知識集
こんにちは。
仲村和也です。
昨日はオープンを控えているネイルサロンで、スタッフを交えて食事をしながらのミーティングをしました。
このスタートの時が、みんなのエネルギーがありますしモチベーションもいちばん高い時です。
いつもブログなどではマニュアルが必要、仕組みが必要と話しをしています。
でもいちばん大切なところは、オーナーとしてやっていくのならばどこまでみんなの“親分”になれるか? ということなのです。
こんにちは。
仲村和也です。
最近、blogで報告についてたまにお話ししますが、
この“報告”ということだけでも、説明を始めると数時間かかります。
数時間というわけにはいきませんが、今回はこの“報告”についてのポイントをお話ししていきましょう。
こんにちは。
仲村和也です。
ネイルサロン経営をしていて、メンタルというものは最重要ではありません。
経営の土台が出来てからのメンタルは大切ですが、環境や戦略もないのにメンタルだけを鍛えても上手くいかないのです。
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こんにちは!
コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。
先日、顧問先のオーナー様から「“空いている時間”を管理するにはどうすればいいのか?」というご相談を頂きました。
仲村も、このブログでよくルール作りやマニュアルについてお話ししていると思いますが、“空いている時間”については今までもオーナー様たちからご相談を頂いてきたので、今回はそこについてのお話しをしたいと思います。
勤務時間内にお客様から予約が入っていれば施術をしているというのは、オーナー様が現場にいなくても把握しやすいと思いますが、お客様がいない空いている時間にスタッフが何をしているのかイマイチよく解らない、というオーナー様も多いです。
話しを伺っていると、この部分での明確なルールがないことが多く、それぞれスタッフに任せているネイルサロン様も少なくないようです。
この場合、現場をしっかりと把握して管理している方がいればそこまで問題が表面化しないと思いますが、そのような責任者がいないというサロンであれば、特にリストを作ってやるべきことの優先順位までを記した方が管理はしやすくなります。
顧問先のオーナー様からの連絡で、「今日は空いている時間があったはずなのに○○が出来ていなくて…まさかサボっているとは思わないけれどいったい何をしているのかが解らないです」ということもよく耳にします。
この○○に入る内容は、
・サンプルがひとつも出来ていない
・アルミやコットンなど消耗品在庫の補充が出来ていない
・店内の掃除や整理整頓が出来ていない
・釣り銭の両替が出来ていない
など、オーナー様によってそれぞれ違うのですが、簡単にいうとオーナー様がスタッフたちに対して“空いている時間”にやっていると思っていること(やって欲しいこと)が出来ていない、ということです。
これはなぜなんだ!!!!????…と。
実際に現場を訪問して見ていると、やるべきことに気が付かずに別の作業に時間を使ってしまっているので、時間はあるのに出来ていない、ということがよくあります。
ただこれは、ある意味では仕方のないことでもあるのです。
まだ1店舗だし、スタッフ数も少ないからルールよりも協調性を大切にしたい、と敢えて決まりごとを作らないというオーナー様もいるとは思いますが、組織というものが複数の人間による共同体である以上、人数の少ない多いに拘わらずその組織を束ねて、しっかりと機能させられるためのルールを定めておかないと様々な弊害が起こってきます。
オーナー様が見られないところでスタッフが何をやっているのか解らない…。
出来ていると思っていたことがなぜか出来ていない…。
これらも組織としての価値観の違いからくる弊害のひとつといえるかもしれません。
そして「それくらいは言われなくてもやるべき」というのは、ハッキリいって通用しないのです。
だからといって、スタッフたちをただ単に怒ってしまうのもNGです。
最初からスタッフたちにやる気がない、というではない限り、空いた時間にこれをやろう、やらなくちゃ、ということはスタッフも考えているはずです。
ですが、それぞれの考え方は違うものなのでどうしてもそこでズレてしまう部分が出てくるのです。
時間が空いているときにどこの何をチェックして、足りなければ補充、汚ければ掃除したり整理したりする…まずやらなければならない優先順位をしっかりと把握できているスタッフというものは、そうそういるものではありません。
各個人で考えることが、果たしてサロンの経営戦略に合ったものなのかどうか? これはある程度のガイドラインがなくては現場のスタッフも解らないのです。
ルール作りやマニュアルというと少し大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、TODOリスト(日常業務で“行うべきこと”を記録しておくアプリケーション)のように空いている時間にすることを細かく書き出して優先順位を考えてみましょう。
「新作チップの作成」
「アルミやコットンなどの消耗品の補充」
「ブログやSNSのアップ作業」
「カルテの整理」
「在庫のチェック」
「サロン店内の整理整頓」
など、これらを曖昧な表現を避けて細かく具体的に書いてみるのです。
もちろん、サロン様によってその優先順位は変わってくると思いますので、ここはサロンの経営戦略に沿った順番をよく考えましょう!
