知識集

  • ネイルサロン経営について2016.03.24

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンに限らず、何かしらの商売を始めたり起業することを賭け事のように思う方もいるかもしれません。
    確かにそういう部分もあるかとは思いますが、ギャンブルのように一か八かの感覚で起業したとしても成功はまず望めないでしょう。
    中には、ただただ好きなことをやっていたら、いつの間にか有名になってお客様の予約が1ヵ月待ち状態に…というような方もいるかもしれません。これはこれで素晴らしいことですが、ほとんどあり得ないでしょうし、そんな簡単なことではありません。
    ネイルサロンのオーナーになるためには、それなりの覚悟としっかりとした準備が必要となるのです。

    データや知識を得て、行動を起こす

    私はサロン運営に関して、思いつきやひらめきで動いたことはありません。
    全てはマーケティングやこれまでのテータ、知識を得て、それを分析してから動いています。
    自分の中である程度、「これなら大丈夫」という確信を持ってから動くようにしないと、積極的に物ごとに取り組むことが難しくなってしまいます。
    それが伴った上で、さらに行動力や運も必要になってきます。

    ですので、コンサルティングでもオーナー様のビジョンをお聞きした上で、これまでのマーケティングや知識などをお伝えしています。
    そして、ビジョンに対しての考え方やそれに見合う資金力がないようであれば、私は考え直した方がいいのではないか? とお伝えしています。
    例えば莫大な資金があって、ネイルサロンでもやってみようかな? といったテンションであれば、開業コンサルティングとして入らせて頂きますが、夢を持って融資を受けてネイルサロンをやりたい、という方には必ずしもやりましょう、とは言えないわけです。

    コンサルティングに関しては、良くも悪くもその方の人生に関わってきますので、安易にやりましょう、行きましょうというやり方は当たり前ですがしていません。
    先に話ししたように資金に余裕があって、副業などでサロンを考えているのであれば話は変わってきますが、開業するサロンに全てを注いでいるような方には、慎重に慎重を重ねてあらゆる角度からの分析をした上ではないと、とてもGOサインは出せないのです。
    ひと言でいってしまうと、要はサロンを開業するのに、その方の機が熟しているかいないか、ということです。
    もし状況が整っていないようであれば、先送りして再考する、サロン開業に向かってやらなければならないことをやっていく、というのも経営戦略のひとつといえるでしょう。
    何も焦る必要はないのです。全てが完璧だと思って始めても失敗する事もある、それが経営というものです。

    自分がリーダーシップを取るという自覚

    サロン経営に関しては、当然のことながら私自身もビジョンを叶えるためにも利益が必要です。
    それだけではなく、利益を出さなければスタッフも幸せにはなれません。
    だからこそ、サロン経営の仕組みやマニュアルを徹底しているのです。そして常にどうすればもっと良くなるか、というようにその先のことも考えています。

    もちろんコンサルティングに入れば、そういう部分もお教えしてはいきますが、コンサルティングをつけたから大丈夫…といったスタンスの方だと成功は難しいでしょう。
    あくまでもオーナーとして自分がリーダーシップを取っていく、という心構えと行動力が大切です。
    全てをコンサルタントに任せて、ただコンサルタントの言うことだけをやるような受け身の姿勢では、とてもその先やっていけないでしょう。
    解らないことは貪欲に吸収して、時には自分の考えをぶつけてみる。自分のビジョンに向かって率先して動き、それが間違っていればそうアドバイスもします。そのためにもコンサルタントはいるのです。
    コンサルティングは、成功を保証するものではありません。オーナーの方が成功するように解決策を提示して、その発展を助けるものです。サロンが成功するか失敗するかは、全てがオーナーである自分の責任となります。まずはこの気構えを持つことが重要なのです。

    私にしても、コンサルティングを決めたのであれば全力で力になりたいですし、ご相談頂くことは光栄に思っています。
    ご縁があって、色々なオーナー様やオーナーになりたいという方々と出会えることに、感謝しています。今後も皆様の経営の助けになれれば、幸いです。

  • ネイルサロン経営について2016.03.20

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンをオープンして、半年たっても赤字な場合、これは必ず何かしらの問題があることは間違いないでしょう。
    この問題に対してきっちりと向き合わない限り、赤字をなくすことは出来ないでしょう。最初から赤字なしでの経営ができるわけではありませんが、まずは半年をポイントにしてお店の状況を見直してみることも大切だと思います。
    今回は、サロンの赤字についてのお話をしていきます。

    赤字の理由と意味を考えてみる

    今は昔ほどその傾向はないかもしれませんが、銀座店がある、表参道店がある、といったことで、宣伝効果やお客様の安心感に繋がったりするステイタスをつける経営戦略もあります。
    これを考えて、例えばサロンが数店舗あってそのうちの1店舗などをブランディングのために一等地に出し、そこが赤字だったとしても他の店舗でそれを埋められるのであれば、これはありだと思います。

