知識集

  • ネイルサロン経営2017.06.14

    こんにちは。

    仲村和也です。

    今年春に、いくつかのネイルサロンがオープンしますが、ほぼ皆さんがネイリストオーナーです。
    今回のタイトルにもあるように、私がネイルサロンをスタートさせた5年前と比べて、私のようなネイルが出来ないオーナーは都心の激戦区ではビジネスのハードルがとても上がりました。

    ネイリストオーナーの優位性

    そのいちばんの理由は店舗が増えたからではなく、いちばん強い広告媒体であるホットペッパービューティーの掲載価格が上がって利幅が減ったことが要因です。
    もちろん実際にネイルサロンの店舗は増えていますが、当時に比べても倍になったわけではありません。
    最近ですと、さほど店舗数は変わっていないと言えるでしょう。

    ですが、5年前に比べて広告宣伝費は倍やもしくはそれ以上になっています。
    要は20~30万は上がっています。
    前はこれだけで利益が取れていたところが無くなってしまったために、苦戦しているオーナーは非常に多いと思います。
    ある程度の規模の店舗展開をしているのならまだしも、小さいところだと存続の危機に陥ってしまうわけです。

    そこでやはり思うのは、ネイリストオーナーは非常に有利だということです。

    その最大のメリットは、自分が現場に入れる分、サロンのコントロールが出来ることです。
    もちろんネイリストオーナーとして規模を大きくしていくのであれば、アドバイザーなどを入れるなりして仕組み化していくことは必要ですが、私のようなネイルが解らないオーナーに比べれば有利は有利なのです。

    オーナー自身が自ら現場に立ってコントロール出来るということは、全てにおいて有利です。
    自分自身で現場やお客様、ネイリストたちと直接掛かり合って状況を把握できるというのは、本来ならばいちばんいい形だと思います。
    ネイルが解らないオーナーの場合、ネイリストたちと話しをするときに、内容によっては店長などの責任者を通さなければならない場合も多々あります。
    そこにはもしかすると誤解が生じるかもしれませんし、直接現場を把握できないので、余計な不安を抱えることもあります。
    そして、ネイリストたちにとっても、ただのオーナーよりは一緒に現場に立つネイリストオーナーの方が親近感があるのではないでしょうか?
    これだけでもかなり違います。
    ただひとつ、ここはネイリストオーナーにとっていちばん難しい部分かもしれませんが、ネイリストとしてだけではなく“自分はサロンを運営する経営者である”という自覚を持つことだけは常に忘れないようにすることが大切です。

    ネイルの解らないオーナーはどうするべきか?

    では、私のような現場に全く入れないオーナーの場合は…?
    これは資本が必要です。

    出来ないことはありません。
    しかし以前から私が言っていた“低予算で経営が出来る”という時代ではなくなって、“しっかりと投資して仕組みを作って利益を上げる”
    このようにシフトチェンジをしていくことです。

    もしくは、激戦区から離れて、宣伝をホットペッパービューティーに頼らない、この方法です。
    要はここには試行錯誤やテクニック、アイデアなどが必要となってきます。

    他業種である飲食店の店舗展開などでも、激戦区は避けてちょっと外れた地域に店を出す、という経営戦略をとっているところもあります。
    激戦区では人は集まりやすいけど家賃も高いしライバル店も多い。それだけに広告媒体に思いっきり頼らざるを得なくなります
    ですが、外れた地域であれば激戦区ほど人はいないかもしれないけれど、その分ライバル店も少ないですし、地域密着型でやっていけばその地域の人たちから認知されて成功する可能性も大きいわけです。
    ただし、経営戦略は激戦区以上によく練る必要はありますが…。

    どちらにしても、かかる経費も上がっていますから、きっちり勉強するところはしないと厳しいのは同じです。
    そこをしっかりと抑えれば、とてもチャンスがあると思います。
    規模は大きくなるので利益も大きいですし、その分リスクも大きくなります。
    それだけに参加する方も少ないのです。

    以上のように、ネイリストではなくビジネストしてのオーナー様の参入が少なくなったからこそ、ネイリストオーナーの方が参入しやすい時代だと思います。
    ネイリストとしての自分の才覚とお客様の立場に立った経営戦略で、他店にはない独自の売りを考えていけば、ネイルサロンを成功させることはそう難しいことではないかもしれません。

  • ネイルサロン経営社員教育2017.06.14

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    今回は、伝えたいことをしっかりとスタッフに伝える大切さについてお話ししていきましょう!

