知識集

ネイルサロン経営について
  • オーナーについてネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.05.05

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンを経営していると、日々色々なことが起きると思います。
    頭を悩ませていた問題がやっと落ち着いたと思ったら新たに何かが起こったり、自分がやっと休めると思っていた日に限ってスタッフから急に連絡が入ったり。オーナー様に会うと、多くのみなさんから同じようなことをお聞きします。
    もちろんマイネイルも同様です。
    色々な問題が発生したり、どうしてこんなことが出来ないんだ? などと思うことは多々あります。ですが、トップはオーナーです。
    様々な諸問題などに対してどこに責任があるのか? とシンプルに考えると、全てはトップであるオーナーにあるのです。

    誰かに全てを任せることの大変さ

    私は分業をすることを推奨していますが、それぞれの立場の方たちには、分業したパートについては責任を持ってやって貰うのを基本としています。これらがきちんと出来ているかを店長が確認して、さらにアドバイザーがチェックするという流れになっています。
    マイサロンの場合は、アドバイザーが色々な問題をほぼ解決してくれますので、アドバイザーの力はかなり大きいです。
    アドバイザーがいるからいいですね、といって頂くことは多々ありますし、私自身、アドバイザーがいなければマイネイルはやっていけないと断言できます。アドバイザーには、それくらいの信頼を置いています。

    しかし、誰かに任せる、ということは実はとても大変なことなのです。
    もちろん、ビジネスの基本であるホウレンソウ(報告・連絡・相談)は絶対ですが、任せた以上は基本的にはその人の考えで判断して構わない、ということになります。
    ここで思考や目的にズレがあると、必ず問題が起きます。
    アドバイザーや店長など、責任のある立場を人に任せるときには、ある程度自分と同じような思考や目的を持っている人にしたいところです。この判断はとても重要であり、それを決めるのはトップであるオーナーの責任になります。

    アドバイザーを雇ったけど上手くいかない、というのであれば、それも自己責任です。
    完璧な思考や目的を持った人を探すのは難しいですが、コミュニケーションをしっかりと取って、それぞれお互いの目的や目標を明確にして同じ方向を見られるように持っていくことが大切です。これが出来るオーナーと出来ないオーナーで全く変わってくるでしょう。
    もし、上手くやってくれていないな、と思うことがあったとしても、一度は見込んでその立場に立って貰ったわけですから、何度か膝を詰めて話しをしてみるといいと思います。こちらの意向は汲み取って貰えているのか? 自分の思う目的や目標はどういうものなのか? 同じ方向で一緒にやっていく気持ちがあるのか? などを再度確認して、意思の疎通を図ってみましょう。

    何に対しても、責任の所在は自分にあると自覚する

    アドバイザーや店長のことだけではなく、ネイリストたちスタッフに対しても同じことがいえます。お客様とのトラブルはもちろんのこと、サロン内での色々な諸問題に対して、アドバイザーや店長を無視するということではなく、オーナー自らがスタッフたちと話しをすることも時には必要だと思います。
    スタッフの考え方が間違っているようであればそれを諭し、正しいと判断できるようであれば、思うようにやらせてみるのもいいでしょう。その時には、全ての責任はオーナーである自分が取るから心配しなくていい、というようなことを話しておくのです。
    このことでスタッフたちも安心して仕事が出来るでしょうし、オーナーに対する信頼感もより厚くなっていくと思います。

    ただし、責任は全て自分が取るわけだし、それならばオーナーである自分のいうことを全て聞け、というようなことではダメです。これはワンマンオーナーの悪例といえるでしょう。
    スタッフたちそれぞれの考えも尊重して自己判断で仕事を任せながらも、最終的な責任は自分で取れる。ある程度理不尽なことだったとしても、それを飲み込める度量がオーナーには必要なことだと思います。

    立場が違う以上、目的が違うのは当たり前ですが、少なくとも同じ方向を向いているのであれば、考え方や行動も同じようになっていくはずです。
    たまには“同じ夢を持って頑張っていこう!” とアツくいうのもありです。

    問題を誰かのせいにスリ替えることをせずに、まずは潔く自分自身の問題として考える。サロンで起こる様々なことの責任の所在は、全て自分にあると自覚する。
    これが人を雇う以上大切なことであり、スタッフたちからも信頼を得られることだと思います。

  • ネイルサロン経営について2016.05.01

    こんにちは。

    仲村和也です。

    経営をしていて、いつも身をもって感じるのが人との繋がりの大切さです。
    ネイルサロンをやる上のベースであるネイリストやアドバイザーたちもそうですし、税理士や社労士など、色々な方がいてくれるからこそ今が成り立っていることを実感しています。
    どんな人でも、出会う人間によって生活や環境は変化していくものです。
    人間はひとりでは生きていくことは出来ないので、人生においてこの人間関係は、自分に大きな影響を与える重要なものといって間違いないでしょう。

