知識集

ネイルサロン経営
  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.05.06

    こんにちは。

    仲村和也です。

    現在ネイルサロンを経営されている方も、これから経営していこうと思っている方にも、まずお伝えしたいのは、あなたがネイルサロンをやる“目的”は何であるか? ということを明確にして欲しいということです。
    目標ではなく“目的”です。
    この2つの言葉はとても似ているようですが、大きな違いがあるのです。

    目的のために目印となるのが目標

    “目的”と目標、この2つの違いとは、
    「目的」最終的に実現する、到達するために目指すもの
    「目標」目的を叶えるために必要なことをクリアしていく目印みたいなもの
    ということだと思います。
    簡単に例えると、
    ◎彼女とドライブに行く(目的)
    ・クルマの免許を取る(目標)

    ・クルマを買う(目標)

    ・彼女を作る(目標)

    ・彼女をドライブに誘う(目標)
    という順序で、目的を達成できることになります。そして、目標をクリアするためにどうすればいいのかを考えていくのです。

    “目的”を持って、それを叶えていくために目標を作ってクリアしていくことが、ビジネスをやる上で大切なことだと思います。
    この時に気をつけたいのは、目標の立て方です。“目的”が大きければ大きいほど、ひとつひとつの目標も大きくなりがちです。目標自体があまり大きいと、それをひとつクリアするだけでも大変になって精神的に続かなくなる可能性もあります。上の例でいえば「クルマを買う」という目標にはそれなりのお金が必要となります。漠然とクルマを買う目標があるよりは、「クルマを買う」の前に「お金をいくら貯める」という目標があった方が、それに向かいやすいと思います。
    最初のうちは自分が行動しやすい、達成しやすい目標を考えるという方法もあっていいと思います。これはビジネス上でも同じことがいえるはずです。

    某芸能人がよくいっていますが、「小さなことからコツコツと…」というのは“目的”達成のためにも当てはまると思います。
    最初のうちは小さな目標を立てて、それらを確実に達成していく方がスムーズにいくでしょう。

    “目標のためには、まず行動に移すこと

    何のために? どうしてやりたいのか? いつまでに実現したいのか? それはどのように行動すれば出来るのか? という道筋を考えて動くことが必要だと思うのですが、頭の中でいくら立派に考えたとしても、行動に移せないのであれば何にもなりません。
    実際に動いてみないと解らないこと、頭の中では考えなかったような問題が多数出てくるはずですが、ここで自分を支えるのが“目的”だと思います。

    到達点である“目的”はひとつで、目印となる目標は複数あるものです。どうしてもクリアできない目標にぶつかってしまった場合、その目標だけに執着することをせずに、違った角度から目標を立て直す、ということも必要だと思います。“目的”さえブレなければ、そこへ辿り着く道筋は決してひとつではないと思います。恐らくこのことも、実際に行動に移してみないと解らない部分だといえます。

    目標は“目的”を叶えるためのものなので、より具体的なものとして、それをクリアするにはどうすればいいのかに頭を巡らせるのです。経営者として成功したいのであれば、そのための第一歩として「今月・来月の売り上げをいくら上げよう」という目標の下、そのためにはどんな方法が必要か? スタッフをどう動かせばいいのか? と考えていくわけです。
    “目的”のために行動していると、不思議と思考も変わってくるものです。メンタル面でも、そのうちに些細なことには振り回されないようになってくるはずです。

    “目的”と目標は混同しがちですが、そうなると思考も行動も空回りしたり、ただただ目先にとらわれて疲れ果ててしまうことになるので、これは避けなければいけません。
    あくまで自分の“目的”のためにビジネスがあると、まずは主体的に物事を見ることが大切になってきます。

    スタート時には小さな目標を立てて、ひとつの目標がクリアできたら次の目標、そしてまた次の目標へと進んでいくのです。そのうちに“目的”に近づいていく、これを継続していくことを考えて目標を設定していくことがベストだと思います。

  • オーナーについてネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.05.05

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンを経営していると、日々色々なことが起きると思います。
    頭を悩ませていた問題がやっと落ち着いたと思ったら新たに何かが起こったり、自分がやっと休めると思っていた日に限ってスタッフから急に連絡が入ったり。オーナー様に会うと、多くのみなさんから同じようなことをお聞きします。
    もちろんマイネイルも同様です。
    色々な問題が発生したり、どうしてこんなことが出来ないんだ? などと思うことは多々あります。ですが、トップはオーナーです。
    様々な諸問題などに対してどこに責任があるのか? とシンプルに考えると、全てはトップであるオーナーにあるのです。