例えば、毎月決められた日にスタッフ全員で新作チップの製作日を設けたり、毎日(これが厳しければ週に1回でも)サロンのオープン前に必要最低限の在庫のチェックをしたり。こういうルールがあるサロン様であれば、空いた時間には他のことを優先的にやって貰った方がいいかもしれません。
ホットペッパービューティーを使わずに、主にホームページやSNSで集客をしているというサロン様なら、そこに記事や写真をアップするということなどの優先順位も変わってくると思います。
ただ、ネイリストオーナー様であればこれらのことは割りとスムーズに考えていけると思うのですが、ネイルのことが全く解らないオーナー様の場合だと、何をどう決めていけばいいのかが解らないかもしれません。
こういう時には店長やアドバイザーに相談してもいいですし、ベテランネイリストに協力して貰うのも方法だと思います。
この時には、自分のビジョンや経営戦略を理解して貰うことが大切ですので、しっかりと伝えておくようにしましょう。
サロンにいられる時間があまりないというオーナー様のところでも、このリストを作成したことによって現場からもやるべきことが明確で動きやすくなった、という声を頂きましたが、何よりも良かったと思うのは店長が指示を出さなくてもリストやルールに沿ってスタッフ個人個人が判断して動けるようになったことです!!
現場運営が円滑に行えるように環境を作ることは大切なことです。
それだけではなく、現場への心配が減ることはオーナー様の余分なストレスがなくなることにも繋がります。小さなことのようですが、雑多なストレスが減るというのは精神衛生上も、経営戦略を考えていく上でも大切なことだと思います。
リストを作っても、スタッフたちが「わかった」だけで留まらずに、リストを基準に「出来る」まで指導していきましょう♡
そしてそれが定着することが出来れば、サロンの向上にも繋がってくると思います。
こんにちは。
仲村和也です。
このブログでは、基本的には経営について書いていますが、今回は“働く”ということについて考えていこうと思います。
人間は、働くことでお金を得て生活をしています。大部分の人たちは働かなければ生きていくことができません。私たちは「働くこと=生きること」といってもいいほどに時間を割いて働いているわけですが、世に中には桁違いな大金を稼ぐ人もいれば、全くそうではない人もいます。
朝から晩まで必死に働いても生活がやっとの人や、実際に働くのは数日でも年収が億単位の人…。不公平な話しではありますが、それが民主主義というものです。
どちらにせよ働かなければならないわけですが、では、あなたは“働く”ということに対してどんな思いを思っていますか?
■働くことで、自分はどうなりたいのか?
私はよく、「あなたのネイルサロンのビジョンは何ですか?」と質問します。働くことに対しての自分自身のビジョンというものは、とても大切なものだと思います。自分はどうなりたいのか? 単純にとにかくお金持ちになって豪邸に住みたい、高級車を何台も持ちたい、でもかまわないのです。
私は、職業に対しての偏見は特にありません。どんな職業でもいいと思います。ただ、せっかく働くのであれば、自分のビジョンを持ち、それに近づけるような働き方をしてもらいたいと思っています。
数年前にはパート主婦だった方が、今では桁違いに稼ぐようになっている、ということも珍しくない時代です。そうなれるかなれないかのポイントは、自分自身の意識に加えて、人との出会いや行動力だと思います。
出会いというものはとても大切なことで、どんな人と出会うかによって人生が変わってくることも少なくありません。プライベートな友人もそうですし、仕事で知り合った人たちなどは縁があって出会っているのですから、大切にしていくことが必要だと思います。ときには助けたり助けられたりしながら、道が開けていくこともあるはずです。
そして行動力です。何をするにしても、まずは自分が動かないことには始まりません。特にここいちばん、というときに動けるか動けないかで結果は大きく変わってくることでしょう。あとは自分を信じる力があるか? ということです。
自分なんかには出来ない、と思ったらそれで終わりですし、それは自分だけが決められることなので仕方ありませんが…。
■“やらされている”と思っている仕事にはワクワク感がない
お金があるのとないのとでは、どちらがいいかといえば、ある方がいいに決まっていますよね。お金はいくらあってもありすぎるということはありません。
よく、「お金持ち=悪人」のような見方をする人もいるのですが、私が知る限りでは経済的に豊かである人ほど思いやりや愛に溢れているように感じています。お金に窮屈な状態だと、考え方もポジティブなマイナス思考になりがちでもあると思います。
私の肩書きのひとつに、コンサルタントという仕事があります。コンサルタント、と聞くと中には眉をひそめる人もいるのですが、せっかくお会いした方たちには、本当の意味で力になりたいと思っています。
