知識集

ネイルサロン経営
  • ネイルサロン経営2017.06.14

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    このブログでは記事を書くことは少ないのですが、開業コンサルタントの他、様々なサロン様に訪問して問題解決のために実際に現場に出ていろいろとやっている人間です(笑)。

    現場に出ていろいろやっている人間、というと大ざっぱな印象になってしまいますが、ネイルサロンが抱える問題はそれぞれによって違い、その原因を探って解決のための具体的な指導内容を提案・実行するので“いろいろやっている人間”というのがいちばんしっくりくるような気がします。

    そして実際に私とお付き合いをして頂いているオーナー様やネイリストさんは、普段私がどんな人物なのかをよ~く知っていると思うので、改めてこうやってブログを書くことがちょっと恥ずかしかったりもしています(^^;)
    はじめまして、の方も多くいらっしゃると思うので、真面目にお話しをしていこうと思います(いつも真面目ですが、いつも以上に!!)。

    伝えたいことが多く、長くなるかもしれませんが、お付き合い頂ければと思います!

    ■他店にも差をつける、サロンの現場でいちばん大切なことは…
    現場に出て、そのサロンの普段の営業風景を見ていていちばん目に付くのは、やはり「接客接遇」です。
    いくら素晴らしい店舗内装やネイル技術であっても、それらを伝える現場スタッフの接客接遇スキルがその影響を大きく左右します。

    今はネイルサロン自体の数も多くなり、お客様から選ばれるサロンではないと安定的な利益を出すのは難しいのではないかと考えます。

    サロンの考える“売り”には、様々なものがあると思います。
    安さを売りにしているサロンや通常2時間かかる施術内容を1.5時間で行うサロン、高技術を謳っているサロンや豊富なデザインを揃えているサロンなどが数多くある、というのが現状です。
    同じような“売り”を掲げているネイルサロンの中から、いかにしてお客様に選んで貰ってリピーターになって頂くかを考えると、「接客接遇スキルの向上は他店との差別化要因に繋がる」のではないかと思います。

    お客様がサロンに来店したら、ほとんどの時間はひとりのネイリストと対面で過ごすのですから、そこでお客様が気持ちよくお持てなしされるのかされないのかは直接サロンに対しての評価に繋がります。
    お客様は同じような“売り”を掲げているサロンをいくらでも選ぶことが出来ます。

    ちょっと話しがズレてしまいますが、あるテレビドラマでネイリストを扱っているエピソードがありました。
    そのエピソードでは、お客様の心を掴むのがとても上手いネイリストが登場します。彼女はお客様の手を見て触れて優しく話しを聞くことで、その人がどんな境遇にいてどんな悩みを抱えているかを見抜いてしまいます。
    ドラマではそのネイリストはその能力を使って悪いことをしてしまうのですが(^^;)

    もちろんこれはドラマであり、大げさな設定とはいえるのですが、お客様に対して1対1で接することで親身になっていろいろとお話をしたりする、という接客接遇スキルの部分でいうとネイリストとしてはとても理想的な姿ではありました。

    現場スタッフの意識が変わることでサロンも変わる

    私は、顧問として訪問するネイルサロン以外にも多くのサロンに行きますが、時々「えっ!?」と驚くような不快な時間を過ごすだけの接客を受けることもあります。
    たまたま担当したネイリストさんだけがそうなのかは解りませんが、せっかく自分好みのデザインが多いからと予約したのに、「これじゃリピートはないなぁ~」と施術されながら思ったりもします。

    技術の向上はスタッフ間で学び合う時間を設けているサロンは多いですが、「接客接遇」に対してはそこまで時間を設けているサロンは少ないように思います。
    このブログでもよくお話をしていますが、ネイルサロンというのは技術を提供する場であると同時に接客業でもあります。
    ですので技術と同様に、接客接遇スキルもとても大切な部分なのです。
    これは接客業であればどんなところでも同じだと思います。
    とっても美味しい料理が食べられたとしても、いい品物が安く買えたとしても、そういう店は他にもたくさんあるわけですから、お客様は気分の悪くなる接客をされたところには二度と行かなくなります。

    また、HPBの口コミ内容と件数、リピーター様の割合などは、接客接遇スキルを向上させることによって変わってきます!!
    そうなると、相乗効果で新規のお客様も増えます!!!
    もちろん、しっかりと指導してそれがきちんと実行されているかを現場が管理することが重要ですが…。

    約1年半ほど前に顧問で入ったネイルサロンでは、都内主要駅でオープンしてから8ヵ月が経っていて、口コミ件数11件のうちネイリストに対する悪い評価が大半を占めており、これを見たら他のサロンを選ぶだろうな…という状態でした。
    当然、リピーター様も少なく、ご新規様も多くなかったので売り上げも上がらず状態。

    現場に入って見てみると、デザインは地域に合っている、技術も悪くない、価格帯も価格帯も間違ってはいない、けれど接客接遇が口コミ通りで、これではお客様は居心地が悪いだろうな~、と…。
    さらにスタッフそれぞれがバラバラの動きで個々に悪いために、サロン全体の雰囲気がひと言でいうと“感じが悪い”のです。
    普段話しをすると、スタッフたちは明るくて笑顔も多いのに、とっても勿体ないことです。

    そこで、1日かけて接客接遇研修・スタッフ全員にロールプレイングで身体の動きまでを細かく指導しました。
    忘れてしまっていたり実際に出来ていない箇所は訪問日にその都度指導をしていき、次の月には今までになかった内容の口コミが入るようになりました。
    今まで口コミが入ると内容を見るのが怖くて全然嬉しいと思ったことがない、と言っていたスタッフたちが、初めて5つ星でとても楽しい時間でした。また来月もよろしくお願いしますという内容を確認したときに、「やばい、やばい、チョ~嬉しい!」と興奮したのをよく覚えています(笑)。

    現場スタッフの意識が変わったことにより、今ではスタッフ全員が「自分がお客様だったら」を基準にお持てなしができるまでに成長しました。
    結果として、今そのネイルサロンの口コミ数は200件近く、内容もほぼ5つ星、4つ星で埋まっています。
    「スタッフの気遣いが嬉しかったです!」
    「誰にやって貰ってもいつも楽しく過ごせます!」
    「親切に提案してくれてとても助かりました!」
    など、スタッフたちが頑張った分だけお客様の声も当初とは変わり、口コミを見て予約して頂くことも多くなりました。
    何よりスタッフが喜んでいたのは、お客様のお友だちをご紹介して下さることが大変多くなったことです。
    そして、リピーター率も毎月80%ほどの人気店になっています。

    ちょっとした微差で、お客様が受ける印象は変わる

    「やりたくないからやらなかった訳ではなく、どうすればいいのか方法を知らなかった」と言ってくれたスタッフが、新人スタッフに対して接客接遇研修を行っている姿を見て、本当に嬉しくなりました!!

