知識集

  • スタッフ教育2016.03.30

    こんにちは。

    仲村和也です。

    誰でもそうだと思うのですが、人は自分の中の常識を無意識に作りながら生きています。
    そしてそれぞれに、その自分の常識や価値観を基本として行動しているものです。これは10人いれば10人が異なる部分といえるでしょう。
    今回は“自分と他人との価値観と常識”についてお話ししていこうと思います。

    ■違って当たり前の“価値観と常識”
    まず、自分と他人とでは“価値観や常識は違って当たり前”ということを頭の中に入れておかないと、スタッフの教育は難しくなってしまいます。これは年齢、世代が違うのであればなおさらのことです。
    「これくらいは言わなくてもやるだろう…(なぜなら、自分だったら必ずやるから)」では、スタッフは出来ませんしやりません。頼んだ側の人間は、不必要なストレスを抱えてしまうことになってしまいます。

    これはスタッフを教育した経験のある方でしたら、よく解ることだと思います。
    ですが、指示されるスタッフからしてみれば、指示をされていないのですからやる必要はないのです。それがスタッフ側の常識なのです。
    そして言ってしまえば、指示が適切ではなかった、ということになります。
    よくオーナー様から、いつも言っているのに…何度も説明したのに…といったフレーズが出てきたりします。心情的にはとてもよく解るのですが、これではもちろんダメなのです。
    何度説明しても出来ないのであれば、なおさら相手が理解できるような説明と、やり方の仕組みを徹底する必要があります。
    前述したように、“これくらいは言わなくても解るだろう”ではなく、一歩二歩と下がるつもりで考えて、教えていくようにするのです。

    全ての人に共通する“価値観と常識”なんていうものはひとつもないと思います。価値観が違うということは、決して悪いことではないですし、それが個性となる場合もあります。
    なので、相手の価値観を全否定して自分の価値観を押しつける、というようなやり方をしても教育にはなりませんし意味がありません。
    ただし、サロンで働くスタッフ全体としての常識というものは、基本的には共通して持ってもらわないと困ります。
    これを徹底していくことも大切な教育なのです。手間と根気のいる作業ではありますが、サロンやスタッフの未来を考えると必要不可欠なことといえるでしょう。

    ■技術が先か、一般常識が先か…
    ネイルスクールや専門学校を出てすぐにネイリストになられた方は、一般企業で働いたことのない方が多くいます。
    ですので、もちろん全員とはいいませんが、社会人としての一般常識について解らない方が多い傾向にあると感じます。
    こういう方たちには、新卒者と同じような教育をしていく必要があります。

    これとは別に、ネイリストとしてのキャリアが長い方でも、基本的に技術者であり職人的な方が多いように思います。このような場合、一般常識については抜け落ちている、というか気にしていないという方もいるのです。
    例えば、ネイルサロンの面接で「写真を貼ってないんですけど」と言いながら履歴書を出す方はかなりいます。中には、履歴書を持ってきて下さい、と言わないと持ってこない方もいます。
    これが一般企業で通じるかというと、厳しいと思います。
    ですが、ネイル業界でのキャリアがある方だと技術力は持っているので、サロンの即戦力として働いてもらうことは出来るわけです。
    オーナーとしては、これをどう考えるかということがポイントになってきます。

    どれだけ高い技術を持っていたとしても、お客様を相手にするわけですから、一般常識のみならず接客業としての常識がないと、トラブルの原因になってしまいます。
    さらにいえば、自分のサロンのやり方というものがあるはずなので、それに従って貰わなければなりません。
    スクールなどを出たての新人の方であれば、社会に出てからの一般常識の教育に対しても素直に学ぼうとする気持ちがあるでしょうし、自分のサロンのカラーに染めやすいと思います。逆にキャリアの方の場合だと、それまでの経験がかえって邪魔になり、中々大変な作業になることもあると思います。

    技術があればそれで良しとして教育していけるのか? その時に、きちんと育てられる人間がいるのか? ということもよく考えていく必要があるでしょう。

  • ネイルサロン経営について2016.03.27

    こんにちは。

    仲村和也です。

    オーナーの日常というと、みなさんはどんな感じのイメージをお持ちでしょうか?
    優雅な日常を送っていると想像する方もいるかもしれませんが、多くの経営者たちは日々時間に追われて忙しく動いていると思います。

    もちろん、全てを部下に任せられるような環境を完成させている方も沢山います。
    私も、ネイルサロンに関しては右腕のアドバイザーや各店舗の店長にお任せしているので、現場に行くことはほとんどなくなりました。
    ですが、数字の管理はもちろん、まだ改善すべきところや今後はどのようにしていくかなど、考えるべきことは沢山ありますし、コンサルティングやセミナー、その他の仕事も含めるとやらなくてはいけないことが山のようにあります。
    ですので、そのための計画と自己管理は必須です。
    今日やること、今週中にやるべきことを常にチェックして動いています。