    他にも新人を教育するために店舗を出す、ということもあります。この場合には、新人ネイリストたちの経験の場としてのサロンということで、値段を下げたりしてお客様の関心を引くなどの方法が必要になってくるでしょう。
    もちろん、最初から新人育成のための投資と考えてそれ専門の店舗を出すというのもありですが、他の店舗数が多くて、余裕がないと厳しいかもしれません。

    これらのように、基本的にその赤字に理由や明確な意味があり、トータル的にみれば利益が上がっているなら本題はありません。
    また、経営全体を見た上で、将来のことを考えた投資的赤字だというのであればいいでしょう。
    ちなみにマイネイルではオープンして3ヵ月でトントン、4ヵ月目からは利益が上がるようにもっていっています。
    なぜこうハッキリと言い切れるかというと、そのように仕組みを作ったからです。
    以前にもお話ししましたが、利益がグッと落ち込む時期、というのももちろんあります。
    この場合にはその時期を見越した経営方針というものを立てれば済むことですが、そうではなくただの赤字であるなら、致命的な立地条件などでない限りは大きくいってしまえば仕組み作りが出来ていない、これだけだと思います。

    厳しい状態を乗り越えて出来上がるサロンの仕組み

    サロンの仕組み作りというものは、一朝一夕に出来るものではありませんし、私もこれまでに沢山苦戦してきました。
    ですが、この仕組みが出来てしまえば店舗を増やすこともリアルに見えてきます。
    問題はそこに辿り着くまでをどう乗り越えていくか、だと思います。

    赤字の場合、資金的にはもちろんですし、メンタル的にも余裕がなくなってきてしまいます。
    人間は追い込まれてしまうと、冷静な判断が出来なくなることも多いです。
    赤字になるということはどこかに原因があるのですが、そこには思考がいかずに、資金をどうするか、という方向に偏ってしまう場合も少なくありません。
    それで例え資金のメドが付いたとしても、その資金を再度つぎ込んだとしても、そうなった原因が解らないのですから、また赤字になってしまいます。この悪循環で結局サロンを閉めることになる、というパターンもあります。

    もちろん資金も大事ですが、まずはどうして赤字なのか? ということを徹底して検証することが重要です。
    お客様が入らない、リピーターが増えないというなら、サロンのある立地に対してニーズに答えているのか? 自分の店独自の売りはしっかりとあるのか? そこそこ利益を上げているのに黒字にならないなら価格設定に問題はないのか? 機材の仕入れに無駄がないのか? さらに言えば、スタッフの人数や技術力なども考えていく必要があります。

    これらのことを検証して修正していくことで、赤字にならない仕組みというものが作られていくのです。
    とても大変なことではありますが、この初歩作業なくしては成功は難しいので、ひとつひとつを確実にやっていくことが重要なのです。

  • ネイルサロン 一般業務2016.03.19

    こんにちは。

    仲村和也です。

    みなさん、コストカットについては色々とされていると思います。
    コストをカットする部分というのは、小さいものから大きいものまで様々な範囲であると思いますが、全てにおいて言えることは、“利益を出すのに必要不可欠なもの”ということです。

    コストカットができる部分とは?

    コストカットは、やろうと思えばあらゆる部分ですることが可能だと思います。
    細かい部分では給料の振り込み手数料もそうです。
    ここはスタッフたちに強制はできませんが、会社の指定した銀行への振り込みにして貰うだけで、経費は全く変わってきます。
    発注の際の送料なども同じです。ある程度の量をまとめて発注して無駄をなくすことも小さいようですが大事なことです。

    商材なども、オープンから当たり前のように使用してきたものが実は不必要になっていることもありますので、ここを今現在の視線で確認するといいと思います。
    何となく決まったところで買っていたけど、メーカーを変えたらコストがグッと下がった、ということもあるので定期的なチェックが必要です。

    求人を出す媒体にしても現在では様々なので、できるだけ効果的で経費が安いところを探してみるのもいいでしょう。
    他にも、例えばチラシを作る場合などでも、出来が良くて安いものを提供してくれる所もああります。
    また、サロンのHPを業者に依頼している場合には、ここもコストカットの対象になります。これは、業者によってかなり費用に差がある部分なので、他のオーナーの方から情報を貰って、低価格で質の高いHPを作成、運営してくれるところを見つけるといいと思います。

    これらの部分で気をつけたいことは、コストカットしたことで、サロンのクオリティがあからさまに下がらないようにすることです。特に商材などは、スタッフの希望するものが全てとは言いませんが、直接お客様たちと接するスタッフたちの意見もしっかりと聞いた上で、変えた方がいいでしょう。

    人件費をどうするか?