    ちょっとした「微差」で、良くも悪くもお客様が受ける印象は変わるのです。

    その“小さな微差に気づくことが出来るスタッフがいる”というのは、ライバル店との差別化を考えるととても重要なことだといえるでしょう。

    接客接遇研修は、実際にサロン訪問して何が悪いのか? どこが足りないのか? もっとこうすると良いな、という部分を把握してからサロン毎に内容を作成しています。
    その内容を元にして研修を行うことで、各サロン独自の改善方法を取っていくわけです。

    特にHPBを使っているサロンでは、口コミというのはお客様のリアルな声を知ることができる貴重な財産です。
    それがあるからといって爆発的に集客が出来るというものではありませんが、ネイルに限らずマッサージサロンや飲食店、宿泊ホテルや温泉旅館などを決めるときには口コミって気になりませんか?
    パッと見で良さそうだと思っても口コミが悪いものばかりだと躊躇しませんか?
    ネイルサロン探しているお客様だってこれと同じだということなのです。

    もちろん口コミだけが評価の全てではないでしょうし、中には中傷的な内容のものもあるでしょう。
    ですが、基本的にはお客様からの生の声であり、良い部分はより伸ばし、悪い部分は改善するための格好の指針にもなります。
    色々なお店の口コミを見ると、味や技術などに関する評価はもちろんありますが、それ以上に店員やスタッフたちの態度など、接客接遇に対する内容のものがとても多いです。

    お客様からの、現場にいるスタッフへの評価は何よりの信頼になります!
    だからこそ、「接客接遇」っていうのはとっても大事なのです!!

  • オーナーについてネイルサロン経営社員教育2017.06.14

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    先日、顧問先のオーナー様から「“空いている時間”を管理するにはどうすればいいのか?」というご相談を頂きました。

    仲村も、このブログでよくルール作りやマニュアルについてお話ししていると思いますが、“空いている時間”については今までもオーナー様たちからご相談を頂いてきたので、今回はそこについてのお話しをしたいと思います。

    スタッフたちは、お客様のいない空き時間に何をしている?

    勤務時間内にお客様から予約が入っていれば施術をしているというのは、オーナー様が現場にいなくても把握しやすいと思いますが、お客様がいない空いている時間にスタッフが何をしているのかイマイチよく解らない、というオーナー様も多いです。

    話しを伺っていると、この部分での明確なルールがないことが多く、それぞれスタッフに任せているネイルサロン様も少なくないようです。
    この場合、現場をしっかりと把握して管理している方がいればそこまで問題が表面化しないと思いますが、そのような責任者がいないというサロンであれば、特にリストを作ってやるべきことの優先順位までを記した方が管理はしやすくなります。

    顧問先のオーナー様からの連絡で、「今日は空いている時間があったはずなのに○○が出来ていなくて…まさかサボっているとは思わないけれどいったい何をしているのかが解らないです」ということもよく耳にします。
    この○○に入る内容は、
    ・サンプルがひとつも出来ていない
    ・アルミやコットンなど消耗品在庫の補充が出来ていない
    ・店内の掃除や整理整頓が出来ていない
    ・釣り銭の両替が出来ていない
    など、オーナー様によってそれぞれ違うのですが、簡単にいうとオーナー様がスタッフたちに対して“空いている時間”にやっていると思っていること(やって欲しいこと)が出来ていない、ということです。
    これはなぜなんだ!!!!????…と。
    実際に現場を訪問して見ていると、やるべきことに気が付かずに別の作業に時間を使ってしまっているので、時間はあるのに出来ていない、ということがよくあります。
    ただこれは、ある意味では仕方のないことでもあるのです。

    組織の大きさに拘わらず必要なルール

    まだ1店舗だし、スタッフ数も少ないからルールよりも協調性を大切にしたい、と敢えて決まりごとを作らないというオーナー様もいるとは思いますが、組織というものが複数の人間による共同体である以上、人数の少ない多いに拘わらずその組織を束ねて、しっかりと機能させられるためのルールを定めておかないと様々な弊害が起こってきます。

    オーナー様が見られないところでスタッフが何をやっているのか解らない…。
    出来ていると思っていたことがなぜか出来ていない…。

    これらも組織としての価値観の違いからくる弊害のひとつといえるかもしれません。

    そして「それくらいは言われなくてもやるべき」というのは、ハッキリいって通用しないのです。
    だからといって、スタッフたちをただ単に怒ってしまうのもNGです。

    最初からスタッフたちにやる気がない、というではない限り、空いた時間にこれをやろう、やらなくちゃ、ということはスタッフも考えているはずです。
    ですが、それぞれの考え方は違うものなのでどうしてもそこでズレてしまう部分が出てくるのです。
    時間が空いているときにどこの何をチェックして、足りなければ補充、汚ければ掃除したり整理したりする…まずやらなければならない優先順位をしっかりと把握できているスタッフというものは、そうそういるものではありません。

    各個人で考えることが、果たしてサロンの経営戦略に合ったものなのかどうか? これはある程度のガイドラインがなくては現場のスタッフも解らないのです。

    やることの優先順位も、必ず決めること

    ルール作りやマニュアルというと少し大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、TODOリスト(日常業務で“行うべきこと”を記録しておくアプリケーション)のように空いている時間にすることを細かく書き出して優先順位を考えてみましょう。

    「新作チップの作成」
    「アルミやコットンなどの消耗品の補充」
    「ブログやSNSのアップ作業」
    「カルテの整理」
    「在庫のチェック」
    「サロン店内の整理整頓」
    など、これらを曖昧な表現を避けて細かく具体的に書いてみるのです。
    もちろん、サロン様によってその優先順位は変わってくると思いますので、ここはサロンの経営戦略に沿った順番をよく考えましょう!