    学生の頃には友人たちとの出会いがあり、社会人になってからはそれに加えてビジネス上の知人との出会いが生まれます。利害関係が発生するビジネスでの知人の場合、友人関係とは違ってその関係は複雑にはなってきますが、さまざまな出来事の中で自分にとって信頼できる人と出会えれば、その喜びも大きいはずです。本当に信頼できる人との出会いは、そうそうあるものではないので、その関係は大切にしていきたいところです。

    ■とても重要なメンターの存在
    よく聞くかもしれませんが、メンターの存在は最も重要だと思います。
    メンターとは、仕事や人生におけるサポートやアドバイスをくれる、優れた指導者や恩師、助言者、信頼のおける相談相手のことをいいます。
    メンターと出会うことによって自分の思考パターンが変わったり、自分では思いもよらないような考え方を知ったりして、それまでとは違った物事の捉え方が出来るようになります。

    直接的にメンターの存在がなかったとしても、みなさん誰かしら憧れの人や尊敬する人などがいることと思います。
    以前、ビジネスはまず成功しているビジネスモデルを参考にして真似るのが近道だと、このブログでもお話ししたことがありますが、その人だったらこういう時にどうするだろうかと考えたり、やっていたことを取り入れたりするのもありだと思います。この場合は、例えばその人の書いている本を読んだり講演会に行ったりして、その人生や考え方をよく知ることも大切なことです。
    ちょっと異なるかもしれませんが、メンターとまではいかずとも、自分の心のよりどころとなる存在があるのとないのとでは、何かあったときの気構えが違ってくるかもしれませんね。これはビジネスにおける著名人だけに限らず、それが芸能人であっても、スポーツ選手などであってもいいと思います。

    ■沢山作りたい、オーナー同士の繋がり
    少し話しが逸れてしまいましたが、ネイルサロンをやっていくのにも色々な情報が重要になってきます。そして人間関係を大切にすることによって、より良い情報をいち早くチャッチ出来ることも多々あります。
    同じビジネスをやっているオーナー同士の繋がりがあることで、ネイリストを紹介して貰えたり、最新技術や機器、優良な空きテナントの情報が入ってきたりと、さまざまなメリットが出てくると思いますし、逆にこちらからお役に立てることもあります。
    この他にも、オーナー同士の繋がりを沢山持つことで色々な体験談を聞けたり、その人の考え方が自分とどう違うのかを知ったりすることもできるはずです。長年経営に携わっている人などに出会えれば、前述したメンター的な存在になることもあるかもしれません。

    同じ苦労を分かち合う、という意味でもちょっと他ではいえないようなことも話し合えるでしょうし、ネイル業界の今後などに関して意見を出し合ったりも出来ます。
    気心が知れて、ビジネスだけではなくもっと突っ込んだ友人関係が築ければ、こんなに嬉しいことはないでしょう。社会に出てからは、友人を作る機会というのはとても少ないと思いますし、好感度の高い相手と出会ったならば、積極的に交流を持つようにするのもいいでしょう。ただ、その相手が自分にとって信頼できるのかどうか、ということには気をつけたいところです。

    もちろん、外部の方たちだけではなく、出会いがあって一緒に働いているマイサロンのスタッフたちとの繋がりも、より大切にしていければいいと思います。

    私は日頃から、さまざまなオーナーの方とお会いする機会がありますが、これからもより多くの方との出会いがあり、ギブアンドテイクの関係が生まれていけばいいな、という思いでいます。
    ネイル業界においても、さらに発展していくためには色々な技術や情報を共有し合って、発信していくことが重要ではないかと感じています。

  • ネイルサロン経営について初期投資2016.04.30

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンだけに限らず、お店などの経営をしていくのであれば徹底的に無駄を省き、ここぞという時に資金を投入することが必要です。これが出来なければ、細々とした経営は成り立つかもしれませんが、大きな成長は望めません。
    オーナーとして、それはいつなのか? どこになのかを判断していくことはとても重要なことです。

    利益が生まれる前に必要な、資金を使う決断

    基本的に、目先の求人費や教育などにかかる人件費に投資が出来なくては、会社としての発展はありません。
    ビジネスの大半では、どうしても仕入れから始まります。ですので、当たり前のことではありますが利益が生まれる前に資金が必要となってきます。人件費なども含めて、まず最初に投資をしなければ発展は出来ないのです。

    例えば店舗展開をしたり、ネイルだけではなくマツゲエクステなどを取り入れるなど、どれをとっても初めに資金は必要になってきますが、それらによってしっかりと利益が上がると見込めるのであれば、資金をかけていく決断は大切です。特に、新しいことを始める場合などには、投資する資金の額も多くなってくるはずなので、より大きな決断が必要です。