    誰かに全てを任せることの大変さ

    私は分業をすることを推奨していますが、それぞれの立場の方たちには、分業したパートについては責任を持ってやって貰うのを基本としています。これらがきちんと出来ているかを店長が確認して、さらにアドバイザーがチェックするという流れになっています。
    マイサロンの場合は、アドバイザーが色々な問題をほぼ解決してくれますので、アドバイザーの力はかなり大きいです。
    アドバイザーがいるからいいですね、といって頂くことは多々ありますし、私自身、アドバイザーがいなければマイネイルはやっていけないと断言できます。アドバイザーには、それくらいの信頼を置いています。

    しかし、誰かに任せる、ということは実はとても大変なことなのです。
    もちろん、ビジネスの基本であるホウレンソウ(報告・連絡・相談)は絶対ですが、任せた以上は基本的にはその人の考えで判断して構わない、ということになります。
    ここで思考や目的にズレがあると、必ず問題が起きます。
    アドバイザーや店長など、責任のある立場を人に任せるときには、ある程度自分と同じような思考や目的を持っている人にしたいところです。この判断はとても重要であり、それを決めるのはトップであるオーナーの責任になります。

    アドバイザーを雇ったけど上手くいかない、というのであれば、それも自己責任です。
    完璧な思考や目的を持った人を探すのは難しいですが、コミュニケーションをしっかりと取って、それぞれお互いの目的や目標を明確にして同じ方向を見られるように持っていくことが大切です。これが出来るオーナーと出来ないオーナーで全く変わってくるでしょう。
    もし、上手くやってくれていないな、と思うことがあったとしても、一度は見込んでその立場に立って貰ったわけですから、何度か膝を詰めて話しをしてみるといいと思います。こちらの意向は汲み取って貰えているのか? 自分の思う目的や目標はどういうものなのか? 同じ方向で一緒にやっていく気持ちがあるのか? などを再度確認して、意思の疎通を図ってみましょう。

    何に対しても、責任の所在は自分にあると自覚する

    アドバイザーや店長のことだけではなく、ネイリストたちスタッフに対しても同じことがいえます。お客様とのトラブルはもちろんのこと、サロン内での色々な諸問題に対して、アドバイザーや店長を無視するということではなく、オーナー自らがスタッフたちと話しをすることも時には必要だと思います。
    スタッフの考え方が間違っているようであればそれを諭し、正しいと判断できるようであれば、思うようにやらせてみるのもいいでしょう。その時には、全ての責任はオーナーである自分が取るから心配しなくていい、というようなことを話しておくのです。
    このことでスタッフたちも安心して仕事が出来るでしょうし、オーナーに対する信頼感もより厚くなっていくと思います。

    ただし、責任は全て自分が取るわけだし、それならばオーナーである自分のいうことを全て聞け、というようなことではダメです。これはワンマンオーナーの悪例といえるでしょう。
    スタッフたちそれぞれの考えも尊重して自己判断で仕事を任せながらも、最終的な責任は自分で取れる。ある程度理不尽なことだったとしても、それを飲み込める度量がオーナーには必要なことだと思います。

    立場が違う以上、目的が違うのは当たり前ですが、少なくとも同じ方向を向いているのであれば、考え方や行動も同じようになっていくはずです。
    たまには“同じ夢を持って頑張っていこう!” とアツくいうのもありです。

    問題を誰かのせいにスリ替えることをせずに、まずは潔く自分自身の問題として考える。サロンで起こる様々なことの責任の所在は、全て自分にあると自覚する。
    これが人を雇う以上大切なことであり、スタッフたちからも信頼を得られることだと思います。

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.24

    こんにちは。

    仲村和也です。

    これまで話してきたように、私はよくビジョンといいます。そしてそのビジョンをマイサロンのスタッフたちと共有できればそれがベストだと思います。
    ビジョンを深く共有していくことはなかなか難しいかもしれませんが、オーナーとして、スタッフたちにより良くなっている未来、将来を想像させて見せられているか? ということは大切だと思っています。