    もし私にアドバイザーや店長たちのような協力者がいなければ、とても仕事をこなしていくことは不可能でしょう。
    信頼できる協力者がいてくれるからこそ、そのような環境を作れたからこそ、今の仕事があると思っています。

    協力者のいる環境を整える

    これからネイルサロンのオーナーになりたい方も、まずは環境を作ることが大事です。
    特にサイドビジネスとしてサロンを始めるのであれば、右腕となる協力者の存在は正直にいって必須だと思います。
    今やっているビジネスがどのような形なのかにもよりますが、サロンの仕組みが出来るまでは、ほとんど付きっきりにならなければ成功は難しいといえるでしょう。
    理想をいえば、自分の分身ともいえるような協力者がいれば、これほど心強いものはないのです。

    また、女性で主婦業や子育てなどがある場合にも、協力者は必要となってきます。
    どんな仕事でも同じだと思うのですが、特にオーナーは最高責任者です。ここぞという時に「子どもが…」ということは難しいです。
    勘違いしないで欲しいのですが、だからといって子育て中に起業できないわけではありません。
    子育てを経験している方にしか出来ないことも沢山あると思いますし、むしろそのような女性の方が増えて欲しいと思っています。
    ただ女性の方の場合、現実的には男性以上に家族の協力というものも必要になってくるはずですので、こういう部分も考慮する必要があるでしょう。

    どんな状況にしても、まず始める前に、今抱えているビジネス、家庭や子育てなど、自分の現状を考えてどうするか? 何かあったときの対応は? といったことをしっかりと踏まえてみて下さい。
    もし考えた段階でやっぱり出来ない…というのであれば、その時には無理をしないでまたの機会にやればいいだけです。
    何とかなるか、で成功するほど甘いものではないことは覚えておいて下さい。

    どんな協力者を望むか?

    ひと口に協力者、といっても、そのパターンは様々だと思います。
    オーナーとしてのパートナーもそうですし(この場合は共同経営者になりますが)、アドバイザーや店長、そしてもちろん、サロンのスタッフたちにしても、ある意味では協力者といえると思います。
    協力者はひとりではないですし、同じビジョンを持って仕事をしているのであれば、様々な立場の人たちが協力し合って仕事をしていくものです。

    パートナーとしての協力者、部下としての協力者など、どちらにしても信頼できる方が側にいてくれる環境が作れればいいと思います。
    その中でも、特に優秀なアドバイザーの方がいてくれると、オーナーの仕事もかなり楽になるでしょう。ただ、ネイルサロンのことを知り尽くしているようなアドバイザーをいきなり見つけることは難しいでしょう。
    ある程度ネイルサロンに精通していて信頼のおける人がいるのであれば、自分の所でアドバイザーとして成長して貰う、というのも方法かもしれません。
    これは店長などでも同じだと思います。スタッフに、自分のサロンで重要な部分を任せられるように成長して貰う、というのも大事なことです。

    また、周囲の人たちに協力して貰うだけではなく、時にはオーナーとしてスタッフたちが仕事をしやすいように協力する、というのも大切なことだと思います。
    こういうことからも信頼関係は強くなっていくでしょうし、協力体制が構築されていくものではないでしょうか?

    今まで沢山の方を見てきていますが、経営者になる方たちは今回お話ししたことを含めて、どうすれば出来るか? ということを常に考えているように思います。
    やはり思考は大事なのです。

  • ネイルサロン経営について2016.03.26

    こんにちは。

    仲村和也です。

    私は常々、ネイルサロンを始めるのであればとにかく、存在し続けることが大事だ、と言ってきました。
    一度始めれば、お客様はもちろん、スタッフたちをはじめとして様々な方々がサロンと関わることになります。そういう方々のためにも、サロンの存在は維持していかなければなりません。
    ですが、商売をやる以上、辞めなくてはいけない時ももちろんあります。
    これは仕方のないことなのですが、この時に必要となってくるのが、タイミングと決断力なのです。

    辞める時期を見極めることが大切

    サロンをクローズするにも、オープン時ほどとはいいませんが色々とお金がかかってきます。
    テナントの原状復帰などはもちろんのこと、資材の廃棄や契約によっては広告媒体への違約金などもかかってくる場合があります。
    また、マンションサロンなどでは1ヵ月前の退去申し込みで済みますが、テナントの場合だと半年前には申し込まなければならないことも多々あります。
    これらを考えると、辞め時を間違えてしまうと莫大なお金がかかって大変なことになってしまうので、この見極めが大事です
    店舗や広告媒体などの契約内容は、契約の時点で解約条項までをしっかりと確認しておくと、後になって慌てずに済むでしょう。

    キャッシュフローがどうにもならなくなってからでは、サロンのクローズすらも出来なくなってしまいます。ギリギリまで頑張った末に、サロンを辞めることも出来なくなって赤字のまま経営を続けることになり、その結果破綻する、ということもよくある話しです。

    万が一にも、スタッフたちのお給料が払えなくなるといったことが起きたら大変です。
    オーナーとしての最低限の責任として、これだけは気をつけるようにしたいところです。

