経費を200万弱で抑えたい場合でも最低30㎡〜50㎡あったほうがいいと思います。
30㎡よりも狭いとさすがにきついです。
基本200万くらいの売上を目指すなら最低3席ないと売上を狙えません。
マンションタイプでも少しの特別感や高級感を出す為に、僕のサロンはソファー席にしているので30㎡以上ないと狭すぎます。
要は小さすぎないソファーを3席置いても充分なスペースがあれば充分です。
あとはカウンターや、在庫置き場、スタッフの更衣室などでしょうか?
僕のサロンではお風呂場が更衣室になっております。
広さは40㎡ですが今ここに4席ギリギリに入れている状態です。
ただ都心で40㎡以上のマンションを探すとかなりの予算がかかりますのでバランスを見てこのくらいにしました。
広い方が沢山椅子も置けるし売上も上がるのではないか?と聞かれますがもちろん広い方が椅子の数も多く置けますし売上も上がります。
でも5席以上置いた場合はスタッフはかなりギリギリの人数で6名はいりますし、繁忙期以外でこの席がフル稼働することの確率は低いと思います。
そうなると5席もあるのに稼働は2席・・部屋も広いとなると、実際僕はそういうサロンをみたことがありますが、かなり寂しいです。
この空気で活気を出すのは至難の技だと思います。
ですからお店作りを考えて気持ち狭い部屋で常にお店に入ってるな〜とお客様に感じて頂けるお店作りがオススメかと思います。
狭すぎるのはもちろん逆効果ですが。
サロン経営で一番かかる経費は何か?
これは間違いなく「人件費」です。
年間の人件費は53%でした。
でも最初から53%に設定したわけではありません。
もちろんこの中には交通費や賞与、特別手当などが入っています。
なので僕の中では40%に設定しています。シフトは店長が作成しています。
流れは・・・まず店長と今月の目標を設定します。
例えば200万なら人件費は80万です。この数字の中で店長にシフトを組んでもらいます。ここでよくあるのが店長がまだしっかりと成長する前に丸投げしてしまい失敗するパターンです。決済はオーナーがまずはやられた方がいいと思います。
ある程度の上限を指示してあげることが必要です。これをしっかり設定してあげないと数字関してまだ深く考えられないので、ガッツリ人件費がかかってしまう結果になってしまいます。
「明確」な目標や数字を指示してあげる事が大切です。
ここでは人件費を40%に抑えてのシフトです。
もし売上が目標に行かない場合、スタッフのシフトを簡単に削減するわけにはいかないのでどうしたら売上が上がるかをミーティングします。
あくまで削るよりはどう増やすか?を考えます。
僕は40%を意識していますがこれはサロンの規模で調節されたほうがいいと思います。
ネイルサロンでオーナーを目指すにはオーナー業を勉強する必要があります。
美容室・ネイルサロンでオーナーの友人が何人かいますがこのポジション、簡単なようで難しかったりします。
最後の判断を下すのがオーナーでここが最終決定となります。ここが上手く行かず閉めざるえなかったお店も多々あります。
だからここのスタンスが非常に大切。
僕は極力お店には行きません。
僕の意見はアドバイザーや店長にしか伝えてません。僕の意見をお伝えするのは月に一度のミーティング、正直厳しい話も多いです。
現場のスタッフとは数ヶ月に一度のサロンの飲み会で会うくらいです。
これ以上関わるとスタッフへの情が出てきてしまい、冷静な判断や的確な判断、アドバイスが100%出来なくなってしまうからです。
僕も失敗したことがあります。
一時はお店にしょっちゅう顔をだしてあれこれ指示をだしていました。でもオーナーと現場の距離が近くなりすぎてしまい僕の声がスタッフに入らなくなってしまいかけたことがあり気付きました。
最後のオーナーの声が入らなくなったら終わりです。
ですからしっかりと役割分担を作りました。
これは特に男性オーナーにありがちです。特に僕のようにネイリストではないオーナーに。
技術が必要とする職種のオーナーになろうとするとき、ご自身がその技術を持ち合わせてない、もしくは技術が低い場合はしっかりとオーナーのポジションを確立され明確にすることが本当に大切です。
ネイルサロン経営で1月2月はとても売上が冷え込むと言われていますが、実際トラブルやこの月だからこその問題が多いのも1月2月です。
この季節特有の売上が下がる原因として「雪」があります。
成人式の日の雪ですがあそこまで行きますとまずキャンセルの嵐になる事が通常ですし、こちらもネイリストをどのタイミングで帰そうか・・止む希望を持ってスタッフを残しても雪が降ってる間はご予約が入る確率は低く、その間人件費もかかってきます。
この成人式の日はリピーター様がご予約で多く、普段予約がなかなか取れないこともあり奇跡的にキャンセルが1件もなくご来店いただきました。ネイリストとお客様とのコミニュケーションと信頼関係を築いてあったお陰だと思います。しかしこの一度の大雪の後は雪情報があった日はご予約件数がぐっと減り売上が落ちる結果となりました。
後は成人式があるのでお客様のご来店件数は一時期ぐっと上がります。この時に成人式用のプレートを用意するととても良いです。お祝い事ですので普段のOLさんよりも高い単価のものがよく出ます。ですので成人式ネイルはいくつか用意し値段は普段の新規価格よりも少し高めの設定で出す事もポイントになります。
ただまだ学生さんですのしリピーター様になる確率は低いので、初回ご来店頂いた際にしっかりと単価上げを狙う必要があります。そして成人式が終わるとほとんどのお客様がネイルを落とさなければならない環境なので、落とすだけ(オフのみ)のご来店がかなり増えてきます。ここでまたポイントなのが、ご予約のお時間帯を適当にとってしまうと普通にデザインでのご来店のお客様の時間枠が取れなくなってしまったりするのでお客様のご予約のお時間の誘導をしっかりと教育しておく事も肝心です。
これはかなり時期的な問題なので前もってしっかりと準備しておくと問題回避は難しくないと思います。
宣伝費を落とすためには?
