知識集

ネイルサロン経営について
  • ネイルサロン経営について2016.03.24

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンに限らず、何かしらの商売を始めたり起業することを賭け事のように思う方もいるかもしれません。
    確かにそういう部分もあるかとは思いますが、ギャンブルのように一か八かの感覚で起業したとしても成功はまず望めないでしょう。
    中には、ただただ好きなことをやっていたら、いつの間にか有名になってお客様の予約が1ヵ月待ち状態に…というような方もいるかもしれません。これはこれで素晴らしいことですが、ほとんどあり得ないでしょうし、そんな簡単なことではありません。
    ネイルサロンのオーナーになるためには、それなりの覚悟としっかりとした準備が必要となるのです。

    データや知識を得て、行動を起こす

    私はサロン運営に関して、思いつきやひらめきで動いたことはありません。
    全てはマーケティングやこれまでのテータ、知識を得て、それを分析してから動いています。
    自分の中である程度、「これなら大丈夫」という確信を持ってから動くようにしないと、積極的に物ごとに取り組むことが難しくなってしまいます。
    それが伴った上で、さらに行動力や運も必要になってきます。

    ですので、コンサルティングでもオーナー様のビジョンをお聞きした上で、これまでのマーケティングや知識などをお伝えしています。
    そして、ビジョンに対しての考え方やそれに見合う資金力がないようであれば、私は考え直した方がいいのではないか? とお伝えしています。
    例えば莫大な資金があって、ネイルサロンでもやってみようかな? といったテンションであれば、開業コンサルティングとして入らせて頂きますが、夢を持って融資を受けてネイルサロンをやりたい、という方には必ずしもやりましょう、とは言えないわけです。

    コンサルティングに関しては、良くも悪くもその方の人生に関わってきますので、安易にやりましょう、行きましょうというやり方は当たり前ですがしていません。
    先に話ししたように資金に余裕があって、副業などでサロンを考えているのであれば話は変わってきますが、開業するサロンに全てを注いでいるような方には、慎重に慎重を重ねてあらゆる角度からの分析をした上ではないと、とてもGOサインは出せないのです。
    ひと言でいってしまうと、要はサロンを開業するのに、その方の機が熟しているかいないか、ということです。
    もし状況が整っていないようであれば、先送りして再考する、サロン開業に向かってやらなければならないことをやっていく、というのも経営戦略のひとつといえるでしょう。
    何も焦る必要はないのです。全てが完璧だと思って始めても失敗する事もある、それが経営というものです。

    自分がリーダーシップを取るという自覚

    サロン経営に関しては、当然のことながら私自身もビジョンを叶えるためにも利益が必要です。
    それだけではなく、利益を出さなければスタッフも幸せにはなれません。
    だからこそ、サロン経営の仕組みやマニュアルを徹底しているのです。そして常にどうすればもっと良くなるか、というようにその先のことも考えています。

    もちろんコンサルティングに入れば、そういう部分もお教えしてはいきますが、コンサルティングをつけたから大丈夫…といったスタンスの方だと成功は難しいでしょう。
    あくまでもオーナーとして自分がリーダーシップを取っていく、という心構えと行動力が大切です。
    全てをコンサルタントに任せて、ただコンサルタントの言うことだけをやるような受け身の姿勢では、とてもその先やっていけないでしょう。
    解らないことは貪欲に吸収して、時には自分の考えをぶつけてみる。自分のビジョンに向かって率先して動き、それが間違っていればそうアドバイスもします。そのためにもコンサルタントはいるのです。
    コンサルティングは、成功を保証するものではありません。オーナーの方が成功するように解決策を提示して、その発展を助けるものです。サロンが成功するか失敗するかは、全てがオーナーである自分の責任となります。まずはこの気構えを持つことが重要なのです。

    私にしても、コンサルティングを決めたのであれば全力で力になりたいですし、ご相談頂くことは光栄に思っています。
    ご縁があって、色々なオーナー様やオーナーになりたいという方々と出会えることに、感謝しています。今後も皆様の経営の助けになれれば、幸いです。

  • ネイルサロン経営について2016.03.20

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンをオープンして、半年たっても赤字な場合、これは必ず何かしらの問題があることは間違いないでしょう。
    この問題に対してきっちりと向き合わない限り、赤字をなくすことは出来ないでしょう。最初から赤字なしでの経営ができるわけではありませんが、まずは半年をポイントにしてお店の状況を見直してみることも大切だと思います。
    今回は、サロンの赤字についてのお話をしていきます。

    赤字の理由と意味を考えてみる

    今は昔ほどその傾向はないかもしれませんが、銀座店がある、表参道店がある、といったことで、宣伝効果やお客様の安心感に繋がったりするステイタスをつける経営戦略もあります。
    これを考えて、例えばサロンが数店舗あってそのうちの1店舗などをブランディングのために一等地に出し、そこが赤字だったとしても他の店舗でそれを埋められるのであれば、これはありだと思います。

