知識集

ネイルサロン経営について
  • ネイルサロンの物件についてネイルサロン経営について2023.04.20

     

    新店舗に対してどの位投資をしたらいいですか?

    という事もよく質問頂きます。

    これに対しては

    実はいくらまで大丈夫です!という明確な答えはないですが

    基準はあります。

     

     

    基本的には最初に投資した費用を何年で返すのか?

    これがポイントです。

     

     

    ちなみにこれ借り入れでスタートする場合

    かなりざっくり説明しますが

    は売上-経費=利益

    そこから税金を引いた残りです。

    ここに対して何年で回収出来るか?というところです。

     

     

    そしてどの位が基準かと言いますと

    理想は1年長くても2年回収です。

    要はサロンを作るのに500万かかりました

    では目標はその500万を1年で回収

    長くても2年で回収という事です。

     

     

    これに3〜4年もかけるのは今のサロン状況を考えてあまり好ましくありません。

     

     

    なので明確な事業計画は必要です。

    この計画の元これなら1年で返せる。だからこのくらいの投資をしても大丈夫

    というような計画表がとても大切です。

     

     

    とりあえずこのくらいの経費が出店でかかってしまいました

    なんとなく大丈夫だと思いますではなんとなくならないケースも多く

    人まで雇うなら尚更危険です。

     

     

    また例えば3ヶ月後から黒字と計画も大切ですが

    いきなり人が辞めてしまうなどよくあるトラブルはつきものです。

     

    だからそれを考慮してもこの位で黒字になる

    そしてオープンからこの位で投資金回収ここから黒字

    みたいな計画を立てる事はマストです。

     

     

    回収は出来たら1年、長くても2年がいいところです

  • ネイルサロン経営について収支関連2023.03.15

    今回のテーマは、「利益が出てるのに現金が減っている!?」についてです。

    独立して、やらなければならない業務の1つに日々の会計業務があります。手段として、

    ・自分で会計ソフトを購入して帳簿をつける
    ・税理士に資料を全て郵送して帳簿をつけてもらう(記帳代行)

    がありますが、どちらにしても月々の経営成績が「試算表(損益計算書や貸借対照表)」
    という形で出てきます。

    みなさんは、この試算表を見て利益が出ているのか赤字になっているかを判断することになります。
    数字を見慣れない方は、ズラリと並んだ数字に最初は苦手意識を持ってしまうかもしれません。
    しかし、独立したからには試算表の数字は毎月チェックしたいところです。

    損益計算書は売上と経費を集計して利益を計算する表です。
    損益計算書の最後の行に利益が記載されているはずです。
    この数字だけ見て、「今月は儲かった」とか「今月はイマイチだったなー」と思っていませんか?

    最初はそれでいいかもしれませんが、ある時こんな風に思うことがあるかもしれません。
    「あれ?今月は30万円も黒字なのにお金が減っているような気がする、、、」

    そう、それが本日のテーマです。

    数字に不慣れな方は「利益=現金」と勘違いしやすいのです。
    いや、数字に不慣れな方だけではないですね。黒字倒産という言葉を聞いたことがありませんか?
    これは、上場しているような大きな会社でもあり得ます。
    黒字ですから、利益は出ているのに倒産してしまうのです。

    今回全てを説明するのは難しいので、みなさんには利益から現金残を簡易的に計算する方法をお伝えします。

    まず、御手元に試算表をご用意ください。

    そして、損益計算書の利益の金額に、
    損益計算書の経費の中にある減価償却費(資産がない場合には記載がない場合もあります)の
    金額を加算してください。そして、借入金がある人は元金の返済金額をマイナスしてください。

    その金額が簡易的に計算した現金残の金額になります。

    個人事業の方はさらにここから生活費をマイナスしてみましょう。
    その金額がマイナスだった場合には、黒字で合っても現金は減っていくことになります。
    逆にプラスの数字であれば現金はその分増えているはずです。

    上記はあくまでも簡易的な計算方法ですので、現金残がピタッと一致するものではありませんが、
    概算では計算できます。

    みなさんに本日覚えて頂きたいのは、利益が出ている=現金が増えているではないということです。
    特に店舗が増えてくると、この考え方は非常に大切になってきます。

    利益も出ているし問題ないと思って融資を受けないで新店舗を増やしてみたけど、
    すぐに現金がショートしてしまうなんてこともあります。

    試算表を見るということは、本業ではありませんが、非常に大切な業務になります。

  • ネイルサロン経営について2023.02.28

    こんにちは

    仲村和也です。

     