まず時間は多少かかります。
あくまでも僕がお伝えしたいサロンビジネスは1年や2年で終わるようなものではなく、永続的に続くサロンを意識しています
だから小手先のテクニックでサクっと儲けて撤退という感じではなく安定した純利を出し続ける事に意味があります
そしてしっかりとネイリストの雇用をする事。
この業界あまりにも収入が少ないですからこのネイリストのどんどん独立してもらい自分で稼いで豊になってもらいたい事が目的です
話はそれましたがここでは当たり前の事を簡単に書かせていただきます。でもここが実店舗の本当に大切なところです。
もし詳しく聞きたい方は個人的に聞いて下さい。
①リピーター様を増やす
3ヶ月で20%を目指します。半年で50%です。ここをあげるには人材育成です。ここのポジションに適した人材が必ず必要です。もちろん細かいノウハウもありますがまずは人材。
②自社HPの質をあげる
ここはSEOなりしてネットからの集客を狙います。但しここもすぐに結果は出ないはずですから時間をかけていきます。
他にもやるべきところは多々ありますがキリがないので・・・
とにかくじっくり半年位の計画を立ててやる事をオススメします
リアルに店舗を出していて純利をあげるためにどうするか?
ここなんですが基本何のBSでも必ずかかる経費があります。お店を持ち、人を雇う際には必ず家賃高熱費がかかります。
基本これ下げるわけにはいきません。それどころか家賃も下げる事は出来ませんし、長く働いていただければその分お給料もあげていくわけですからじわりじわりと人件費も上がっていきます。
材料費も売上が上がれば多くなります。しかしだからといって粗悪なものは使えません。
ではどこか?といいますと宣伝費です。
マンションタイプのでの経営の場合宣伝方法はクーポン雑誌等でしかないのです。
ですから最初はどんどん宣伝をうっていきます。これこそ宣伝費だけで30万位でしょうか?このくらいかかります。
でもこれだけは後に下げる事ができます。
もちろん戦略は必要ですがここだけは下げても問題が起きないのです。
人件費を下げればスタッフに迷惑がかかりますし材料の質を落とせばお客様に迷惑がかかります。ですから宣伝費なんです。
でもだからといってすぐ宣伝費を削っては売上は全くあがりませんからここはしっかり計画が必要です。
この宣伝費が30万→15万にでも落とす事ができれば年間で180万変わりますから本当に大きいです。
どのくらいかかるのか?
僕の場合ですがざっととりあえず100万は用意しました。多分これでも少ないとは思います。
ネイルサロンで一番かかる経費は人件費と宣伝費。でもこの2つは翌月払いになります。
例えば1月1日にオープンしたとします。
1月の売上が150万とすると1月には人件費と宣伝費の請求はきません。ですからおおよそ家賃・光熱費だとか材料費で40万くらいとしてここで100万を作る事ができます。
2月1日には通帳に200万(初期投資に用意した100万+1月売上差し引き分100万)になっています
ホットペッパーの支払いは半ば、給料日は25日と基本なります。
2月の売上150万位売上いけばもう純利益がみえますので2月の売上も足して現金で200万以上もてる計算になります。
ですからしっかり準備してスタートすれば資産を築く事が出来ます。ポイントは準備です
ここさえ抑えれば大丈夫です。
中小企業でネイルサロンを購入したものの、悩んでいる…
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