    そしてネイルサロンにとっていちばん大きいのは人件費ですが、ここを必要以上に削ってしまうのはNGです。
    ただし、スタッフたちのシフトの組み方などはよく考える必要がありますし、この組み方ひとつでかなりのコストカットができることもあります。

    地域によっても異なるとは思いますが、基本的に集客の出来る土日祭日に、スタッフが平日と同じ人数では予約を取りこぼしてしまいます。
    逆に平日に土日のようなスタッフの人数がいても、これは無駄になってしまいます。
    もし、極端に集客の弱い曜日があるならば、その日を休業日にするなどの対応もしていったほうがいいかもしれません。
    ただし、その集客の弱さが一時的なものなのか永続的なものかの判断が重要です。
    一時的だった場合、違う曜日にお客様が来なくなったからといって、コロコロと休業日を変えるようではお客様も困惑してしまうでしょうし、最悪リピーターを失う可能性もあるので注意が必要です。

    また、サロンの閑散期にはアルバイトやパートのスタッフの出勤を抑えて、逆に繁忙期は多めに出勤して貰わなければなりません。
    ここら辺は、雇う側としては当然のコントロールではあるのですが、いくらアルバイトやパートといっても生活があるので、そのことを考えて上手くバランスを取ることも大切になってきます。

    こういったことが円滑にいくかいかないかも、日々のコミュニケーション次第です。ろくなコミュニケーションがないままに店の都合だけで言ったとしても、スタッフたちはいい顔をしないでしょう。
    日頃からスタッフたちと接していることで、初めて伝わることもあると思います。
    ある意味、人件費はカットしやすい部分でもあり、いちばん気を遣う部分でもあります。

    コストカットは経営に関わる部分でもあるので、人件費も含めて、抑えるところは抑えて、投資が必要なときにはしっかりと投資することが大切です。

  • ネイルサロン経営について2016.03.18

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイリストオーナーでもそうではないオーナーにしても、スタッフとの距離感について悩まれたことのある方は多いと思います。
    スタッフと上手くいかない、というのももちろんありますが、そうではなくて仲が良くなりすぎてしまった、という悩みも聞くことがあります。
    これは、本当に難しい問題だと思います。

    適度の距離感を保つことの大切さ

    「とにかくうちのサロンは仲がいいんです!」などといった話しを聞くこともありますが、本当の意味でのコミュニケーションが取れているわけではないことも多いようです。

    “オーナーとスタッフの仲が良い=良いこと”とは、必ずしも言えるわけではありません。

    それによってサロンのルールや仕組みが緩くなってしまうことがあるくらいならば、ある程度の距離感や緊張感はあった方がいいのは明らかです。
    よく、「うちの会社はアットホームな雰囲気で…」というセリフも聞きますが、これにしても、もし業務上のことで馴れ合いになってしまっているようでは、とても良いとは思えません。

    当たり前ですが、会社は仲良しクラブではありません。
    スタッフたちから良く思われたい、という気持ちもあって、いつの間にか知らず知らずのうちにスタッフの意見に合わせてしまっている場合もありますが、これではビジネスは上手くいきません。
    友人同士で会社を作ったり、上司と部下になったりしている会社もありますが、よほど気をつけていかないと、上手くいかない場合が多いです。これなどは典型だと思うのですが、友だち関係の感覚でビジネスをすることで甘えの部分が大きくなってしまうこともあるからです。

    同じように、スタッフとの距離があまりに近くなってしまえば、厳しいことも言えなくなってしまうでしょうし、ビジネスとして悪影響が出てきてしまいます。
    この責任はスタッフではなく、オーナーにあると思います。
    こうなってしまうと、それを修正するのはとても難しくなりますし、出来たとしてもその後の関係がギクシャクしてしまうこともあります。
    そうならないためにも、いくら距離を縮めたいからといって、多少大げさにいえば、不必要にスタッフたちにすり寄ったり媚びたりする必要はないのです。

    あくまでもオーナーはオーナーですし、スタッフはスタッフなのです。このスタンスは守らなければいけない部分です。

    オーナーとして信頼を得ること

    これはオーナーの方が偉いとか優位であるといったことではありません。
    あくまでも立場、役割りが違うという意味です。

    オーナーの中には、こんな風になりたいと思われるようなカリスマ性のある方もいれば、この人を支えていきたい、と思われるような方もいます。
    とにかくこの人の元で働いていれば大丈夫だろう、と思わせる力がある方もいるでしょう。
    ですが、これらのオーナーたちは特別にスタッフたちと“仲が良い”というわけではないと思います。

    サロンにオーナーがいるだけで緊張感がある、というのもある程度は必要かもしれません。だからといって、スタッフから敬遠されることにはならないでしょうし、日頃からコミュニケーションを取っていれば、自然と距離は縮まっていくはずです。
    スタッフたちが、“オーナーは自分たちのこともちゃんと考えてくれている”といった安心感、信頼感を感じられればいいのです。
    スタッフから信頼を得る、ということは仲が良いということとは意味合いが違います。