    もちろん、投資をする前にはそれなりの準備は必須です。
    事業を広げるための店舗展開などでは、良さそうな立地条件の場所があったとしても真っ先に飛びつくのではなく、ライバル店の有無を始めとする周辺の地域情報をチェックして、どんな風に展開していくのかなどの考察が必要となってきます。マツエクの場合などは、店内の改装はどの程度になるのか? 新しく美容師免許を持っている方を何人雇えばいいのか? 往来のスタッフとの兼ね合いなども考えなければなりません。
    また、マイサロンで普段からお客様からの要望などを何気なく聞いておくようにする、というのも、今後のサロンの新しい展開を考えた場合には有効なことだと思います。
    いずれにしても、十分なリサーチをしてこれならいける、と確信ができてから資金の投入をしたいところです。
    ビジネスにおいてリスクのない投資などはありませんが、そのリスクをいかに最小限に止めるかも重要です。

    どこに資金をかけるか、も重要なポイント

    サロンがある程度軌道に乗って店舗数が増えていくと、事務所などを作ったりするオーナーも見受けられます。より豪華で広い事務所を持ちたい、という気持ちも解らなくはないですし、それこそ本人の自由ではあります。ですが、こういったところに必要以上にお金をかけるのであれば、お客様やスタッフのことを考えたサロン作りや人材育成、新しい機器の導入などに資金を使っていく方が、会社にとってよりよい未来があるのは明らかだと思います。極端なことをいえば、事務所などは必要最低限の広さと場所であれば仕事は十分に出来ます。もう一度、マイサロンを中心にいろいろな部分を見回してみるのもいいと思います。もしかすると、真っ先に資金を投入しなければならない部分を見落としているかもしれません。
    要は、本当に必要だと思える部分に資金を投入することが大切だ、ということです。

    そしてもうひとつ考えたいのは、スタッフたちへの給料面です。仕事が上手くいっているならば、ある程度はスタッフへの還元も考えてもいいと思います。サロンの月の売り上げが目標以上になったときには多少なりとも金一封を出すなど、やり方は色々あると思います。スタッフたちへのこういった待遇も、更なるやる気を促すという意味ではひとつの投資と考えてもいいのではないでしょうか?

    とはいえ、全てにおいて自分のビジョンはどこなのか? ということが重要ですので、それがきちんと見えていればいいと思います。

  • オーナーについてネイルサロン経営について2016.04.29

    こんにちは。

    仲村和也です。

    経営に関してネイルサロンが初めてという方や、現在他にも経営をしていて副業でサロンをやりたい方、以前経営をしていたけれどそれを辞めて新たにネイルサロンをやろうとしている方など、色々な方がいると思います。
    今回は、以前何かしらの経営をしていたが上手くいかなかったという方にスポットを当てて、話しをしてみたいと思います。

    経営に失敗したときのトラウマ

    一度経営で失敗を経験してしまうと、もう二度とやらない、出来ない、という方が多いと思います。失敗するということはそれなりの理由があるわけですが、「従業員に裏切られた」「予想より遙かに集客数が少なかった」「思うように収益が上がらない」など、あれがこうだったこれがこうだったと、トラウマになってしまうことも沢山あると思います。
    自分がもう一度やろう…と思ったとしても、さらに周りの反対も大きくなることでしょう。

    ですが、初めから成功している経営者などはそう多くはいないものです。一時的に成功したとしても、それが長く続かずに苦労している方も沢山います。
    失敗して苦労を重ねて、経営の難しさを知って初めて、成功の道を歩み始める方が大多数ではないでしょうか?
    この事を考えると、再チャレンジする事は良いことだと思います。
    ただ、自分には向いていなかった、とスッパリ辞めるのももちろんありです。経験を元にそう判断したのならそれがいいと思いますし、変に固執して失敗を重ねてしまうようであれば、違う方向を模索した方が賢明でしょう。

    成功者に共通するのは、諦めず、失敗を分析できる能力

    どんな成功者にも共通していえるのは、粘り強く諦めないことと、過去を反省して失敗を分析する力があることだと思います。

    何が原因で失敗してしまったのか? あの時の判断は間違っていなかったのか? 他に方法はなかったのか? など、単純で当たり前のことのようですが、ここを明らかにせずに過去から逃げたまま再チャレンジしても、必ずまた同じ過ちを繰り返すのがオチです。
    また、失敗したことを自分以外のせいにしてはダメです。もちろん、外部的な原因によるものもあるかもしれませんが、それを見抜けなかった自分にも責任はあるわけです。

    「失敗は成功のもと」ということわざがありますが、この言葉の意味は、失敗することで自分のどのようなミスが原因だったのか、何をすると失敗してしまうのかが解るので、それを改善すれば成功へ繋げることが出来る、という意味です。

    嫌な経験を思い出すのは辛いことですが、そこから眼を背けずにじっくりと考えてみることはとても大切なことです。もし、自分ではどうもよく解らない、というのであれば経験豊かな経営者の知人などに相談するのも方法のひとつです。成功している方であればアドバイスのひとつもしてくれるかもしれません。
    再チャレンジを考えるのであれば、まずその前にこれまでの自分の行動を分析するのです。そこから見えてくるものはきっとあるはずです。その時に初めて「失敗は成功のもと」になるんだと思います。