    他にも新人を教育するために店舗を出す、ということもあります。この場合には、新人ネイリストたちの経験の場としてのサロンということで、値段を下げたりしてお客様の関心を引くなどの方法が必要になってくるでしょう。
    もちろん、最初から新人育成のための投資と考えてそれ専門の店舗を出すというのもありですが、他の店舗数が多くて、余裕がないと厳しいかもしれません。

    これらのように、基本的にその赤字に理由や明確な意味があり、トータル的にみれば利益が上がっているなら本題はありません。
    また、経営全体を見た上で、将来のことを考えた投資的赤字だというのであればいいでしょう。
    ちなみにマイネイルではオープンして3ヵ月でトントン、4ヵ月目からは利益が上がるようにもっていっています。
    なぜこうハッキリと言い切れるかというと、そのように仕組みを作ったからです。
    以前にもお話ししましたが、利益がグッと落ち込む時期、というのももちろんあります。
    この場合にはその時期を見越した経営方針というものを立てれば済むことですが、そうではなくただの赤字であるなら、致命的な立地条件などでない限りは大きくいってしまえば仕組み作りが出来ていない、これだけだと思います。

    厳しい状態を乗り越えて出来上がるサロンの仕組み

    サロンの仕組み作りというものは、一朝一夕に出来るものではありませんし、私もこれまでに沢山苦戦してきました。
    ですが、この仕組みが出来てしまえば店舗を増やすこともリアルに見えてきます。
    問題はそこに辿り着くまでをどう乗り越えていくか、だと思います。

    赤字の場合、資金的にはもちろんですし、メンタル的にも余裕がなくなってきてしまいます。
    人間は追い込まれてしまうと、冷静な判断が出来なくなることも多いです。
    赤字になるということはどこかに原因があるのですが、そこには思考がいかずに、資金をどうするか、という方向に偏ってしまう場合も少なくありません。
    それで例え資金のメドが付いたとしても、その資金を再度つぎ込んだとしても、そうなった原因が解らないのですから、また赤字になってしまいます。この悪循環で結局サロンを閉めることになる、というパターンもあります。

    もちろん資金も大事ですが、まずはどうして赤字なのか? ということを徹底して検証することが重要です。
    お客様が入らない、リピーターが増えないというなら、サロンのある立地に対してニーズに答えているのか? 自分の店独自の売りはしっかりとあるのか? そこそこ利益を上げているのに黒字にならないなら価格設定に問題はないのか? 機材の仕入れに無駄がないのか? さらに言えば、スタッフの人数や技術力なども考えていく必要があります。

    これらのことを検証して修正していくことで、赤字にならない仕組みというものが作られていくのです。
    とても大変なことではありますが、この初歩作業なくしては成功は難しいので、ひとつひとつを確実にやっていくことが重要なのです。

  • ネイルサロン経営について2016.03.18

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイリストオーナーでもそうではないオーナーにしても、スタッフとの距離感について悩まれたことのある方は多いと思います。
    スタッフと上手くいかない、というのももちろんありますが、そうではなくて仲が良くなりすぎてしまった、という悩みも聞くことがあります。
    これは、本当に難しい問題だと思います。

    適度の距離感を保つことの大切さ

    「とにかくうちのサロンは仲がいいんです!」などといった話しを聞くこともありますが、本当の意味でのコミュニケーションが取れているわけではないことも多いようです。

    “オーナーとスタッフの仲が良い=良いこと”とは、必ずしも言えるわけではありません。

    それによってサロンのルールや仕組みが緩くなってしまうことがあるくらいならば、ある程度の距離感や緊張感はあった方がいいのは明らかです。
    よく、「うちの会社はアットホームな雰囲気で…」というセリフも聞きますが、これにしても、もし業務上のことで馴れ合いになってしまっているようでは、とても良いとは思えません。

    当たり前ですが、会社は仲良しクラブではありません。
    スタッフたちから良く思われたい、という気持ちもあって、いつの間にか知らず知らずのうちにスタッフの意見に合わせてしまっている場合もありますが、これではビジネスは上手くいきません。
    友人同士で会社を作ったり、上司と部下になったりしている会社もありますが、よほど気をつけていかないと、上手くいかない場合が多いです。これなどは典型だと思うのですが、友だち関係の感覚でビジネスをすることで甘えの部分が大きくなってしまうこともあるからです。

    同じように、スタッフとの距離があまりに近くなってしまえば、厳しいことも言えなくなってしまうでしょうし、ビジネスとして悪影響が出てきてしまいます。
    この責任はスタッフではなく、オーナーにあると思います。
    こうなってしまうと、それを修正するのはとても難しくなりますし、出来たとしてもその後の関係がギクシャクしてしまうこともあります。
    そうならないためにも、いくら距離を縮めたいからといって、多少大げさにいえば、不必要にスタッフたちにすり寄ったり媚びたりする必要はないのです。