    ネイルサロン経営において競合店調査=ストアコンパリゾン
    はとても大切な事の一つです。

    これは
    1.自分のサロンの街
    2.自分のサロンから一番近い大商圏
    3.東京などの大商圏エリア
    でまず研究サロンを探すといいです

    そこのサロンと比べて大切なのはそこよりも自社のサロンが「勝っている」
    ところではなくそこと比べて自社が「劣っている」ところの発見がポイント。

    そこの良いところを取り入れて自社のサロンをよくしていくという事です。

    少し深堀しますと

     

    ●経営状況

    「席数」や「客単価」、「従業員の数」、「平均施術時間」などを
    調べ利益率を図る

    おおまかな経営状況になります。
    ただお客様が多いだけではなく利益率の意識をしてみてください
    お客様がいても赤字では意味がありません。

    ●顧客
    「集客が出来ている時間帯」「売れているメニューは何か」

    そこのお店の一番集客出来ている時間帯とメニューです
    これはすごく参考になります

    ●立地
    「駅から歩いて行ける距離か?」、「駐車場の台数」、「店舗前の交通量」など

    お客様の集客が電車か?車か?により大きく変わりますが
    お客様が通いやすい立地かどうか?

    ●設備

    「外観の特徴や店舗入り口」「内装の雰囲気や特徴」、「テーブルやイスのデザイン、大きさなどの特徴」
    「トイレの構造」「清掃状態」
    など

    これは上をみたらきりがないですがポイントはお客様に不快感を
    与えない事。これが大切です

    ●商品

    「売れ筋メニュー」 「メニューの特徴」 「価格帯」 「施術時間」
    など

    これは先ほどの顧客のところと似ていますが顧客の特性ではなくメニュー特性になります

     

    細かくやればまだありますがこの位が出来るといいかと思います

    また
    ストアコンパリゾンは定期的に行う事
    そして
    同業者としての目線ではなくあくまでも顧客として感じとる事。

    これも大切なので意識して行って下さい

  • ネイルサロン経営についてネイルサロン開業について2023.01.20

    こんにちは仲村和也です。

    12月は売り上げの良かったサロンも多くあったと思います。

    コロナになりそこからの年末としてはとても勢いがある年だったと思います。

     

    この事からも今年はまた開業する方や店舗を増やす方が増えると思います。

     

    ありがたい事に実際開業の問い合わせや店舗フォローアップの依頼も増えております。

     

     

    開業に関しては

    繁忙期に合わせて46月位のオープンが理想かと思います。

    ちなみに目標は初月損益分岐突破です。事業計画はしっかり行って下さい。

     

    その際立地の選定、これは非常に大切。

    どのように調べればいいのか?方法は色々ありますが

    大きく二つ

     

     

    ①ホットペッパービューティー

     jSTAT MAP

    この二つは基本ベースです。

     

     

    大商圏(大きな街)でオープンを考えているならホットペッパービューティーの

    担当からその地域のPV数やライバル店調査をしてもらう。

     

    それ以外の立地ならjSTAT MAPのサイトから

    人口を割り出しその地域のサロン数を割り出す。

    人口に対してライバル店が少ない地域の選定です。

     

     

    立地はお店を出してから変更は不可なので

    しっかり集客が出来る立地を探しましょう

     

    ちなみに個人サロン、顧客ゼロでスタートする場合は大商圏での開業は

    リスクがあるのでローカルエリアでの開業がお勧めです。

     

    ローカルエリアで人口が多い割にライバル店舗がいない

    これです。

    ローカルエリアでもたまに激戦地域があるのでそれは要注意。

     

    逆にネイリスト34人規模のサロン運営なら

    ライバルがいなくても

    ローカルエリア過ぎるとネイリストの求人にハードルが上がるので

    そこはしっかりバランスをとりながらになります。

     

     

    どちらにせよ

    今年サロンオープンの場合はそろそろ準備スタートです。

  • ネイルサロン経営について2022.12.31

    さて今回は

     

    「自社のサロンの弱みを把握する事」

     

    今サロン経営で順調ならいいと思いますが
    ネイルサロン経営において経営構図というものがあります。

     

    自社のサロンがどこが強くどこが弱いのか?
    これの把握はとても大切です。

     

    例えばですが
    経営構図をざっくり書き出してみると

     

    1 認知(サロンそもそもを認知させる)

    2 周知(インフォメーション) 何を扱っているのか?

    3 興味、関心 (顧客の暮らしにどのような影響を与えるのか?)

    4 来訪 (誘導 利便性 )

    5 入店 (心理的 物理的にお店に入りやすいか?

