知識集

「ビジネス」
  • ネイルサロン経営仕入れ2017.08.23

    経営,ビジネス,商材
    こんにちは。

    仲村和也です。

    私はあまりネイルの商材については書きませんが、この部分もネイルサロンをビジネスとしてやっていくためにはかなり大切なことのひとつといえます。
    今回は、ネイルサロンでの商材についてのお話しをしていきます。

    経営者としての視点で、商材の費用を考える

    ネイルの商材の使い方や成分などについては、正直にいって私には解りません。
    やはりこの部分はネイリストには到底かなわないと思っています。
    しかしネイルサロンというビジネスをしていく上で、この材料費は全体の何パーセントなのか? などの数値の部分は細かく決めていく必要があります。
    ちなみに、マイサロンでは当初は7%ほどで、現在では5%ほどになっています。
    ただ好きな商材をガンガン使っているだけでは、利幅が減ってしまいます。

    コンサルティングをしていて、もちろん私がオススメしているメーカーもありますが、皆様それぞれで使っているジェルメーカーが違います。
    使っている理由はそれこそ沢山あるとは思うのですが、よく聞くのは“昔からこれをずっと使っている”“成分がいい”“ブランド力で安心できる”などです。
    ですが、大切なのはこの理由の中にビジネスとしての研究が入っているか? ということです。
    もちろん、使い勝手の良さもありますが、それに対する価格帯もとても大切です。

    例えば、激安ネイルサロンと高級ネイルサロンでは基本的に使う商材は違ってきます。
    当然のことですが、激安サロンで高い商材を使っているようではビジネスとして回りません。
    コンビニのコーヒーと一流ホテルのコーヒーは違うのと同じです。

    これがただのネイリストであれば、正直使う商材は何でもいいのです。
    しかしオーナーとしてビジネスをやっていくために、まして店舗拡大を考えているようであれば、常にこの部分の見直しは必ず必要です。
    これは経営者としての独自で重要な視点であり、ひとりのネイリストとしては考えないことです。

    なぜ、その商材を使っているのか?

    肝心なのは、今使っている商材よりも品質が良くさらに安いものはないか? ということを意識することです。
    また、取り引きしているメーカーとはしっかり信頼関係を作って色々な交渉をし続けていきます。
    マイサロンでは、現在そこはアドバイザーに任せていますが、場合によっては私も会ったりします。
    アドバイザーには、常にこの材料の追求をお願いしています。

    それくらい、商材選びは大切なのです。

    ネイルサロンが登場してから、今では激安サロンだけではなく自分で出来るネイルキットもあります。
    もちろん品質などはそれぞれで異なりますが、要はそれだけ商材も進化してきているということです。
    メーカーサイドにしても、より良いものをより安く、ということで日々開発しているわけです。この部分を考えずに、ただ同じ物を使い続けているようでは、経営者としてマイナスです。
    ここら辺は、メーカーと信頼関係を築くことで情報を貰えるでしょう。

    もっといえば、他メーカーで安く良いものがあれば乗り換えることも視野に入れて考える、ということです。
    古い付き合いだから…だけではビジネスを飛躍させることは出来ません。
    大切なのは、常にアンテナを張っておいて新情報をしっかりとキャッチしておくことです。
    その上で自分のサロンにはどれがいちばん適しているかを、ビジネスの視点も含めて決めていくことです。
    もしネイルのことが解らないようであれば、前述したようにアドバイザーや現場の責任者などに常にチェックしておくように伝えておくべきです。

    今まで多くの方になぜこの商材を使っているのか? と聞いても“昔から使っているから…”という答えばかりで、そこに具体的な理由がないことが多い気がしました。

    でも、だからこそ、この業界はまだまだチャンスだと思っています。
    他店があまり気にしていないような部分にポイントを置いて、そこを考えてみることで一歩抜きん出ることも可能です。
    これは商材に限らずにいえることでもあると思います。
    ネイルに関しての新情報をしっかりとキャッチして、誰も気にしていないような部分を見つけてより良くなるように対応していく。
    これはオーナーである自分だけではなく、サロンのスタッフたちにも気にするように話しをしておくことも大切だと思います。

