知識集

  • ネイルサロン経営2017.06.14

    こんにちは。

    仲村和也です。

    今年春に、いくつかのネイルサロンがオープンしますが、ほぼ皆さんがネイリストオーナーです。
    今回のタイトルにもあるように、私がネイルサロンをスタートさせた5年前と比べて、私のようなネイルが出来ないオーナーは都心の激戦区ではビジネスのハードルがとても上がりました。

    ネイリストオーナーの優位性

    そのいちばんの理由は店舗が増えたからではなく、いちばん強い広告媒体であるホットペッパービューティーの掲載価格が上がって利幅が減ったことが要因です。
    もちろん実際にネイルサロンの店舗は増えていますが、当時に比べても倍になったわけではありません。
    最近ですと、さほど店舗数は変わっていないと言えるでしょう。

    ですが、5年前に比べて広告宣伝費は倍やもしくはそれ以上になっています。
    要は20~30万は上がっています。
    前はこれだけで利益が取れていたところが無くなってしまったために、苦戦しているオーナーは非常に多いと思います。
    ある程度の規模の店舗展開をしているのならまだしも、小さいところだと存続の危機に陥ってしまうわけです。

    そこでやはり思うのは、ネイリストオーナーは非常に有利だということです。

    その最大のメリットは、自分が現場に入れる分、サロンのコントロールが出来ることです。
    もちろんネイリストオーナーとして規模を大きくしていくのであれば、アドバイザーなどを入れるなりして仕組み化していくことは必要ですが、私のようなネイルが解らないオーナーに比べれば有利は有利なのです。

    オーナー自身が自ら現場に立ってコントロール出来るということは、全てにおいて有利です。
    自分自身で現場やお客様、ネイリストたちと直接掛かり合って状況を把握できるというのは、本来ならばいちばんいい形だと思います。
    ネイルが解らないオーナーの場合、ネイリストたちと話しをするときに、内容によっては店長などの責任者を通さなければならない場合も多々あります。
    そこにはもしかすると誤解が生じるかもしれませんし、直接現場を把握できないので、余計な不安を抱えることもあります。
    そして、ネイリストたちにとっても、ただのオーナーよりは一緒に現場に立つネイリストオーナーの方が親近感があるのではないでしょうか?
    これだけでもかなり違います。
    ただひとつ、ここはネイリストオーナーにとっていちばん難しい部分かもしれませんが、ネイリストとしてだけではなく“自分はサロンを運営する経営者である”という自覚を持つことだけは常に忘れないようにすることが大切です。

    ネイルの解らないオーナーはどうするべきか?

    では、私のような現場に全く入れないオーナーの場合は…?
    これは資本が必要です。

    出来ないことはありません。
    しかし以前から私が言っていた“低予算で経営が出来る”という時代ではなくなって、“しっかりと投資して仕組みを作って利益を上げる”
    このようにシフトチェンジをしていくことです。

    もしくは、激戦区から離れて、宣伝をホットペッパービューティーに頼らない、この方法です。
    要はここには試行錯誤やテクニック、アイデアなどが必要となってきます。

    他業種である飲食店の店舗展開などでも、激戦区は避けてちょっと外れた地域に店を出す、という経営戦略をとっているところもあります。
    激戦区では人は集まりやすいけど家賃も高いしライバル店も多い。それだけに広告媒体に思いっきり頼らざるを得なくなります
    ですが、外れた地域であれば激戦区ほど人はいないかもしれないけれど、その分ライバル店も少ないですし、地域密着型でやっていけばその地域の人たちから認知されて成功する可能性も大きいわけです。
    ただし、経営戦略は激戦区以上によく練る必要はありますが…。

    どちらにしても、かかる経費も上がっていますから、きっちり勉強するところはしないと厳しいのは同じです。
    そこをしっかりと抑えれば、とてもチャンスがあると思います。
    規模は大きくなるので利益も大きいですし、その分リスクも大きくなります。
    それだけに参加する方も少ないのです。

    以上のように、ネイリストではなくビジネストしてのオーナー様の参入が少なくなったからこそ、ネイリストオーナーの方が参入しやすい時代だと思います。
    ネイリストとしての自分の才覚とお客様の立場に立った経営戦略で、他店にはない独自の売りを考えていけば、ネイルサロンを成功させることはそう難しいことではないかもしれません。

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