    ➡ 続きを読む

  • マーケティング2017.06.14

    こんばんは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    今回は、今や誰しもが利用しているブログやSNSについてのお話しです!!

    ブログやSNSで、サロン側からの情報を発信する

    今はどのネイルサロン様に行っても、仕上がったお客様ネイルの写真を頂く光景を当たり前のように見ますね(^^)♪

    この「お客様ネイル」ですが、多くのサロン様は写真を撮った後にブログやSNSでお客様のネイルとして紹介させて頂いているのではないかと思います。
    実際にホットペッパービューティーやアメブロでも、サロンのブログを見てみるとお客様ネイルを載せていることがとても多いのです。

    特にホットペッパーでは、お客様ネイルの投稿率が非常に高いです。
    ホットペッパー・レポートのブログ閲覧数をチェックすると、多くのユーザー様がブログもチェックしていることが解ります。

    “お客様ネイルをブログやSNSに載せる”

    これはそのブログやSNSを見るユーザーに向けての、サロン側が発信するサロンの情報になりますね♪

    本来、ブログに書く内容というのは、業務的な内容というよりはスタッフのプライベートなどの個人的なものが多いですし、どちらかというとティータイム的な感じですよね。
    その中に、ちょっとしたネイルの情報を入れたりしてお客様にさりげなくアピールするのがテクニックといえるでしょう。

    顧問先のサロン様でも、お客様の写真を頂いたら例えば、ホットペッパービューティーやFacebookなどにその写真を載せる一連の作業を業務のひとつとしていますが、その記事を見てみると…
    あれれ、大事なことが書かれていな~~~~~~いっ!!!!

    なんてことが多いです(^^;)

    ホットペッパーのブログ、個人ブログ、様々なSNSは、広告というよりもあくまでも集客のための“ツール”=“道具”です。
    広告では書ききれない情報などを、それらのツールを使って上手に発信していくもの。

    私はそう考えているので、
    大事なことが書かれていな~~~~~~いっ!!!!
    もったいな~~~~~~いっ!!!!
    と思うのです。

    お客様がいちばん知りたい情報というのは…

    ネイルサロンのブログやSNSを見る方は、
    “サロンの顧客様”
    “ネイルサロンを探している方”
    が圧倒的に多いと思います。

    サロン側が投稿しているお客様ネイルを見て、
    「このデザインが可愛い♪」
    「こんなデザインもやって貰えるんだ~~♪」
    「次回は私もこのデザインをやって貰おう♪」
    などと思ったときに、まず欲しい情報は何でしょうか?

    その情報は、ホットペッパーでもその他の広告媒体にでも当たり前に載っているものです。
    これがなければ始まりません…。

    それは「ネイルの価格の表示」です。

    “このデザインがいくらで出来るのか?”

    広告では必ずデザインと価格が表示されていますよね。
    当然ですが、これは広告に掲載する基本中の基本的なことです。

    ブログの中には、ネイルの写真だけを載せてあえて価格は載せない、というようなやり方をしている方もいるかもしれません。
    価格を載せないことで、写真を見たそのお客様をサロンのHPなどに導くためです。
    これも確かに方法のひとつかもしれませんが、値段を載せないことで「こういうネイルもあるのね」で終わってスルーされることも多いのではないでしょうか?
    それよりも、写真と価格を載せることで「あっ、このデザインがこの価格で出来るんだ!」と思って貰った方が確実に導けるのではないかと思います。

    ブログというものは、常に最新の情報を提示する広告と違って過去に遡って見て貰えるものなので、ブログを見て「これをやりたいな」と思って頂いても、そのデザインがいくらで出来るのかが解らないことも大変多いです。
    さらにお持ち込みのデザインだったりすると、それがいくらで出来るのか見当もつきません。

    「やりたいけど高いのかな?」
    「いくら位するんだろう…」
    そんな疑問を少しでも抱かせないための、ちょっとした気遣い。

    価格が解るというのは、何よりお客様への安心感にも繋がります。

    以下の写真は、自分のサロンで実際に投稿していたお客様のネイル写真です。
    ネイル写真
    今はブログ内に載せている写真(画像)が、タイトルと一緒に表示されるようになっていることが多いので、パッと見てデザインと価格が解るようにしました。