ですから、例えばネイルサロン開業コンサルタントについても、その方の状況を考えて「今はその時ではない」と思えば開業に反対もしますし、コンサルティングを受け付けない場合もあります。
ただし、反対したとしてもその方の野心や意欲が強かったり、可能性が感じられるようであれば、力を蓄えるための知識や情報をお伝えしたり、誰かを紹介させてもらうこともあります。
自分のビジョンに向かって働いていると、立ち塞がった困難に対してどう対処していけばいいのか? を考えることにワクワクしたりするものです。これは、目標があるからこそのことで、やらされていると思っている仕事にはそういった感覚はないのではないでしょうか? せっかく自分の貴重な時間を使って働いているのに、それでは凄くもったいないと思います。
■ビジョンを持って働き、人生を豊かに!
冒頭でもお話ししましたが、ビジョンを持って働くことで、やる気も出るし意欲も変わってきます。自分の在り方次第で人生はいくらでも豊かに出来るのです。
これは、アルバイトであろうと社員であろうと、社長であろうと基本的には変わらないはずです。
ただ働いているだけでは思いもしないかもしれませんが、ビジョンがあればそれに向かってどうすればいいのかを考えるようになります。
壁にぶつかって思い通りにならないことも多々あるでしょうが、そういうときには出会って信頼できる人に相談してもいいですし、そこからまた新しい何かが生まれるかもしれません。
やったことが例え無駄な努力に終わったとしても、それを経験にして自分自身が成長できるのです。そしたらまたビジョンにチャレンジをすればいいだけのことです。
せっかく人生の大半を使って働いているのです。自分がどうなりたいか、ということを一度考えてみて下さい。
このブログを読んで下さっている方々は、既にオーナーだったり起業する夢や野心をお持ちの方が多いと思います。私もぜひ、みなさんと一緒にビジョンに向かっていきたいと思っています。
こんにちは。
仲村和也です。
経営者として求められることの中でも、「行動力」「スピード感」「決断力」などが必要なときはとても多いのではないでしょうか?
ただでさえ世知辛い世の中で生きているのに、さらにさまざまなことを求められるのはかなり辛い、と思うこともあるはずです。それに加えて、スタッフたちのことも考えなければなりません。例えば、スケジュールがパンパンに詰まっている中で、スタッフから入る連絡に正直いってウンザリすることも多々あるでしょう。
そんなように、毎日が何かしらの決断を迫られる連続で疲れたときには、あえてゆっくりと過去を振り返るような時間を作るといいと思います。
■過去の自分の行動を振り返ってみる
そんな時間なんてない! といいたくなるかもしれませんが、これはとても大切なことなのです。
一概にはいえないかもしれませんが、私たち経営者は、会社員として給料を頂いて生きている方たちよりは、先を見ている、見る必要があると思います。
その理由は、経営者である自分次第で会社やサロンが変わってしまう可能性があり、そのために従業員を守れなくなる状況にするわけにはいかない、という使命感があるからです。このためにも、将来へ向けてのビジョンが大切なのです。
“ビジョンを描くこと”これは私が一貫してお伝えしていることですが、ビジョンに向かうには、過去をしっかり振り返るという項目が必須だと思います。
未来は今日、そして過去の積み重ねから作られています。
前へ前へ進もうと前のめりになっていると、そんな当たり前のことも忘れがちになってしまいますが、描いたビジョンはいきなり達成できるわけではないのです。
「過去に上手くいったとき」
「過去に失敗してしまったとき」
そのときの想いはなんだったのだろうか? と、自分と向き合う時間はとても貴重です。
人間は成長するものではありますが、ただ漠然と、前のめりになるだけでは成長することは出来ません。ときに立ち止まって過去を振り返り、その経験を基にしてさらに考えていくからこそ成長できるものです。
現在はすっかり忘れてしまっていることでも、もしかすると過去には出来ていて、今は出来ていないことなどにも気づくかもしれません。
■過去を思い出すために日記を付けてみる
ただ、記憶を蘇らせるのは大変なことだと思いますし、曖昧にしか覚えていないこともたくさんあるはずです。人間の記憶はけっこういい加減なものです。
このようなときのために、日記みたいなものを付けておくのもいい方法かもしれません。といっても毎日付けるとかではなく、良いことでも悪いことでも、これはちょっと覚えておきたいと感じたら書き記すようにしておくのです。本当の日記のように毎日付けるとなると、それ自体がストレスになってしまい続かないことの方が多いと思います。