    あくまでもオーナーはオーナーですし、スタッフはスタッフなのです。このスタンスは守らなければいけない部分です。

    オーナーとして信頼を得ること

    これはオーナーの方が偉いとか優位であるといったことではありません。
    あくまでも立場、役割りが違うという意味です。

    オーナーの中には、こんな風になりたいと思われるようなカリスマ性のある方もいれば、この人を支えていきたい、と思われるような方もいます。
    とにかくこの人の元で働いていれば大丈夫だろう、と思わせる力がある方もいるでしょう。
    ですが、これらのオーナーたちは特別にスタッフたちと“仲が良い”というわけではないと思います。

    サロンにオーナーがいるだけで緊張感がある、というのもある程度は必要かもしれません。だからといって、スタッフから敬遠されることにはならないでしょうし、日頃からコミュニケーションを取っていれば、自然と距離は縮まっていくはずです。
    スタッフたちが、“オーナーは自分たちのこともちゃんと考えてくれている”といった安心感、信頼感を感じられればいいのです。
    スタッフから信頼を得る、ということは仲が良いということとは意味合いが違います。

    また、こういうものは店の雰囲気にも影響を与えるものだと思いますし、それは来店して頂くお客様にも伝わっていきます。馴れ合いでダラダラではなく、きちっとした業務をしている上でのオーナーとスタッフたちの一体感であれば、いいと思います。

    スタッフとオーナーの関係に正解はないと思います。
    どんな形と決める必要はないですが、自分はどんなサロンのどんなオーナーになりたいのか? という軸をしっかりと持つことが大事だと思います。
    その上で、スタッフたちとのコミュニケーションを考えていきましょう。

  • ネイルサロン経営について2016.03.17

    こんにちは。

    仲村和也です。

    どのように経営を勉強すればいいのか解らない。何がわからないのかも解らなくて、漠然と心配だけがある…という方もいると思います。
    これに関しては、ある程度知識は必要だと思いますし、情報も沢山あったほうがいいでしょう。
    私は仕事上、多くの情報と知識が必要ですので、日々情報に時間とお金を投資していますし、沢山の方と会うようにしています。
    その上でとにかく言えることは、“経営者もネイリストも経験を積むしかない”ということです。

    経験に勝るものはない

    本やセミナーなどからの知識ももちろん大切ですが、それにも増していちばん大切なのは、実戦した経験です。
    ネイリストも、いくらチップに綺麗な最新のアートが描けたとしても、実際にお客様の爪に出来なければ何の意味もありません。
    もっと言えば、ネイリストは技術者であり接客業でもあります。
    お客様を目の前にして、もしかすると途中でその方からいろいろな要望をいわれながらも、臨機応変に対応して満足して頂けるネイルが出来るようにする。これは知識と技術だけで得られるものではありません。とにかく経験なのです。

    私は、夢や想いだけでビジネスが成功するとは、正直思っていません。
    もちろん、目的を達成するまでにはその夢や想いは必須であることは確かですが、それだけで楽しく、楽々とビジネスが出来るということはありません。
    ただ、どんな道であろうと、目的までのその過程を楽しんでいけるようであれば、それはとてもいいと思います。
    夢や想いは、実際の経営や業務に役立つものではなく、メンタル的な部分での支えとして大切なものだと思います。

    経営者になりたいのなら、サロンを持ちたいというのなら、目的までにひとつひとつ小さな目標を設定してクリアしていくことが大事です。
    もちろん、最初は自宅サロンからでもいいと思います。ただし、いつも言っていますが将来的に店舗にしたいのか? さらには店舗展開をしたいのかなどで動きは変わってきます。
    ここをハッキリさせることで、やらなければならないことも見えてくるものです。

    例えば店舗展開をしたい方は、やはり実際に店舗展開をしている人の話しを聞いてみる方がいいと思います。
    新人ネイリストが集まっているサロンで、新人同士で解らない技術についてあれこれ話しをしているのと、ベテランのネイリストに経験からのアドバイスをひとつ貰うのとでは、重みが違いますしその先に雲泥の差が生まれます。
    それと一緒で、ネイルサロンをやったことのない経営コンサルタントから生きた話しが聞けるかというと、そうではないはずです。それは、知識はあっても経験値がないからです。
    コンサルタント的知識とは別に、サロンをやっていた、もしくはやっている人から話しを聞くということは、とても重要なことなのです。

    日々積み重ねていく経験の大切さ

    “机上の空論”という言葉がありますが、どんなに立派な計画が立てられたとしても、知識だけの場合では実際に動いてみると脆くも崩れてしまうことも多々あると思います。

    すでにオーナーをやられている方は痛いほど感じていると思いますが、経営をしていると些細なことから大きなことまでと、本当に様々な無数のトラブルが発生します。
    この壁を乗り越えているのといないのとでは、大きな違いがあります。