    ほとんどの経営者の方は、一度は様々な理由によって辞めなければならない状況に陥ることはあると思います。ですが、優秀な方の場合にはそのタイミングを決して見逃さずに、素早く決断するものです。

    サロンを売りに出すのも方法のひとつ

    クローズするときの方法のひとつとして、サロン丸ごとを居抜きで売りに出す、というのもありです。
    これは、売り手にも買い手にも両方にメリットがある方法なのでいいと思います。

    売り手の方は撤退にかかる費用がカットできますし、買い手はサロンへの初期投資費用が大幅に下げられる上に、顧客を引き継ぐことができます。
    さらにお互いの条件さえ合えば、スタッフもそのまま引き継げる場合もありますが、これは資材などとは比べものにならないほど価値があります。
    まず求人費用をかけなくて済むようになりますし、全員引き継げなかったとしても戦力になるスタッフがいるのであれば、求人をかけたとしても成功報酬が抑えられる新人を雇用して育てることができます。
    そして既にスタッフについている固定客については確実に引き継げることになります。

    ただし、この場合にはスタッフたちには事前にしっかりとした状況報告をしておく必要があります。
    スタッフが、オーナーが変わることを知ったのは変わる直前だった、というような話しも聞きますが、これではスタッフたちがその後の身の振り方を考える猶予がなくなってしまいます。
    まったく同じ条件で続けられるのならまだしも、それは買い手であるオーナーが決めることですし、売ってしまえば無関係、ではあまりにも無責任です。
    “立つ鳥跡を濁さず”という諺がありますが、オーナーの責任でサロンをクローズするわけですから、そこら辺はきちんとしておきましょう。
    ネイル業界も意外と狭いです。もし別の形でも業界に戻ることになったときに、この時のことが伝わって、スタッフが集まらなくなってしまう可能性もあるかもしれません。

    とにかく、売り手も買い手もタイミング次第になると思います。
    また、サロンを辞める時だけの話しではなく、情報収集や人脈作りもオーナー業にとってとても重要だということが言えます。何がどこでどう繋がるかというのはわからないのですから。

    そして、何よりも先を読んだ決断力が必要です。
    次の展開にスムーズに移行するためにも、しっかりとタイミングを読んで、スッパリと決断することが重要になってくるのです。。

  • ネイルサロン経営について2016.03.25

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンの経営を辞める理由のいちばんには、資金力の問題があると思います。この場合には、やりたくても続けられないというのが本当のところでしょう。
    そして次に来るのは、やはりスタッフの管理関係です。
    極端に言ってしまえば、資金不足ならお金があれば解決しますが、スタッフの管理が理由でネイリスト不足になってしまうと、これは一筋縄ではいかない、中々難しい問題になってきます。

    何が起こるかわからない…スタッフ管理の難しさ

    ネイルというのはワンオンワンのビジネスなので、ひとりスタッフが辞めてしまうとその穴は大きくなってしまいます。
    飲食店などのホールであれば突然の少人数でも、忙しいけど気合で乗り切ろう! などということが出来ますが、ネイルサロンの場合にはそうもいかず、どうにもならないのが実情です。

    サロン内の人間関係が上手くいっているかどうかは関係ないとしても、女性の職場ですので、結婚や妊娠、出産などのプライベートなライフイベントによって仕事を続けられなくなる場合も多々あります。
    そういう時には前もってなるべく早く伝えて欲しい、と言ってあったとしても、オーナーとしては何が起こるかわからないということを常に意識しておかなければいけません。

    病気や怪我のような一時的なものであれば普通に対処も出来るでしょうが、せっかく育ったネイリストなどに辞められてしまうと、また新たに費用をかけて求人を出して、また育てなければならない…。これが相当な労力と出費になることを考えていると、もうやってられない! という気持ちになることも否めません。
    また、新人だけではなく、キャリアがあって固定客を持つようなネイリストに辞められてしまうケースの場合では、スタッフ不足だけでは済まず、顧客までも減ってしまうことになります。
    これらは、例えどんなに完璧にスタッフ管理をしていたとしても、100%防ぐことは出来ないでしょう。
    この辺については、オーナーをされている方であれば痛いほどご理解して頂けるかと思います。

    日常的なコミュニケーションがピンチを救う

    スタッフ不足時に、どんな形であれ補欠人員をすぐにでも雇用できるようなサロンは中々ないと思います。
    その点に関しては、サロンを数店舗展開しているとスタッフの配置変えやヘルプを頼むなどの対応ができるメリットがあります。
    ですが正直な話し、ネイルサロンをやる以上、人を雇用する以上、この問題に対しての明確な答えは見つかりません。