    スタッフたちのサロンに対しての期待値を高める

    スタッフたち一人ひとりが、“このサロンで働いていると自分はこうなっていくであろう”とリアルに描いていけるようにするのは重要なことです。これが描けていないと、より条件の良いサロンに移ろうとか、ある程度働いたら違う仕事に就こうといった流れになるのが普通ですし、そうではないけれど今はネイリストでいればいいや、というスタンスのスタッフだと、なかなか成長はしないと思います。
    やはりスタッフたちみんなが、サロンと共に成長していきたい、目的に向かって一緒に頑張っていきたい、というような意識を持てるようにするのがいちばんです。お客様に対してももちろんそうですが、スタッフからサロン(会社)に対しての期待値を高めることがスタッフ自身のこれからの成長に繋がっていくのです。

    スタッフとこういう話しをする機会というのはあまりないかもしれませんが、例えば業務ミーティングなどの際に、時々は自分のビジョンや現状などを伝えていくこともできると思います。
    経営者として、必要以上のことを話すことはありませんが、「こういう目的で頑張っていて現在はこのような状況だ。これからこういうことをやっていこうと思う」というようなことを伝えることで、オーナーの考えも解るでしょう。ビジョンを伝えてそれに共感しているのであれば、スタッフ自身も自分がやらなければならないことが見えてくるかもしれません。

    ネイルサロンは人材が全て

    ネイルサロンというのは、ネイリストを始めとする人材が全てだと思いますので、スタッフたちの成長はそのまま会社としての成長になります。
    オーナーが明るい未来で魅せる…このサロンにいてこれくらい頑張れば、数年後には自分はこんなポジションになれるかもしれない、とリアルに描いていける。これが重要です。
    ですが、初めから大きな事をいう必要はありません。スタッフたちは思っているよりもしっかりとオーナーを見ていますので、大言壮語になってしまうと逆に不審がられてしまうだけです。自分自身のことを考えても必要以上にプレッシャーにもなるでしょうし、スタッフたちへの発言を優先するあまりに、サロンの経営に支障をきたすようなことになっては元も子もありません。

    オーナー自身が一貫性を持つことも大切です。いうことがコロコロと変わってしまっては周囲の人たちも戸惑ってしまいますし、オーナーに対しての信頼感もなくしてしまうでしょう。そのためにもビジョンというのは重要になってくるのです。確固たる信念を持っていれば、多少のことではブレるはずはないと思います。
    その上で、しっかりとした使命感でサロンを運営してビジョンを伝えていく。そしてそのビジョンに対して少しずつでもきちんと進んでいく姿を見せることが、スタッフたちからの信頼となり、彼ら彼女ら自身もサロンにいることによる将来像が見えるようになるはずです。

    必ずしも目的が一緒である必要もないと思いますし、そんなことは少ないかもしれません。ただ、その目的を達成する過程の中で、共感し合える部分があって一緒に頑張れるのであれば、それでいいのではないでしょうか?
    オーナーとしては自分のビジョンと同時に、スタッフたちの成長や目的の手助けもしていきたい、というような意識を持つこと、それを伝えることも必要だと思います。“このサロンにいることで自分の未来が見えてくる”、スタッフそれぞれがそう感じて働けるような環境にすることが理想ではないでしょうか?

    こんな不安定な時代ですし、誰しもが何かしらの不安を抱えて生きていると思います。そんな中で、働くということは人生において大きなウェイトになります。
    スタッフの一人ひとりが、マイサロンで働いていることが誇りだと思って貰えるようになれば、とても素晴らしいことだと思います。

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.23

    こんにちは。

    仲村和也です。

    これからネイルサロンを始めたいという方は沢山いると思いますが、どんなサロンを作りたいですか?
    まずはこれを明確に持つことが大切です。

    明確なビジョンによるサロン作り

    「自分はなぜ、このサロンを作るのか?」をスタッフや周りの人間に胸を張って説明できるかを考えてみて下さい。
    これはネイルサロンだけにスポットを合わせる必要はありません。ゆくゆくのビジョンの第一歩としてネイルサロンを経営する、ということもあっていいと思います。
    そして当たり前ですが、それに見合ったサロンを作らなければいけません。

