知識集

オーナーについて
  • オーナーについてネイルサロン経営について2016.05.14

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンは、夏に向けてぐっと忙しくなるものです。夏の季節にいかにお店のファンを増やせるかがサロンをやるにあたってかなり重要ですので、気合いが入るオーナーも多いのではないでしょうか?
    ですが、この頑張り時の繁忙期目前、オーナーにとっていちばん打撃を受けるのが、スタッフが突然辞めてしまうことですよね。これには、きっと頷いている方も多いと思います。

    ■日頃のコミュニケーションがピンチを救う
    基本的に繁忙期前、特に夏前にお店を辞めるというのは、ネイリストとしてはあり得ないといった雰囲気はあります。この時期にサラッと「辞める」といえてしまうのであれば、ちょっと問題でしょう。ですが、どうにもならないような体調不良やプライベートの出来事が起こってしまうことはあります。

    ネイリストが余っているサロン、というのを私は見たことがありません。どこのサロンにしてもギリギリの人数でやっていたり、常に足りない状態が現状だと思います。
    故に突然のスタッフの退職、ましてや繁忙期直前であれば、急いで求人をかけてもスクールを卒業したての未経験の人ですら来ない、という状態になるので、かなり追いつめられてしまうことになってしまいます。
    これには、残念ながら「はい、これが解決方法です!」というものはありません。

    ですが、こういったピンチを救ってくれるのは、いつも私がいっているようにスタッフとの日頃のコミュニケーションに尽きると思います。コミュニケーションを日々密にしていれば、スタッフの微妙な変化を察知できて素早い対応が取れることは多いはずですし、どうにもならずに辞めてしまったとしても、残ったスタッフたちがその穴を埋めようと頑張ってくれるはずです。
    こいうった対応が出来るかどうかは、オーナー次第だと思います。

    ■スタッフたちとの信頼関係を作るために
    例えば別店舗からのヘルプや、スタッフが通し勤務、連続勤務をしてくれるか、人数が足りないときに代わりに出てくれるかどうかは、オーナーへのリスペクトがあるかどうかで変わってきます。
    いちばん簡単なのは、時給などをアップして対応してもらう、ということですが、これが出来るか出来ないかというのもオーナーの力です。スタッフたちはお金を稼ぐために働いているのですから、無理をして貰うことに対しての対応としては当然のことです。
    ただ、信頼関係というものは決してそれだけでは作れないものだとも思います。

    日頃、スタッフたちとのコミュニケーションはちゃんとできていますか? スタッフ一人ひとりの顔と名前は解りますか? ほんのたまにしかスタッフたちと接していないのであれば、よく解らないかもかもしれませんよね。

    時間があるときにサロンに顔を出す、現場の様子を見てみるなどをして、何気ない話しでもかまわないのでスタッフたちと会話をするのも大切なことです。
    マイサロンで働いていて、お店のことをどう思っているか、現状で気になる部分、自分の将来をどう考えているか? などを聞いてみるのもいいでしょうし、仕事のこと以外でも音楽や映画、趣味の話しをしてみるのもいいでしょう。場合によっては聞くだけではなく、オーナー自身の話しも色々としてみるといいかもしれません。年齢や立場に限らずに、スタッフたちから教えられることも色々とありそうです。

    コミュニケーションの場のひとつとしては、本当は食事や飲み会などが適しているとは思うのですが、最近の若い人たちはそういうものを嫌う傾向にあるとも聞きますし、そうであれば、サロンにいるちょっとした時間を活用するしかなさそうです。ですが、それでもいいと思います。
    来るだけでサロンに緊張感が走りピリッとする…オーナーにはこういう存在感も必要だとは思いますが、やりすぎると避けられるようになってしまいます。わりと気軽に話しかけられる存在感、というのも必要ではないでしょうか?
    “サロンのために頑張れる”
    “同じ職場の仲間たちを助ける気持ちを持てる”
    “同じビジョンに向かうためにピンチを乗り越えようと協力する”
    スタッフたちにこれらの思いがあるのであれば、それはオーナーやサロンにそれだけの魅力があるということです。

    よく“ピンチはチャンス”といいますが、オーナーとスタッフたちが苦難を乗り越えることが出来たときに、さらに深い信頼関係が生まれることもあると思います。ピンチの時にこそ、それを信頼関係が生まれるキッカケにしていきたいですね。
    問題が起きたときこそ、オーナーとしての器が試されます。冷静に、しっかりとした対応をしていくことが大切です。

  • オーナーについて2016.05.13

    こんにちは。

    仲村和也です。

    私は日頃から、沢山の方に会わせて頂くことが多いです。
    経営者の方や経営者になりたい方、上手く行っている方、上手く行かなかった方など、本当にさまざまな方とお話しをさせて頂きますが、その中でも経営者として上手くいっている方というのは、やはり行動力とスピード感が違います。