    結局はスタッフと日々のコミュニケーションをしっかりと取り、早い段階で対応すること、そして新たに採用した際にも、早急に戦力に育てられるようなマニュアルや仕組みを作ることが重要になってきます。
    常にコミュニケーションを取ることで、スタッフ一人ひとりのその時点での状況も解ってくるでしょうし、さらに仕事に対してどう考えているかや、将来の展望などの話しもしやすくなるはずです。
    ただ女性スタッフ側としては、やはり男性のオーナーには中々話しづらいこともあるでしょうから、もしアドバイザーの方がいるようでしたら協力して貰うのがいいと思います。アドバイザーがいない場合でも店長や現場の責任者などにコミュニケーションを密にしてもらい、いざという時には早急に報告をして貰えばいいでしょう。

    コミュニケーションでお互いの信頼関係が築けていれば、緊急でスタッフが足りなくなってしまった場合でも、例えばその日が休みのスタッフでも声をかければ協力して貰えることも不可能ではありません。
    これはオーナーでもアドバイザーでも店長でも構わないと思います。とにかくスタッフから信頼される人間を作ることがポイントとなります。逆にいえば、スタッフの中にも絶対的に信頼できる人間がいれば、こんなに心強いことはないでしょう。

    さらにもうひとつは、オーナー同士の繋がりも役に立ちます。求人をかけていたオーナーが、既に自分のサロンでの採用が決定した後にもまだ応募があった場合などに、紹介して貰えるようなこともありますし、その逆も然りです。
    困ったときに助け合えるような、情報交換など色々なことを話せるような、そんな信頼のある繋がりを持つことも、自分のサロンを維持していくためには必要なことです。
    サロン内だけではなく、ネイル業界での人脈も、また大切にしていきたいところです。

  • ネイルサロン経営について2016.03.24

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンに限らず、何かしらの商売を始めたり起業することを賭け事のように思う方もいるかもしれません。
    確かにそういう部分もあるかとは思いますが、ギャンブルのように一か八かの感覚で起業したとしても成功はまず望めないでしょう。
    中には、ただただ好きなことをやっていたら、いつの間にか有名になってお客様の予約が1ヵ月待ち状態に…というような方もいるかもしれません。これはこれで素晴らしいことですが、ほとんどあり得ないでしょうし、そんな簡単なことではありません。
    ネイルサロンのオーナーになるためには、それなりの覚悟としっかりとした準備が必要となるのです。

    データや知識を得て、行動を起こす

    私はサロン運営に関して、思いつきやひらめきで動いたことはありません。
    全てはマーケティングやこれまでのテータ、知識を得て、それを分析してから動いています。
    自分の中である程度、「これなら大丈夫」という確信を持ってから動くようにしないと、積極的に物ごとに取り組むことが難しくなってしまいます。
    それが伴った上で、さらに行動力や運も必要になってきます。

    ですので、コンサルティングでもオーナー様のビジョンをお聞きした上で、これまでのマーケティングや知識などをお伝えしています。
    そして、ビジョンに対しての考え方やそれに見合う資金力がないようであれば、私は考え直した方がいいのではないか? とお伝えしています。
    例えば莫大な資金があって、ネイルサロンでもやってみようかな? といったテンションであれば、開業コンサルティングとして入らせて頂きますが、夢を持って融資を受けてネイルサロンをやりたい、という方には必ずしもやりましょう、とは言えないわけです。

    コンサルティングに関しては、良くも悪くもその方の人生に関わってきますので、安易にやりましょう、行きましょうというやり方は当たり前ですがしていません。
    先に話ししたように資金に余裕があって、副業などでサロンを考えているのであれば話は変わってきますが、開業するサロンに全てを注いでいるような方には、慎重に慎重を重ねてあらゆる角度からの分析をした上ではないと、とてもGOサインは出せないのです。
    ひと言でいってしまうと、要はサロンを開業するのに、その方の機が熟しているかいないか、ということです。
    もし状況が整っていないようであれば、先送りして再考する、サロン開業に向かってやらなければならないことをやっていく、というのも経営戦略のひとつといえるでしょう。
    何も焦る必要はないのです。全てが完璧だと思って始めても失敗する事もある、それが経営というものです。

    自分がリーダーシップを取るという自覚

    サロン経営に関しては、当然のことながら私自身もビジョンを叶えるためにも利益が必要です。
    それだけではなく、利益を出さなければスタッフも幸せにはなれません。
    だからこそ、サロン経営の仕組みやマニュアルを徹底しているのです。そして常にどうすればもっと良くなるか、というようにその先のことも考えています。

    もちろんコンサルティングに入れば、そういう部分もお教えしてはいきますが、コンサルティングをつけたから大丈夫…といったスタンスの方だと成功は難しいでしょう。
    あくまでもオーナーとして自分がリーダーシップを取っていく、という心構えと行動力が大切です。
    全てをコンサルタントに任せて、ただコンサルタントの言うことだけをやるような受け身の姿勢では、とてもその先やっていけないでしょう。
    解らないことは貪欲に吸収して、時には自分の考えをぶつけてみる。自分のビジョンに向かって率先して動き、それが間違っていればそうアドバイスもします。そのためにもコンサルタントはいるのです。
    コンサルティングは、成功を保証するものではありません。オーナーの方が成功するように解決策を提示して、その発展を助けるものです。サロンが成功するか失敗するかは、全てがオーナーである自分の責任となります。まずはこの気構えを持つことが重要なのです。