    安価で定額制のサロンなのか、技術力に特化した高級なサロンなのか、オールマイティーにどんなネイルにも対応できるサロンなのか、目指したい内容によって立地条件や求人のやり方、ネイリストたちの人件費、揃えなければならない商材、サロン店内の雰囲気の作り方など、全てが変わってきます。
    そして何よりも来店して下さるお客様たちが違います。
    最初にしっかりとしたビジョンでサロン作りを行わないと、これらの準備段階で必要以上の経費をかけることにもなりますし、実は役に立たなかったりお客様の要望に応えられなくなる可能性も出てきます。サロンがオープンした後にこれらを修正していくとなると、さらに無駄な出費と時間がかかることになります。何より、お客様やスタッフたちに迷惑がかかってしまいます。

    平均価格3900円のサロンと9000円のサロンとでは全く違うはずですし、明確なビジョンがなければ、サロンの状況によってはどんどんとブレてきてしまうので注意が必要です。
    その結果、スタッフやお客様の奴隷のようになってしまうオーナーも残念ながらいるのです。
    もちろん、お客様の声に応えることは重要ではありますが、あれもこれもと受け入れていては経営が成り立たなくなってしまいます。これでは本末転倒といえるでしょう。

    来て欲しいお客様のターゲットを考える

    もしどんなサロンを作りたいのかに迷ったら、自分のサロンには“どんなお客様にご来店頂きたいか?”という視点で考えてみるのもいいかもしれません。
    例えば、学生や子育てにお金のかかる主婦の方にご来店頂きたいのか? それともバリバリと働くビジネスウーマンの方なのか? 高級住宅街に住むような方にご来店頂きたいのか? などお客様のターゲット層をしぼることで、どんなネイルサロンを作ればいいかが見えやすくなってきます。
    ターゲットがはっきりしていれば、それに見合ったお客様が来店してくれることになり、「あのサロンはこういった要望にしっかりと応えてくれるので安心」というイメージが定着することでリピーターも増えるでしょうし、口コミで新規のお客様に来店して頂ける可能性も広がります。

    ちょっと異なりますが、いい立地条件の物件が先に見つかったということもあるかもしれません。この場合には、自分のやりたいターゲットというよりは、その地域の特性からターゲット層を考える必要も出てきます。自分の希望通りでやりたいのか、臨機応変に考えていくのかによって変わってくるとは思いますが、最終的なビジョンに合っていればこういうパターンでもいいかもしれません。

    また、ビジョンによって異なってはきますが、ある程度お客様のターゲット層が固まって来店して頂けるようになると、さらに異なるターゲット層を狙っていくことも考えるかもしれません。この場合には、当然それまでのターゲット層に対する技術や応対の質は落とさずにすることは必須です。商材の追加や新たにネイリストを募集することになるかもしれませんし、このことでどっちつかずになってしまい、せっかくご来店頂けるようになったお客様たちに見放されてしまっては意味がありません。サロンのターゲット層を広げるという選択肢もありだとは思いますが、十分に注意が必要です。

    オールマイティーに愛されることがもちろん理想ですが、それはなかなか難しいことです。まずはターゲットを決めて、そのニーズに答えられるように集中することも大事だと思います。

  • スタッフ教育ネイルサロン経営2016.04.22

    こんにちは。
    仲村和也です。

    どこのサロンのオーナーと話をしていても、一度は聞くのが口コミでのクレームに対する悩みです。
    “ホットペッパー”などのサイトを使っているサロンであれば、口コミには敏感になりますし、ネイリストたちにもプレッシャーになってくると思います。
    せっかくお金をかけて掲載しているのにマイナスな内容の口コミが続くと、集客にも影響が出てきますし、オーナーとしては散々な気持ちになるでしょう。
    ですが、お客さんの直接の声である口コミから気づかされることも沢山ある、ということを忘れてはいけないのです。

    本当のクレームか、嫌がらせか?