    また、こういうものは店の雰囲気にも影響を与えるものだと思いますし、それは来店して頂くお客様にも伝わっていきます。馴れ合いでダラダラではなく、きちっとした業務をしている上でのオーナーとスタッフたちの一体感であれば、いいと思います。

    スタッフとオーナーの関係に正解はないと思います。
    どんな形と決める必要はないですが、自分はどんなサロンのどんなオーナーになりたいのか? という軸をしっかりと持つことが大事だと思います。
    その上で、スタッフたちとのコミュニケーションを考えていきましょう。

  • ネイルサロン経営について2016.03.17

    こんにちは。

    仲村和也です。

    どのように経営を勉強すればいいのか解らない。何がわからないのかも解らなくて、漠然と心配だけがある…という方もいると思います。
    これに関しては、ある程度知識は必要だと思いますし、情報も沢山あったほうがいいでしょう。
    私は仕事上、多くの情報と知識が必要ですので、日々情報に時間とお金を投資していますし、沢山の方と会うようにしています。
    その上でとにかく言えることは、“経営者もネイリストも経験を積むしかない”ということです。

    経験に勝るものはない

    本やセミナーなどからの知識ももちろん大切ですが、それにも増していちばん大切なのは、実戦した経験です。
    ネイリストも、いくらチップに綺麗な最新のアートが描けたとしても、実際にお客様の爪に出来なければ何の意味もありません。
    もっと言えば、ネイリストは技術者であり接客業でもあります。
    お客様を目の前にして、もしかすると途中でその方からいろいろな要望をいわれながらも、臨機応変に対応して満足して頂けるネイルが出来るようにする。これは知識と技術だけで得られるものではありません。とにかく経験なのです。

    私は、夢や想いだけでビジネスが成功するとは、正直思っていません。
    もちろん、目的を達成するまでにはその夢や想いは必須であることは確かですが、それだけで楽しく、楽々とビジネスが出来るということはありません。
    ただ、どんな道であろうと、目的までのその過程を楽しんでいけるようであれば、それはとてもいいと思います。
    夢や想いは、実際の経営や業務に役立つものではなく、メンタル的な部分での支えとして大切なものだと思います。

    経営者になりたいのなら、サロンを持ちたいというのなら、目的までにひとつひとつ小さな目標を設定してクリアしていくことが大事です。
    もちろん、最初は自宅サロンからでもいいと思います。ただし、いつも言っていますが将来的に店舗にしたいのか? さらには店舗展開をしたいのかなどで動きは変わってきます。
    ここをハッキリさせることで、やらなければならないことも見えてくるものです。

    例えば店舗展開をしたい方は、やはり実際に店舗展開をしている人の話しを聞いてみる方がいいと思います。
    新人ネイリストが集まっているサロンで、新人同士で解らない技術についてあれこれ話しをしているのと、ベテランのネイリストに経験からのアドバイスをひとつ貰うのとでは、重みが違いますしその先に雲泥の差が生まれます。
    それと一緒で、ネイルサロンをやったことのない経営コンサルタントから生きた話しが聞けるかというと、そうではないはずです。それは、知識はあっても経験値がないからです。
    コンサルタント的知識とは別に、サロンをやっていた、もしくはやっている人から話しを聞くということは、とても重要なことなのです。

    日々積み重ねていく経験の大切さ

    “机上の空論”という言葉がありますが、どんなに立派な計画が立てられたとしても、知識だけの場合では実際に動いてみると脆くも崩れてしまうことも多々あると思います。

    すでにオーナーをやられている方は痛いほど感じていると思いますが、経営をしていると些細なことから大きなことまでと、本当に様々な無数のトラブルが発生します。
    この壁を乗り越えているのといないのとでは、大きな違いがあります。

    先ほど経験者の話しやアドバイスは重要といいましたが、十分に知識を得たと思うなら今度は自分が体験する番です。
    実際にサロンを始めてみると、知識通りにことが進んでいって「こういうことか」と納得することもあるでしょうし、想定外の出来事に出くわし、しかもそれが経験者からも聞いたことのない事態だったりすることもあるでしょう。
    これらに対して、これまで得た知識も総動員して苦労しながら自分自身で対応することで、経営者としての経験値が上がっていき、それがリアルで新しい知識として蓄えられていくのです。これらの経験があって初めて、成功への道が見えてくるものです。
    もしかすると、途中で挫折しそうな事態に陥るかもしれませんが、それを支えるのが、最初の方でお話しした夢や想いです。

    どんな人でも最初は未経験者です。苦労しないで成功するオーナーなどほぼいません。
    オーナーになると決めたならば、やみくもに不安になるよりもまずは動き始めて、1日1日小さなステップを踏んでいくことです。
    知識が足りないと思うのであれば、そのために何が出来るか? ということを確認していくといいでしょう。実際に動くことで、知らず知らずに知識が得られていることも多々あるものです。