    私にしても、コンサルティングを決めたのであれば全力で力になりたいですし、ご相談頂くことは光栄に思っています。
    ご縁があって、色々なオーナー様やオーナーになりたいという方々と出会えることに、感謝しています。今後も皆様の経営の助けになれれば、幸いです。

  • ネイルサロン経営について2016.03.20

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンをオープンして、半年たっても赤字な場合、これは必ず何かしらの問題があることは間違いないでしょう。
    この問題に対してきっちりと向き合わない限り、赤字をなくすことは出来ないでしょう。最初から赤字なしでの経営ができるわけではありませんが、まずは半年をポイントにしてお店の状況を見直してみることも大切だと思います。
    今回は、サロンの赤字についてのお話をしていきます。

    赤字の理由と意味を考えてみる

    今は昔ほどその傾向はないかもしれませんが、銀座店がある、表参道店がある、といったことで、宣伝効果やお客様の安心感に繋がったりするステイタスをつける経営戦略もあります。
    これを考えて、例えばサロンが数店舗あってそのうちの1店舗などをブランディングのために一等地に出し、そこが赤字だったとしても他の店舗でそれを埋められるのであれば、これはありだと思います。

    他にも新人を教育するために店舗を出す、ということもあります。この場合には、新人ネイリストたちの経験の場としてのサロンということで、値段を下げたりしてお客様の関心を引くなどの方法が必要になってくるでしょう。
    もちろん、最初から新人育成のための投資と考えてそれ専門の店舗を出すというのもありですが、他の店舗数が多くて、余裕がないと厳しいかもしれません。

    これらのように、基本的にその赤字に理由や明確な意味があり、トータル的にみれば利益が上がっているなら本題はありません。
    また、経営全体を見た上で、将来のことを考えた投資的赤字だというのであればいいでしょう。
    ちなみにマイネイルではオープンして3ヵ月でトントン、4ヵ月目からは利益が上がるようにもっていっています。
    なぜこうハッキリと言い切れるかというと、そのように仕組みを作ったからです。
    以前にもお話ししましたが、利益がグッと落ち込む時期、というのももちろんあります。
    この場合にはその時期を見越した経営方針というものを立てれば済むことですが、そうではなくただの赤字であるなら、致命的な立地条件などでない限りは大きくいってしまえば仕組み作りが出来ていない、これだけだと思います。

    厳しい状態を乗り越えて出来上がるサロンの仕組み

    サロンの仕組み作りというものは、一朝一夕に出来るものではありませんし、私もこれまでに沢山苦戦してきました。
    ですが、この仕組みが出来てしまえば店舗を増やすこともリアルに見えてきます。
    問題はそこに辿り着くまでをどう乗り越えていくか、だと思います。

    赤字の場合、資金的にはもちろんですし、メンタル的にも余裕がなくなってきてしまいます。
    人間は追い込まれてしまうと、冷静な判断が出来なくなることも多いです。
    赤字になるということはどこかに原因があるのですが、そこには思考がいかずに、資金をどうするか、という方向に偏ってしまう場合も少なくありません。
    それで例え資金のメドが付いたとしても、その資金を再度つぎ込んだとしても、そうなった原因が解らないのですから、また赤字になってしまいます。この悪循環で結局サロンを閉めることになる、というパターンもあります。

    もちろん資金も大事ですが、まずはどうして赤字なのか? ということを徹底して検証することが重要です。
    お客様が入らない、リピーターが増えないというなら、サロンのある立地に対してニーズに答えているのか? 自分の店独自の売りはしっかりとあるのか? そこそこ利益を上げているのに黒字にならないなら価格設定に問題はないのか? 機材の仕入れに無駄がないのか? さらに言えば、スタッフの人数や技術力なども考えていく必要があります。

    これらのことを検証して修正していくことで、赤字にならない仕組みというものが作られていくのです。
    とても大変なことではありますが、この初歩作業なくしては成功は難しいので、ひとつひとつを確実にやっていくことが重要なのです。

  • ネイルサロン 一般業務2016.03.19

    こんにちは。

    仲村和也です。

    みなさん、コストカットについては色々とされていると思います。
    コストをカットする部分というのは、小さいものから大きいものまで様々な範囲であると思いますが、全てにおいて言えることは、“利益を出すのに必要不可欠なもの”ということです。

    コストカットができる部分とは?