    例えば、毎月決められた日にスタッフ全員で新作チップの製作日を設けたり、毎日(これが厳しければ週に1回でも)サロンのオープン前に必要最低限の在庫のチェックをしたり。こういうルールがあるサロン様であれば、空いた時間には他のことを優先的にやって貰った方がいいかもしれません。
    ホットペッパービューティーを使わずに、主にホームページやSNSで集客をしているというサロン様なら、そこに記事や写真をアップするということなどの優先順位も変わってくると思います。

    ただ、ネイリストオーナー様であればこれらのことは割りとスムーズに考えていけると思うのですが、ネイルのことが全く解らないオーナー様の場合だと、何をどう決めていけばいいのかが解らないかもしれません。
    こういう時には店長やアドバイザーに相談してもいいですし、ベテランネイリストに協力して貰うのも方法だと思います。
    この時には、自分のビジョンや経営戦略を理解して貰うことが大切ですので、しっかりと伝えておくようにしましょう。

    サロンにいられる時間があまりないというオーナー様のところでも、このリストを作成したことによって現場からもやるべきことが明確で動きやすくなった、という声を頂きましたが、何よりも良かったと思うのは店長が指示を出さなくてもリストやルールに沿ってスタッフ個人個人が判断して動けるようになったことです!!

    現場運営が円滑に行えるように環境を作ることは大切なことです。
    それだけではなく、現場への心配が減ることはオーナー様の余分なストレスがなくなることにも繋がります。小さなことのようですが、雑多なストレスが減るというのは精神衛生上も、経営戦略を考えていく上でも大切なことだと思います。

    リストを作っても、スタッフたちが「わかった」だけで留まらずに、リストを基準に「出来る」まで指導していきましょう♡
    そしてそれが定着することが出来れば、サロンの向上にも繋がってくると思います。

  • ネイルサロン経営求人について2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    そろそろ閑散期に入りますが、お客様が少ないとぼやいているのではなく、この時期だからこそ今から次の繁忙期に向けての準備に入る必要があります。

    もし今、サロンにネイリストなどが足りないようであれば、そのスタッフを用意しないとなりません。

    どんな人材を募集するのか?

    しかしこれは常にあることですが、求人募集をかけても来ないことは多々あります。
    これはネイルビジネスを続けてから常にある問題、というよりもネイルに限らずどの業界でもこの人手不足に悩んでいます。
    会社のために経験豊かで優秀なスタッフを…がやはり理想ではありますが、こういう人たちは基本的に来ないと思った方がいいでしょう。

    ましてや小規模な個人サロンだと厳しいと思いますし、仮に応募があったとしても、お給料が払えない時給を求められる可能性があります。
    給料だけではなく、社会保険などがないようだとさらに厳しくなってくるでしょう。

    このような状況を、どう打破していくか…?
    その方法としてはいくつかあります。

    まずは求人=ここをカスタマーと考えると、基本的にこちらが欲しいと思っている方が来ないのは、そこにニーズがないからです。
    これはもう仕方がないのです。

    自分のネイルサロンで講師レベルのスタッフを

    マイサロンでも色々と試してはいますが“現場の経験者が来ないのであれば未経験者”、
    ここに焦点を当ててきましたがさらに、スクールも行ったことのないような方の求人もネイルの世界であればアリです。

    ネイリストには国家資格がないので、自社でスクールの講師レベルのスタッフがいれば、まったくのネイル未経験者でも可能なのです。
    これが出来るとかなり有利になります。

    「自社で一から教育して、現場で働くことが出来るようにする。」
    実はここはまだブルーオーシャンでもあります。
    これだと求人の応募者は結構来るのです。
    ここにはニーズがあるということです。

    もちろんここを作るのにはいつもお話ししているように仕組みが必須となります。
    ですが店舗展開をしたいのならばこれが出来ればかなりの強みになります。
    私が知っている限り、数店舗経営をしているネイルサロンでこの仕組みを自社で作っている場合は全くの未経験者でも給料を出しているところさえあります。

    かなり大胆なやり方ともいえますが、これが出来ると現在からその先々まで、かなりメリットがあるといえるでしょう。
    求人の際に応募者が来やすい、ということはお話ししましたがそれだけではなく、ネイリストとしての教育がしやすいということもあります。
    よくお話をしていますが、経験者であるネイリストの場合、もちろん即戦力なので助かりはしますが、自分独自のやり方や他店でのクセがついていたりすることも多く、そこを修正していくのは結構大変なことです。
    ですが、自社で最初から教育するのであればその心配はないですし、真っ白な状態で学んでいくので覚えもいいといえます。

    まったくの未経験でネイリストになりたいという方は結構いますが、スクールに行くにはお金がかかりますし、そういった部分で躊躇している方たちには格好の求人になるはずです。
    実際の現場で学んでいくことのメリットも大きいです。
    ただし、これはサロン側にとっては最初のうちは大きな負担にもなる投資といえます。
    講師が出来るスタッフがいないようであればそこから始めなければなりませんし、カリキュラム的にも本当にしっかりとした仕組み作りが必要となります。

    もし自分のサロン的にそこまでは出来ないというのであれば、前述した社会保険などのことを含めて、応募者が来やすいような体制を作ることも方法です。
    これもよくお話しすることですが、ネイルサロンにとってネイリストはいちばん重要な存在ですので、このことを頭に入れて求人条件を考えていくことです。