    しっかりとしたビジョンを持って目標のために動いていけば、道は開けていくものだと思います。

  • ネイルサロン経営について2016.03.13

    こんにちは。

    仲村和也です。

    コンサルティングに関しては基本的に開業するまでが多いのですが、オープンしてからも、数に限りはありますが顧問で入らせて頂いているサロン様もあります。
    ここで私がやって貰うことは、数字を見られるようにすること、しっかりと把握できるようにすることです。
    経営の基本として数字が見られるようになることは必要です。これが出来るのと出来ないのとでは、経営者として差が出てくる部分でもあります。

    数字ときっちり向きあうこと

    現場に入ってアドバイザーのようなことは、私には出来ません。
    ですので、あくまでも経営面の数字に関しての仕組み作りについてアドバイスをさせて頂いています。
    これまでの経験から言うと、特に女性オーナーの方は数字が苦手という傾向が多いです。
    ですがポイントさえ理解して慣れてしまえば、そう難しいことではありません。

    始めから税理士などに任せてしまうという方法もありますし、実際にそうやっている方もいると思いますが、余計な経費がかかりますし、まずは自分で理解するという努力をしてみることが大事です。
    また、個人事業主の方の場合、2月から3月にかけて確定申告を行う必要がありますが、これも丸投げしてしまうよりはまず自分でやってみる方がいいと思います。
    現在ではインターネットを使って申告書を作って送ることも出来ますし、税務署に行けば申告書の作成コーナーもあります。
    時間がかかることではありますが、昨年の収支がどのような状態だったのかをきちんと把握するためにも、自分の目で確認するいい機会ではあります。
    そしてこの部分を理解しているのとしていないのとでは、後々大きく違ってくると思います。
    税理士に頼むとしても、自分が全く解らないからということではなく、ある程度は数字を理解している上でのほうが何かと便利なはずです。

    サロンの状態を数字から把握する

    いきなり全ての数字を、といっても無理がありますので、最初のうちは最低限のことから始めてみるといいでしょう。
    まず必ず把握するべきことは、日々の売り上げ・お客様の数・リピーター率・損益率などです。
    サロンの売り上げを把握していないオーナーはさすがにいないと思いますが、いくら売り上げが上がっていても、利益がないようであれば意味がありません。
    ですので、その売り上げの内訳を損益で出す必要があります。
    例えば、以下の4項目です。
    「固定費」…売り上げに関係なく必ずかかる経費で主にサロンの家賃など
    「人件費」…スタッフの給料や新人の育成費など
    「広告費」…集客のためにサロンを広告する費用
    「材料費」…ネイルをするための機器や材料の費用

    これらが売り上げに見合っているのかを確認して、無駄な経費は削っていくようにしなければなりません。
    特に「広告費」や「材料費」などは、定期的に見直すことでコストカットがしやすい部分です。
    「人件費」にしても、シフトの組み方を変えるだけでもかかる経費が変わってくることもあります。
    その時のサロンの状態からどこがどう損益なのかということは、数字をしっかりと掴んでいないと解らないことですし、細かい対処をすることで利益率を上げることも可能です。
    ちなみに、もしホットペッパービューティーを利用しているようであれば、サロンの状態が細かく解るサロンレポートも大いに参考になると思います。

    そして、私が顧問でいれば顧問料も発生してきます。
    私としては、私がいなくても大丈夫なようにポイントを掴んでアドバイスを行って、なるべく早く卒業してもらうことを目指しています。
    もちろん顧問でいることが嫌なわけではありませんが、必要なことを学んで頂いて、オーナーである以上スタッフのために少しでも利益率を上げていって欲しいからです。
    顧問料や税理士への依頼料などをなくすことで、その分をスタッフやサロンの業務に回すことができます。

    数字の把握がしっかりと出来れば、その後の店舗展開などの計画もスムーズに出来るようになります。
    数字は、時に残酷な事実を突きつけることもありますが、そういうときに敏速に対応するためにも経営状態をしっかりと掴んでおくことが重要なのです。
    苦手意識がある方もいると思いますが、経営者としてやっていく上では必ず必要なことです。
    難しい経営学が必要だとは思いませんが、ここだけは…というポイントは絶対に落としてはいけません。

  • オーナーについて2016.03.12

    こんにちは。

    仲村和也です。

    経営していく上で大変なことは沢山あると思いますが、やはりサロンが軌道に乗るまでの資金繰りがいちばんでしょう。
    マネジメントやスタッフ管理など、人事関係などももちろん大変ですが、基本的には資金が回らないことにはどうにもならないのが経営です。

    忘れてはならないランニングコスト

    商売をするのが初めての方は、どうしても開業資金にばかり頭がいってしまいがちですが、商売が始まると今度はランニングコストが必要になるということを忘れてはいけません。
    この資金がギリギリになると、精神的にもかなりストレスがかかってきてしまいます。
    サロン業に限らず、ランニングコストなどの毎月の資金繰りに苦労している方も沢山いると思います。
    当たり前ですが誰も助けてくれません。
    ですので、開業資金は少しでも抑えて、ランニングコストに回すべきです。

