知識集

  • ネイルサロン経営2017.06.22

    こんにちは。

    仲村和也です。

    これから出店されるネイルサロンはとても多いかと思います。
    出店コンサルタントで春オープンのサロン様たちも物件が決まってきて、今はそろそろ求人に入る段階です。

    しかし、これからまた人を雇うと様々な問題も出てきます。
    ここでいちばん考えなくてはならないのが、マネージメントです。

    ビジネスでいちばん難しいのは…

    いつも話していることですが、このビジネスで集客することは、ある程度まではそんなに難しくないです。
    ネイルサロンでの最大のポイントは、スタッフ管理なのです。
    恐らく、このブログを読んで頂いているオーナー様なら身に染みて解ることと思います。

    サロンの広告宣伝などは資本投資をすれば誰でも出来ますが、マネージメントはいくら資本を投下しても上手くいかないことが多々あります。要は、お金をかければ上手くいく訳ではないのがマネージメント、ということです。

    ここについて少しだけ詳しく話しますと、経営はシンプルに言えば、“物事を決める人とそれを実行する人”この2通りしかないです。

    TOPが決めたことを遂行する、極論はここに尽きます。
    これがないと組織の動きは一気に鈍くなります。
    よく現場のスタッフたちが動かない、ということも聞いたりしますが、
    なぜ動いていないのか…?
    ここです。

    指示を出しているのに動いていないのか?
    それとも指示をしていないために動いていないのか(要は考えさせて)?
    この2つでは全く違います。

    指示を出しているのに動いていないのならば、そこを改善することです。
    そして指示を出していない場合ですが、今4店舗20人以上のスタッフがいて思うことは、自分で考えて動くスタッフ…ということに期待するのはとても厳しいということです。
    これは現場のレベルなどということではなく、組織とはこういうことなのです。
    私も会社に勤めていた頃は、TOPの指示を待っていました。
    これが組織なのです。

    だから、オーナーは会社が上手く回るようにしっかりと指示を出す必要があります。

    指示を出すことの大切さと大変さ

    仮に自分の考えでスタッフたちがガツガツと動いてくれたら、たぶんその人たちは独立するでしょう…。
    これは当然のことです。これなら雇われてやっているよりも自分たちでやったほうがマシだと思うはずです。

    なのでオーナーであるあなたが明確な指示を出して物事をテキパキと決めていくことが大切なのです。
    ですが、指示の出し方に問題がある場合も多々あります。
    「何を」「誰が」「いつまでに」やるのかを明確にすることが、指示を出すことの基本となります。
    あいまいな言い方ではなくきっちりと指示を出して、さらにその内容をスタッフがしっかりと理解していることを確認することです。

    さらにいえば、やって欲しい内容にあったスタッフを選ぶ、ということも必要です。人には得手不得手というものがあるので、その人に任せれば大丈夫、と思えるスタッフに指示を出すようにしたいところです。
    これをするには、サロンにいるスタッフたちのことを把握していなければなりません。
    ネイリストオーナーであれば、一緒に現場に立っているので把握しやすいでしょうが、ネイルのことが全く解らなくて現場に入れないオーナーでは、そうはいきません。
    この場合には、アドバイザーや店長などの現場の責任者と相談することが必要です。

    これらが出来ていれば、指示を出すことでスタッフたちはその通りに動いてくれるはずです。
    こうすることで、現場スタッフたちのスキルを引き出してあげて下さい。

    また、もし指示をしないでも動くスタッフがいたとしても、その内容がサロンの方向性に合っていない、ということもあるかもしれません。
    もちろん積極的に動いてくれるのはいいのですが、やり方によってはサロン内がバラバラになってしまう可能性も出てきます。
    特に他店での経験のあるベテランスタッフなどでは、自分のやりやすい方法というものを持っているものです。
    こういうスタッフには、ただ動けばいいというものではなく、オーナーのビジョンやサロンに合った方向で動くように話しをすることが重要です。
    経験のあるベテランであれば、そこまでの突っ込んだ話しをしても通じるはずですし、する必要があると思います。

    ネイルサロンにとっていちばん重要なのがネイリストたちスタッフの存在です。
    そしてそのスタッフたちは十人十色でいろいろな人たちがいます。
    簡単に“現場がそれを実行”とはいかないでしょうし、それを全てのスタッフに…とまではオーナーは出来ないので、試行錯誤はあると思います。
    ですが、まずは「現場マネージメントは的確な指示からスタートする」、これが大切です。

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