    求人に応募者が来ないと思っているだけでは何も始まらないので、まずは何が出来るか? ということを考えて動くことです。
    モチベーションや意識を上げるのではなく具体的な行動が必要です。
    それも軸からブレない行動です。
    ただしあまり無理をしすぎると続きませんので、自分のサロンの現状をよく見ることも忘れてはいけない部分です。

    そして重要なのは、どこを見て準備しているか? ここです。
    そのためにも自分のビジョンをしっかりと持っておくことが必要です。
    仕組み作りはすぐには出来ないものですが、自分のサロン経営の先を見据えて今からどのような動きをしていくか? ここが大切だと思います。

  • ネイルサロン経営マーケティング2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンを始めるのであれば、まずそのコンセプトを決めることが大事です。
    それによって全てが変わってくるからです。

    今回は、コンセプトによるサロンの立ち上げ方についてお話ししていきます。

    コンセプトに合ったサロン作り

    自分はどんなサロンをやっていきたいのか? これによって、サロンを出す立地条件などもそうですしネイル用品などの商材ももちろん変わってきます。
    激安で時短、でも流行りのアートをガンガン出来る店であるならば、多少駅から距離があっても激戦区ではなければいけるかもしれません。ただし、その地域に集まるお客様層のニーズを考える必要はありますし、立地条件はやはり大事です。

    また、激安店が高価なジェルや今話題のジェルを使用して、豊富なカラー展開をしていくのであれば採算が合いません。
    安かろう悪かろうではダメですが、当然のことながらビジネスなので、ある程度の線引きは必要となってきます。
    逆に高品質の高級店を目指すのであれば、クオリティの高いジェルを揃えていく必要があります。
    この商材に関しては、ネイルをビジネスとして見ているオーナーと、ネイルが好きで始めるオーナーやネイリストオーナーとでは全く違ってくると思います。

    ビジネストしてネイルサロンを始める場合、ネイルのことがまったく解らないオーナーもいると思うのですが、解らないからといって全てをネイリストに丸投げする、というのはNGです。
    ネイリストにしてみれば、自分たちの使いたい、使いやすい商材がいいわけですから、経営状態や採算を度外視したものになってしまうことも考えられますし、これでは続きません。
    全てを丸投げするということは、ヘタをするとスタッフたちに現場を支配されてしまうことにもなりかねません。

    そしてネイルについて知り尽くしているオーナーの場合でも、趣味でサロンをやるのではない限り、自分の好みを優先させるというよりはしっかりと収益の出る採算に見合った考え方をする必要があります。
    特にネイリストオーナーなどだと、こだわりがあまりに強いという傾向もありがちなので、そこは注意が必要となってきます。

    これはジェルなどの商材に関してだけではなく、全てのものに対していえることです。
    ネイルが解らないオーナーや経営がよく解らないネイリストオーナーならば、それぞれが解るパートナーやアドバイザーがいれば安心ですし、または信頼できる知人に相談してみることも必要です。
    解らない部分でも強引に自分だけで推し進めるのではなく、他人の意見を聞くということも経営者としては大切です。

    経費をかけないで、お客様にとって快適な空間を作る工夫も

    大げさにいえば、単価12000円のネイルサロンのイスが座り心地の悪い簡易的なもので満足して貰えるわけはありません。
    同じように激安店に来るお客様がフワフワの高級ソファを求めているわけではないのです。
    もちろん、快適な空間があるに超したことはありませんが、やはりコンセプトに対してバランスの取れた空間作りというのも大切です。

    もし資産に余裕があってこだわることが出来るならばそれもアリかもしれませんが、装飾や空間作りに重点を置きすぎるよりは求人などの方に投資した方がいいと思いますし、運転資金や不測の事態に備えて現金は残しておいた方がいいでしょう。
    本当に大切なのは、お客様にとって満足できるサロンなのか? ということです。
    どんなに店内がキレイで豪華でも、施術内容がイマイチで意味がありません。
    また、いいネイルが出来たとしても、接客態度などに問題があるようではこれもまた失格です。

    激安店であろうと高級店であろうと、ご来店頂いたお客様が満足できるサロン作りをすることが基本です。
    サロン内が不潔だったり汚かったりするのは論外ですが、そうでない限りは、しっかりとした施術の出来るネイリストを集めて、さらに経費のかからない接客接遇などの教育を徹底していく。
    これができるかできないかが勝負になってくると思います。
    お客様が“またこのサロンに来たい”という空間作りは、決して店内の装飾にあるわけではないのです。

    まずは自分のネイルサロンのコンセプトを明確に決めて、それをしっかりとスタッフたちと共有すること、そしてそれに見合った準備をしていくことが重要なのです。

  • ネイルサロン経営2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    今日はオーナーのメンタルについて話をしていきたいと思います。

    ネイリストたちスタッフを束ねることの大変さ

    ネイルサロンのオーナー様とはよくお会いしますが、色々なタイプの方がいらっしゃると共に、サロンを経営するその理由も様々です。
    単にビジネスとしてやる方もいれば、メインのビジネスの税金対策の方もいます。もちろん、ネイルが大好きで始める方もいます。

    このブログでもよく話しをしますが、ネイルサロンの経営はやり方次第ではまだまだ稼げると思います。
    ですがそれは、同時にネイル業界に参入する方が多くなるということでもあり、ネイルサロンが飽和状態になっている、ということでもあります。
    そして意外かもしれませんが、経営的に黒字なのに辞めてしまう方も多いのです。

    なぜかというと、ひと言で言ってしまえばメンタルが保てない、ということなのです。
    そしてこれはオーナーが男性でも女性でも同じくらいの比率でいえることなのです。
    いったい何が大変なのか…
    これにはもちろん色々あり、まずはキャッシュフローに関する悩みがあるのですが、それよりもネイリストたちスタッフを束ねて引っ張っていくことがあまりに大変で疲れてしまうオーナーが多いのです。