    コストカットは、やろうと思えばあらゆる部分ですることが可能だと思います。
    細かい部分では給料の振り込み手数料もそうです。
    ここはスタッフたちに強制はできませんが、会社の指定した銀行への振り込みにして貰うだけで、経費は全く変わってきます。
    発注の際の送料なども同じです。ある程度の量をまとめて発注して無駄をなくすことも小さいようですが大事なことです。

    商材なども、オープンから当たり前のように使用してきたものが実は不必要になっていることもありますので、ここを今現在の視線で確認するといいと思います。
    何となく決まったところで買っていたけど、メーカーを変えたらコストがグッと下がった、ということもあるので定期的なチェックが必要です。

    求人を出す媒体にしても現在では様々なので、できるだけ効果的で経費が安いところを探してみるのもいいでしょう。
    他にも、例えばチラシを作る場合などでも、出来が良くて安いものを提供してくれる所もああります。
    また、サロンのHPを業者に依頼している場合には、ここもコストカットの対象になります。これは、業者によってかなり費用に差がある部分なので、他のオーナーの方から情報を貰って、低価格で質の高いHPを作成、運営してくれるところを見つけるといいと思います。

    これらの部分で気をつけたいことは、コストカットしたことで、サロンのクオリティがあからさまに下がらないようにすることです。特に商材などは、スタッフの希望するものが全てとは言いませんが、直接お客様たちと接するスタッフたちの意見もしっかりと聞いた上で、変えた方がいいでしょう。

    人件費をどうするか?

    そしてネイルサロンにとっていちばん大きいのは人件費ですが、ここを必要以上に削ってしまうのはNGです。
    ただし、スタッフたちのシフトの組み方などはよく考える必要がありますし、この組み方ひとつでかなりのコストカットができることもあります。

    地域によっても異なるとは思いますが、基本的に集客の出来る土日祭日に、スタッフが平日と同じ人数では予約を取りこぼしてしまいます。
    逆に平日に土日のようなスタッフの人数がいても、これは無駄になってしまいます。
    もし、極端に集客の弱い曜日があるならば、その日を休業日にするなどの対応もしていったほうがいいかもしれません。
    ただし、その集客の弱さが一時的なものなのか永続的なものかの判断が重要です。
    一時的だった場合、違う曜日にお客様が来なくなったからといって、コロコロと休業日を変えるようではお客様も困惑してしまうでしょうし、最悪リピーターを失う可能性もあるので注意が必要です。

    また、サロンの閑散期にはアルバイトやパートのスタッフの出勤を抑えて、逆に繁忙期は多めに出勤して貰わなければなりません。
    ここら辺は、雇う側としては当然のコントロールではあるのですが、いくらアルバイトやパートといっても生活があるので、そのことを考えて上手くバランスを取ることも大切になってきます。

    こういったことが円滑にいくかいかないかも、日々のコミュニケーション次第です。ろくなコミュニケーションがないままに店の都合だけで言ったとしても、スタッフたちはいい顔をしないでしょう。
    日頃からスタッフたちと接していることで、初めて伝わることもあると思います。
    ある意味、人件費はカットしやすい部分でもあり、いちばん気を遣う部分でもあります。

    コストカットは経営に関わる部分でもあるので、人件費も含めて、抑えるところは抑えて、投資が必要なときにはしっかりと投資することが大切です。

  • ネイルサロン経営について2016.03.18

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイリストオーナーでもそうではないオーナーにしても、スタッフとの距離感について悩まれたことのある方は多いと思います。
    スタッフと上手くいかない、というのももちろんありますが、そうではなくて仲が良くなりすぎてしまった、という悩みも聞くことがあります。
    これは、本当に難しい問題だと思います。

    適度の距離感を保つことの大切さ

    「とにかくうちのサロンは仲がいいんです!」などといった話しを聞くこともありますが、本当の意味でのコミュニケーションが取れているわけではないことも多いようです。

    “オーナーとスタッフの仲が良い=良いこと”とは、必ずしも言えるわけではありません。

    それによってサロンのルールや仕組みが緩くなってしまうことがあるくらいならば、ある程度の距離感や緊張感はあった方がいいのは明らかです。
    よく、「うちの会社はアットホームな雰囲気で…」というセリフも聞きますが、これにしても、もし業務上のことで馴れ合いになってしまっているようでは、とても良いとは思えません。

    当たり前ですが、会社は仲良しクラブではありません。
    スタッフたちから良く思われたい、という気持ちもあって、いつの間にか知らず知らずのうちにスタッフの意見に合わせてしまっている場合もありますが、これではビジネスは上手くいきません。
    友人同士で会社を作ったり、上司と部下になったりしている会社もありますが、よほど気をつけていかないと、上手くいかない場合が多いです。これなどは典型だと思うのですが、友だち関係の感覚でビジネスをすることで甘えの部分が大きくなってしまうこともあるからです。

    同じように、スタッフとの距離があまりに近くなってしまえば、厳しいことも言えなくなってしまうでしょうし、ビジネスとして悪影響が出てきてしまいます。
    この責任はスタッフではなく、オーナーにあると思います。
    こうなってしまうと、それを修正するのはとても難しくなりますし、出来たとしてもその後の関係がギクシャクしてしまうこともあります。
    そうならないためにも、いくら距離を縮めたいからといって、多少大げさにいえば、不必要にスタッフたちにすり寄ったり媚びたりする必要はないのです。

