知識集

  • オーナーについてネイルサロン経営について2016.05.14

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンは、夏に向けてぐっと忙しくなるものです。夏の季節にいかにお店のファンを増やせるかがサロンをやるにあたってかなり重要ですので、気合いが入るオーナーも多いのではないでしょうか?
    ですが、この頑張り時の繁忙期目前、オーナーにとっていちばん打撃を受けるのが、スタッフが突然辞めてしまうことですよね。これには、きっと頷いている方も多いと思います。

    ■日頃のコミュニケーションがピンチを救う
    基本的に繁忙期前、特に夏前にお店を辞めるというのは、ネイリストとしてはあり得ないといった雰囲気はあります。この時期にサラッと「辞める」といえてしまうのであれば、ちょっと問題でしょう。ですが、どうにもならないような体調不良やプライベートの出来事が起こってしまうことはあります。

    ネイリストが余っているサロン、というのを私は見たことがありません。どこのサロンにしてもギリギリの人数でやっていたり、常に足りない状態が現状だと思います。
    故に突然のスタッフの退職、ましてや繁忙期直前であれば、急いで求人をかけてもスクールを卒業したての未経験の人ですら来ない、という状態になるので、かなり追いつめられてしまうことになってしまいます。
    これには、残念ながら「はい、これが解決方法です!」というものはありません。

    ですが、こういったピンチを救ってくれるのは、いつも私がいっているようにスタッフとの日頃のコミュニケーションに尽きると思います。コミュニケーションを日々密にしていれば、スタッフの微妙な変化を察知できて素早い対応が取れることは多いはずですし、どうにもならずに辞めてしまったとしても、残ったスタッフたちがその穴を埋めようと頑張ってくれるはずです。
    こいうった対応が出来るかどうかは、オーナー次第だと思います。

    ■スタッフたちとの信頼関係を作るために
    例えば別店舗からのヘルプや、スタッフが通し勤務、連続勤務をしてくれるか、人数が足りないときに代わりに出てくれるかどうかは、オーナーへのリスペクトがあるかどうかで変わってきます。
    いちばん簡単なのは、時給などをアップして対応してもらう、ということですが、これが出来るか出来ないかというのもオーナーの力です。スタッフたちはお金を稼ぐために働いているのですから、無理をして貰うことに対しての対応としては当然のことです。
    ただ、信頼関係というものは決してそれだけでは作れないものだとも思います。

    日頃、スタッフたちとのコミュニケーションはちゃんとできていますか? スタッフ一人ひとりの顔と名前は解りますか? ほんのたまにしかスタッフたちと接していないのであれば、よく解らないかもかもしれませんよね。

    時間があるときにサロンに顔を出す、現場の様子を見てみるなどをして、何気ない話しでもかまわないのでスタッフたちと会話をするのも大切なことです。
    マイサロンで働いていて、お店のことをどう思っているか、現状で気になる部分、自分の将来をどう考えているか? などを聞いてみるのもいいでしょうし、仕事のこと以外でも音楽や映画、趣味の話しをしてみるのもいいでしょう。場合によっては聞くだけではなく、オーナー自身の話しも色々としてみるといいかもしれません。年齢や立場に限らずに、スタッフたちから教えられることも色々とありそうです。

    コミュニケーションの場のひとつとしては、本当は食事や飲み会などが適しているとは思うのですが、最近の若い人たちはそういうものを嫌う傾向にあるとも聞きますし、そうであれば、サロンにいるちょっとした時間を活用するしかなさそうです。ですが、それでもいいと思います。
    来るだけでサロンに緊張感が走りピリッとする…オーナーにはこういう存在感も必要だとは思いますが、やりすぎると避けられるようになってしまいます。わりと気軽に話しかけられる存在感、というのも必要ではないでしょうか?
    “サロンのために頑張れる”
    “同じ職場の仲間たちを助ける気持ちを持てる”
    “同じビジョンに向かうためにピンチを乗り越えようと協力する”
    スタッフたちにこれらの思いがあるのであれば、それはオーナーやサロンにそれだけの魅力があるということです。

    よく“ピンチはチャンス”といいますが、オーナーとスタッフたちが苦難を乗り越えることが出来たときに、さらに深い信頼関係が生まれることもあると思います。ピンチの時にこそ、それを信頼関係が生まれるキッカケにしていきたいですね。
    問題が起きたときこそ、オーナーとしての器が試されます。冷静に、しっかりとした対応をしていくことが大切です。

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