    自分がネイリストとして現場に第一線で入っている場合や1店舗のみの時には、割とうまく回っていたり他のネイリストとのコミュニケーションにも問題がないということが今までの経験から解っています。
    ですが、オーナーと現場ネイリストという立場の違いができると、それが急に難しくなってしまうことがあります。
    年内で営業終了をしたネイルサロンのオーナー様のお話を伺う機会があったのですが、とにかく次から次へと現場からの要望が続いて、そのうち半分は嫌がらせのようになってきて…という状態だったそうです。
    ですので、ある程度利益は出ていたものの精神的疲労の度合いと比べると辞めた方いい、と判断したそうです。

    これはオーナー様サイドの話しか聞いていないのでジャッジは難しいですが、このような話はよくあるのです。
    特にオーナーがリーダーシップをとることが出来ずに、現場をスタッフに支配されているようなネイルサロンでは同じようなことが起こる可能性があり厳しいといえるでしょう。
    スタッフたちの意見を聞くことももちろん大切なのですが、オーナーとして締めるところはビシッと締めていかないとダメなのです。

    せっかくサロン経営を始めて、しかも黒字経営ができているのに心理的な理由で辞めざるを得ないというのは、大変勿体ないことだと思います。
    とはいえメンタル的な問題というのは重要な部分でもあるので、限界に達してしまう前に何らかの方法で解決していくようにすることが重要です。

    全てをひとりで抱え込まずに、問題を先送りしない

    同じような状況になっているネイルサロン様にアドバイザーを派遣したことがあるのですが、今ではしっかりと立て直している所もあります。
    アドバイザーが入ることによって各々の立場や役割がハッキリとして、分業体制が整ったことが良かったのだと思います。
    どんなビジネスでも同じでしょうが、問題は次々に色々と起こるものです。
    それらをオーナーの立場だからとひとりだけで抱え込んでは、ストレスが溜まって心理的に追い込まれてしまいます。
    これでは、問題に対して正常な判断も下せなくなってしまいます。

    アドバイザーや店長など、サロンの責任者である人たちと分業することで、これは避けられると思います。
    そのためには、サロン内に信頼できる人の存在が必要となります。
    自分のビジョンをしっかりと理解してくれて、それに向かって一緒に動いてくれるような人がいるかいないかで、この辺のこともかなり変わってくるはずです。
    もし、そこまでの存在がいなかったとしても、少なくともサロンの問題などは責任者たちと
    話しをしてどうするかを考えるようにすることです。
    ひとりだけであれこれ思案するよりもいい解決策が見つかる可能性は断然高いといえるでしょう。

    そして問題が発生した時には、焦らなければ必ず対応策はあるはずですので、問題に気づきながらもギリギリまで放置することはせずに敏速に対応することです。
    オーナーとしてやらなければならないことは沢山あると思いますが、何かあった時にはやることの優先順位を変えてでも対応する、この柔軟性も必要となります。

    経営者というものは、基本的にとても孤独です。
    ですので、私も悩むことがあると経営者である先輩の話を聞いて、モチベーションを保つようにすることもあります。
    同じ立場の誰かに話しを聞いてもらうということは、問題に直接関係のない話だとしても気分転換にはなるでしょうし、決して無駄なことではありません。
    大切な話から下らない話までを、お互いにできる人を持つことも必要なことだと思います。

    私もまだまだ学ぶことが多い立場ではありますが、タイミングや機会があれば沢山の方と関わってご相談にも乗らせて頂ければと考えていますので、お気軽にお問合せ下さい。
    お待ちしております。

  • ネイルサロン経営社員教育2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    コンサルティングに入った際に、ネイリストからアドバイザーによく相談される内容のひとつに“最初の雇用条件と違う”というものがあります。

    今回は、この雇用条件についてのお話しをしていきましょう。

    雇う側と雇われる側の意見を一致させる難しさ

    「早番だけでいいと言われていたのに、いつの間にか遅番が日常的にある」
    「土日休みの平日勤務でいいと言われたのに、土日に出勤しなくてはいけない状況になって断れない」
    「社会保険完備と言われていたのに、しばらく待ってくれと言われたままになっている」
    「求人広告に昇給あり、と記載されていたのにいつまでたっても給料が上がらない」
    などなど、“実際に働いてみると最初の条件と違う”ということは上げればキリがありません。

    オーナー側の意見と雇用される側の意見が本当に一致するということは、正直なかなか難しいところでもあります。
    やはり雇う側は、よほどの技術や顧客がいるなどのメリットがなければなるべく人件費を抑えたいというのが正直なところですし、雇用される側はもちろん少しでも給料が高い方がいい…。
    それぞれのボーダーラインはあると思いますが、初めの雇用条件が守られない、というのは問題になることが多くなります。

    これは個人が小さくやっている所ほど多いのですが、今とにかく人がいないから平日だけでもいい、土日だけでもいい、では必ずバランスが取れなくなります。
    なるべく早く人に来て欲しいという思いから、働きやすい条件を求人広告に書くこともあるでしょうが、いざ働き始めてみると全然違った、ということになればスタッフに最初から不信感を持たせることになってしまいますし、これではモチベーションも下がり長く働いてもらうことは難しくなります。
    とりあえずどこか他の就職先を探しながら勤務することになれば、接客などの態度にもいい影響はないでしょう。

    また、シフトの曜日や時間が違うことも問題ですが、社会保険や給料などが違うというのはヘタをすると虚偽広告といわれても仕方がないですし、問題が大きくなるかもしれません。
    最低限、この辺の条件は守らなければいけない部分だと思います。

    小さい規模のうちから、しっかりとルールを決めておく

    運営していく中で誰かが辞めてしまったり、サロンの状況の変化による勤務体系の相談があるのは仕方のないことですし、その時にみんなが歩み寄れるような関係であるのが理想でしょう。
    今サロンがこういう状況なので悪いけど対応して貰えないか? ということを説明して働いてもらうようにすれば、スタッフに不信感を持たせずに済むと思います。
    そんな中で一部のスタッフに特例を許すようであるのならば、その時もきちんと他のスタッフたちが納得できるような定義も必要になります。