    ■過去の失敗を転換させる行動力
    上手くいっている方といっても、過去に失敗のある方やとんでもない苦労をした方はとても多いです。それを乗り越えられたのは、失敗を上手く転換させる行動力があったからなのです。
    逆に、何かを始めたい、経営者になりたいといいながらも、全く行動しない方もいます。話しを聞いていると、とても立派なことをいっていても行動が伴わないのです。どんな素晴らしい考えや理論を持っていたとしても、それを実現させるために動くことが出来なければ意味がありませんし、とても勿体ないことだと思います。
    ただやみくもに行動すれば良いわけではありませんが、自分のビジョンがしっかりと固まって、それに向けての準備が整ったら、即行動開始です。多少の疑念などは、動いている中でも対応することが出来るはずです。実際に行動してみないと解らないことというのも、沢山あるのですから。途中でこれは違う、と解ったのであれば、その時点で立ち止まって考えればいいのです。

    何か障害になるようなことが起こったときにも、それに対応するためにとにかく動きましょう。そこで立ち止まったままになっていると、何も解決することはできないですし先へ進めません。問題に気づいたときには、素早く対応できるフットワークの軽さが大事なのです。これは、問題を最小限に止める、という意味でも重要なことです。
    また、失敗する、ということは何かしらの原因があってのことなので、過去にやって来たことをチェックしてみることも必要だと思います。その失敗を成功に導くように転換させるには、行動あるのみなのです。

    ■何事に対応するにも大切なスピード感
    何かをやり始めるのも続けるのも、ついこの間いっていたのにもう始めたの!? というくらいのスピード感がないと難しいことだと思います。
    男性ももちろんそうなのですが、女性で家事や子育ても両立されている方などは、仕事にかけられる時間が限られてきます。

    何店舗もサロンをやっている、ある女性経営者の方は、
    「何事も人の3倍で動く。人より秀でたいのであれば当たり前。家事に至っては5倍速で動く。」といっていたそうです。
    これは同じ女性にとっては励みに、男性にとっては身が引き締まる言葉だと思います。
    家事や子育てだけでも、大変な労力と時間が必要なことだと思うのですが、この方のように、アグレッシブに素早く行動することで全てを両立させて、成功している女性経営者の方も多く存在します。

    蛇足ですが、男性の脳はひとつのことを集中して考えるタイプで、女性の脳は同時に複数のことを考えられるタイプだといいます。このことを考えると、女性が活躍できる場が多くなった現代になってやっと、女性のその能力が家事や育児だけではなく、仕事でも発揮されてきている、といっていいかもしれません。

    今の世の中、もう男性だから女性だから、ということはありませんが、私的には、女性が多く活躍するネイル業界にいるせいもあるのでしょうが、もっともっと女性も経営者として活躍していけるようになることを願っています。ライバルとして考えると、とても強敵になってくるとは思いますが!

    男性女性に限らずに、物事を始めるときもトラブルに対応するときも、まずは行動することが大切なのは間違いありません。行動力があるということは、それに伴ってそれなりのスピード感も付いてくるものです。自分のビジョンに向かって、まずは行動してみてはいかがでしょうか?

  • オーナーについてネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.05.07

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンをやっていく上でいちばん重要なのは「人」です。
    ネイリストオーナーであれば、自分の腕ひとつでやっていくことも可能かもしれませんが、身体はひとつしかありませんから、一定額以上の売り上げは不可能です。ある程度の規模までは自分が施術に入れるネイリストオーナーはとても強いですし、その後も全くネイルが解らないオーナーよりはメリットが沢山あるとは思います。
    ですが、ビジネスとして大きく成功したいのであれば“自ら稼ぐ”のではなく、自分がリーダーになって稼げるチームを作らなければいけません。実は、このシフトチェンジはとても難しいのです。

    思考が異なるネイリストとオーナー

    それまで現場で働いていた人間が部下に現場を任せるようになった場合、よく聞くのが「自分でやった方が早い」や「部下にも自分と同じようにすることを望む」ということです。
    これはネイリストオーナーでも同じで、施術を自分で出来てしまうが故に、全て同じようにしてもらわなければ気が済まない、という気持ちになってしまいがちですが、これではチームを作るのは難しくなってしまいます。このような思考は、技術者としての思考といえるでしょう。

    オーナーとして、店舗展開をビジネスとして考えるのであれば、思考を変えていかなければなりませんし、早い段階から自分の分身や協力者を作ることが重要になってきます。全ての方がそうではなのですが、技術者の方はビジネス思考というよりは、職人気質な方が多い傾向にあると思います。

    技術者であるネイリストと経営者であるオーナーとでは、考え方が異なってきます。両方の思考をバランス良く持っていればいいのですが、中々そうはいかないでしょう。
    最初のうちはいいと思うのですが、ある程度キャリアを積んできたら、ネイリストからオーナーへとシフトすることを考えた方がいいかもしれません。

    人を見極める力がいいチームを作る

    自分の足りない部分を補ってくれるビジネスパートナーを見つけたり育てることも重要です。どちらにしても、自分自身に何らかの魅力がないとパートナーを作るのは難しくなってきます。“秀でた技術力を持っている”“人心掌握術に長けている”などがあると思うのですが、そういう意味では、ネイリストオーナーはまずパートナー候補の方に技術力という点でアピールするのもいいかもしれません。もちろん、相手の方の持つ魅力も、しっかりと見定めることは必要です。