    人は基本的に、それが自分にとって必要かどうかを瞬時に判断して、“必要ない・興味ない”ものには反応しないと言われています。

    写真を見ればデザインと価格がまずすぐに解る
             ↓
    その方にとって気になるものであれば、詳細を記事内の文章で確認する

    となるように意識していました。

    これは広告などにも共通することなのですが、いちばん知らせたい情報はまず真っ先に見た人の目に入るようにすることが大切です。
    ただ、広告ではなくあくまでもブログなので、あまりに露骨にその部分だけを大きく強調したりするというよりは、さりげなく入れるというのがポイントです。
    ここら辺は載せる人のセンスの問題にもなってきますので、色々なブログやSNSを見て参考にするといいでしょう。

    せっかくのブログでもあるので、文章の方もあまり営業っぽさを前面に出さずに、広告にはスペースの関係で載せられないような、そのネイルに関するウンチクやエピソードなどを載せて読み物として面白くするのもいいと思います。
    ちょっとした工夫と気遣いが、より良い結果をもたらしてくれるものなのです♪

    これをすれば集客出来る! というものではありませんが、集客のためのツールとして“それを見た方がネイルサロンに行きやすくなる”という状況をほんのちょっとでも作れたら、それで大成功なのですっ♡

  • ネイルサロン経営2017.06.14

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    このブログでは記事を書くことは少ないのですが、開業コンサルタントの他、様々なサロン様に訪問して問題解決のために実際に現場に出ていろいろとやっている人間です(笑)。

    現場に出ていろいろやっている人間、というと大ざっぱな印象になってしまいますが、ネイルサロンが抱える問題はそれぞれによって違い、その原因を探って解決のための具体的な指導内容を提案・実行するので“いろいろやっている人間”というのがいちばんしっくりくるような気がします。

    そして実際に私とお付き合いをして頂いているオーナー様やネイリストさんは、普段私がどんな人物なのかをよ~く知っていると思うので、改めてこうやってブログを書くことがちょっと恥ずかしかったりもしています(^^;)
    はじめまして、の方も多くいらっしゃると思うので、真面目にお話しをしていこうと思います(いつも真面目ですが、いつも以上に!!)。

    伝えたいことが多く、長くなるかもしれませんが、お付き合い頂ければと思います!

    ■他店にも差をつける、サロンの現場でいちばん大切なことは…
    現場に出て、そのサロンの普段の営業風景を見ていていちばん目に付くのは、やはり「接客接遇」です。
    いくら素晴らしい店舗内装やネイル技術であっても、それらを伝える現場スタッフの接客接遇スキルがその影響を大きく左右します。

    今はネイルサロン自体の数も多くなり、お客様から選ばれるサロンではないと安定的な利益を出すのは難しいのではないかと考えます。

    サロンの考える“売り”には、様々なものがあると思います。
    安さを売りにしているサロンや通常2時間かかる施術内容を1.5時間で行うサロン、高技術を謳っているサロンや豊富なデザインを揃えているサロンなどが数多くある、というのが現状です。
    同じような“売り”を掲げているネイルサロンの中から、いかにしてお客様に選んで貰ってリピーターになって頂くかを考えると、「接客接遇スキルの向上は他店との差別化要因に繋がる」のではないかと思います。

    お客様がサロンに来店したら、ほとんどの時間はひとりのネイリストと対面で過ごすのですから、そこでお客様が気持ちよくお持てなしされるのかされないのかは直接サロンに対しての評価に繋がります。
    お客様は同じような“売り”を掲げているサロンをいくらでも選ぶことが出来ます。

    ちょっと話しがズレてしまいますが、あるテレビドラマでネイリストを扱っているエピソードがありました。
    そのエピソードでは、お客様の心を掴むのがとても上手いネイリストが登場します。彼女はお客様の手を見て触れて優しく話しを聞くことで、その人がどんな境遇にいてどんな悩みを抱えているかを見抜いてしまいます。
    ドラマではそのネイリストはその能力を使って悪いことをしてしまうのですが(^^;)

    もちろんこれはドラマであり、大げさな設定とはいえるのですが、お客様に対して1対1で接することで親身になっていろいろとお話をしたりする、という接客接遇スキルの部分でいうとネイリストとしてはとても理想的な姿ではありました。

    現場スタッフの意識が変わることでサロンも変わる

    私は、顧問として訪問するネイルサロン以外にも多くのサロンに行きますが、時々「えっ!?」と驚くような不快な時間を過ごすだけの接客を受けることもあります。
    たまたま担当したネイリストさんだけがそうなのかは解りませんが、せっかく自分好みのデザインが多いからと予約したのに、「これじゃリピートはないなぁ~」と施術されながら思ったりもします。