    先ほど経験者の話しやアドバイスは重要といいましたが、十分に知識を得たと思うなら今度は自分が体験する番です。
    実際にサロンを始めてみると、知識通りにことが進んでいって「こういうことか」と納得することもあるでしょうし、想定外の出来事に出くわし、しかもそれが経験者からも聞いたことのない事態だったりすることもあるでしょう。
    これらに対して、これまで得た知識も総動員して苦労しながら自分自身で対応することで、経営者としての経験値が上がっていき、それがリアルで新しい知識として蓄えられていくのです。これらの経験があって初めて、成功への道が見えてくるものです。
    もしかすると、途中で挫折しそうな事態に陥るかもしれませんが、それを支えるのが、最初の方でお話しした夢や想いです。

    どんな人でも最初は未経験者です。苦労しないで成功するオーナーなどほぼいません。
    オーナーになると決めたならば、やみくもに不安になるよりもまずは動き始めて、1日1日小さなステップを踏んでいくことです。
    知識が足りないと思うのであれば、そのために何が出来るか? ということを確認していくといいでしょう。実際に動くことで、知らず知らずに知識が得られていることも多々あるものです。

    しっかりとしたビジョンを持って目標のために動いていけば、道は開けていくものだと思います。

  • ネイルサロン経営について2016.03.13

    こんにちは。

    仲村和也です。

    コンサルティングに関しては基本的に開業するまでが多いのですが、オープンしてからも、数に限りはありますが顧問で入らせて頂いているサロン様もあります。
    ここで私がやって貰うことは、数字を見られるようにすること、しっかりと把握できるようにすることです。
    経営の基本として数字が見られるようになることは必要です。これが出来るのと出来ないのとでは、経営者として差が出てくる部分でもあります。

    数字ときっちり向きあうこと

    現場に入ってアドバイザーのようなことは、私には出来ません。
    ですので、あくまでも経営面の数字に関しての仕組み作りについてアドバイスをさせて頂いています。
    これまでの経験から言うと、特に女性オーナーの方は数字が苦手という傾向が多いです。
    ですがポイントさえ理解して慣れてしまえば、そう難しいことではありません。

    始めから税理士などに任せてしまうという方法もありますし、実際にそうやっている方もいると思いますが、余計な経費がかかりますし、まずは自分で理解するという努力をしてみることが大事です。
    また、個人事業主の方の場合、2月から3月にかけて確定申告を行う必要がありますが、これも丸投げしてしまうよりはまず自分でやってみる方がいいと思います。
    現在ではインターネットを使って申告書を作って送ることも出来ますし、税務署に行けば申告書の作成コーナーもあります。
    時間がかかることではありますが、昨年の収支がどのような状態だったのかをきちんと把握するためにも、自分の目で確認するいい機会ではあります。
    そしてこの部分を理解しているのとしていないのとでは、後々大きく違ってくると思います。
    税理士に頼むとしても、自分が全く解らないからということではなく、ある程度は数字を理解している上でのほうが何かと便利なはずです。

    サロンの状態を数字から把握する

    いきなり全ての数字を、といっても無理がありますので、最初のうちは最低限のことから始めてみるといいでしょう。
    まず必ず把握するべきことは、日々の売り上げ・お客様の数・リピーター率・損益率などです。
    サロンの売り上げを把握していないオーナーはさすがにいないと思いますが、いくら売り上げが上がっていても、利益がないようであれば意味がありません。
    ですので、その売り上げの内訳を損益で出す必要があります。
    例えば、以下の4項目です。
    「固定費」…売り上げに関係なく必ずかかる経費で主にサロンの家賃など
    「人件費」…スタッフの給料や新人の育成費など
    「広告費」…集客のためにサロンを広告する費用
    「材料費」…ネイルをするための機器や材料の費用

    これらが売り上げに見合っているのかを確認して、無駄な経費は削っていくようにしなければなりません。
    特に「広告費」や「材料費」などは、定期的に見直すことでコストカットがしやすい部分です。
    「人件費」にしても、シフトの組み方を変えるだけでもかかる経費が変わってくることもあります。
    その時のサロンの状態からどこがどう損益なのかということは、数字をしっかりと掴んでいないと解らないことですし、細かい対処をすることで利益率を上げることも可能です。
    ちなみに、もしホットペッパービューティーを利用しているようであれば、サロンの状態が細かく解るサロンレポートも大いに参考になると思います。

    そして、私が顧問でいれば顧問料も発生してきます。
    私としては、私がいなくても大丈夫なようにポイントを掴んでアドバイスを行って、なるべく早く卒業してもらうことを目指しています。
    もちろん顧問でいることが嫌なわけではありませんが、必要なことを学んで頂いて、オーナーである以上スタッフのために少しでも利益率を上げていって欲しいからです。
    顧問料や税理士への依頼料などをなくすことで、その分をスタッフやサロンの業務に回すことができます。

    数字の把握がしっかりと出来れば、その後の店舗展開などの計画もスムーズに出来るようになります。
    数字は、時に残酷な事実を突きつけることもありますが、そういうときに敏速に対応するためにも経営状態をしっかりと掴んでおくことが重要なのです。
    苦手意識がある方もいると思いますが、経営者としてやっていく上では必ず必要なことです。
    難しい経営学が必要だとは思いませんが、ここだけは…というポイントは絶対に落としてはいけません。