    決して諦めない

    学生のスポ根ドラマみたいなことを、と思うかもしれませんが、これはビジネスの上でも必要なことだと思います。
    自分が正しいと思ったことをして失敗したのであれば、それを軌道修正しながら諦めずに再チャレンジしてみることです。一度では解らないこと、というのもあると思います。ただし、無駄に時間と資金をかけるわけにはいかないので、前述したようにしっかりと自分の過去の失敗と向き合うことは必要です。

    初めて経営に携わるよりも、過去に失敗の経験がある方の方が断然強いはずです。それは、お金を払ってどんなセミナーに行くよりも、どんなノウハウを買うよりも、実体験に勝るものはないからです。

    もし再度の挑戦をしたい方がいるのでしたら、過去をじっくりと見直して、改めてチャレンジして貰いたいです。

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.24

    こんにちは。

    仲村和也です。

    これまで話してきたように、私はよくビジョンといいます。そしてそのビジョンをマイサロンのスタッフたちと共有できればそれがベストだと思います。
    ビジョンを深く共有していくことはなかなか難しいかもしれませんが、オーナーとして、スタッフたちにより良くなっている未来、将来を想像させて見せられているか? ということは大切だと思っています。

    スタッフたちのサロンに対しての期待値を高める

    スタッフたち一人ひとりが、“このサロンで働いていると自分はこうなっていくであろう”とリアルに描いていけるようにするのは重要なことです。これが描けていないと、より条件の良いサロンに移ろうとか、ある程度働いたら違う仕事に就こうといった流れになるのが普通ですし、そうではないけれど今はネイリストでいればいいや、というスタンスのスタッフだと、なかなか成長はしないと思います。
    やはりスタッフたちみんなが、サロンと共に成長していきたい、目的に向かって一緒に頑張っていきたい、というような意識を持てるようにするのがいちばんです。お客様に対してももちろんそうですが、スタッフからサロン(会社)に対しての期待値を高めることがスタッフ自身のこれからの成長に繋がっていくのです。

    スタッフとこういう話しをする機会というのはあまりないかもしれませんが、例えば業務ミーティングなどの際に、時々は自分のビジョンや現状などを伝えていくこともできると思います。
    経営者として、必要以上のことを話すことはありませんが、「こういう目的で頑張っていて現在はこのような状況だ。これからこういうことをやっていこうと思う」というようなことを伝えることで、オーナーの考えも解るでしょう。ビジョンを伝えてそれに共感しているのであれば、スタッフ自身も自分がやらなければならないことが見えてくるかもしれません。

    ネイルサロンは人材が全て

    ネイルサロンというのは、ネイリストを始めとする人材が全てだと思いますので、スタッフたちの成長はそのまま会社としての成長になります。
    オーナーが明るい未来で魅せる…このサロンにいてこれくらい頑張れば、数年後には自分はこんなポジションになれるかもしれない、とリアルに描いていける。これが重要です。
    ですが、初めから大きな事をいう必要はありません。スタッフたちは思っているよりもしっかりとオーナーを見ていますので、大言壮語になってしまうと逆に不審がられてしまうだけです。自分自身のことを考えても必要以上にプレッシャーにもなるでしょうし、スタッフたちへの発言を優先するあまりに、サロンの経営に支障をきたすようなことになっては元も子もありません。

    オーナー自身が一貫性を持つことも大切です。いうことがコロコロと変わってしまっては周囲の人たちも戸惑ってしまいますし、オーナーに対しての信頼感もなくしてしまうでしょう。そのためにもビジョンというのは重要になってくるのです。確固たる信念を持っていれば、多少のことではブレるはずはないと思います。
    その上で、しっかりとした使命感でサロンを運営してビジョンを伝えていく。そしてそのビジョンに対して少しずつでもきちんと進んでいく姿を見せることが、スタッフたちからの信頼となり、彼ら彼女ら自身もサロンにいることによる将来像が見えるようになるはずです。

    必ずしも目的が一緒である必要もないと思いますし、そんなことは少ないかもしれません。ただ、その目的を達成する過程の中で、共感し合える部分があって一緒に頑張れるのであれば、それでいいのではないでしょうか?
    オーナーとしては自分のビジョンと同時に、スタッフたちの成長や目的の手助けもしていきたい、というような意識を持つこと、それを伝えることも必要だと思います。“このサロンにいることで自分の未来が見えてくる”、スタッフそれぞれがそう感じて働けるような環境にすることが理想ではないでしょうか?

