知識集
こんにちは
仲村和也です
今回は価格の設定についてです。
ネイルサロンの価格設定を考える際に
まず大切なのは「周りのサロンがいくらだから」という考え方ではなく
自社がどのくらいの利益を残したいのかを明確にすることです。
まずは目標設定から始めましょう。
月商をいくらにしたいのか、そしてその中からどのくらいの営業利益を残したいのか。
この数字を決めることで、必要な客数や単価が見えてきます。
例えば、自宅サロンと駅前のテナントサロンでは必要な売上が大きく異なります。
自宅サロンであれば家賃がほとんど発生せず、固定費を抑えることができます。
一方で、大商圏エリアの駅近物件では家賃や人件費などの固定費が大きくなり
その分だけ高い売上が必要になります。
そのため、価格設定は「周りがいくらだから」ではなく
「自社が利益を残すためにはいくら必要なのか」
という視点で考えることが重要です。
次に確認したいのが、周辺エリアの相場です。
以前は他店より価格を下げて集客する方法も有効でした。
しかし現在は価格だけで選ばれる時代ではなくなっています。
むしろ価格を下げ続けることで利益が圧迫され、
広告費や教育費、設備投資にお金をかけられなくなり
結果としてサロンの成長を妨げるケースも少なくありません。
現在は他店と同等の価格帯を維持しながら、
・デザイン力
・接客力
・提案力
・持ちの良さ
・世界観やブランディング
・予約の取りやすさ
・居心地の良さ
など、自社ならではの価値を高めて選ばれるサロンを目指す方が長期的には安定します。
価格競争ではなく『価値競争』を行うことが重要です。
そして最後に、ネイルサロン経営で特に意識していただきたいのが「時間単価」です。
ネイルサロンでは物販を行っている店舗もありますが、売上の中心は施術です。
つまり、スタッフの時間が最も重要な経営資源となります。
例えば、
・ワンカラー 60分 4,000円
・定額デザイン 120分 7,000円
の場合、一見すると定額デザインの方が売上は高く見えます。
しかし時間単価で考えると、
・ワンカラー 4,000円/時間
・定額デザイン 3,500円/時間
となり、実はワンカラーの方が利益を残しやすいケースがあります。
さらに定額デザインは材料費や技術負担も増えるため
利益率はさらに下がる可能性があります。
もちろん定額デザインがお客様満足度や集客の入口になる場合もありますが
経営者は売上だけではなく「そのメニューが何時間を使い、いくら利益を生み出しているか」
を把握しなければなりません。
利益が残るサロンは、客単価だけでなく時間単価も管理しています。
価格設定を行う際は、
① 自社が必要とする利益を決める
② 周辺相場を調査する
③ 自社の強みを明確にする
④ 時間単価でメニューを分析する
この順番で考えることで、利益の残る価格設定ができるようになります。
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