    そしてもうひとつ、チームを作るのに必要なのは、適材適所を見極める力と人に任せていくための仕組み作りです。
    一緒にやっていこうと決めた方たちはどんな部分が優れているのか、何を任せれば能力を最大限に発揮してくれそうなのかを、しっかりと把握することが大切です。
    ここで重要なのは、アドバイザーと店長の存在です。アドバイザーはオーナーと現場の人間との橋渡し役的存在となり、店長は技術的指導はもちろん、現場の人間関係などを把握してまとめてくれる立場です。
    この2人が優れていると、まとまりのあるいいサロンとなり、その魅力はお客様にも伝わっていくはずです。それだけに信頼できる方に任せたいところです。

    チャンスを活かすために

    ネイルが好きで、しかも自分自身も施術に入れるというのは、私には真似の出来ない素晴らしいことです。オーナーの立場としても、現場で施術しているスタッフたちの考えや悩みなどをリアルな感覚で理解することが出来るのではないでしょうか? 時間のあるときなどに自分も現場に立って施術を行うことで、お客様やスタッフたちとコミュニケーションが取れる、というのはとても大きな武器となるはずです。

    施術することが大好きでずっと技術者でいたい、と思っているネイリストの方も、もし大きなチャンスが来たときには、自分の立ち位置を変えることも視野に入れて、それをさらに拡げていくにはどうすればいいのか…? ということも是非思い描いてみて下さい。

  • オーナーについてネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.05.05

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンを経営していると、日々色々なことが起きると思います。
    頭を悩ませていた問題がやっと落ち着いたと思ったら新たに何かが起こったり、自分がやっと休めると思っていた日に限ってスタッフから急に連絡が入ったり。オーナー様に会うと、多くのみなさんから同じようなことをお聞きします。
    もちろんマイネイルも同様です。
    色々な問題が発生したり、どうしてこんなことが出来ないんだ? などと思うことは多々あります。ですが、トップはオーナーです。
    様々な諸問題などに対してどこに責任があるのか? とシンプルに考えると、全てはトップであるオーナーにあるのです。

    誰かに全てを任せることの大変さ

    私は分業をすることを推奨していますが、それぞれの立場の方たちには、分業したパートについては責任を持ってやって貰うのを基本としています。これらがきちんと出来ているかを店長が確認して、さらにアドバイザーがチェックするという流れになっています。
    マイサロンの場合は、アドバイザーが色々な問題をほぼ解決してくれますので、アドバイザーの力はかなり大きいです。
    アドバイザーがいるからいいですね、といって頂くことは多々ありますし、私自身、アドバイザーがいなければマイネイルはやっていけないと断言できます。アドバイザーには、それくらいの信頼を置いています。

    しかし、誰かに任せる、ということは実はとても大変なことなのです。
    もちろん、ビジネスの基本であるホウレンソウ(報告・連絡・相談)は絶対ですが、任せた以上は基本的にはその人の考えで判断して構わない、ということになります。
    ここで思考や目的にズレがあると、必ず問題が起きます。
    アドバイザーや店長など、責任のある立場を人に任せるときには、ある程度自分と同じような思考や目的を持っている人にしたいところです。この判断はとても重要であり、それを決めるのはトップであるオーナーの責任になります。

    アドバイザーを雇ったけど上手くいかない、というのであれば、それも自己責任です。
    完璧な思考や目的を持った人を探すのは難しいですが、コミュニケーションをしっかりと取って、それぞれお互いの目的や目標を明確にして同じ方向を見られるように持っていくことが大切です。これが出来るオーナーと出来ないオーナーで全く変わってくるでしょう。
    もし、上手くやってくれていないな、と思うことがあったとしても、一度は見込んでその立場に立って貰ったわけですから、何度か膝を詰めて話しをしてみるといいと思います。こちらの意向は汲み取って貰えているのか? 自分の思う目的や目標はどういうものなのか? 同じ方向で一緒にやっていく気持ちがあるのか? などを再度確認して、意思の疎通を図ってみましょう。

    何に対しても、責任の所在は自分にあると自覚する

    アドバイザーや店長のことだけではなく、ネイリストたちスタッフに対しても同じことがいえます。お客様とのトラブルはもちろんのこと、サロン内での色々な諸問題に対して、アドバイザーや店長を無視するということではなく、オーナー自らがスタッフたちと話しをすることも時には必要だと思います。
    スタッフの考え方が間違っているようであればそれを諭し、正しいと判断できるようであれば、思うようにやらせてみるのもいいでしょう。その時には、全ての責任はオーナーである自分が取るから心配しなくていい、というようなことを話しておくのです。
    このことでスタッフたちも安心して仕事が出来るでしょうし、オーナーに対する信頼感もより厚くなっていくと思います。

    ただし、責任は全て自分が取るわけだし、それならばオーナーである自分のいうことを全て聞け、というようなことではダメです。これはワンマンオーナーの悪例といえるでしょう。
    スタッフたちそれぞれの考えも尊重して自己判断で仕事を任せながらも、最終的な責任は自分で取れる。ある程度理不尽なことだったとしても、それを飲み込める度量がオーナーには必要なことだと思います。