専用のノートを作るのもいいですね。日にちと起こった事柄、そのときにどう思ったか? どう対処をしてその結果はどうなったか、などを書いておきましょう。後で読み返したときに、そのときのことを思い出せる内容であれば簡単でいいと思います。何年も経ってから記憶を蘇らせるには最適な、大切なものになっているかもしれません。
■同時に、気持ちをリフレッシュすることも効果的
過去を振り返って、良いことであれば問題ないでしょうが、辛いことを思い出してしまって疲れがさらに溜まってしまう、というようであれば、一度気持ちをリフレッシュすることも考えましょう。
これは逃げるとかではなく、少しの間は仕事のことを忘れて好きな趣味をやったり休養したりして、何でもいいので気持ちをスッキリさせることです。その後に、辛かった過去でも正面から向き合うのです。もし問題を抱えているときなら、過去の経験から新しい思考も生まれるかもしれません。
やることが山積みでとても…という方が多いと思いますが、逆に忙しいときほど、1日でも半日でもかまわないので、携帯などもオフにして過去を振り返る時間を作ったり、少し休んで気持ちや体調を整えることも重要なことです。
自分自身の体と心をしっかりと管理することも、オーナーとして大切な責務だと思います。
こんにちは。
仲村和也です。
ネイルサロンは、夏に向けてぐっと忙しくなるものです。夏の季節にいかにお店のファンを増やせるかがサロンをやるにあたってかなり重要ですので、気合いが入るオーナーも多いのではないでしょうか?
ですが、この頑張り時の繁忙期目前、オーナーにとっていちばん打撃を受けるのが、スタッフが突然辞めてしまうことですよね。これには、きっと頷いている方も多いと思います。
■日頃のコミュニケーションがピンチを救う
基本的に繁忙期前、特に夏前にお店を辞めるというのは、ネイリストとしてはあり得ないといった雰囲気はあります。この時期にサラッと「辞める」といえてしまうのであれば、ちょっと問題でしょう。ですが、どうにもならないような体調不良やプライベートの出来事が起こってしまうことはあります。
ネイリストが余っているサロン、というのを私は見たことがありません。どこのサロンにしてもギリギリの人数でやっていたり、常に足りない状態が現状だと思います。
故に突然のスタッフの退職、ましてや繁忙期直前であれば、急いで求人をかけてもスクールを卒業したての未経験の人ですら来ない、という状態になるので、かなり追いつめられてしまうことになってしまいます。
これには、残念ながら「はい、これが解決方法です!」というものはありません。
ですが、こういったピンチを救ってくれるのは、いつも私がいっているようにスタッフとの日頃のコミュニケーションに尽きると思います。コミュニケーションを日々密にしていれば、スタッフの微妙な変化を察知できて素早い対応が取れることは多いはずですし、どうにもならずに辞めてしまったとしても、残ったスタッフたちがその穴を埋めようと頑張ってくれるはずです。
こいうった対応が出来るかどうかは、オーナー次第だと思います。
■スタッフたちとの信頼関係を作るために
例えば別店舗からのヘルプや、スタッフが通し勤務、連続勤務をしてくれるか、人数が足りないときに代わりに出てくれるかどうかは、オーナーへのリスペクトがあるかどうかで変わってきます。
いちばん簡単なのは、時給などをアップして対応してもらう、ということですが、これが出来るか出来ないかというのもオーナーの力です。スタッフたちはお金を稼ぐために働いているのですから、無理をして貰うことに対しての対応としては当然のことです。
ただ、信頼関係というものは決してそれだけでは作れないものだとも思います。
日頃、スタッフたちとのコミュニケーションはちゃんとできていますか? スタッフ一人ひとりの顔と名前は解りますか? ほんのたまにしかスタッフたちと接していないのであれば、よく解らないかもかもしれませんよね。
時間があるときにサロンに顔を出す、現場の様子を見てみるなどをして、何気ない話しでもかまわないのでスタッフたちと会話をするのも大切なことです。
マイサロンで働いていて、お店のことをどう思っているか、現状で気になる部分、自分の将来をどう考えているか? などを聞いてみるのもいいでしょうし、仕事のこと以外でも音楽や映画、趣味の話しをしてみるのもいいでしょう。場合によっては聞くだけではなく、オーナー自身の話しも色々としてみるといいかもしれません。年齢や立場に限らずに、スタッフたちから教えられることも色々とありそうです。
コミュニケーションの場のひとつとしては、本当は食事や飲み会などが適しているとは思うのですが、最近の若い人たちはそういうものを嫌う傾向にあるとも聞きますし、そうであれば、サロンにいるちょっとした時間を活用するしかなさそうです。ですが、それでもいいと思います。
来るだけでサロンに緊張感が走りピリッとする…オーナーにはこういう存在感も必要だとは思いますが、やりすぎると避けられるようになってしまいます。わりと気軽に話しかけられる存在感、というのも必要ではないでしょうか?