    また、オーナーとして人を雇用する以上は、やはりどんな場合にでもスタッフたちに対する責任をどう取るか、が重要になってきます。
    今月は資金が足りないからスタッフたちの給料をちょっと待って貰う…というようなことになったら大変です。
    サロンの最高責任者として、真っ先に考える必要があるのはこの部分です。

    コンサルティングに入らせて頂くと、オープン3ヵ月でトントンに持っていけるようにと計画していきますが、やはり安定してくるまでには約半年ほどは見た方がいいと思います。
    半年も経てば、何にどれ位のコストがかかるのかということが大体見えてきますし、サロンがお客様たちのニーズに合ったものを提供しているのかどうかなども解ってくるでしょう。そうなれば、その先の計画も立てやすくなってきます。
    なので最初のうちは、ちょっとでも余裕のある状態で経営に臨みたいところです。

    オーナーもスタッフも大変な最初の3ヵ月

    サロンがオープンしてから最初の3ヵ月間はまだ環境に慣れていないでしょうし、ネイリストなどに新人がいる場合にはお直しが続いたり悪い口コミが入ったりと、色々なことが起こってきます。
    最初から現場を任せられる人間がいるなら経営に集中できますが、そうではない場合だととても大変な時期だと思います。
    前述したランニングコストやサロンの集客状態の把握などの経営者としての仕事に加えて、サロン内の業務にも目を配らなければなりません。

    また、ネイリストはネイリストでメンタルが揺れる時期でもあります。サロンに来て頂いたお客様たちからは、新しい店としてどんなネイルをしてくれるのかという期待もあるでしょうし、それに応えるために必要以上に気を張っているかもしれません。
    サロンオープンの経験が何度かあるスタッフがひとりでもいるとかなり違うのですが、それにしてもいっぱいいっぱいでしょう。

    そんな状態の中、ネイリストはオーナーの辛さは解らないので、色々な要求をしてくることも多いです。ただでさえ忙しいのに、さらに追いつめられることや腹の立つこともあるはずです。特に新人ネイリストが多い場合などは、オーナーのストレスも相当なものになるかもしれません。
    ですが、この時期にオーナーが感情的になって意見をぶつけたりすることがないように気をつけて下さい。
    そうなる気持ちはよく解りますが、オーナーが爆発してしまうと、スタッフたちも萎縮することになりますし、サロン内の雰囲気も悪くなってしまいます。ここは我慢のしどころなのです。
    オーナーもネイリストたちも、立場は違えど大変な時期というのは同じです。サロンを人気店にしようという思いはひとつのはずなので、お互いに頑張ろうという気持ちで業務に励みたいところです。
    スタッフたちにねぎらいの言葉をひとつかけるだけでも全く違うと思いますし、信頼関係を築くチャンスというように考えてみるといいかもしれません。

    オーナーなら誰しもが通る辛い時期もありますが、これを乗り越えたときに得られるものは大きいです。
    頑張って乗り越えるようにして下さい。

  • スタッフ教育2016.03.11

    こんにちは。

    仲村和也です。

    私はよく、オーナーとしてビジョンをしっかりと持つことや、それをネイリストたちにも伝えていくことをオススメしています。
    現場のスタッフとはあまり会う機会のないオーナー様もいるかと思いますが、最低限、ネイリストたちが将来どうなりたいのか? ということを定期的にヒアリングすることが大切だと思います。

    ネイリストの将来への意識

    今はアドバイザーに任せていますが、以前は私が採用面接を行っていて、その時に応募者のビジョンも聞いていました。
    どのような意識で働きたいのか? なぜネイリストなのか? ネイリストという職業についてどれくらいの思いがあるのかを知りたかったからです。
    ただ何となくではなく、しっかりとした目的を持って有意義に働いて欲しいということもありますが、ビジョンを知っておくことで、もし目指すところが同じであればお互いに高め合いながら仕事が出来るようになり、ひいてはそれがサロンのためにもなる、と思うからです。

    オーナーの中には、独立願望のあるスタッフを嫌がる人もいますが、私としては、将来オーナーになりたい、独立したい、という人を出来る限り採用したいと思っています。
    こういう願望があるということは、いずれはそのサロン辞めてしまうということになりますし、長く働いて欲しいという気持ちの強いオーナーだと敬遠しがちになりますが、やはり目標意識がある人とない人では働き方が違います。

    もちろん、ずっと雇われて現場に立っていたいという人もサロンにとっては大切ですし、いて貰わなければ困ってしまうでしょう。
    いずれは自分で店を持ちたいのか、生涯現役が希望なのかなどは、どちらでもいいと思います。
    これからネイリストになりたい人や既にネイリストの人で、新たにお店に入る方もいると思いますが、いずれにしてもある程度の将来の展望は考えた方がいいと思います。