    立場が違う以上、目的が違うのは当たり前ですが、少なくとも同じ方向を向いているのであれば、考え方や行動も同じようになっていくはずです。
    たまには“同じ夢を持って頑張っていこう!” とアツくいうのもありです。

    問題を誰かのせいにスリ替えることをせずに、まずは潔く自分自身の問題として考える。サロンで起こる様々なことの責任の所在は、全て自分にあると自覚する。
    これが人を雇う以上大切なことであり、スタッフたちからも信頼を得られることだと思います。

  • オーナーについてネイルサロン経営について2016.04.29

    こんにちは。

    仲村和也です。

    経営に関してネイルサロンが初めてという方や、現在他にも経営をしていて副業でサロンをやりたい方、以前経営をしていたけれどそれを辞めて新たにネイルサロンをやろうとしている方など、色々な方がいると思います。
    今回は、以前何かしらの経営をしていたが上手くいかなかったという方にスポットを当てて、話しをしてみたいと思います。

    経営に失敗したときのトラウマ

    一度経営で失敗を経験してしまうと、もう二度とやらない、出来ない、という方が多いと思います。失敗するということはそれなりの理由があるわけですが、「従業員に裏切られた」「予想より遙かに集客数が少なかった」「思うように収益が上がらない」など、あれがこうだったこれがこうだったと、トラウマになってしまうことも沢山あると思います。
    自分がもう一度やろう…と思ったとしても、さらに周りの反対も大きくなることでしょう。

    ですが、初めから成功している経営者などはそう多くはいないものです。一時的に成功したとしても、それが長く続かずに苦労している方も沢山います。
    失敗して苦労を重ねて、経営の難しさを知って初めて、成功の道を歩み始める方が大多数ではないでしょうか?
    この事を考えると、再チャレンジする事は良いことだと思います。
    ただ、自分には向いていなかった、とスッパリ辞めるのももちろんありです。経験を元にそう判断したのならそれがいいと思いますし、変に固執して失敗を重ねてしまうようであれば、違う方向を模索した方が賢明でしょう。

    成功者に共通するのは、諦めず、失敗を分析できる能力

    どんな成功者にも共通していえるのは、粘り強く諦めないことと、過去を反省して失敗を分析する力があることだと思います。

    何が原因で失敗してしまったのか? あの時の判断は間違っていなかったのか? 他に方法はなかったのか? など、単純で当たり前のことのようですが、ここを明らかにせずに過去から逃げたまま再チャレンジしても、必ずまた同じ過ちを繰り返すのがオチです。
    また、失敗したことを自分以外のせいにしてはダメです。もちろん、外部的な原因によるものもあるかもしれませんが、それを見抜けなかった自分にも責任はあるわけです。

    「失敗は成功のもと」ということわざがありますが、この言葉の意味は、失敗することで自分のどのようなミスが原因だったのか、何をすると失敗してしまうのかが解るので、それを改善すれば成功へ繋げることが出来る、という意味です。

    嫌な経験を思い出すのは辛いことですが、そこから眼を背けずにじっくりと考えてみることはとても大切なことです。もし、自分ではどうもよく解らない、というのであれば経験豊かな経営者の知人などに相談するのも方法のひとつです。成功している方であればアドバイスのひとつもしてくれるかもしれません。
    再チャレンジを考えるのであれば、まずその前にこれまでの自分の行動を分析するのです。そこから見えてくるものはきっとあるはずです。その時に初めて「失敗は成功のもと」になるんだと思います。

    決して諦めない

    学生のスポ根ドラマみたいなことを、と思うかもしれませんが、これはビジネスの上でも必要なことだと思います。
    自分が正しいと思ったことをして失敗したのであれば、それを軌道修正しながら諦めずに再チャレンジしてみることです。一度では解らないこと、というのもあると思います。ただし、無駄に時間と資金をかけるわけにはいかないので、前述したようにしっかりと自分の過去の失敗と向き合うことは必要です。

    初めて経営に携わるよりも、過去に失敗の経験がある方の方が断然強いはずです。それは、お金を払ってどんなセミナーに行くよりも、どんなノウハウを買うよりも、実体験に勝るものはないからです。

    もし再度の挑戦をしたい方がいるのでしたら、過去をじっくりと見直して、改めてチャレンジして貰いたいです。

  • オーナーについてネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.16

    こんにちは。

    仲村和也です。

    オーナー業は毎日が決断、決断の連続だと思います。
    当然、大きな経営判断もありますが、小さなものまでを含めるとなかなか休むヒマもないかと思います。
    食事をしているときも布団に入った後も、肉体的には休息を取っているときでも頭の中では常に仕事のことを考えている方が多いのではないでしょうか?
    ですがこれは経営者の宿命でもあり、自然とそうなってしまうものかもしれません。もっといえば、これくらいではないと経営者として成功しないともいえそうです。

    物事の大小に係わらず、確認することが重要

    サロンの経営に関することを始めとして、大きな決断はオーナーがしていくと思うのですが、日々の細かなこと、例えば仕入れひとつを取ってもオーナーがきちんと見て確認しながら決めていくことが重要です。雑多な部分をやってもらえればそれは楽になると思うのですが、ここをスタッフに完全に任せてしまうと、やはり無駄が生まれてしまうことが多くなります。
    発注する業者や物の種類などが固定して決まってきたとしても、価格は常に動くものですので、定期的にチェックしていくことも大切なのです。経営を考えていく上で、変えなければならない部分もきっと出てくるはずです。