    こちら側に落ち度があれば、素直に反省をして早急に改善しなければなりませんし、同じクレームが来ないようにマニュアルなどの加筆や修正が必要になります。
    ネイルサロンでよくあるクレーム内容としては、
    ◎デザインが気に入らない
    ◎ネイルの持ちが悪い
    ◎ネイルの技術がイマイチ
    ◎価格に納得できない
    ◎ネイリストの態度が悪い
    ◎店内の雰囲気がよくない
    などがあります。

    これらはお店をより良くするために貴重な意見ではありますが、中にはただの嫌がらせだったりする場合もあります。嫌がらせの場合、お店がオープンしてから数ヶ月の間に起きることが多いように感じています。

    あるサロンで聞いた話ですが、オープンしたての頃は良い口コミが順調に入っていたのに、ある時期から「今までの口コミはいいけど、実際には気持ちが悪い」というような、ちょっと持ち上げてから落とすような口コミが入るようになったそうです。

    この口コミを受けて技術研修や施術チェックを徹底し、保証期間を長くするなどの対応をしたそうなのですが、同じような口コミが減らず、色々調べてみると嫌がらせの可能性が高いということがわかったそうです。そして、その口コミに対してこちらがしっかりと対応していることを毅然と返信したところ、その嫌がらせはなくなったそうです。

    口コミに対して、サロン側がしておきたいこと

    来店してくれて本当に体験したり感じた上でのクレームなのか、ただの嫌がらせなのかを見極めるのはとても難しいことです。だからといってそのまま放っておけば、お店の評判は悪いままになってしまいます。
    サロン側としてやっておきたいことは、どちらにしてもひとつひとつの口コミに対して誠意を持って返信することです。

    旅行サイトなどでよく見かけるのですが、寄せられた口コミに対して、まったく返信をしない所、たまに気がついたかのように返信する所、良い口コミにだけ返信する所、全ての口コミに返信する所などがあります。この中では当然、全ての口コミに対応している所の方が印象がいいですよね。意見を書いた人にはもちろん、サイトを見ている他の人たちにも「ご意見は全部読んでいますよ」というメッセージを伝えるという意味でも、返信をすることは重要なのです。

    その際には、来店してくれたことや口コミを書いてくれたことへの感謝も含めて、クレームに対しては改善していく意思を伝え、いい意見に対してはその部分を伸ばしていきたい、などの返信をすればいいと思います。

    口コミの全てを鵜呑みにしないことも大切

    ただし、クレームの内容に対して、全てを鵜呑みにしないことも大切です。嫌がらせは別としても、何かの行き違いでクレームになってしまうこともあります。特にネイリストたちには、クレームがあったからといって一方的に注意するのではなく、その内容を伝えて意見を聞く、ということも必要です。クレーム内容の口コミがあると、ついつい慌ててしまうことになると思うのですが、その内容を冷静に見るのです。スタッフたちとの信頼関係を壊さないためにも、この部分には注意しましょう。

    クレームこそが、お店やスタッフが向上するチャンス

    接客業の全てに言えることですが、一番大切なことはお客様からの信頼を得ることです。サロンをやっていれば間違いや悪い部分も多々出てくるのですが、そういった場合でも信頼があればリピートもしてくれるようになるはずです。
    利用してくれた人が、直接言いづらいことを伝えてくれるのが口コミです。本当にどうでもいいと思っているなら、わざわざ書き込んだりはしないと思うのです。

    サイトの口コミは、所詮匿名のいい加減な意見だから、と軽視する向きもあるようですが、大勢の人たちが見る場所でもあり、その影響力が大きいことも事実です。

    口コミでのクレームはとても貴重な意見であり、私たちオーナーやスタッフ、サロンが向上していくためのチャンスだと理解していくことは必須だと思います。

  • スタッフ教育ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.21

    こんにちは。

    仲村和也です。

    人には誰しも得意なこと、不得意なことがあります。
    オーナーになる方にも色々なタイプの方がいると思いますが、全てのことをひとりで完璧にこなしていくのは不可能です。
    ビジネスを上手くいかせるためには、自分の不得意な部分をきっちりカバーしてもらえる人間を探すことも大切となってきます。

    ひとりで出来ることには限界がある

    例えば、細かい数字などを見るのが得意でも、スタッフたちをまとめたり指示を出すのが苦手な方もいますし、逆にスタッフをまとめるのは上手いけど数字やデータ分析は苦手という方もいます。ですがこれは、どちらのタイプがいいかという話しではありません。
    成功する経営者には、その苦手な部分を上手くカバーしてくれるような人間が必ず側にいます。
    また、こういう経営者には、自分と同じビジョンを持つ分身のような存在を作ることを頭に置いている、という共通点があるといえます。