    目的によって、自分のためになるサロンは変わってくる

    ゆくゆくは趣味程度にするつもりで、とりあえず今はネイリストであればいいのか? 店舗に就職して店長などを経験して独立したいのか? など、考え方は人それぞれです。
    ネイリストに年齢制限はもちろんありませんが、技術者としてベテランと呼ばれるようになるまでには相当な時間がかかります。
    将来どうするかは自分の技術に自信を持てるようになってから…などといっていると、あっという間に時間が経ってしまいます。技術を磨きながら、経験を積みながらでも方向性を模索することは出来るはずです。
    ですので、就職先を探すときには、ある程度自分の将来を見据えた上で、サロンを探した方がいいでしょう。
    それによって、自分のためになるネイルサロンの種類も変わってくると思います。

    例えば独立が目的であるならば、多少給料が低くても独立してやっていけるように成長が出来るところに就職するべきです。
    小さなサロンであれば、経営面などの勉強が出来る可能性も高いです。
    あらかじめ将来的なことを話しているのであれば、勉強に協力してくれるオーナーもいるかもしれません。
    ただ、この時に気をつけたいのが、自分の将来のためだけにそこにいる、というような腰掛け的な仕事の仕方はしないことです。それでは意味がありません。
    あくまでも基本はそのサロンのため、と同時に自分も勉強できて糧になる、というスタンスを忘れないことです。
    そして、これはそれぞれの考え方によると思いますが、ひとつのサロンで勉強していく方法と、複数のサロンで経験を積んでいく方法というのもあると思います。
    雇う側としては頭の痛い問題ではありますが、その辺もしっかりとオーナーと相談しておくことも大切だと思います。

    また、そうではなくずっとお店で雇われていたいというのならば、待遇面が充実しているサロンを選ぶといいと思います。
    ある程度の規模のサロンで福利厚生がしっかりしているところ、もし最初はアルバイトやパートだったとしても、将来的に社員として働けるところがいいでしょう。
    それなりの規模であれば、店舗展開もあるでしょうし、ゆくゆくは新人ネイリストの教育に回ったり店長を任せられるなどの地位向上の可能性もあります。

    オーナーであろうとネイリストであろうと言えることは、“タイム・イズ・マネー”です。
    自分のビジョンに近づくためにはどうすれば最短なのかを考えていくことも、とても大切なことです。

  • スタッフ教育2016.03.10

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイリストと聞くと、みなさんはどんな人を思い浮かべるでしょうか?
    基本的に綺麗な人、オシャレな人という感じで思い浮かべる方が多いように思います。
    やはり、「ネイル=オシャレ」であり美の追究の一環ですので、綺麗な人にやって貰いたい、というのがお客様の本音だと思います。

    基本的に大切なのは清潔感

    お客様たちは、みなさんが思っている以上にネイリストのことを見ています。
    もちろん美人である必要はありませんが、身だしなみ、という点ではやはり清潔感があるということが大前提だと思います。
    その上で、ネイルが綺麗なことも必要となります。お客様たちにとって、ネイリストのネイルがいちばんのサンプルであると思います。
    自分にネイルを施しているネイリストの手を見たら、汚かったり明らかに手入れがされていないような状態だとしたら、お客様はどう思うでしょうか?

    これはネイリストに限らずに、オシャレや美に関係する仕事であればどこも一緒だと思います。化粧品関係やアパレル系のショップ、美容室などに行けば一目瞭然で、店員さんたちはそれぞれのお店で綺麗な身だしなみをしています。
    それを見たお客様が自分もああいう洋服を着てみたい、あのお化粧がとても素敵、同じ髪型にしてみたい、と感じれば、売り上げに繋がっていくわけです。

    ネイルサロンでも同様で、写真やネイルの見本だけを見るよりも遙かにリアルに、ネイリスト自身のネイルがサンプルとなることが必要なのです。
    その基本として大切なのが清潔感です。
    ですので、マイサロンでは基本的に身だしなみも注意しますし、この“清潔感”を重要視します。
    そして清潔感に加えて、当然のことですが、ネイリストとしてきちんとしたネイルがついているか? というところも面接でも必ず見ています。

    自分自身の自己管理が出来ているか?