    こんな不安定な時代ですし、誰しもが何かしらの不安を抱えて生きていると思います。そんな中で、働くということは人生において大きなウェイトになります。
    スタッフの一人ひとりが、マイサロンで働いていることが誇りだと思って貰えるようになれば、とても素晴らしいことだと思います。

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.23

    こんにちは。

    仲村和也です。

    これからネイルサロンを始めたいという方は沢山いると思いますが、どんなサロンを作りたいですか?
    まずはこれを明確に持つことが大切です。

    明確なビジョンによるサロン作り

    「自分はなぜ、このサロンを作るのか?」をスタッフや周りの人間に胸を張って説明できるかを考えてみて下さい。
    これはネイルサロンだけにスポットを合わせる必要はありません。ゆくゆくのビジョンの第一歩としてネイルサロンを経営する、ということもあっていいと思います。
    そして当たり前ですが、それに見合ったサロンを作らなければいけません。

    安価で定額制のサロンなのか、技術力に特化した高級なサロンなのか、オールマイティーにどんなネイルにも対応できるサロンなのか、目指したい内容によって立地条件や求人のやり方、ネイリストたちの人件費、揃えなければならない商材、サロン店内の雰囲気の作り方など、全てが変わってきます。
    そして何よりも来店して下さるお客様たちが違います。
    最初にしっかりとしたビジョンでサロン作りを行わないと、これらの準備段階で必要以上の経費をかけることにもなりますし、実は役に立たなかったりお客様の要望に応えられなくなる可能性も出てきます。サロンがオープンした後にこれらを修正していくとなると、さらに無駄な出費と時間がかかることになります。何より、お客様やスタッフたちに迷惑がかかってしまいます。

    平均価格3900円のサロンと9000円のサロンとでは全く違うはずですし、明確なビジョンがなければ、サロンの状況によってはどんどんとブレてきてしまうので注意が必要です。
    その結果、スタッフやお客様の奴隷のようになってしまうオーナーも残念ながらいるのです。
    もちろん、お客様の声に応えることは重要ではありますが、あれもこれもと受け入れていては経営が成り立たなくなってしまいます。これでは本末転倒といえるでしょう。

    来て欲しいお客様のターゲットを考える

    もしどんなサロンを作りたいのかに迷ったら、自分のサロンには“どんなお客様にご来店頂きたいか?”という視点で考えてみるのもいいかもしれません。
    例えば、学生や子育てにお金のかかる主婦の方にご来店頂きたいのか? それともバリバリと働くビジネスウーマンの方なのか? 高級住宅街に住むような方にご来店頂きたいのか? などお客様のターゲット層をしぼることで、どんなネイルサロンを作ればいいかが見えやすくなってきます。
    ターゲットがはっきりしていれば、それに見合ったお客様が来店してくれることになり、「あのサロンはこういった要望にしっかりと応えてくれるので安心」というイメージが定着することでリピーターも増えるでしょうし、口コミで新規のお客様に来店して頂ける可能性も広がります。

    ちょっと異なりますが、いい立地条件の物件が先に見つかったということもあるかもしれません。この場合には、自分のやりたいターゲットというよりは、その地域の特性からターゲット層を考える必要も出てきます。自分の希望通りでやりたいのか、臨機応変に考えていくのかによって変わってくるとは思いますが、最終的なビジョンに合っていればこういうパターンでもいいかもしれません。

    また、ビジョンによって異なってはきますが、ある程度お客様のターゲット層が固まって来店して頂けるようになると、さらに異なるターゲット層を狙っていくことも考えるかもしれません。この場合には、当然それまでのターゲット層に対する技術や応対の質は落とさずにすることは必須です。商材の追加や新たにネイリストを募集することになるかもしれませんし、このことでどっちつかずになってしまい、せっかくご来店頂けるようになったお客様たちに見放されてしまっては意味がありません。サロンのターゲット層を広げるという選択肢もありだとは思いますが、十分に注意が必要です。

    オールマイティーに愛されることがもちろん理想ですが、それはなかなか難しいことです。まずはターゲットを決めて、そのニーズに答えられるように集中することも大事だと思います。

  • スタッフ教育ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.21

    こんにちは。

    仲村和也です。

    人には誰しも得意なこと、不得意なことがあります。
    オーナーになる方にも色々なタイプの方がいると思いますが、全てのことをひとりで完璧にこなしていくのは不可能です。
    ビジネスを上手くいかせるためには、自分の不得意な部分をきっちりカバーしてもらえる人間を探すことも大切となってきます。

    ひとりで出来ることには限界がある

    例えば、細かい数字などを見るのが得意でも、スタッフたちをまとめたり指示を出すのが苦手な方もいますし、逆にスタッフをまとめるのは上手いけど数字やデータ分析は苦手という方もいます。ですがこれは、どちらのタイプがいいかという話しではありません。
    成功する経営者には、その苦手な部分を上手くカバーしてくれるような人間が必ず側にいます。
    また、こういう経営者には、自分と同じビジョンを持つ分身のような存在を作ることを頭に置いている、という共通点があるといえます。