    もし注意していないと思ったなら、今使っている商材についてさらに良いものはないか? ということをぜひ研究してみて下さい。
    そして、ネイルも流行の速度の早いファッションの一部です。全てに於いてアンテナを敏感に張っておくことも大切でしょう。

  • ネイルサロン経営2017.06.22

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ブログもはや5年目になりました。
    最初はひょんなところからスタートしたのですが、このブログからコンサルティング事業部も立ち上がり、おかげさまでこの業務のスタッフにも恵まれて拡大しつつあります。

    現在、後藤の方もおかげさまで顧問が増えつつあり、私も枠を作ろうかと検討をさせて頂いていますが、このサロンビジネスがこれから先どうなっていくのか? ということをよく聞かれます。

    今回はそこら辺のお話しをしていきたいと思います。

    ビジネスとして考えるなら複数店舗に…

    この業界云々というよりも、まずビジネスとして利益を狙いたいのであれば、
    ビジネスモデル的にはサロンが3店舗以上欲しいところです。
    そうではないと、現場から自分が抜けても安定的なキャッシュを得るのは難しいと思います。

    ですがいつも言うように、オーナーであるあなたのサロンなのでそこは自由ではあります。

    私はいつも純利益50万を目指してきましたが、今はスタッフたちも20人を超えて福利厚生など色々あるので30万から40万といったところです。これの×4店舗、というのが利益です。

    しかし、経営というのはいつ何が起こるか解りません。
    月の利益が50万といっても予期しない出来事が起こるものです。
    これを考えても、やはり1店舗で安定的なキャッシュを…というのは無理があります。
    ましてや10年前ならまだしも、現在ではネイルサロンの数も増えていますし、これからはさらに競争が激しくなるのは目に見えています。

    これからネイルサロンをやりたいオーナー、もしくは今現在の状態に満足していないオーナーの方は、自分のスタンスを明確にすることが重要になってきます。

    どんなスタンスでネイルサロンをやっていくのか?

    ネイルサロンをやっていくにあたり、まず基本的なスタンスとしては2通りに分けられます。
    ネイルのことは全く解らないけれどサロンをやるビジネスオーナーと、自分がネイリストでもあり、さらにオーナーとしてサロンをやるネイリストオーナーです。
    ビジネスオーナーであれば、わりと話しは簡単です。
    単純に利益を追求することを考えればいいわけですから、いかに効率よく店舗を増やしていくか? ということに集中できます。

    ですがネイリストオーナーの場合だと、どこに軸を置くかで経営戦略の内容が大きく変わってきます。
    自分が現場にいたい、ホームサロンで稼ぎよりもネイルが好きなのでそこにいたい、というのであれば、それはそれで正解ですし、そうではなく、自分が現場から抜けて経営者として利益を追うのであれば、これからは店舗を増やして組織にしていくことは必須です。
    これは、実際に店舗展開をしている私が言っているので間違いはないです。

    店舗展開が進めば進むほどオーナーとしての仕事も当然増えていくわけですから、とてもではないですが自分が現場に立つことは不可能になってきます。今後は、ネイリストとして施術に腕を振るうのではなく、その経験を活かして経営をしていくということにシフトしていかなければなりません。
    ここをきっぱりと割り切ってサロンをやっていければ問題はありません。
    どっちつかずでやっていると、店舗展開を始められたとしてもどこかで問題が出てくるかもしれません。

    どちらのオーナーにしても、1店舗のみで利益を追求することは難しい時代だと思います。
    投資するところにはきっちりと投資をして、リターンを追究することです。
    そしてこの時に大切なことは、自分のビジョンをしっかりと持ってやっていくことです。
    さらに言えば、信頼できるパートナーを見つけることも重要です。
    ビジネスオーナーであればアドバイザーなどの存在は必須ですが、ネイリストオーナーでも自分のビジョンに共感してくれて共にやっていける存在があるのとないのとではかなり違います。

    ネイルサロンのビジネスは、これからさらにハードルが上がることは間違いのないことですので、そこで自分がどんな人生を生きていきたいのか?

    ここを明確にして行動していくことが大切です。

    年々、競争が激しく厳しくなっているネイル業界ではありますが、以前にも話しをしたように、まだまだ大きな可能性のある業界だと思います。
    自分のビジョンやスタンスをしっかりと確立して、ブレずにやっていくことがその可能性をさらに広げてくれるはずです。

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