    これは、スタッフとオーナーでは視点も立場も違うので、ある程度は仕方のないことと割り切る気持ちも必要かも知れません。現場なら現場からの立場で考えるスタッフと、全てのバランスを考慮することが求められるオーナーとでは、基本的に決定する基準が違います。きちんとチェックして、最終的なジャッジはオーナーがするようにしたいところです。
    スタッフでは、よほどの変化でもない限り価格の変動などはあまり気にしないで発注するかもしれません。慣れていて使いやすいと思う商材であれば無条件で受け入れることもあるでしょう。ですが、立場を考えればむしろ当然のことだといえると思います。だからこそ、オーナーの目を入れることが大切なのです。

    もし、スタッフに任せっきりの状態で何か問題が起こったとしても、スタッフを責めることはできないです。任せっきりにしたオーナーである自分に責任があるからです。こうなると結局は自分に返ってきてしまうわけで、楽になるどころか余計な仕事が増えてしまうことになるかもしれません。

    現場スタッフの意見とのバランスをとる

    ただ、ここに全く現場のスタッフたちの意見を取り入れない、というのであればそれもまた問題になります。
    そのバランスが難しいところではありますが、一方的に指示するのではなくきちんと従って貰おうと思うなら、きちんとした理屈が必要です。ただただこっちの方が安いから…こっちのほうが良さそうだから…では現場は納得しないでしょう。ですが、スタッフとしては立場を考えればオーナーの意向に従うしかないわけですから、建前的には理解するようにしたとしても、心情的には納得できていない、ということになっていくはずです。
    こういう部分が積み重なっていくと、スタッフたちの不満も溜まっていって大きな溝になりかねません。

    「この商材を使いたいかもしれないけど、それを使っていくよりこっちを使う方がサロンの成長が早くなり、結果的にはネイリストたちスタッフ自身に還元されていく」「ビジョンを考えてサロンをこういう方向に持っていきたいから、これまでとは変わるけど慣れていって欲しい、スタッフたちのためにもなることだから」というような、具体的な説明をしていくといいと思います。
    このときには、スタッフたちの意見を聞いておくのもありかもしれません。それをオーナー自身が判断すればいいのです。あまりに一方的になりすぎないように、現場が納得できるようにすればいいのです。
    オーナーの考えが理解出来れば、スタッフたちの動きも必ず変わってくるはずです。

    経営をするに当たって、ときにはスタッフたちに任せることも大切なことですが、最終的なジャッジはオーナーがしていき、抑えるべきところはしっかりと抑えて、しっかりとビジョンに向かっていって下さい。

  • オーナーについて2016.03.12

    こんにちは。

    仲村和也です。

    経営していく上で大変なことは沢山あると思いますが、やはりサロンが軌道に乗るまでの資金繰りがいちばんでしょう。
    マネジメントやスタッフ管理など、人事関係などももちろん大変ですが、基本的には資金が回らないことにはどうにもならないのが経営です。

    忘れてはならないランニングコスト

    商売をするのが初めての方は、どうしても開業資金にばかり頭がいってしまいがちですが、商売が始まると今度はランニングコストが必要になるということを忘れてはいけません。
    この資金がギリギリになると、精神的にもかなりストレスがかかってきてしまいます。
    サロン業に限らず、ランニングコストなどの毎月の資金繰りに苦労している方も沢山いると思います。
    当たり前ですが誰も助けてくれません。
    ですので、開業資金は少しでも抑えて、ランニングコストに回すべきです。

    また、オーナーとして人を雇用する以上は、やはりどんな場合にでもスタッフたちに対する責任をどう取るか、が重要になってきます。
    今月は資金が足りないからスタッフたちの給料をちょっと待って貰う…というようなことになったら大変です。
    サロンの最高責任者として、真っ先に考える必要があるのはこの部分です。

    コンサルティングに入らせて頂くと、オープン3ヵ月でトントンに持っていけるようにと計画していきますが、やはり安定してくるまでには約半年ほどは見た方がいいと思います。
    半年も経てば、何にどれ位のコストがかかるのかということが大体見えてきますし、サロンがお客様たちのニーズに合ったものを提供しているのかどうかなども解ってくるでしょう。そうなれば、その先の計画も立てやすくなってきます。
    なので最初のうちは、ちょっとでも余裕のある状態で経営に臨みたいところです。

    オーナーもスタッフも大変な最初の3ヵ月

    サロンがオープンしてから最初の3ヵ月間はまだ環境に慣れていないでしょうし、ネイリストなどに新人がいる場合にはお直しが続いたり悪い口コミが入ったりと、色々なことが起こってきます。
    最初から現場を任せられる人間がいるなら経営に集中できますが、そうではない場合だととても大変な時期だと思います。
    前述したランニングコストやサロンの集客状態の把握などの経営者としての仕事に加えて、サロン内の業務にも目を配らなければなりません。