    どんなことでもひとりで出来てしまえばカッコいいでしょうし、何より自分ひとりの思い通りに物事を運びやすくなることでしょう。ですが、無理して苦手な部分をやってもヘタにに時間がかかる上に上手く行かない可能性の方が大きいと思います。そんなことをするよりも、信頼できるスタッフに任せた方が効率も結果もいいはずです。
    どんな業種でもそうだと思うのですが、現在では、例え何でも出来る能力があったとしてもひとりで全てをやるよりは、分業するというのが当たり前になってきています。その方が一人ひとりの負担も減りますし、精神的にも楽になるからです。これはサロン経営にも同じことがいえると思います。
    ひとりで出来ることは限られているということをしっかりと理解して、任せられる人をきちんと見つけたり育てることの出来る人が、経営者としてビジョンを叶えていけるという法則があると思います。

    適材適所を見極める

    ネイルサロンをやっていく上で、誰に何を任せるのか? この見極めを間違えるとサロンを上手くいかせるのは難しくなってきます。
    前述しましたが、オーナーである自分の直近の存在として、同じビジョンを持つ方を置いて得意な分野を任せると、色々な面で物事がスムーズに運ぶようになるでしょう。ただし、信頼関係という意味でも、任せるからにはその方にある程度の判断を下して貰うようにすることも大切です。このためには、その方の持っている能力をしっかりと見極める必要があるのです。

    そして、店舗展開をする場合にはやはり店長選びがとても重要な項目になってくると思います。日頃からスタッフたちとのコミュニケーションを取って、その適性を見抜いていかなければなりません。これを見誤ってしまうと店長をコロコロと変えることにもなり、サロン全体がまとまらずに上手く回っていかなくなってしまいます。
    また、適性という部分でいえば、スタッフたちの意見を聞いてみる、というのもいいでしょう。スタッフの誰からも“この人が店長なら…”という声が聞ければ、人間的にも魅力があり、人を掌握する力がある証にもなるので適役といえるでしょう。

    また、ネイルサロンに関して経験豊かなアドバイザーがいればいうことはありません。自分のビジョンを理解してくれていて全幅の信頼を寄せられるアドバイザーの方がいれば、さまざまな部分で力になってくれるはずです。これもまた、自分の苦手な部分をカバーして貰う方法のひとつです。
    私の場合も、アドバイザーの方には大きな信頼を寄せていますし、この方がいないと何も回らないほどだといえます。

    もちろん、オーナーとして最終的に責任のある立場は変わらないとしても、適材適所にスタッフたちを置いて任せて、みんなの力でサロンをやっていく、というのは理想の形といえるのではないでしょうか?

  • ネイルサロン経営について2016.04.17

    こんにちは。

    仲村和也です。

    先日、経営者は決断が多いという話をしましたが、それと共に多いのがストレスだと思います。
    どんな職業にも色々なストレスがありますし、経営者だから多いということではないかもしれませんが、やはり従業員の生活を背負う立場である以上は、その覚悟が必要な分だけストレスも多くなるといえます。

    経営者は日々がストレスとの闘い

    あそこのサロンは順調だ、あのオーナーは成功しているなどと、羨ましく思うこともあるかもしれません。ですが、それは内情を知らなければ本当のところは見えませんし、実際成功していても必ず苦労しているところはあるものです。
    誰であっても成功するまでには相当な時間と労力が必要だと思います。そこに行き着くまでには相当なストレスと闘ってきたはずです。
    逆にいえば、ストレスに耐えてこられた人でなければ、成功は掴めない、ともいえます。
    経営者としてさまざまなことに対応する中では、日々がストレスとの闘いといってもいいでしょう。ですので、ストレス耐性は経営者にとって大切な条件だと思います。

    とはいえ、あまりに過度のストレスは身体を壊してしまう原因にもなってしまいますし、そのために仕事を休むハメにでもなれば意味がありません。
    ストレスは知らず知らずのうちに蓄積するといいます。自分自身で“これはマズいな…”と思う状況になった場合には、ストレスを解消することも大切です。
    オーソドックスな方法をいえば、「自分の好きな趣味の時間を過ごす」「散歩やエクササイズで身体を動かす」「読書や音楽を楽しむ」「家族や親しい友人たちと過ごす」「瞑想やヨガをする」などがあります。

    要は、一時的に仕事のことは忘れて気分をリラックスさせる、ということです。もちろん、この間も仕事のことは頭から離れないかもしれませんし、リラックスしたからといって問題が解決するわけではないのですが、少しでも精神的にリフレッシュできれば、違った角度から物事が見えてくることもあるでしょう。何より身体が壊れるのを防ぐことが出来ます。
    そんなことをしているヒマは無い、と思うかもしれませんが、ストレス対策や体調管理のために身体を休める、ということも仕事の内ではないでしょうか。
    ストレスがなくなる、ということはまずあり得ないことですし、であれば、ストレスと上手くつきあっていく、自分のストレス耐性の度合いを知ることも重要だといえるでしょう。