    どんなことでもひとりで出来てしまえばカッコいいでしょうし、何より自分ひとりの思い通りに物事を運びやすくなることでしょう。ですが、無理して苦手な部分をやってもヘタにに時間がかかる上に上手く行かない可能性の方が大きいと思います。そんなことをするよりも、信頼できるスタッフに任せた方が効率も結果もいいはずです。
    どんな業種でもそうだと思うのですが、現在では、例え何でも出来る能力があったとしてもひとりで全てをやるよりは、分業するというのが当たり前になってきています。その方が一人ひとりの負担も減りますし、精神的にも楽になるからです。これはサロン経営にも同じことがいえると思います。
    ひとりで出来ることは限られているということをしっかりと理解して、任せられる人をきちんと見つけたり育てることの出来る人が、経営者としてビジョンを叶えていけるという法則があると思います。

    適材適所を見極める

    ネイルサロンをやっていく上で、誰に何を任せるのか? この見極めを間違えるとサロンを上手くいかせるのは難しくなってきます。
    前述しましたが、オーナーである自分の直近の存在として、同じビジョンを持つ方を置いて得意な分野を任せると、色々な面で物事がスムーズに運ぶようになるでしょう。ただし、信頼関係という意味でも、任せるからにはその方にある程度の判断を下して貰うようにすることも大切です。このためには、その方の持っている能力をしっかりと見極める必要があるのです。

    そして、店舗展開をする場合にはやはり店長選びがとても重要な項目になってくると思います。日頃からスタッフたちとのコミュニケーションを取って、その適性を見抜いていかなければなりません。これを見誤ってしまうと店長をコロコロと変えることにもなり、サロン全体がまとまらずに上手く回っていかなくなってしまいます。
    また、適性という部分でいえば、スタッフたちの意見を聞いてみる、というのもいいでしょう。スタッフの誰からも“この人が店長なら…”という声が聞ければ、人間的にも魅力があり、人を掌握する力がある証にもなるので適役といえるでしょう。

    また、ネイルサロンに関して経験豊かなアドバイザーがいればいうことはありません。自分のビジョンを理解してくれていて全幅の信頼を寄せられるアドバイザーの方がいれば、さまざまな部分で力になってくれるはずです。これもまた、自分の苦手な部分をカバーして貰う方法のひとつです。
    私の場合も、アドバイザーの方には大きな信頼を寄せていますし、この方がいないと何も回らないほどだといえます。

    もちろん、オーナーとして最終的に責任のある立場は変わらないとしても、適材適所にスタッフたちを置いて任せて、みんなの力でサロンをやっていく、というのは理想の形といえるのではないでしょうか?

  • オーナーについてネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.16

    こんにちは。

    仲村和也です。

    オーナー業は毎日が決断、決断の連続だと思います。
    当然、大きな経営判断もありますが、小さなものまでを含めるとなかなか休むヒマもないかと思います。
    食事をしているときも布団に入った後も、肉体的には休息を取っているときでも頭の中では常に仕事のことを考えている方が多いのではないでしょうか?
    ですがこれは経営者の宿命でもあり、自然とそうなってしまうものかもしれません。もっといえば、これくらいではないと経営者として成功しないともいえそうです。

    物事の大小に係わらず、確認することが重要

    サロンの経営に関することを始めとして、大きな決断はオーナーがしていくと思うのですが、日々の細かなこと、例えば仕入れひとつを取ってもオーナーがきちんと見て確認しながら決めていくことが重要です。雑多な部分をやってもらえればそれは楽になると思うのですが、ここをスタッフに完全に任せてしまうと、やはり無駄が生まれてしまうことが多くなります。
    発注する業者や物の種類などが固定して決まってきたとしても、価格は常に動くものですので、定期的にチェックしていくことも大切なのです。経営を考えていく上で、変えなければならない部分もきっと出てくるはずです。

    これは、スタッフとオーナーでは視点も立場も違うので、ある程度は仕方のないことと割り切る気持ちも必要かも知れません。現場なら現場からの立場で考えるスタッフと、全てのバランスを考慮することが求められるオーナーとでは、基本的に決定する基準が違います。きちんとチェックして、最終的なジャッジはオーナーがするようにしたいところです。
    スタッフでは、よほどの変化でもない限り価格の変動などはあまり気にしないで発注するかもしれません。慣れていて使いやすいと思う商材であれば無条件で受け入れることもあるでしょう。ですが、立場を考えればむしろ当然のことだといえると思います。だからこそ、オーナーの目を入れることが大切なのです。