    あくまでもオーナーはオーナーですし、スタッフはスタッフなのです。このスタンスは守らなければいけない部分です。

    オーナーとして信頼を得ること

    これはオーナーの方が偉いとか優位であるといったことではありません。
    あくまでも立場、役割りが違うという意味です。

    オーナーの中には、こんな風になりたいと思われるようなカリスマ性のある方もいれば、この人を支えていきたい、と思われるような方もいます。
    とにかくこの人の元で働いていれば大丈夫だろう、と思わせる力がある方もいるでしょう。
    ですが、これらのオーナーたちは特別にスタッフたちと“仲が良い”というわけではないと思います。

    サロンにオーナーがいるだけで緊張感がある、というのもある程度は必要かもしれません。だからといって、スタッフから敬遠されることにはならないでしょうし、日頃からコミュニケーションを取っていれば、自然と距離は縮まっていくはずです。
    スタッフたちが、“オーナーは自分たちのこともちゃんと考えてくれている”といった安心感、信頼感を感じられればいいのです。
    スタッフから信頼を得る、ということは仲が良いということとは意味合いが違います。

    また、こういうものは店の雰囲気にも影響を与えるものだと思いますし、それは来店して頂くお客様にも伝わっていきます。馴れ合いでダラダラではなく、きちっとした業務をしている上でのオーナーとスタッフたちの一体感であれば、いいと思います。

    スタッフとオーナーの関係に正解はないと思います。
    どんな形と決める必要はないですが、自分はどんなサロンのどんなオーナーになりたいのか? という軸をしっかりと持つことが大事だと思います。
    その上で、スタッフたちとのコミュニケーションを考えていきましょう。

  • ネイルサロン経営について2016.03.17

    こんにちは。

    仲村和也です。

    どのように経営を勉強すればいいのか解らない。何がわからないのかも解らなくて、漠然と心配だけがある…という方もいると思います。
    これに関しては、ある程度知識は必要だと思いますし、情報も沢山あったほうがいいでしょう。
    私は仕事上、多くの情報と知識が必要ですので、日々情報に時間とお金を投資していますし、沢山の方と会うようにしています。
    その上でとにかく言えることは、“経営者もネイリストも経験を積むしかない”ということです。

    経験に勝るものはない

    本やセミナーなどからの知識ももちろん大切ですが、それにも増していちばん大切なのは、実戦した経験です。
    ネイリストも、いくらチップに綺麗な最新のアートが描けたとしても、実際にお客様の爪に出来なければ何の意味もありません。
    もっと言えば、ネイリストは技術者であり接客業でもあります。
    お客様を目の前にして、もしかすると途中でその方からいろいろな要望をいわれながらも、臨機応変に対応して満足して頂けるネイルが出来るようにする。これは知識と技術だけで得られるものではありません。とにかく経験なのです。

    私は、夢や想いだけでビジネスが成功するとは、正直思っていません。
    もちろん、目的を達成するまでにはその夢や想いは必須であることは確かですが、それだけで楽しく、楽々とビジネスが出来るということはありません。
    ただ、どんな道であろうと、目的までのその過程を楽しんでいけるようであれば、それはとてもいいと思います。
    夢や想いは、実際の経営や業務に役立つものではなく、メンタル的な部分での支えとして大切なものだと思います。

    経営者になりたいのなら、サロンを持ちたいというのなら、目的までにひとつひとつ小さな目標を設定してクリアしていくことが大事です。
    もちろん、最初は自宅サロンからでもいいと思います。ただし、いつも言っていますが将来的に店舗にしたいのか? さらには店舗展開をしたいのかなどで動きは変わってきます。
    ここをハッキリさせることで、やらなければならないことも見えてくるものです。

    例えば店舗展開をしたい方は、やはり実際に店舗展開をしている人の話しを聞いてみる方がいいと思います。
    新人ネイリストが集まっているサロンで、新人同士で解らない技術についてあれこれ話しをしているのと、ベテランのネイリストに経験からのアドバイスをひとつ貰うのとでは、重みが違いますしその先に雲泥の差が生まれます。
    それと一緒で、ネイルサロンをやったことのない経営コンサルタントから生きた話しが聞けるかというと、そうではないはずです。それは、知識はあっても経験値がないからです。
    コンサルタント的知識とは別に、サロンをやっていた、もしくはやっている人から話しを聞くということは、とても重要なことなのです。

    日々積み重ねていく経験の大切さ

    “机上の空論”という言葉がありますが、どんなに立派な計画が立てられたとしても、知識だけの場合では実際に動いてみると脆くも崩れてしまうことも多々あると思います。

    すでにオーナーをやられている方は痛いほど感じていると思いますが、経営をしていると些細なことから大きなことまでと、本当に様々な無数のトラブルが発生します。
    この壁を乗り越えているのといないのとでは、大きな違いがあります。