  • ネイルサロン経営について2016.03.08

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンの経営をしていくのであれば、最近の主流は小規模での店舗展開でしょう。
    この小規模での展開、例えばスタッフが4、5人の規模などでもそうですが、サロンの場所によって戦略を変えていくことが必要となってくるのです。
    どんな場所でも同じようなやり方をしているようでは、お客様を掴むことは出来ないのです。

    場所によって集客の方法を考える

    私のセミナーなどでも話すことがありますが、今、マイサロンでは池袋と錦糸町で同じ人数売り上げがありますが、そうなるまでの戦略が違いました。
    この2ヵ所では、集まってくる人の数やお客様層などが異なってきます。ですので、当然それぞれによって集客のための方法を変えなければなりません。

    例えば商圏的に池袋や銀座などでは、ホットペッパービューティーやその他の媒体で高い宣伝費をかければ、集客はそう難しいことではありません。
    この場合には、後は集客をしたときのスタッフの数を考えることが必要です。
    せっかく費用をかけて集客できたのにもかかわらず、スタッフが足りなくて対応できない、なんてことにならにように、最低でも4、5人のネイリストがいないと厳しいですし、現場マネージメントも必須となってきます。

    その一方で、錦糸町やマイサロンが昨年出店した柏などでは、元々の商圏人口が少ないためにホットペッパーなどでの集客ではいきなり限界が来てしまいます。
    ですので、錦糸町と柏の場合には最初にスタッフ2人でスタートして、まずはそこから利益よりは土台を作ってリピーター様を増やすようにしました。
    あえて言うならば、地域密着型という感じで一度来て頂いたお客様にまたご来店して頂けるようなサービスも重点的に考えるということです。
    もちろん、どんな地域でもリピーター様は大切ではありますが、やはり場所によってはこの辺を考慮しなければ集客に繋がっていかないと思います。
    簡単に言えば、大勢の人数が集まる大規模商圏では広告を使ってガンガンと集客を狙い、そうではない商圏ではこつこつとリピーターを狙った戦略にしたという訳です。

    自分のサロンの特徴によっても変わってくる戦略

    ここではマイネイルではリピーター戦略を使った形ですが、時短で格安なネイルサロンという場合にはまた戦略が違ってきます。
    まずは予約が空いてしまわないように最小限のスタッフ人数で形を作り、年間のスケジュール(繁忙期)に合わせてネイリストの人数を増やしていきます。
    これで時間をかけて、ジワジワとお客様の数が増えていきました。
    もちろん、最初のうちは利益はないわけですが、リスクを最小限に抑えることは可能です。

    このように、今現在スタッフの数が同じでも、地域によって戦略はそれぞれ変わってきますし、それによってスタッフの数を変動させることもあるというわけです。
    もちろん、リスクを取って錦糸町クラスで一気に集客出来ることもありますが、その際には宣伝の打ち出し方を考える必要はあります。
    要は、商圏によってはスタッフの人数、宣伝の仕方、集客までのリスクを最小にするための戦略などが様々に異なってくる、ということです。

    またそれ以外にも、ネイルサロンを出そうと思っている地域に集まる客層を考えて、提供するサービス内容を考えていかなければなりません。
    集客率の高い地域になればなるほど、ライバル店も多くなるはずなので、自分のサロン独自の強み、というものも必要になってくるでしょう。

    商売というものは生ものだと思いますし、街にしても常に変化しているのです。
    常にアンテナを張ってその変化を察知し、お客様のニーズに応えられるようにサロンも変わっていかなければ、生き残ることは出来ないでしょう。
    とても大変なことだとは思いますが、その中でいかにリスクを減らして戦略を考えていくかが重要なのです。

  • ネイルサロン経営について2016.03.06

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンが増えているのと同時に、ネイル用品やセルフネイルキットなどの新商品が登場して、どんどんと増えていっています。最近ではその性能も上がっているので、利用している人も多くなってきているでしょう。
    そして、「10年以内になくなる職業」というランキングには、ネイリストは必ずランクインをしています。
    ですが、私個人としてはネイリストという職業はなくならないと思っています。

    サロンがネイル以外に提供しているもの

    どんなにセルフで簡単にネイルが出来るようになったとしても、どんな精密なネイルマシーンが登場したとしても、やはり“ネイリスト&お客様”の共同作業で作り上げるネイルは全く別ものだと思います。
    これはそれぞれのサロンのコンセプトによって違うと思いますし、お客様一人ひとりの価値観によって異なるとは思いますが、ネイルをする価格にはネイリストとの会話やその空間への代金も含まれています。
    これらは、やはり機械やセルフではカバーすることは出来ません。

    時代はもの凄いスピード動いていますし刻一刻と変化していますが、変わらないものもちゃんとあります。
    その中でも、人間が職人として作り上げるものというのは、全くなくなることはないと思います。機械で時間をかけずに精密に作り上げられるものも沢山ありますが、それらはみんな同じで判で押したような完成度です。もちろん、これはこれで素晴らしい進歩であるとは思いますが、果たしてこれだけで満足できるものでしょうか?