    もし、スタッフに任せっきりの状態で何か問題が起こったとしても、スタッフを責めることはできないです。任せっきりにしたオーナーである自分に責任があるからです。こうなると結局は自分に返ってきてしまうわけで、楽になるどころか余計な仕事が増えてしまうことになるかもしれません。

    現場スタッフの意見とのバランスをとる

    ただ、ここに全く現場のスタッフたちの意見を取り入れない、というのであればそれもまた問題になります。
    そのバランスが難しいところではありますが、一方的に指示するのではなくきちんと従って貰おうと思うなら、きちんとした理屈が必要です。ただただこっちの方が安いから…こっちのほうが良さそうだから…では現場は納得しないでしょう。ですが、スタッフとしては立場を考えればオーナーの意向に従うしかないわけですから、建前的には理解するようにしたとしても、心情的には納得できていない、ということになっていくはずです。
    こういう部分が積み重なっていくと、スタッフたちの不満も溜まっていって大きな溝になりかねません。

    「この商材を使いたいかもしれないけど、それを使っていくよりこっちを使う方がサロンの成長が早くなり、結果的にはネイリストたちスタッフ自身に還元されていく」「ビジョンを考えてサロンをこういう方向に持っていきたいから、これまでとは変わるけど慣れていって欲しい、スタッフたちのためにもなることだから」というような、具体的な説明をしていくといいと思います。
    このときには、スタッフたちの意見を聞いておくのもありかもしれません。それをオーナー自身が判断すればいいのです。あまりに一方的になりすぎないように、現場が納得できるようにすればいいのです。
    オーナーの考えが理解出来れば、スタッフたちの動きも必ず変わってくるはずです。

    経営をするに当たって、ときにはスタッフたちに任せることも大切なことですが、最終的なジャッジはオーナーがしていき、抑えるべきところはしっかりと抑えて、しっかりとビジョンに向かっていって下さい。