    苦手な部分から目を離さないことも大切

    コンサルティングに入らせて頂いたときに、“数字を見るのが苦手”といった方も多いのですが、商売が上手くいっていないときほど、その数字に向き合う必要があるのです。
    苦手だからそれを全て誰かに任せる、という手もありますが、それは自分がしっかりとその内容を把握できた上でのことです。
    上手くいっていない状況ならなおさら、どこにどんな原因があるのかを数字からも現場からも目をそらさずに自分で見ること。これが出来なければ、問題の改善は出来ません。
    例え苦手な部分だったとしても、まずは自分の目で、サロン全体の状態を隅々までしっかりと認識することが重要なのです。
    どんなに人に任せてしまっていたとしても、物事の最終判断はオーナーである自分が下さなければなりません。そのときに状況を把握していなくては、正しい判断ができるわけはないのですから。

    自分ひとりではシンドイようなら、店長やアドバイザーに助言を求めてもいいですし、内容によっては仲間であるスタッフに意見を聞いてみるのもありだと思います。また、シンドイ時ほどリフレッシュしてみる、というのも方法のひとつです。

    売り上げが伸びなかったりスタッフがいうことを聞いてくれなかったり、お客様からクレームが入ってしまったりと、毎日色々なことが起きると思います。
    ですが、ストレスを抱えながらもこれらをクリアしていくことが出来ての成功、なのです。
    何をもって成功と呼ぶかは、それぞれのビジョン次第ですが、私も一経営者として、色々な試練やストレスを乗り越えていこうと思っています。

  • オーナーについてネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.16

    こんにちは。

    仲村和也です。

    オーナー業は毎日が決断、決断の連続だと思います。
    当然、大きな経営判断もありますが、小さなものまでを含めるとなかなか休むヒマもないかと思います。
    食事をしているときも布団に入った後も、肉体的には休息を取っているときでも頭の中では常に仕事のことを考えている方が多いのではないでしょうか?
    ですがこれは経営者の宿命でもあり、自然とそうなってしまうものかもしれません。もっといえば、これくらいではないと経営者として成功しないともいえそうです。

    物事の大小に係わらず、確認することが重要

    サロンの経営に関することを始めとして、大きな決断はオーナーがしていくと思うのですが、日々の細かなこと、例えば仕入れひとつを取ってもオーナーがきちんと見て確認しながら決めていくことが重要です。雑多な部分をやってもらえればそれは楽になると思うのですが、ここをスタッフに完全に任せてしまうと、やはり無駄が生まれてしまうことが多くなります。
    発注する業者や物の種類などが固定して決まってきたとしても、価格は常に動くものですので、定期的にチェックしていくことも大切なのです。経営を考えていく上で、変えなければならない部分もきっと出てくるはずです。

    これは、スタッフとオーナーでは視点も立場も違うので、ある程度は仕方のないことと割り切る気持ちも必要かも知れません。現場なら現場からの立場で考えるスタッフと、全てのバランスを考慮することが求められるオーナーとでは、基本的に決定する基準が違います。きちんとチェックして、最終的なジャッジはオーナーがするようにしたいところです。
    スタッフでは、よほどの変化でもない限り価格の変動などはあまり気にしないで発注するかもしれません。慣れていて使いやすいと思う商材であれば無条件で受け入れることもあるでしょう。ですが、立場を考えればむしろ当然のことだといえると思います。だからこそ、オーナーの目を入れることが大切なのです。

    もし、スタッフに任せっきりの状態で何か問題が起こったとしても、スタッフを責めることはできないです。任せっきりにしたオーナーである自分に責任があるからです。こうなると結局は自分に返ってきてしまうわけで、楽になるどころか余計な仕事が増えてしまうことになるかもしれません。

    現場スタッフの意見とのバランスをとる

    ただ、ここに全く現場のスタッフたちの意見を取り入れない、というのであればそれもまた問題になります。
    そのバランスが難しいところではありますが、一方的に指示するのではなくきちんと従って貰おうと思うなら、きちんとした理屈が必要です。ただただこっちの方が安いから…こっちのほうが良さそうだから…では現場は納得しないでしょう。ですが、スタッフとしては立場を考えればオーナーの意向に従うしかないわけですから、建前的には理解するようにしたとしても、心情的には納得できていない、ということになっていくはずです。
    こういう部分が積み重なっていくと、スタッフたちの不満も溜まっていって大きな溝になりかねません。

    「この商材を使いたいかもしれないけど、それを使っていくよりこっちを使う方がサロンの成長が早くなり、結果的にはネイリストたちスタッフ自身に還元されていく」「ビジョンを考えてサロンをこういう方向に持っていきたいから、これまでとは変わるけど慣れていって欲しい、スタッフたちのためにもなることだから」というような、具体的な説明をしていくといいと思います。
    このときには、スタッフたちの意見を聞いておくのもありかもしれません。それをオーナー自身が判断すればいいのです。あまりに一方的になりすぎないように、現場が納得できるようにすればいいのです。
    オーナーの考えが理解出来れば、スタッフたちの動きも必ず変わってくるはずです。