    ネイルも同じだと思うのですが、人間が手をかけることで、そのひとつひとつは全部違う完成度になります。
    完璧なものではないかもしれませんが、そこには生身の人間の温かみ、というものが確かに感じられるはずです。さらにいえば、それは世界にひとつしかないものとなります。

    そして接客業としての側面から考えると、サロンという特別な空間の中での、ネイリストとお客様とのコミュニケーションが挙げられます。
    サロンでしか味わえないものとして他愛ないおしゃべりもあるでしょうし、ネイルに対する要望などを直接やり取りしながら作っていくコミュニケーションでの楽しさがあるはずです。
    これを考えると、お客様がやっぱりネイルサロンに行った方がいい、楽しいと思うようなサロンの雰囲気作りやネイリストの育成が、今まで以上に大切になってくるのです。

    ブレないビジョンが、時代を乗り越えていく

    他にも、映画館などを考えればよく解ると思います。自宅で手軽にDVDで楽しむのももちろんありですが、やはり映画館のあの独特の雰囲気の空間と、大勢の人と共に大きなスクリーンで作品を楽しむ、という付加価値があるわけです。
    最近では観客動員数も減る一方ではありますが、大音響と3Dに加えて座席が動くなどの新しい付加価値を加えて、映画館でしか味わうことの出来ない魅力で生き残ろうとしています。
    そこには、映画を思いっきり楽しんで貰いたい、というしっかりとした目的があるのです。

    ネイルサロンの経営も難しい時代になっているようにも見えますが、ホットペッパービューティーなどの広告媒体をきちんと使いこなして、しっかりとした戦略を練ればまだまだいけるはずです。
    必要なのは、確固たる自分のビジョンだと思います。
    ネイルに携われればいいのであれば、個人で自宅サロンというのももちろんありでしょうし、ビジネスとして展開して豊かになりたいのであればその方法もまた変わってきます。
    要は、自分がどうありたいか? どうしていきたいのか? ということがとても重要になってくるということです。

    たとえ時代が変わっても、基盤さえあれば次の展開にはいくらでも方向転換はできます。
    常に自分の目的、目標はどこにあるのかということを、自分自身がまずしっかりと持つことが大切です。
    そして、今現在ネイルサロンで行っていること以外で、これからお客様に対して何が出来るのか? ということを考えていくことも必要になってくるでしょう。

  • オーナーについてネイルサロンコンサルについてネイルサロン経営について2016.02.24

    こんにちは。

    アドバイザーの後藤です!

    今回は、アドバイザーについてご説明をしたいと思います♪
    「自分のブレーンとなって苦手な分野をサポートしてくれる人はいないかな?」
    「サロンをもっと繁盛させたいけど、何をすればいいの?」
    「“オーナー”という立場を理解してくれて、何でも気軽に相談できるパートナーが欲しい」
    でも、会社のように毎日出勤して貰う必要はないし、そこまで毎日お願いするほどの仕事量じゃないし…。

    アドバイザーとは、こういう方にピッタリなんです♡

    立場で異なる、その存在意義

    オーナー様ご自身の事業を発展させて、成功に導くために現場に特化したお手伝いをさせて頂きます。
    現場は気になるけど、時間がなくてとても行ってられない、ということも多々あると思います。そんな時に、現場のすべてを監督して業務がスムーズに行えるようにする、もちろんオーナー様へは逐次報告をしてその現状をお知らせするのも私たちの仕事です。
    また、男性のオーナー様の場合だと、現場には入らない方もいらっしゃいますし、ネイルについての知識がない方もいらっしゃると思います。
    そういう状況の時には、私のような女性のアドバイザーがオーナー様に代わってサロンの現場をしっかりと見守らせて頂きます。

    でも、その分経費がかかるし…と思っている方!
    そうではなく、アドバイザー業務委託という形で契約することによって、そのポジションで新たに社員を雇用する必要はなくなるので余計なコストと手間を省くことが出来るのです。

    経営者と従業員(技術者)では、求められる能力や働き方、考え方がまったく違います。
    従業員は“作業をする”ですが、
    経営者は“仕事を生み出す”です。
    予約管理や受付業務をはじめ、ネイル施術、チップ制作など、毎日する仕事があるからこそ、スタッフに毎月お給料が入ります。
    当たり前のことですが、その仕事を生み出すオーナー様がいてこその仕事です。

    そしてその仕事を従業員は“自分が”動きますが、経営者であるオーナー様は“人を”動かしていく。
    そして、そして!
    従業員には労働時間がありますが、経営者には労働時間という概念がありません。
    休日があったとしても、食事やお風呂に入っているときなど何をしていても、頭の中はきっと仕事に関することを何かしら考えていると思います。
    サロンが上手くいっていないときはその打開策を練る必要がありますし、順調なときにでもさらなる次の展開を考えなければなりません。
    極端に言って、オーナー様には心から休息するヒマはないのかもしれませんね^^;