    6 購入意思決定(品目の選択肢 価格選択枠)

    7 リピート (信頼・提案)

    8 再来興味喚起 (SNS等にて)

    9 クロスソリューション (複合商品の新しい提案など)

     

    ざっくりですがこのような構図が見えてきます
    自社のサロンはここが弱いなど見えてくるかと思います。

     

    数店舗ありそれぞれ担当スタッフなどが
    いればこの業務健全化を依頼したり出来ますが
    いない場合は基本的にオーナーがこの業務をすると思います。

     

    一気に全部をという事も難しいので
    まずは自社の弱いところの把握
    そこからそれの改善がポイントとなります。

    また無理に自分で解決しようと思わずできないものは
    業務委託など使い振っていきましょう

  • ネイルサロンの物件についてネイルサロン経営について2022.12.01

    ネイルサロン経営において
    価格設定やコンセプト作成など色々な重要なテーマがありますが
    この来店利便性というのもかなり大切なワードになります。

    これはどのような意味か?
    簡単に言うとお客様が来やすいか?
    という事です。

    いくら安くしても、クオリティーの高い施術をしても
    この利便性が悪いとそれだけで失客の可能性はあります。
    ですから注意して下さい。

    ・駐車場があるか?また台数はどうか?
    ・駅からの距離 基本的には5分以内が理想
    ・店の周辺環境はどうか?女性一人でも夜歩きやすいか?
    ・ファサード(店入り口)はどうか? 入りやすい入り口か?
    ・新規の方が直ぐにお店に到着できる案内があるか?
    ・基本的にはエレベーター必須。 三階以上はエレベーター無しは不可

     

    などなどネイルサロンは基本的に女性のお客様がメインとなり
    その方々が「来やすい」ところに店があるか?がポイントになります。

    個人店で少ないお客数で運営するならまだいいですが
    スタッフを雇い3人~4人くらいでサロンを運営していくなら
    客数を取るためにもこの利便性は真剣に考えて下さい

    特に激戦区でお店をだすなら行きにくいというだけで失客する
    事もあります

    もちろん利便性が良ければその物件はとても人気があったり家賃が高いという事も
    ありますしかしいくら良くても家賃が高すぎて経営が出来ないとなれば本末転倒ですので
    計画はしっかり立てて下さい

    そしてまずは自分がお客様の身になりどう思うか?
    を体験してみて下さい

    私の場合はお店を出す時などは実験として数人に実際に歩くなり車で行ってもらうなり
    色々感想をとりました。
    これは是非行ってみて下さい

     

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2022.11.02

    コンセプトについて

     

    サロン経営をするにあたりコンセプトはあるといいです。

    これは以前私が最初にサロンを立ち上げた時ですが

    未経験者のみのスタート

    また業界初で右も左も分からずとりあえず

    今流行っているデザインを真似て

    それより安くしようとただそれだけでスタート。

    周りより安いので集客は出来ました。

     

    しかしその後安定的に集客が出来なくなり苦戦をしました。

     

    要は多少技術も必要なデザインを

    中途半端な価格で提供しているからですね。

     

    この事からお店のコンセプトを作った方が安定的に集客ができる

    と思っております。

     

    ではこのコンセプトとはどのようなものか?

    色々な考えはあると思いますが

    シンプルにいいますと

    「どのような方にどのような価値を

    どのような形で提供するのか」

    を明確にする事。

     

    決めたコンセプトにより

    お客様をどこに連れていきたいのか?

    このような感じです。

    相手にもわかってもらう事も大切。

    そしてちゃんと需要がある内容と場所でサービスを行うが大切です。

    自分のコンセプトはいけるのか?

    これを考えた場合その需要があるのか?

    ここの確認です。

     

    ビジネスは「需要と供給」で成り立つので

    まずは「需要があるのか」を確認する必要があります。

    立地にも大きく左右されます。

    全く競合店がいない時は注意です

     

    ①コンセプトを作る

    どのような価値を誰に提供したいのか?

    ②需要があるかの確認

    立地も大切

    最初のオープン時はさておき安定的に経営をしていきたいのなら

    コンセプトはあると非常に有利です。

  • ネイルサロン経営について2022.08.31

    ネイルサロンで店舗展開をしたいのなら
    必ず組織運営をしていかないといけません。

    ここが個人サロンと大きな違いです組織運営です

    ではどんな組織を作ればいいのか?
    トップはこれの理解とまた人材探が必須になります。

    例えば10店舗を目指すなら
    トップ とマネージャーという仕組みではなく
    本部、教育担当、 店舗開発など
    さらに大きくしていく為の組織がまずは必要になります。