    また、偏見のように聞こえてしまうかもしれませんが、きちんと自己管理が出来ているか? という視点からもチェックするので、体重管理が苦手そうな人も採用はしません。
    なぜならば、そういう人は美を追究する仕事には向かないと考えるからです。

    他にも、マスクをするからといっていつもノーメイクで出勤するネイリストがいるという話しも聞きますが、これは接客業である以上基本的にNGだと思います。
    服装にしても同じで、ビシッとオシャレをしてとまではいいませんが、やはり接客業の最低限の身だしなみとして気を使って貰いたいと思います。あえてラフな格好をするというファッションとかであればもちろんありですが、そこにセンスや清潔感が感じられなければダメです。

    ネイリストだからネイルだけ、というのではなく、メイクやファッションも含めたコーディネートを考えることも大切です。その中でセンスのいいネイルがしてあれば言うことはないでしょう。
    季節が変われば当然オシャレも変わってきますし、流行もあります。これらを意識して美的センスを磨くというのは、ネイリストにとっても必要なことだと思います。
    ネイルの技術はもちろん大切ですが、トータル的な意味での美に対する追求も、また忘れてはならないことです。

    また、接客業の自己管理としていえば、言葉使いなどにも気を配りたいところです。どんなに綺麗な格好をしていたとしても、汚い言葉遣いをしていては全部が台無しですし、お客様に不快な思いをさせてしまうようではネイリスト以前の問題として失格です。
    もちろん、丁寧な言葉使いが全てとはいいませんし、あえて友だち感覚の会話の仕方というのもあると思います。ですが、接客業としての最低限のマナーは必要です。

    オシャレや美に対して、自分が興味を持てないようでは、お客さまに良いものを提供することはとても出来ません。
    ただお客様のネイルを綺麗にすればいいというのではなく、自分自身の美意識を高く持つことも大切な教育のひとつだと思います。

  • ネイルサロン経営について2016.03.08

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンの経営をしていくのであれば、最近の主流は小規模での店舗展開でしょう。
    この小規模での展開、例えばスタッフが4、5人の規模などでもそうですが、サロンの場所によって戦略を変えていくことが必要となってくるのです。
    どんな場所でも同じようなやり方をしているようでは、お客様を掴むことは出来ないのです。

    場所によって集客の方法を考える

    私のセミナーなどでも話すことがありますが、今、マイサロンでは池袋と錦糸町で同じ人数売り上げがありますが、そうなるまでの戦略が違いました。
    この2ヵ所では、集まってくる人の数やお客様層などが異なってきます。ですので、当然それぞれによって集客のための方法を変えなければなりません。

    例えば商圏的に池袋や銀座などでは、ホットペッパービューティーやその他の媒体で高い宣伝費をかければ、集客はそう難しいことではありません。
    この場合には、後は集客をしたときのスタッフの数を考えることが必要です。
    せっかく費用をかけて集客できたのにもかかわらず、スタッフが足りなくて対応できない、なんてことにならにように、最低でも4、5人のネイリストがいないと厳しいですし、現場マネージメントも必須となってきます。

    その一方で、錦糸町やマイサロンが昨年出店した柏などでは、元々の商圏人口が少ないためにホットペッパーなどでの集客ではいきなり限界が来てしまいます。
    ですので、錦糸町と柏の場合には最初にスタッフ2人でスタートして、まずはそこから利益よりは土台を作ってリピーター様を増やすようにしました。
    あえて言うならば、地域密着型という感じで一度来て頂いたお客様にまたご来店して頂けるようなサービスも重点的に考えるということです。
    もちろん、どんな地域でもリピーター様は大切ではありますが、やはり場所によってはこの辺を考慮しなければ集客に繋がっていかないと思います。
    簡単に言えば、大勢の人数が集まる大規模商圏では広告を使ってガンガンと集客を狙い、そうではない商圏ではこつこつとリピーターを狙った戦略にしたという訳です。

    自分のサロンの特徴によっても変わってくる戦略

    ここではマイネイルではリピーター戦略を使った形ですが、時短で格安なネイルサロンという場合にはまた戦略が違ってきます。
    まずは予約が空いてしまわないように最小限のスタッフ人数で形を作り、年間のスケジュール(繁忙期)に合わせてネイリストの人数を増やしていきます。
    これで時間をかけて、ジワジワとお客様の数が増えていきました。
    もちろん、最初のうちは利益はないわけですが、リスクを最小限に抑えることは可能です。

    このように、今現在スタッフの数が同じでも、地域によって戦略はそれぞれ変わってきますし、それによってスタッフの数を変動させることもあるというわけです。
    もちろん、リスクを取って錦糸町クラスで一気に集客出来ることもありますが、その際には宣伝の打ち出し方を考える必要はあります。
    要は、商圏によってはスタッフの人数、宣伝の仕方、集客までのリスクを最小にするための戦略などが様々に異なってくる、ということです。

    またそれ以外にも、ネイルサロンを出そうと思っている地域に集まる客層を考えて、提供するサービス内容を考えていかなければなりません。
    集客率の高い地域になればなるほど、ライバル店も多くなるはずなので、自分のサロン独自の強み、というものも必要になってくるでしょう。

    商売というものは生ものだと思いますし、街にしても常に変化しているのです。
    常にアンテナを張ってその変化を察知し、お客様のニーズに応えられるようにサロンも変わっていかなければ、生き残ることは出来ないでしょう。
    とても大変なことだとは思いますが、その中でいかにリスクを減らして戦略を考えていくかが重要なのです。

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