    的確なアドバイスによるサポート

    あれもしなきゃ! これもしなきゃ!
    と考える方もいますし、何をすればいいのか解らないと思っている方もいます。

    あれもこれも、と考えているオーナー様には業務が効率よく進むように苦手な分野をサポート。
    何をしていいのか解らないというオーナー様には、何をするべきかの的確なアドバイスからそれを実行するためのサポート。
    経営者はよく孤独だといいますが、オーナー様の立場や考え方を理解して、パートナーとして精神面からもサポート致します♪

    これらの様々なサポートをする前提として、まずはオーナー様のビジョンをお聞きしますし、ビジョンを達成するための目標や実際の経営の仕方なども一緒に考えていきます。
    経営方針などにしても、自分の経験などを踏まえた上で、より良い方法をアドバイスさせて頂くつもりです。

    そしてもうひとつ、オーナー様と現場スタッフたちとの橋渡し役となることもあります。業務的なことはもちろんですが、時にはスタッフたちの仕事に対する、サロンに対する考えを知ることも大切になってきます。
    オーナー様の立場となって動くのはもちろんですが、スタッフたちの立場に立ったサポートも必要な場合があります。
    サロン内のすべての業務を円滑に行うためには、オーナー様とスタッフたち、スタッフ同士の人間関係も重要なことです。そういう部分も含めて、出来るだけ力になりたいと考えています。

    現場から経営の方法まで、オーナー様の右腕となってあらゆるサポートをするのが、アドバイザーとしての仕事なのです。
    “アドバイザーがいて良かった”
    顧問先のオーナー様にそう思って頂けるように、全力でサポートをさせて頂きたいと思っています!

  • ネイルサロン経営について2016.02.21

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンなどのコンサルティングに入らせて頂いていると、自信をなくしてしまっているオーナー様を多く見かけます。
    売り上げが思うように伸びない…サロンの経営が思い通りにいかない…などももちろんその理由にはあると思いますが、そんな中でも“ネイリストに支配されてしまっている”という場合がいちばん多いのです。

    自信のなさをスタッフに見せない

    サロンをやっていれば、スタッフたちが勝手にあれこれやってしまったり、オーナーのいうことを聞かなかったりと、色々あると思います。
    気持ちは解りますが、立て直すことはいくらでもできるので心配はいりません。
    そう簡単にはいかないという声が沢山聞こえてきそうですね。もちろん、簡単ではありませんが、変えることは可能なので大丈夫です。

    ただ気をつけて欲しいのは、自分の自信のなさをスタッフに見せてしまうことです。
    スタッフとのコミュニケーションが上手く取れている場合には、たまにはそんな時があっても逆に人間味が伝わっていいかもしれませんが、そうではない場合は、経験上あまりいいことはないです。
    簡単に言ってしまえば、ますますスタッフに支配されるようになって終わりです。
    スタッフの言い分ももちろん沢山あると思いますが、オーナーになったのであれば、基本的にリーダーシップを取らなければなりません。

    ある程度の経験を積んでいるオーナーであればいいのですが、特に初めてオーナーになった方などは解らないことも多いでしょうし、弱気になってしまうこともあります。
    サロンに経験者がいると、そのスタッフの言うことを1から10まですべて無条件で聞いてしまうかもしれません。その方が楽でもあります。
    ですが、これが当たり前になってしまうと、“うちのオーナーは何も解らないし、こっちの言うことは全て通る”と思われてしまいます。
    これではダメです。

    「スタッフたちの意見を聞く」のと、「スタッフたちの言いなりになる」のとでは全く違います。
    支配されてしまったのであれば、その責任はオーナーである自分自身にあるのは事実です。

    ですが、では誰のネイルサロンかといえば、オーナーのサロンなのです。
    誤解を招いてしまうかもしれませんが、極論を言ってしまえば、“お給料をきちんと支払う”ということが出来ていれば、オーナーはそれでもいいのです。
    こんなことを言ってしまうと、私がいつも話ししているブログの意味がなくなってしまいますが、極端に言えばそうなのです。

    行動を起してオーナーになったという自信を持つ

    あなたを悩ませているネイリストが、あなたの代わりが出来るでしょうか?
    きっと出来ないでしょう。
    好き勝手にやっているスタッフがいたとして、その人がそのように振る舞いながら給料をちゃんと貰えているのは、誰のおかげでしょうか?

    ネイルサロンを経営している方は沢山います。ですが、ネイルサロンを経営したいと思っている方はもっと沢山いるのです。
    ネイルサロンだけに限らず起業したいと思っている方も考えると、さらに沢山の方たちがいますが、大半の人たちが一歩を踏み出せずに実現できないでいるのです。
    その中で、実際に行動に移すのは一握りの方たちだけです。
    そんな一握りの、行動を起してサロンを立ち上げたオーナーが自信をなくす必要は全くないのです。

    もし、自信をなくしそうになったら、サロンを立ち上げた時のことを思い返してみて下さい。どれだけの苦労やリスクを背負って、悩みながらも自分で決断してここまでこぎ着けたのか? ということです。

    誰だって失敗はしますし、当たり前のことですが反省も改善も必要です。
    ですが、しかるべき行動をしてサロンを持ったことに自信を持って下さい。
    スタッフたちは、ベテランであろうと何であろうと、そんなあなたのサロンに集った、あなたが雇用した人たちなのです。
    関係性が上とか下とか、そういう問題ではなく立場が違うのです。
    オーナーであるあなたがリーダーシップを取らないで、誰が取るのでしょうか?