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.01.09

    こんにちは。

    仲村和也です。

    みなさんも感じてるとは思いますがネイル業界は価格破壊が進んでいます。

    これはもちろんネイルだけではなく飲食業も含め全ての業界においてそうです。

    全身脱毛などは一昔前は中々手が届かなかった世界だったと思いますが、低価格や月額制などになってきてかなり身近なものになっています。

    これからネイルサロンを経営していきたい。と、思った場合、やはり価格設定はかなり重要になってきます。

    私がマイネイルをはじめた時は人気デザインを基本市場の8掛けで出来るサロンをつくる。と、いうことで始めました。

    これが4年前です。

    ですが、4年前に比べて競争が激化していますので現在は単純にそれでは厳しいのが現実です。

    では、どうするか。

    これが、重要です。

    価格をもっと下げるのか、違う強みを出すか。ということです。

    マイネイルの場合は技術、接客接遇の徹底を目指しました。

    リピーター様は、新規のクーポン価格より2000円アップします。

    これは今のネイル業界の中ではかなりハードルが高いかと思いますがその軸は動かさないようにしてきました。

    しかし、これがずっとかという正直必ずやそうではありません。

    もちろんこの価格設定を守っていきたい気持ちはあります。

    ですが、それをジャッジするのはお客様なのです。

    この価格で満足頂けるか否かなのです。

    マイネイルの場合、技術に関しては店長、接客接遇に関してはアドバイザーにしっかりした教育の徹底をお願いしています。

    どのネイリストにあたっても同じクオリティーであるようにということも大事にしています。

    定額制のサロンが増えていますが必ずそうでなければいけないわけではありませんし、もちろん決まりはありません。

    ですが、ここでもしっかりなぜこの価格設定なのか、なぜこの方針なのかをしっかりとスタッフにも理解してもらっていくのが大切だと思います。

    価格を下げるのであれば店の継続には必然的に施術スピードをアップしなくてはいけません。

    このスピードアップは見ている方は簡単に言ってしまいまいがちですが、かなりの経験や練習が必要なことです。

    そうなるとそれが出来る人間を探して採用するか、育てあげるかになります。

    単純に集客が厳しいから価格設定を変えようでは必ず回らなくなるので注意が必要です。

    出店したい地域のマーケティングをしっかりして価格設定を決めることが大切です。

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2015.12.31

    こんにちは

    仲村和也です

    今年も一年ブログやセミナーに参加して頂き本当に感謝しております

    なんだかんだでブログもおかげさまで5年目に入ります

    ここがきっかけでこのコンサルもでき
    また沢山に方に会え本当に感謝しております。

    来年からも皆様に少しでも有益な情報を公開していきたいと思います

    宜しくお願い致します

    2016年ですが

    業界的にはビジネスは競争が増す事は良そう出来ます

    今年はホットペッパービューティーの大きなリニューアルもありましたが
    そのおかげで激戦区を外して店を出すオーナーも多くなりました

    私に来る出店依頼も激戦区を外した依頼が非常に多くなっています。

    そしてこれからは力が無いサロンですと激戦区での生き残りが厳しくなるかと思います。

    激戦区とそうではない場合戦略が大きく異なります。

    もし激戦区での出店なら
    現場マネージメントが必要になります。

    この地域の場合は集客は問題ありませんがその分宣伝費がかかりますので
    売上が必要になります。

    そこでネイリストの数が必要です。そこでマネージメントこれが大切です。

    これが出来ているサロンとそうではないサロンですと
    大きく差が出ます

    マイネイルも今ここにかなり重点を置いています。
    とは言っても内容はシンプルで
    スタッフの採用
    スタッフの育成
    ここです。

    激戦区を外すのなら
    集客がポイントです。

    最近ブログで書いているように告知が大切です。
    そしてその告知方法ですね。

    これをしっかりその地域・そのサロンの強みを使い集客をします
    もちろん立地も大切です。
    ただ何となくや雰囲気ではダメです。
    しっかりデーターを取る事が大切です。

    ですから何も考えず行動をして経営は難しくなるという事です。

    ネイリストの方もそうではない方も生き残るためにしっかりと知識をつける事が
    大切です。

    そうすればまだまだこの業界は大丈夫です。
    皆様がそこまで心配する業界ではありません。

    そのためにも
    来年も少しでもblogやHP、メルマガ等で有益な情報を載せていきます
    またセミナー開催や顧問契約も行っていきますので興味ある方は
    ご参加下さい

    それでは
    皆様にとって素晴らしい1年になりますように
    来年も宜しくお願い致します

  • ネイルサロン経営2015.12.30

    こんにちは

    仲村和也です

    本日でマイネイルの営業も最終日になります。

    やはり12月は後半から繁忙期に入りました。
    年始までこの勢いが続き1月の半ばまでが繁忙期となると思います。

    しっかり準備をしたところはこの12月結果を出せたと思います
    顧問先のサロン様もオープンしてから今まで最高の売り上げと利益率を出す事が
    出来まして本当に嬉しいです。

    サロン経営して4年近くなりますがこの位の期間ですと
    年間の流れがわかってきます。

    まず大なり小なりオーナーの方はこの年間計画をしっかり上げて下さい

    しかし計画をしてもビジネスは大きなズレが多々あります。

    例えば
    おかげさまで今年マイネイルは前年比1.4倍の売り上げ上げる事が出来ました
    もちろんこれは毎年店舗展開をしていますので上がっていくのは当たり前の事です
    2015年は柏店をオープンしました

    しかし問題はキャッシュフローです。

    ここが底をつけばどんなに売り上げがあってもアウトです。

    今年はたまたま柏出店の際スタッフが辞めてしまい
    メインの店舗で売上が下がるという事がおきました。

    これは予期せぬ事態でした

    たまたまそこが繁忙期に入る直前だから良かったですがこれが閑散期とぶつかって
    いたらわかりません。

    さすがに4店舗となれば月に700万程キャッシュが動きます。
    1000万位すぐになくなる世界です。

    ですので大きくなればなるほどこの計画が大切という事。
    常に準備が大切です。

    資本の準備
    スタッフの求人
    仕組み・体制作り
    等々

    やる事は沢山あります

    慌てず自分が出来る範囲で拡大していけばいいのです。

    計画しても上手くいかない事があるので計画しないともっと厳しいです
    という事を思っておいて下さい。

    とりあえず今年も無事に今日の営業で終わりです。
    来年は3日から
    本当にスタッフの皆様に感謝です。

    今日の夜はマイネイル忘年会で〆ます

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