    先ほど経験者の話しやアドバイスは重要といいましたが、十分に知識を得たと思うなら今度は自分が体験する番です。
    実際にサロンを始めてみると、知識通りにことが進んでいって「こういうことか」と納得することもあるでしょうし、想定外の出来事に出くわし、しかもそれが経験者からも聞いたことのない事態だったりすることもあるでしょう。
    これらに対して、これまで得た知識も総動員して苦労しながら自分自身で対応することで、経営者としての経験値が上がっていき、それがリアルで新しい知識として蓄えられていくのです。これらの経験があって初めて、成功への道が見えてくるものです。
    もしかすると、途中で挫折しそうな事態に陥るかもしれませんが、それを支えるのが、最初の方でお話しした夢や想いです。

    どんな人でも最初は未経験者です。苦労しないで成功するオーナーなどほぼいません。
    オーナーになると決めたならば、やみくもに不安になるよりもまずは動き始めて、1日1日小さなステップを踏んでいくことです。
    知識が足りないと思うのであれば、そのために何が出来るか? ということを確認していくといいでしょう。実際に動くことで、知らず知らずに知識が得られていることも多々あるものです。

    しっかりとしたビジョンを持って目標のために動いていけば、道は開けていくものだと思います。

  • ネイルサロン経営について2016.03.13

    こんにちは。

    仲村和也です。

    コンサルティングに関しては基本的に開業するまでが多いのですが、オープンしてからも、数に限りはありますが顧問で入らせて頂いているサロン様もあります。
    ここで私がやって貰うことは、数字を見られるようにすること、しっかりと把握できるようにすることです。
    経営の基本として数字が見られるようになることは必要です。これが出来るのと出来ないのとでは、経営者として差が出てくる部分でもあります。

    数字ときっちり向きあうこと

    現場に入ってアドバイザーのようなことは、私には出来ません。
    ですので、あくまでも経営面の数字に関しての仕組み作りについてアドバイスをさせて頂いています。
    これまでの経験から言うと、特に女性オーナーの方は数字が苦手という傾向が多いです。
    ですがポイントさえ理解して慣れてしまえば、そう難しいことではありません。

    始めから税理士などに任せてしまうという方法もありますし、実際にそうやっている方もいると思いますが、余計な経費がかかりますし、まずは自分で理解するという努力をしてみることが大事です。
    また、個人事業主の方の場合、2月から3月にかけて確定申告を行う必要がありますが、これも丸投げしてしまうよりはまず自分でやってみる方がいいと思います。
    現在ではインターネットを使って申告書を作って送ることも出来ますし、税務署に行けば申告書の作成コーナーもあります。
    時間がかかることではありますが、昨年の収支がどのような状態だったのかをきちんと把握するためにも、自分の目で確認するいい機会ではあります。
    そしてこの部分を理解しているのとしていないのとでは、後々大きく違ってくると思います。
    税理士に頼むとしても、自分が全く解らないからということではなく、ある程度は数字を理解している上でのほうが何かと便利なはずです。

    サロンの状態を数字から把握する

    いきなり全ての数字を、といっても無理がありますので、最初のうちは最低限のことから始めてみるといいでしょう。
    まず必ず把握するべきことは、日々の売り上げ・お客様の数・リピーター率・損益率などです。
    サロンの売り上げを把握していないオーナーはさすがにいないと思いますが、いくら売り上げが上がっていても、利益がないようであれば意味がありません。
    ですので、その売り上げの内訳を損益で出す必要があります。
    例えば、以下の4項目です。
    「固定費」…売り上げに関係なく必ずかかる経費で主にサロンの家賃など
    「人件費」…スタッフの給料や新人の育成費など
    「広告費」…集客のためにサロンを広告する費用
    「材料費」…ネイルをするための機器や材料の費用

    これらが売り上げに見合っているのかを確認して、無駄な経費は削っていくようにしなければなりません。
    特に「広告費」や「材料費」などは、定期的に見直すことでコストカットがしやすい部分です。
    「人件費」にしても、シフトの組み方を変えるだけでもかかる経費が変わってくることもあります。
    その時のサロンの状態からどこがどう損益なのかということは、数字をしっかりと掴んでいないと解らないことですし、細かい対処をすることで利益率を上げることも可能です。
    ちなみに、もしホットペッパービューティーを利用しているようであれば、サロンの状態が細かく解るサロンレポートも大いに参考になると思います。

    そして、私が顧問でいれば顧問料も発生してきます。
    私としては、私がいなくても大丈夫なようにポイントを掴んでアドバイスを行って、なるべく早く卒業してもらうことを目指しています。
    もちろん顧問でいることが嫌なわけではありませんが、必要なことを学んで頂いて、オーナーである以上スタッフのために少しでも利益率を上げていって欲しいからです。
    顧問料や税理士への依頼料などをなくすことで、その分をスタッフやサロンの業務に回すことができます。

    数字の把握がしっかりと出来れば、その後の店舗展開などの計画もスムーズに出来るようになります。
    数字は、時に残酷な事実を突きつけることもありますが、そういうときに敏速に対応するためにも経営状態をしっかりと掴んでおくことが重要なのです。
    苦手意識がある方もいると思いますが、経営者としてやっていく上では必ず必要なことです。
    難しい経営学が必要だとは思いませんが、ここだけは…というポイントは絶対に落としてはいけません。

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