    スタッフたちの意見や要望を聞くことはもちろん大切なことですが、ではそれに対してどう対応していくのか? 経営者としての判断で、ダメなときにははっきりとそう伝える姿勢が大切です。なあなあにしたり気弱な態度でははく、時には毅然とした態度を取ることも必要です。

    あまりいい言い方ではないかもしれませんが、スタッフに舐められるようではいけません。
    まずは、自信を持ってスタッフに自分のビジョンを伝えて下さい。
    そしてそのビジョンに向かって頑張っていくのだ、という姿勢をスタッフに見せるのです。
    それでも改善されないのであれば、また次の方法を考えていくのがオーナーであり経営者です。

    視野が狭くなってはいないのか? 出来るのにやっていないことはないのか?
    ここをしっかりと見つめ直してみて下さい。
    そして、改善の方法は必ずある、ということを忘れないで下さい。

  • ネイルサロン経営について2016.02.20

    こんにちは。

    仲村和也です。

    “理由を考えること”“分析すること”は、オーナーとして経営をしていくには必要なことです。
    上手くいかないときも上手くいっているときでも、常に先を見て考える。
    これをすることが大切です。

    しっかりとデータを取って分析する

    新しいキャンペーンをうったものの集客に繋がらなかった場合など、それはなぜなのか、どこが悪かったのかを考える必要があります。
    今回効果がなかったから、これはもうやるのはやめよう…などの短絡的な考えでは、せっかくキャンペーンをうった意味が全くなくなってしまいます。

    効果がなかったのであればそれはどうしてなのか?
    その理由は色々と考えられるはずです。
    お客様のニーズに合っていなかったのか? 地域的なことなのか? 技術的に問題があったのか? 価格的なこともあるかもしれませんし、もしかするとキャンペーンの内容以前で何か問題があったのか…。

    効果がなかったのであれば、なぜなかったのかのデータをあらゆる角度からしっかりと取ることです。
    こうしていくことで、キャンペーンをうったという行為や投資は、たとえ失敗に終わったとしても意味のあるものに変わってきます。
    その分析を基にして、ダメだった内容と同じことをしなければいいですし、ちょっと変更を加えるだけでいけるかもしれません。
    さらに、時期を変えることで逆に今なら効果があるかもしれない、などの対応も出来るようになります。

    キャンペーンだけに限らず、やることの全てが成功することはあり得ないことですし、失敗から学べることは沢山あるものです。
    ただダメだった、だけではあまりに勿体なさ過ぎます。
    どんな業界の経営者にしても、成功は数多くの失敗の上に成り立っているものです。
    要は、その失敗を決して無駄にしないで次に活かせるようにしていくことです。

    上手くいったときにも理由を考えることが大切

    この理由を考えることについては、ダメだったときと同じように良かったときにも考えることが大切です。
    上手くいったときというのは考えなくなりがちですが、これにも必ず理由があるはずなのです。
    1度上手くいったからといって、次も同じことをやって同じ結果が得られるとは限りません。
    良かった理由を分析して、さらにそこからどう展開していくのかを考えてみましょう。

    また、自分のネイルサロンのことだけではなく、他のサロンにしてもなぜあのサロンは人気店なのか? など色々なことに対して考えていけるといいと思います。
    技術的なことや接客接遇、サービス、好評そうなキャンペーンなど、人気サロンを見て考えておきたい部分も沢山あります。
    これらの情報を集めるのは大変なことだとは思うのですが、サロン業界内の知り合いと情報交換をしたり、スタッフにお客様として来店して貰い体験させるのも方法のひとつだと思います。
    そしてこれらの情報を分析して出来そうなものを真似してみる、というのもいいでしょう。ただし、そっくりそのままというわけではなく、内容的にアレンジをするようにして自分のサロンならではのものにしていくことも必要です。

    これらは経営戦略の一環ではあるのですが、オーナーだけではなく、サロンのスタッフたちも一緒に考えるようにすることも大切です。
    自分の働いているサロンのあり方や、お客様のニーズに合ったキャンペーンなどのアイデア、技術や接客などで思うことなどを、ミーティングなどで話し合うようにしてみたらどうでしょうか? そこから何かしらが見えてくることもあると思います。

    スタッフ一人ひとりがサロンについて色々と考える、このクセがついてくるとサロンの発展していくスピードも変わってくるはずです。
    どんなことでも理由を見つけて改善していく、良かったことはさらに伸ばしていく、
    この繰り返しが大切です。

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