    また、面接の時などに「広告ではこう書いてあるけど、サロンの状況によっては条件以外のことをしてもらうかもしれないけど…」というように先手を打っておくのもいいと思います。
    スタッフ側の気持ちとしても、いきなり違うことを言われるよりはそういうこともあるという心構えが出来るでしょうし、対応してもらいやすくなるはずです。
    もし条件が変わるのは絶対に困る、というような人ならば、その人を雇うかどうかはオーナーが判断すればいいことです。
    人がいないという状況があったとしても、何でもかんでもアバウトにして後からトラブルになるよりは、雇うときにはっきりしておいた方が全然いいと思います。

    今まだ勤務条件や給料の条件、社員雇用が出来るのか出来ないのかなどのルールが決まっていないようであれば、小さい規模のうちにはっきりと決めておいた方がいいでしょう。
    逆にいえば、こういう部分が決められていないようでは企業としての成長は難しくなってくると思います。

    雇用条件に関してオーナーが直接スタッフと話すのもいいですが、アドバイザーや店長など中間に入れる人がいる場合には、オーナーが直接ではなくその人たちに話しをして貰いお互いの納得できるところを探してきちんと決めていく方がスムーズかもしれません。
    スタッフ側にしても、オーナーに直接よりも話しやすいでしょう。

    もしフタッフたちに不満があるならばしっかりと対応をして、モチベーションを保たせるのも大切なことです。
    これまでも話しをしてきましたが、ネイルサロンにとってネイリストたちの存在はいちばん重要でもあるので、雇用するときから誠実に応えていくべきでしょう。
    出来ることはしてあげる、出来ないことは出来ない、と最初からはっきりと知らせておくことがその第一歩だと思います。
    お互いの信頼関係を築くことも、サロンの発展に大きく関係してくるはずです。

  • ネイルサロン経営2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    きちんとした対応で安心感にも繋がる「お直し」

    オーナーの悩みのひとつに、お客様のご来店後の「お直し」があると思います。
    12月上旬にオープンしたネイルサロンにコンサルティングで入りましたが、未経験のネイリストが多かったためか、「お直し」が続いてしまい大変だったようです。

    「お直し」はあまりに多すぎるのはもちろん問題ですが、お客様には大変申しわけないのですが最初のうちはある程度は起こる可能性は高いです。
    言い訳をするつもりはありませんが、ネイルは技術であり、ネイリストは技術者です。
    このことからもやはり経験や場数の多さに勝るものはありません。
    ですので、経験の浅いネイリストが多いサロンでは、最初はこの「お直し」にどう対応していくか? ということも考えておいた方がいいでしょう。

    ただ、「お直し」に入ることで学べることも沢山あります。
    先輩ネイリストに「お直し」に入って貰い、その原因を見つけて貰って指導を受けるいい機会にもなると思います。
    この「お直し」というのは、オーナーサイドから言わせて貰えば正直かなりのロスタイムになります。
    ただでさえ施術時間などで悩んでいるはずなので、これは頭の痛い問題でもありますが、ここをきちんと対応することでお客様からの安心感に繋がる場合も多いのです。
    さらに言えば、施術が終わってお金を貰ったらはい終わり、というのではなくアフターケアもしっかりやっているサロン、ということを前面に出してお客様に伝えておくのもいいかもしれません。

    保証期間があるネイルサロンも多いかとは思いますが、マイサロンの場合はお客様の来店日の翌日からカウントして5日以内にサロンへ連絡して貰い、その連絡から1週間以内にご来店頂くというシステムをとっています。
    この時には、いつネイルが取れてしまってどの指なのかも確認を取らせて頂いています。
    やはり中には、「お直し」でご来店するまでの間にここも…こっちも…と増えていってしまう方もいますし、稀ではありますが明らかに“全部自分で剥がしましたよね?”という方もいます。
    そのような方は“カラーを変えたい”などの希望を言う場合もあるのですが、あくまで無料の「お直し」の期間は同じ条件で、と決めています。

    上記のような特殊なものは別として、無料で行う「お直し」のルールをはっきりと決めておくことで、「お直し安心サービス」などとしてサロンのひとつの売りにすることも可能だと思います。

    「お直し」があった時にはネイリストのメンタルにも気を配る

    この「お直し」からクレームに繋がるパターンもあるのですが、それについてはまた後日お話ししたいと思います。
    まず、「お直し」が続いてしまった場合には、きちんとした対応と今後の対策をすることが重要になってきます。
    どうしてそうなってしまったのか? という原因をしっかりと見つけ出すこと、そしてそれを当事者であるネイリストだけではなくサロン全体のスタッフで共有して、同じことが起こらないようにしていくことです。
    何度も同じような「お直し」が続いてしまうようでは、ネイルサロンとしての信用も失ってしまいます。
    ここら辺は、基本的な技術の向上という意味でもしっかりと対応しておくことが大切です。

    そしてもうひとつは、ネイリストのメンタルにも目を向けて欲しいと思います。
    あってはならないことではありますが、何度か「お直し」が続いてしまったりすると、ネイリストとしての自信を無くしてしまいモチベーションも下がってしまうことが多いです。
    そうなってしまうと、さらに別の部分での凡ミスも出やすくなってしまいます。
    もちろん反省と改善はして貰うべきなのですが、失敗は誰にでもあるものです。
    ここでオーナーが焦ったりイライラしていてはダメです。
    ベテランのネイリストでも「お直し」は心理的にキツイものですが、これが新人になればかなりダメージを受けてしまうことになるでしょう。

    甘やかす、という意味ではなくサロン全体でカバーするということが必要だと思います。
    「お直し」はどんなネイリストでも必ず通る道でもあるものですし、このことでネイリスト個人の責任や問題にして責めるだけというのは酷なことでもあると思います。
    そうではなく、技術研修の時間を取るなどのオーナーとして出来る対策をするように、サロン全体で考えていくべきです。
    そしてまずは、「お直し」がいかに起こらないようにするか、という仕組みを早く作ることが大切になってきます。

  • ネイルサロン経営2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    みなさんも感じていることと思いますが、近年、ネイル業界では価格破壊が進んでいます。
    これはもちろんネイルだけではなく、飲食業も含めて全ての業界においてそうなっています。
    この価格破壊が、経済社会において良いのか悪いのかはさておき、現実問題として向き合っていかなければなりません。

    価格破壊にどう対応していくのか?