“サロンのために頑張れる”
“同じ職場の仲間たちを助ける気持ちを持てる”
“同じビジョンに向かうためにピンチを乗り越えようと協力する”
スタッフたちにこれらの思いがあるのであれば、それはオーナーやサロンにそれだけの魅力があるということです。
よく“ピンチはチャンス”といいますが、オーナーとスタッフたちが苦難を乗り越えることが出来たときに、さらに深い信頼関係が生まれることもあると思います。ピンチの時にこそ、それを信頼関係が生まれるキッカケにしていきたいですね。
問題が起きたときこそ、オーナーとしての器が試されます。冷静に、しっかりとした対応をしていくことが大切です。
こんにちは。
仲村和也です。
私は日頃から、沢山の方に会わせて頂くことが多いです。
経営者の方や経営者になりたい方、上手く行っている方、上手く行かなかった方など、本当にさまざまな方とお話しをさせて頂きますが、その中でも経営者として上手くいっている方というのは、やはり行動力とスピード感が違います。
■過去の失敗を転換させる行動力
上手くいっている方といっても、過去に失敗のある方やとんでもない苦労をした方はとても多いです。それを乗り越えられたのは、失敗を上手く転換させる行動力があったからなのです。
逆に、何かを始めたい、経営者になりたいといいながらも、全く行動しない方もいます。話しを聞いていると、とても立派なことをいっていても行動が伴わないのです。どんな素晴らしい考えや理論を持っていたとしても、それを実現させるために動くことが出来なければ意味がありませんし、とても勿体ないことだと思います。
ただやみくもに行動すれば良いわけではありませんが、自分のビジョンがしっかりと固まって、それに向けての準備が整ったら、即行動開始です。多少の疑念などは、動いている中でも対応することが出来るはずです。実際に行動してみないと解らないことというのも、沢山あるのですから。途中でこれは違う、と解ったのであれば、その時点で立ち止まって考えればいいのです。
何か障害になるようなことが起こったときにも、それに対応するためにとにかく動きましょう。そこで立ち止まったままになっていると、何も解決することはできないですし先へ進めません。問題に気づいたときには、素早く対応できるフットワークの軽さが大事なのです。これは、問題を最小限に止める、という意味でも重要なことです。
また、失敗する、ということは何かしらの原因があってのことなので、過去にやって来たことをチェックしてみることも必要だと思います。その失敗を成功に導くように転換させるには、行動あるのみなのです。
■何事に対応するにも大切なスピード感
何かをやり始めるのも続けるのも、ついこの間いっていたのにもう始めたの!? というくらいのスピード感がないと難しいことだと思います。
男性ももちろんそうなのですが、女性で家事や子育ても両立されている方などは、仕事にかけられる時間が限られてきます。
何店舗もサロンをやっている、ある女性経営者の方は、
「何事も人の3倍で動く。人より秀でたいのであれば当たり前。家事に至っては5倍速で動く。」といっていたそうです。
これは同じ女性にとっては励みに、男性にとっては身が引き締まる言葉だと思います。
家事や子育てだけでも、大変な労力と時間が必要なことだと思うのですが、この方のように、アグレッシブに素早く行動することで全てを両立させて、成功している女性経営者の方も多く存在します。
蛇足ですが、男性の脳はひとつのことを集中して考えるタイプで、女性の脳は同時に複数のことを考えられるタイプだといいます。このことを考えると、女性が活躍できる場が多くなった現代になってやっと、女性のその能力が家事や育児だけではなく、仕事でも発揮されてきている、といっていいかもしれません。
今の世の中、もう男性だから女性だから、ということはありませんが、私的には、女性が多く活躍するネイル業界にいるせいもあるのでしょうが、もっともっと女性も経営者として活躍していけるようになることを願っています。ライバルとして考えると、とても強敵になってくるとは思いますが!