    経営をするに当たって、ときにはスタッフたちに任せることも大切なことですが、最終的なジャッジはオーナーがしていき、抑えるべきところはしっかりと抑えて、しっかりとビジョンに向かっていって下さい。

  • ネイルサロン経営について2016.04.15

    オーナー業に集中するために必要なもの

    こんにちは。

    仲村和也です。

    「オーナーになってみて大変なことは何ですか?」という問いを考えると、沢山の事があると思います。
    今回はオーナーにとって大変なこと、といっても本来のオーナー業とは異なる別の意味での大変なことについて話したいと思います。

    サポートに徹したい、オープン直後のサロン

    コンサルティングに入らせて頂いた際、私はオープンしたばかりのサロンについては3ヶ月は毎日のように顔を出すことをオススメしています。
    ネイルのことが解らないと何も出来ないと思いがちですが、そうではなく自分に出来ることを徹底してやる、これでいいと思います。何をやるのかといえば、主に現場で出来る雑用などです。
    私もそうなのですが、男性オーナーの場合は電話にも出られないので、サロンの掃除や両替、入金、必要なものの買い出しなど、自分に出来ることをやればいいと思います。

    オーナーたるもの、細々した雑用をやるのはちょっと…と思う方もいるかもしれませんが、それは違います。現場に足を運ぶのは、お客様の入り具合を見たり、スタッフたちの働く様子を確認したりして、改善するべき部分がないかをチェックするためでもありますが、それだけではなくスタッフたちをサポートする、という大きな目的もあるのです。
    オープンしたばかりのサロンというのは、ネイリストたちも慣れていないために思うように動けないことが多いのです。
    ましてや新人ネイリストなどは技術や接客に精一杯で、周りが見えていないことが多々あるので、どうしてもサポートが必要です。

    実際に現場で働いているスタッフたちやお客様を第三者の立場で見ることで、足りない部分や補えていない部分がよく見えてくるはずです。これをサポートするのは、最初のうちはオーナーの役目なのです。逆に考えれば、実際に現場をサポートすることで今後の経営に必要な部分が解ってきます。
    お店に顔を出したものの、何もせずにただいるだけでは現場にとっては目障りな存在だけかもしれません。

    マニュアル作りの重要性

    ここで大事なのは、これらのことはオープン後のサロンが落ち着くまでにする、ということです。
    もちろん、こういったことをずっと続けるスタンスのオーナーもいますし、それは悪いことではありません。ですが、望んでいないのにその状況にずっと振り回されっぱなしになっているオーナーの方が意外と多いのです。

    これを解決するには、やはりマニュルを作ることが大切になってきます。
    よく、マニュアルの作り方が解りません、という方がいますが、マニュアルというものは、こうして貰いたい、ということやクレームが来てしまった場合などでその都度内容が増えていくので、短期間にすぐ出来るというものではありません。

    最初のマニュアル作りとしては、サロン内の作業に対して基本的な流れを作ってそれをまとめるようにすればいいと思います。
    例えば、「両替」といった単純な作業をひとつとっても、“誰が、どのような状態のときに行うのか?”を、誰が見ても解るようにまとめておくことが重要です。
    また、サロンの開店時や閉店時に必ずやらなければならないことや、掃除の仕方、お客様への対応の仕方やレジ打ちのときの決まりなど、作ろうと思えばその内容は多岐に渡ってきます。
    これだけのことをオーナーひとりでやるのは大変でしょうし、現場のスタッフでなければ解らない部分も出てくると思うので、店長などの責任者に目を通して貰うといいと思います。また、オーナー自らがさまざまなことをサポートして体験しておけば、マニュアル作りにも役立つのではないでしょうか。

    基本のマニュアルが出来た後は、先に話したように、後から気がついた部分やスタッフからの要望、トラブルがあったときなどに追加していきます。
    追加していくことは大切な部分で、これがきちんと出来ているのといないのとでは、何かあったときに大きな違いが出てきます。

    マニュアルは、スタッフたちが間違いのないように仕事をするためのものですが、同時に雑多なことでオーナーが手を煩わせないようにしてオーナー業に集中する、という意味もあります。
    ですので、“マニュアルがあっても対処できないようなことがあれば連絡するように”というように決めておいて、そこで初めてオーナーに連絡が来るようにしておくといいでしょう。

    マイサロンの場合には、何か問題があったときにはスタッフ→店長→アドバイザー→オーナーという順番で上がってくるようにしているのですが、今では私の所まで来ることはほとんどなくなりました。もちろん、報告や連絡は取るようにしています。

    サロンがオープンしたての時期は別として、本来のオーナー業に集中できるように、しっかりとマニュアルを作っていくことが重要です。

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