    全身脱毛などは、ひと昔前だとなかなか手の届かない世界だったと思いますが、今や低価格や月額制などが増えてきてかなり身近なものになっています。
    これからネイルサロンをやっていきたい、と思った場合、やはり価格設定はかなり重要なポイントとなってきます。

    私がマイサロンを始めた時は、人気デザインを基本市場の8掛けでできるネイルサロンを作る、ということでスタートしました。
    これが今から4年前です。
    ですが、4年前に比べてネイル業界も競争が激化していますので、現在では単純にそれでは厳しい、というのが現実となっています。
    では、どうすればいいのか? これが重要です。
    価格をもっと下げるのか? 低価格化とは違う強みを出すのか? ということです。

    あまり低価格化にいってしまうと、キリがなくなってしまう可能性も高いと思います。
    他店が○○円まで下げたならこっちはいくら、さらに他店がまた下げたからこっちもまた…という感じになってしまうでしょう。
    そうなると、利益を出すためには施術時間を短縮していかなくてはなりません。
    もっと短く、もっと短くとなると、ネイリストはついてこないでしょうし、施術のクオリティの低下も目に見えています。
    だからといって、1度下げた価格を上げるということは、サロンにとってはマイナスのイメージしかありません。

    値段が安いことが全てにおいて正しいわけではありません。
    そのサロン独自のオリジナリティのある施術やサービスがあれば、お客様は目を向けてくれるはずです。
    もちろん簡単なことではありませんが、お客様のニーズをよく考えて工夫することでそれを見つけていくしかありません。
    ある程度の低価格化は仕方のないことですが、そればかりに気を取られないように注意したいところです。

    マイサロンの場合は、技術、接客接遇の徹底を目指しました。
    リピーター様は、新規のクーポン価格よりも2000円アップします。
    これは今のネイル業界ではかなりハードルが高いかと思いますが、その軸はあえて動かさないようにしてきました。
    ですが、これでずっと続けられるかというと、正直必ずやそうではありません。
    もちろん、この価格設定を守っていきたい気持ちはあるのですが、それをジャッジするのはお客様なのです。
    この価格でお客様が満足頂けるか否か、ということなのです。

    しっかりとしたマーケティングによる価格設定を

    マイサロンではネイリストたちスタッフに対して、技術に関しては店長が、接客接遇に関してはアドバイザーにしっかりとした教育の徹底をお願いしています。
    “どのネイリストに当たっても同じクオリティであるように…”ということも大事にしています。
    ネイルだけではなく、エステなどでもそうですが、当たった人によってクオリティが違うということもよくあるようです。
    しかし、スタッフたちの個性は別として、最低でも基本的なクオリティだけは統一しておくということは、お客様からサロンへの信頼に繋がる部分でもあります。

    お客様がわざわざサロンへと足を運んで、それなりの金額を払って施術を受けるわけですから、それに見合う、出来るならばそれ以上の施術やサービスを提供していかなくてはならないのは当然のことです。
    それによってお客様に満足して頂くことでリピーター様も増えていくわけです。
    ここにはもちろん価格も関係はしますがお客様が本当に満足して頂いた、というクオリティやサービスが重要なのだと思います。

    最近では定額のサロンも増えていますが、必ずそうではなければいけないわけではありませんし、もちろん決まりもありません。
    ですが、ここでもしっかりと、なぜこの価格設定なのか、なぜこの方針なのかをスタッフたちにもきちんと理解してもらうのが大切だと思います。
    前述しましたが、ある程度でも価格を下げるのであれば、サロンの継続には必然的に施術スピードをアップしなくてはなりません。
    クオリティを下げずにスピードアップするというのは、見ている方は簡単に言ってしまいがちですがかなりの経験や練習が必要なことです。
    そうなるとそれが出来る人間を探して採用するか、サロンのスタッフを育て上げるかになります。

    単純に集客が厳しいから価格設定を変えようとか、他店がいくらだからこっちも、というのでは必ず回らなくなるので注意が必要です。
    出店したい地域のお客様層や既にある他店の状況など、マーケティングをしっかりとして価格設定を決めることが重要です。

  • オーナーについてネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.05.07

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンをやっていく上でいちばん重要なのは「人」です。
    ネイリストオーナーであれば、自分の腕ひとつでやっていくことも可能かもしれませんが、身体はひとつしかありませんから、一定額以上の売り上げは不可能です。ある程度の規模までは自分が施術に入れるネイリストオーナーはとても強いですし、その後も全くネイルが解らないオーナーよりはメリットが沢山あるとは思います。
    ですが、ビジネスとして大きく成功したいのであれば“自ら稼ぐ”のではなく、自分がリーダーになって稼げるチームを作らなければいけません。実は、このシフトチェンジはとても難しいのです。

    思考が異なるネイリストとオーナー

    それまで現場で働いていた人間が部下に現場を任せるようになった場合、よく聞くのが「自分でやった方が早い」や「部下にも自分と同じようにすることを望む」ということです。
    これはネイリストオーナーでも同じで、施術を自分で出来てしまうが故に、全て同じようにしてもらわなければ気が済まない、という気持ちになってしまいがちですが、これではチームを作るのは難しくなってしまいます。このような思考は、技術者としての思考といえるでしょう。

    オーナーとして、店舗展開をビジネスとして考えるのであれば、思考を変えていかなければなりませんし、早い段階から自分の分身や協力者を作ることが重要になってきます。全ての方がそうではなのですが、技術者の方はビジネス思考というよりは、職人気質な方が多い傾向にあると思います。