男性女性に限らずに、物事を始めるときもトラブルに対応するときも、まずは行動することが大切なのは間違いありません。行動力があるということは、それに伴ってそれなりのスピード感も付いてくるものです。自分のビジョンに向かって、まずは行動してみてはいかがでしょうか?
こんにちは。
仲村和也です。
ネイルサロンをやっていく上でいちばん重要なのは「人」です。
ネイリストオーナーであれば、自分の腕ひとつでやっていくことも可能かもしれませんが、身体はひとつしかありませんから、一定額以上の売り上げは不可能です。ある程度の規模までは自分が施術に入れるネイリストオーナーはとても強いですし、その後も全くネイルが解らないオーナーよりはメリットが沢山あるとは思います。
ですが、ビジネスとして大きく成功したいのであれば“自ら稼ぐ”のではなく、自分がリーダーになって稼げるチームを作らなければいけません。実は、このシフトチェンジはとても難しいのです。
それまで現場で働いていた人間が部下に現場を任せるようになった場合、よく聞くのが「自分でやった方が早い」や「部下にも自分と同じようにすることを望む」ということです。
これはネイリストオーナーでも同じで、施術を自分で出来てしまうが故に、全て同じようにしてもらわなければ気が済まない、という気持ちになってしまいがちですが、これではチームを作るのは難しくなってしまいます。このような思考は、技術者としての思考といえるでしょう。
オーナーとして、店舗展開をビジネスとして考えるのであれば、思考を変えていかなければなりませんし、早い段階から自分の分身や協力者を作ることが重要になってきます。全ての方がそうではなのですが、技術者の方はビジネス思考というよりは、職人気質な方が多い傾向にあると思います。
技術者であるネイリストと経営者であるオーナーとでは、考え方が異なってきます。両方の思考をバランス良く持っていればいいのですが、中々そうはいかないでしょう。
最初のうちはいいと思うのですが、ある程度キャリアを積んできたら、ネイリストからオーナーへとシフトすることを考えた方がいいかもしれません。
自分の足りない部分を補ってくれるビジネスパートナーを見つけたり育てることも重要です。どちらにしても、自分自身に何らかの魅力がないとパートナーを作るのは難しくなってきます。“秀でた技術力を持っている”“人心掌握術に長けている”などがあると思うのですが、そういう意味では、ネイリストオーナーはまずパートナー候補の方に技術力という点でアピールするのもいいかもしれません。もちろん、相手の方の持つ魅力も、しっかりと見定めることは必要です。
そしてもうひとつ、チームを作るのに必要なのは、適材適所を見極める力と人に任せていくための仕組み作りです。
一緒にやっていこうと決めた方たちはどんな部分が優れているのか、何を任せれば能力を最大限に発揮してくれそうなのかを、しっかりと把握することが大切です。
ここで重要なのは、アドバイザーと店長の存在です。アドバイザーはオーナーと現場の人間との橋渡し役的存在となり、店長は技術的指導はもちろん、現場の人間関係などを把握してまとめてくれる立場です。
この2人が優れていると、まとまりのあるいいサロンとなり、その魅力はお客様にも伝わっていくはずです。それだけに信頼できる方に任せたいところです。
ネイルが好きで、しかも自分自身も施術に入れるというのは、私には真似の出来ない素晴らしいことです。オーナーの立場としても、現場で施術しているスタッフたちの考えや悩みなどをリアルな感覚で理解することが出来るのではないでしょうか? 時間のあるときなどに自分も現場に立って施術を行うことで、お客様やスタッフたちとコミュニケーションが取れる、というのはとても大きな武器となるはずです。
施術することが大好きでずっと技術者でいたい、と思っているネイリストの方も、もし大きなチャンスが来たときには、自分の立ち位置を変えることも視野に入れて、それをさらに拡げていくにはどうすればいいのか…? ということも是非思い描いてみて下さい。
こんにちは。
仲村和也です。
ネイルサロンを経営していると、日々色々なことが起きると思います。
頭を悩ませていた問題がやっと落ち着いたと思ったら新たに何かが起こったり、自分がやっと休めると思っていた日に限ってスタッフから急に連絡が入ったり。オーナー様に会うと、多くのみなさんから同じようなことをお聞きします。