    また、ネイリストはネイリストでメンタルが揺れる時期でもあります。サロンに来て頂いたお客様たちからは、新しい店としてどんなネイルをしてくれるのかという期待もあるでしょうし、それに応えるために必要以上に気を張っているかもしれません。
    サロンオープンの経験が何度かあるスタッフがひとりでもいるとかなり違うのですが、それにしてもいっぱいいっぱいでしょう。

    そんな状態の中、ネイリストはオーナーの辛さは解らないので、色々な要求をしてくることも多いです。ただでさえ忙しいのに、さらに追いつめられることや腹の立つこともあるはずです。特に新人ネイリストが多い場合などは、オーナーのストレスも相当なものになるかもしれません。
    ですが、この時期にオーナーが感情的になって意見をぶつけたりすることがないように気をつけて下さい。
    そうなる気持ちはよく解りますが、オーナーが爆発してしまうと、スタッフたちも萎縮することになりますし、サロン内の雰囲気も悪くなってしまいます。ここは我慢のしどころなのです。
    オーナーもネイリストたちも、立場は違えど大変な時期というのは同じです。サロンを人気店にしようという思いはひとつのはずなので、お互いに頑張ろうという気持ちで業務に励みたいところです。
    スタッフたちにねぎらいの言葉をひとつかけるだけでも全く違うと思いますし、信頼関係を築くチャンスというように考えてみるといいかもしれません。

    オーナーなら誰しもが通る辛い時期もありますが、これを乗り越えたときに得られるものは大きいです。
    頑張って乗り越えるようにして下さい。

  • オーナーについてネイルサロンコンサルについてネイルサロン経営について2016.02.24

    こんにちは。

    アドバイザーの後藤です!

    今回は、アドバイザーについてご説明をしたいと思います♪
    「自分のブレーンとなって苦手な分野をサポートしてくれる人はいないかな?」
    「サロンをもっと繁盛させたいけど、何をすればいいの?」
    「“オーナー”という立場を理解してくれて、何でも気軽に相談できるパートナーが欲しい」
    でも、会社のように毎日出勤して貰う必要はないし、そこまで毎日お願いするほどの仕事量じゃないし…。

    アドバイザーとは、こういう方にピッタリなんです♡

    立場で異なる、その存在意義

    オーナー様ご自身の事業を発展させて、成功に導くために現場に特化したお手伝いをさせて頂きます。
    現場は気になるけど、時間がなくてとても行ってられない、ということも多々あると思います。そんな時に、現場のすべてを監督して業務がスムーズに行えるようにする、もちろんオーナー様へは逐次報告をしてその現状をお知らせするのも私たちの仕事です。
    また、男性のオーナー様の場合だと、現場には入らない方もいらっしゃいますし、ネイルについての知識がない方もいらっしゃると思います。
    そういう状況の時には、私のような女性のアドバイザーがオーナー様に代わってサロンの現場をしっかりと見守らせて頂きます。

    でも、その分経費がかかるし…と思っている方!
    そうではなく、アドバイザー業務委託という形で契約することによって、そのポジションで新たに社員を雇用する必要はなくなるので余計なコストと手間を省くことが出来るのです。

    経営者と従業員(技術者)では、求められる能力や働き方、考え方がまったく違います。
    従業員は“作業をする”ですが、
    経営者は“仕事を生み出す”です。
    予約管理や受付業務をはじめ、ネイル施術、チップ制作など、毎日する仕事があるからこそ、スタッフに毎月お給料が入ります。
    当たり前のことですが、その仕事を生み出すオーナー様がいてこその仕事です。

    そしてその仕事を従業員は“自分が”動きますが、経営者であるオーナー様は“人を”動かしていく。
    そして、そして!
    従業員には労働時間がありますが、経営者には労働時間という概念がありません。
    休日があったとしても、食事やお風呂に入っているときなど何をしていても、頭の中はきっと仕事に関することを何かしら考えていると思います。
    サロンが上手くいっていないときはその打開策を練る必要がありますし、順調なときにでもさらなる次の展開を考えなければなりません。
    極端に言って、オーナー様には心から休息するヒマはないのかもしれませんね^^;

    的確なアドバイスによるサポート

    あれもしなきゃ! これもしなきゃ!
    と考える方もいますし、何をすればいいのか解らないと思っている方もいます。

    あれもこれも、と考えているオーナー様には業務が効率よく進むように苦手な分野をサポート。
    何をしていいのか解らないというオーナー様には、何をするべきかの的確なアドバイスからそれを実行するためのサポート。
    経営者はよく孤独だといいますが、オーナー様の立場や考え方を理解して、パートナーとして精神面からもサポート致します♪

    これらの様々なサポートをする前提として、まずはオーナー様のビジョンをお聞きしますし、ビジョンを達成するための目標や実際の経営の仕方なども一緒に考えていきます。
    経営方針などにしても、自分の経験などを踏まえた上で、より良い方法をアドバイスさせて頂くつもりです。

    そしてもうひとつ、オーナー様と現場スタッフたちとの橋渡し役となることもあります。業務的なことはもちろんですが、時にはスタッフたちの仕事に対する、サロンに対する考えを知ることも大切になってきます。
    オーナー様の立場となって動くのはもちろんですが、スタッフたちの立場に立ったサポートも必要な場合があります。
    サロン内のすべての業務を円滑に行うためには、オーナー様とスタッフたち、スタッフ同士の人間関係も重要なことです。そういう部分も含めて、出来るだけ力になりたいと考えています。

    現場から経営の方法まで、オーナー様の右腕となってあらゆるサポートをするのが、アドバイザーとしての仕事なのです。
    “アドバイザーがいて良かった”
    顧問先のオーナー様にそう思って頂けるように、全力でサポートをさせて頂きたいと思っています!