    要はこの規模ですと店舗を広げていくのに最も重要な
    「教育担当と店舗開発に2部門が必須」
    になると言う事です。

    それくらいこのネイルサロン事業では
    ネイリストの教育と新たに店舗を開発する事

    この2点は拡大していくためには必須になります。
    ネイルサロンに問わずこれは必要かと思います。

    なぜなら売上は全てお客様が持って来るもの。

    ネイルサロンの売上は全てネイリストが基本的にあげるもの、
    ここが軸だからです。

    これから拡大したいオーナー様は
    教育者と店舗開発が出来る方を教育するか? もし自分が出来ないようなら
    出来る方を入れるか? この部門だけ外部から入れるか?
    など考える必要があります。

    ちなみに
    その後は店舗運営、 採用部門、 店舗開発などなど更に細かくなり
    オーナーはこれらも理解をする事が大切です。

    しかしこの組織を作る業務自体も外部から入れ組織を作ってもらうという方法もあります。
    基本的ネイルサロンは施術者依存が強いですが
    店舗数が大きく、組織的になれば運営する部門も非常に
    大切になってきます

  • ネイルサロン経営について2022.07.30

    昨年に比べて今年の繁忙期は各サロン調子が良いところが多いかと思います。

    現在コロナは収まってないですが

    集客は好調なサロンが多いです。

    基本的に私が見させて頂いているサロンは

    人口ボリュームで言いますと30万人以上の都市

    例えばいくつかの路線があるような大きな街での顧問サロン様が多いですが

    ホットペッパーのランクでもライトSで20〜30人の新規

    スタッフが潤沢にいて集客出来るサロン様ですと

    ランクが低くても50〜60人の新規が来ているサロン様も結構あります。

    ちなみに私が見させて

    頂いているサロン様平均単価は約8000円程が多く

    40万〜50万ほどの売り上げは新規様で上がっています。

    時短での格安サロンではないです。

    30店舗程のデータでほとんどのサロン様の数字が上がっているので

    やはり業界的に非常にいい傾向かと思っております。

    正直今年の初めはまだ新規数が全体的に少なく

    特に昨年の繁忙期も渋いサロン様も多かったので

    ネイル以外のプラスアルファが必要だとブログなども書いていましたが

    現在はネイル単体でも可能かと思います。

    ですので今はとにかく繁忙期中は新規様や通常業務を徹底的に行い

    閑散期にリピーターで戻ってくるように

    また今回で各サロン様ネイリストがいれば集客が出来る

    と思ったサロン様も多いはずですので求人に力を注ぐ事をお勧めします。

    今までコロナで求人にあまりポジティブではなかった

    サロンが多かった為です。

    今求人も条件も上がってきております

    他社のサロンの条件を調べて我がサロンでも出来る最大範囲で

    条件を上げておく事をお勧めします

  • ネイルサロン経営について2020.02.11
    ネイルサロン 初期費用について
    ネイルサロンの開業に関してそのサロンタイプによってもかかる
    初期経費が大きく変わります。
    まずネイルサロンを開業する場合の諸経費では
    大きく分けて3つかかるものがあります。
    それは
    ・物件取得費
    ・設備費
    ・求人費用

     

    ここがメインになるかと。
    入居する際にかかる物件費用と
    後はネイルの施術をするための設備資金
    そしてオープンまでにスタッフを集める為と作業してもらう人件費です。

     

    これは開業するタイプによって大きく変わるものになります。

    もちろんサロン規模が大きくなればなるほどこの3つの経費は大きく
    なるわけです。

     

    この3つの中で最初に大きくかかるのは
    物件取得費になります。
    他は抑える事が出来てもこの物件取得費は結構かかるので要注意です。例えばですがマンションタイプとテナントタイプでは
    最初にかかるこの経費が大きく変わります。

    マンションタイプではあまりないですが
    テナントタイプですと最初に保証金などが家賃の何ヶ月分などかかる場合があります。
    これだけで100万以上かかるケースが多いです。設備費はピンキリなので抑える事も可能ですが
    最初にかかるこの物件取得費に関しては抑える事は中々出来ないと思います。

     

    ではこのかかる経費はどの位が相場か?
    まずは2年で回収出来るようにしていきましょう
    安ければいいわけでもなく
    ちゃんとした目標利益に達成する事が大切です。
    今のネイルサロン業界ですとこのくらいの回収スケジュールがいいかと思います

     

    安くても全然儲けが出ないサロンは意味がありません。

    高くても最初に資本を用意して投資をし計画通りに回収が出来ればいいのです。しかしながらいいものを安く抑える事は大切です
    抑えるところは抑え、かけるところはかける

    しっかり計画を立てていく事が大切です

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