もちろんマイネイルも同様です。
色々な問題が発生したり、どうしてこんなことが出来ないんだ? などと思うことは多々あります。ですが、トップはオーナーです。
様々な諸問題などに対してどこに責任があるのか? とシンプルに考えると、全てはトップであるオーナーにあるのです。
私は分業をすることを推奨していますが、それぞれの立場の方たちには、分業したパートについては責任を持ってやって貰うのを基本としています。これらがきちんと出来ているかを店長が確認して、さらにアドバイザーがチェックするという流れになっています。
マイサロンの場合は、アドバイザーが色々な問題をほぼ解決してくれますので、アドバイザーの力はかなり大きいです。
アドバイザーがいるからいいですね、といって頂くことは多々ありますし、私自身、アドバイザーがいなければマイネイルはやっていけないと断言できます。アドバイザーには、それくらいの信頼を置いています。
しかし、誰かに任せる、ということは実はとても大変なことなのです。
もちろん、ビジネスの基本であるホウレンソウ(報告・連絡・相談)は絶対ですが、任せた以上は基本的にはその人の考えで判断して構わない、ということになります。
ここで思考や目的にズレがあると、必ず問題が起きます。
アドバイザーや店長など、責任のある立場を人に任せるときには、ある程度自分と同じような思考や目的を持っている人にしたいところです。この判断はとても重要であり、それを決めるのはトップであるオーナーの責任になります。
アドバイザーを雇ったけど上手くいかない、というのであれば、それも自己責任です。
完璧な思考や目的を持った人を探すのは難しいですが、コミュニケーションをしっかりと取って、それぞれお互いの目的や目標を明確にして同じ方向を見られるように持っていくことが大切です。これが出来るオーナーと出来ないオーナーで全く変わってくるでしょう。
もし、上手くやってくれていないな、と思うことがあったとしても、一度は見込んでその立場に立って貰ったわけですから、何度か膝を詰めて話しをしてみるといいと思います。こちらの意向は汲み取って貰えているのか? 自分の思う目的や目標はどういうものなのか? 同じ方向で一緒にやっていく気持ちがあるのか? などを再度確認して、意思の疎通を図ってみましょう。
アドバイザーや店長のことだけではなく、ネイリストたちスタッフに対しても同じことがいえます。お客様とのトラブルはもちろんのこと、サロン内での色々な諸問題に対して、アドバイザーや店長を無視するということではなく、オーナー自らがスタッフたちと話しをすることも時には必要だと思います。
スタッフの考え方が間違っているようであればそれを諭し、正しいと判断できるようであれば、思うようにやらせてみるのもいいでしょう。その時には、全ての責任はオーナーである自分が取るから心配しなくていい、というようなことを話しておくのです。
このことでスタッフたちも安心して仕事が出来るでしょうし、オーナーに対する信頼感もより厚くなっていくと思います。
ただし、責任は全て自分が取るわけだし、それならばオーナーである自分のいうことを全て聞け、というようなことではダメです。これはワンマンオーナーの悪例といえるでしょう。
スタッフたちそれぞれの考えも尊重して自己判断で仕事を任せながらも、最終的な責任は自分で取れる。ある程度理不尽なことだったとしても、それを飲み込める度量がオーナーには必要なことだと思います。
立場が違う以上、目的が違うのは当たり前ですが、少なくとも同じ方向を向いているのであれば、考え方や行動も同じようになっていくはずです。
たまには“同じ夢を持って頑張っていこう!” とアツくいうのもありです。
問題を誰かのせいにスリ替えることをせずに、まずは潔く自分自身の問題として考える。サロンで起こる様々なことの責任の所在は、全て自分にあると自覚する。
これが人を雇う以上大切なことであり、スタッフたちからも信頼を得られることだと思います。
中小企業でネイルサロンを購入したものの、悩んでいる…
企業が優秀なマネージャーを雇用するのではなく、
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