    技術者であるネイリストと経営者であるオーナーとでは、考え方が異なってきます。両方の思考をバランス良く持っていればいいのですが、中々そうはいかないでしょう。
    最初のうちはいいと思うのですが、ある程度キャリアを積んできたら、ネイリストからオーナーへとシフトすることを考えた方がいいかもしれません。

    人を見極める力がいいチームを作る

    自分の足りない部分を補ってくれるビジネスパートナーを見つけたり育てることも重要です。どちらにしても、自分自身に何らかの魅力がないとパートナーを作るのは難しくなってきます。“秀でた技術力を持っている”“人心掌握術に長けている”などがあると思うのですが、そういう意味では、ネイリストオーナーはまずパートナー候補の方に技術力という点でアピールするのもいいかもしれません。もちろん、相手の方の持つ魅力も、しっかりと見定めることは必要です。

    そしてもうひとつ、チームを作るのに必要なのは、適材適所を見極める力と人に任せていくための仕組み作りです。
    一緒にやっていこうと決めた方たちはどんな部分が優れているのか、何を任せれば能力を最大限に発揮してくれそうなのかを、しっかりと把握することが大切です。
    ここで重要なのは、アドバイザーと店長の存在です。アドバイザーはオーナーと現場の人間との橋渡し役的存在となり、店長は技術的指導はもちろん、現場の人間関係などを把握してまとめてくれる立場です。
    この2人が優れていると、まとまりのあるいいサロンとなり、その魅力はお客様にも伝わっていくはずです。それだけに信頼できる方に任せたいところです。

    チャンスを活かすために

    ネイルが好きで、しかも自分自身も施術に入れるというのは、私には真似の出来ない素晴らしいことです。オーナーの立場としても、現場で施術しているスタッフたちの考えや悩みなどをリアルな感覚で理解することが出来るのではないでしょうか? 時間のあるときなどに自分も現場に立って施術を行うことで、お客様やスタッフたちとコミュニケーションが取れる、というのはとても大きな武器となるはずです。

    施術することが大好きでずっと技術者でいたい、と思っているネイリストの方も、もし大きなチャンスが来たときには、自分の立ち位置を変えることも視野に入れて、それをさらに拡げていくにはどうすればいいのか…? ということも是非思い描いてみて下さい。

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.05.06

    こんにちは。

    仲村和也です。

    現在ネイルサロンを経営されている方も、これから経営していこうと思っている方にも、まずお伝えしたいのは、あなたがネイルサロンをやる“目的”は何であるか? ということを明確にして欲しいということです。
    目標ではなく“目的”です。
    この2つの言葉はとても似ているようですが、大きな違いがあるのです。

    目的のために目印となるのが目標

    “目的”と目標、この2つの違いとは、
    「目的」最終的に実現する、到達するために目指すもの
    「目標」目的を叶えるために必要なことをクリアしていく目印みたいなもの
    ということだと思います。
    簡単に例えると、
    ◎彼女とドライブに行く(目的)
    ・クルマの免許を取る(目標)

    ・クルマを買う(目標)

    ・彼女を作る(目標)

    ・彼女をドライブに誘う(目標)
    という順序で、目的を達成できることになります。そして、目標をクリアするためにどうすればいいのかを考えていくのです。

    “目的”を持って、それを叶えていくために目標を作ってクリアしていくことが、ビジネスをやる上で大切なことだと思います。
    この時に気をつけたいのは、目標の立て方です。“目的”が大きければ大きいほど、ひとつひとつの目標も大きくなりがちです。目標自体があまり大きいと、それをひとつクリアするだけでも大変になって精神的に続かなくなる可能性もあります。上の例でいえば「クルマを買う」という目標にはそれなりのお金が必要となります。漠然とクルマを買う目標があるよりは、「クルマを買う」の前に「お金をいくら貯める」という目標があった方が、それに向かいやすいと思います。
    最初のうちは自分が行動しやすい、達成しやすい目標を考えるという方法もあっていいと思います。これはビジネス上でも同じことがいえるはずです。

    某芸能人がよくいっていますが、「小さなことからコツコツと…」というのは“目的”達成のためにも当てはまると思います。
    最初のうちは小さな目標を立てて、それらを確実に達成していく方がスムーズにいくでしょう。

    “目標のためには、まず行動に移すこと

    何のために? どうしてやりたいのか? いつまでに実現したいのか? それはどのように行動すれば出来るのか? という道筋を考えて動くことが必要だと思うのですが、頭の中でいくら立派に考えたとしても、行動に移せないのであれば何にもなりません。
    実際に動いてみないと解らないこと、頭の中では考えなかったような問題が多数出てくるはずですが、ここで自分を支えるのが“目的”だと思います。

    到達点である“目的”はひとつで、目印となる目標は複数あるものです。どうしてもクリアできない目標にぶつかってしまった場合、その目標だけに執着することをせずに、違った角度から目標を立て直す、ということも必要だと思います。“目的”さえブレなければ、そこへ辿り着く道筋は決してひとつではないと思います。恐らくこのことも、実際に行動に移してみないと解らない部分だといえます。

    目標は“目的”を叶えるためのものなので、より具体的なものとして、それをクリアするにはどうすればいいのかに頭を巡らせるのです。経営者として成功したいのであれば、そのための第一歩として「今月・来月の売り上げをいくら上げよう」という目標の下、そのためにはどんな方法が必要か? スタッフをどう動かせばいいのか? と考えていくわけです。
    “目的”のために行動していると、不思議と思考も変わってくるものです。メンタル面でも、そのうちに些細なことには振り回されないようになってくるはずです。

    “目的”と目標は混同しがちですが、そうなると思考も行動も空回りしたり、ただただ目先にとらわれて疲れ果ててしまうことになるので、これは避けなければいけません。
    あくまで自分の“目的”のためにビジネスがあると、まずは主体的に物事を見ることが大切になってきます。

    スタート時には小さな目標を立てて、ひとつの目標がクリアできたら次の目標、そしてまた次の目標へと進んでいくのです。そのうちに“目的”に近づいていく、これを継続していくことを考えて目標を設定していくことがベストだと思います。

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