  • オーナーについてネイルサロンコンサルについて2016.02.17

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    先日、顧問先のオーナー様からご紹介を頂いて初めてお会いしたオーナー様。
    オーナー様自身も現場に立ってサロンを軌道に乗せたということを事前に聞いていたのですが、実際にお会いしてお話しを伺うと“安心して現場を任せられる人がいない”ということでお悩みでした。

    「経営」と「運営」のバランスの難しさ

    スタッフは6名、オープンしてから4ヵ月目で利益を出して、今は数字を見ると成功しているサロン様です。
    売り上げも安定させることが出来たので、もっと先を見据えた経営戦略を立てて新たな目標を掲げたいのに、日々の現場管理に忙しくて経営者として経営に専念できない状態だといいます。

    サロン経営者が経営に専念できないというのは、
    例えていえば、スタッフを乗せた船をどう動かしてどんな航海をし、どこに向かっていくのか? ということへの“舵取り”が出来ない状態です。
    ネイルサロンを、具体的に会社や組織として見ると、
    ◎「経営」→サロン全体のマネージメント
    ◎「運営」→現場を円滑に回していくこと
    と位置づけられるのではないでしょうか。

    上の例でいうと、船長(経営)と航海士(運営)といったところです。
    船長が自ら舵を握っていては、船を動かすことで精一杯になり、船全体のことが見えなくなってしまいます。
    これでは安全に、敏速に航海をすることは出来ません。
    この2つは、どちらが重要かというよりは、どちらか一方が欠ければもう片方にも大きく影響することになる、2つでひとつの業務ともいえるのです。

    そして、運営というものはより現場に近いもので、「経費・売り上げ」といった数値上の概念よりも、個々のスタッフたちやお客様の顔が見える状態での管理が必要です。
    スタッフの技術は求めている水準にあるのか?
    接客接遇はきちんと出来ているのか?
    スタッフ間の人間関係は円滑なのか?
    お客様に満足して頂いているか?
    リピーターは増えているのか?
    などなど、見なければならない部分は多岐に渡ります。
    私の経験上、痛感していることですが、現場を円滑に回すためには実際に現場に立って、スタッフやお客様の顔を見ながら的確な指示を出して管理することは必要不可欠です。

    経営者として、船の舵取りをしながら現場にも出て運営していく…。
    出来ないことではないですが、現場に出てしまうとサロン内の“今その時”を見ながら円滑に回るように物事を見る視点が必要になってきます。
    そんな中でこの先のビジョンや目標について考えることは、とても難しいことだと思います。

    「木を見て森を見ず」という諺があります。
    これは、木々ひとつひとつの小さいことに心を奪われて、森全体を見通すことが出来ない状態のことを意味しています。
    現場の細々したことで頭がいっぱいになり、サロン全体や先々のことを見通して考えることが出来ない状態になれば、まさにこの諺通りということになってしまいます。
    これでは、サロンの将来も不安になってしまいますよね。

    仕事を“任せる”ことも、経営者の仕事

    私はまだ自分のお店に「右腕」といえるような安心して現場を任せられる人間がいなかったときに、経営も運営も全てひとりでやっていたことがありました。
    そのときは日々の運営上の問題やスタッフ管理に追われて、ビジョンや目標という中長期的な視点を持つ時間を作ることに大変苦労しました。

    運営というのはサロンを営業していれば毎日のことになるので、売り上げのあるサロンにも係わらず「疲れた」と手放してしまうオーナー様もいるほどです。
    仲村もよく“分業”についてこのブログでも話ししていますが、それは現場での細かな業務だけに言えることではありません。
    オーナー様自身も、経営者として本来やらなければならない仕事の出来る環境を作るために、右腕・ブレーンに任せるべきことは任せる“分業”を必要とするときがやってくるはずです。
    逆にいえば、“分業”が出来るようにならなければ、ビジネスとしての拡がりは期待できないといえるでしょう。

    オーナー様の右腕となり、現場を任せられる人間がいるのかいないのか? これによってオーナー様の掲げるビジョンや目標も拡がってきます。
    「運営」に関しては信頼できる店長やベテランネイリストなどに任せ、「経営」に関してもコンサルタントなどに依頼する、というのも方法です。
    また、私のようなアドバイザーと契約を結ぶのもいいと思います。
    アドバイザーは、主に現場の管理やオーナー様とスタッフたちとの橋渡しを仕事とします。
    さらに必要であれば、経営に関するアドバイスなどもやらせて頂きます。

    これらの人間を選ぶときに重要なのは、やはり本当に信頼できる人間がいるのかどうか? ということです。自分が信頼できるだけではなく、相手からも信頼される関係があるのが理想なのですが、自分にしっかりとしたビジョンがあるなら、それに共感して一緒に向かってくれる人を探してみてはどうでしょうか?

    仕事を人に任せる、ということも経営者として大事な仕事のひとつです。
    全てを自分でやっていては、出来ているときはいいでしょうが、いずれは必ず限界が来てしまいます。

    今回お会いしたオーナー様は、次のステップアップに規模の拡大を考えられていました。
    “今はサロンの将来を考えて最大限に集中したい”
    “右腕としてスタッフの育てるまでの時間も惜しい”
    このお気持ちが強く、現場管理者・責任者として運営を任せて頂くことになりました。
    オーナー様が「経営」に専念できるように、全力でサポートさせて頂こうと思っています!

    右腕となるメンバーがいない…などと焦らなくても大丈夫です。
    私たちアドバイザーは、そのためにいるのです。
    まずは、今オーナーとして出来ることから始めてみましょう!

  • オーナーについてネイルサロン経営について2016.02.13

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンがオープンして半年ほど経つと、サロンもスタッフも少し落ち着いてくると思います。
    オープンしたての頃は忙しさと緊張感がいっぱいで、あっという間に毎日が過ぎていくのですが、この頃になると新しい環境になって溜まってきた疲れが出てきたり、少し気が抜けて中だるみになってきたりもする時期です。また、単純なミスが多くなることも有りがちなので、注意も必要です。
    このあたりでオーナーがした方がいいことは、再度やる気を促すという意味でも、改めて自分のサロンのビジョンをみんなに示すことです。

    スタッフたちに明確なビジョンを伝える

    そのようなことをあまりスタッフたちと話し合ったことがないオーナーは、ぜひ話しをして貰いたいです。
    ネイリストたちの中には、サロンや環境に不満が出てきたり、技術に対してひと通り学べたから他のサロンに行ってみたい、などと思うようなスタッフが出てきてもおかしくはない時期でもあります。

    ですので、オーナーとしてここで今一度、これからこのサロンはどうなっていき、ここで働くことでスタッフたちはこうなっていくよ、ということを明確にしていくことです。
    「顧客様がこれくらい増えたら新しいことを導入しよう」
    「ここまで持っていけたら店舗を増やしていこう」
    などの目標を明確にすることで、スタッフたちのモチベーションが上がることは多いです。

    伝える内容としては、あまりにも遠い未来ではなく、次の明確なステップの方が解りやすいと思います。
    他にも、ちょっとした目標を立てるのも効果があります。
    例えば、
    「1週間の売り上げが○○になったらご祝儀が出る」
    「リピーターを○人獲得したらその月の時給にプラスαが付く」
    など、直接スタッフに影響するようなことも、時にはありだと思います。
    これとは別に、スタッフたちが働いてきた期間の中でここがやりにくいからこうしてほしい、こうしたほうがいい、というような意見を聞いてみるのもいいでしょう。
    もちろん、聞いたからといって全ての意見を実現するというのではないですが、改善したほうがいい部分であれば、検討する必要も出てくるはずです。

    また、オーナーのビジョンに全く店舗展開などの展望がない場合は別ですが、それに向けて新人を入れて教育していくなど、新しい風を入れていくと現場は活気が出るものです。
    自分の働いているサロンの発展に、スタッフ一人ひとりも参加している、といった雰囲気を作っていくといいと思います。

    特にオープンスタッフというものは、大変な時期をみんなで共有しながら一から作り上げてきた、という思いが強いものですし、その中で各スタッフも成長していくでしょうし自負もあると思います。
    そしてその間に、店舗展開ができるようになったときに責任のある立場を任せられるような人材を育てていくことも考える必要がありますし、そのことをスタッフに伝えることでさらにモチベーションも上がっていくと思います。
    そのためにも、オーナーのビジョンをはっきりとスタッフたちに話して、共に同じビジョンに向けて進んでいく気持ちを起こさせることが大切になってきます。

    オーナーとしての責任もしっかりと持つこと

    それと同時に、オーナーは店舗を拡大するべく今まで以上にキャッシュフローに対して意識を向けていかないといけません。
    以前もこのブログでお話ししましたが、経営とは継続した「投資」と「回収」、この繰り返しで成り立ちます。
    しっかりとした投資を行って確実に回収できる仕組みを作っていくこと、そしてこれがきちんと継続できた結果として、個人事業から会社へ…そして企業として成長していけます。

    当たり前のことですが、スタッフを雇ったのであれば、経営者としての責任が生まれます。
    一緒に頑張ってきたスタッフの生活を豊かに出来るか否かも、オーナーの責任の範疇だと思います。
    どんなに大きな目的を掲げたとしても、日々の経営がきちんとできていなくてスタッフたちに不安を与えるようでは全く意味がありません。
    スタッフたちから、“この人のサロンにいれば、将来的に自分も飛躍することができそう”という信頼感が何よりも重要です。

    その上で、オーナーが店舗展開に向けての準備をしっかりとしていき、ビジョンに向かって進んでいることをスタッフ一人ひとりに伝えていくことが大切なのです。

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