    技術の向上はスタッフ間で学び合う時間を設けているサロンは多いですが、「接客接遇」に対してはそこまで時間を設けているサロンは少ないように思います。
    このブログでもよくお話をしていますが、ネイルサロンというのは技術を提供する場であると同時に接客業でもあります。
    ですので技術と同様に、接客接遇スキルもとても大切な部分なのです。
    これは接客業であればどんなところでも同じだと思います。
    とっても美味しい料理が食べられたとしても、いい品物が安く買えたとしても、そういう店は他にもたくさんあるわけですから、お客様は気分の悪くなる接客をされたところには二度と行かなくなります。

    また、HPBの口コミ内容と件数、リピーター様の割合などは、接客接遇スキルを向上させることによって変わってきます!!
    そうなると、相乗効果で新規のお客様も増えます!!!
    もちろん、しっかりと指導してそれがきちんと実行されているかを現場が管理することが重要ですが…。

    約1年半ほど前に顧問で入ったネイルサロンでは、都内主要駅でオープンしてから8ヵ月が経っていて、口コミ件数11件のうちネイリストに対する悪い評価が大半を占めており、これを見たら他のサロンを選ぶだろうな…という状態でした。
    当然、リピーター様も少なく、ご新規様も多くなかったので売り上げも上がらず状態。

    現場に入って見てみると、デザインは地域に合っている、技術も悪くない、価格帯も価格帯も間違ってはいない、けれど接客接遇が口コミ通りで、これではお客様は居心地が悪いだろうな~、と…。
    さらにスタッフそれぞれがバラバラの動きで個々に悪いために、サロン全体の雰囲気がひと言でいうと“感じが悪い”のです。
    普段話しをすると、スタッフたちは明るくて笑顔も多いのに、とっても勿体ないことです。

    そこで、1日かけて接客接遇研修・スタッフ全員にロールプレイングで身体の動きまでを細かく指導しました。
    忘れてしまっていたり実際に出来ていない箇所は訪問日にその都度指導をしていき、次の月には今までになかった内容の口コミが入るようになりました。
    今まで口コミが入ると内容を見るのが怖くて全然嬉しいと思ったことがない、と言っていたスタッフたちが、初めて5つ星でとても楽しい時間でした。また来月もよろしくお願いしますという内容を確認したときに、「やばい、やばい、チョ~嬉しい!」と興奮したのをよく覚えています(笑)。

    現場スタッフの意識が変わったことにより、今ではスタッフ全員が「自分がお客様だったら」を基準にお持てなしができるまでに成長しました。
    結果として、今そのネイルサロンの口コミ数は200件近く、内容もほぼ5つ星、4つ星で埋まっています。
    「スタッフの気遣いが嬉しかったです!」
    「誰にやって貰ってもいつも楽しく過ごせます!」
    「親切に提案してくれてとても助かりました!」
    など、スタッフたちが頑張った分だけお客様の声も当初とは変わり、口コミを見て予約して頂くことも多くなりました。
    何よりスタッフが喜んでいたのは、お客様のお友だちをご紹介して下さることが大変多くなったことです。
    そして、リピーター率も毎月80%ほどの人気店になっています。

    ちょっとした微差で、お客様が受ける印象は変わる

    「やりたくないからやらなかった訳ではなく、どうすればいいのか方法を知らなかった」と言ってくれたスタッフが、新人スタッフに対して接客接遇研修を行っている姿を見て、本当に嬉しくなりました!!

    ちょっとした「微差」で、良くも悪くもお客様が受ける印象は変わるのです。

    その“小さな微差に気づくことが出来るスタッフがいる”というのは、ライバル店との差別化を考えるととても重要なことだといえるでしょう。

    接客接遇研修は、実際にサロン訪問して何が悪いのか? どこが足りないのか? もっとこうすると良いな、という部分を把握してからサロン毎に内容を作成しています。
    その内容を元にして研修を行うことで、各サロン独自の改善方法を取っていくわけです。

    特にHPBを使っているサロンでは、口コミというのはお客様のリアルな声を知ることができる貴重な財産です。
    それがあるからといって爆発的に集客が出来るというものではありませんが、ネイルに限らずマッサージサロンや飲食店、宿泊ホテルや温泉旅館などを決めるときには口コミって気になりませんか?
    パッと見で良さそうだと思っても口コミが悪いものばかりだと躊躇しませんか?
    ネイルサロン探しているお客様だってこれと同じだということなのです。

    もちろん口コミだけが評価の全てではないでしょうし、中には中傷的な内容のものもあるでしょう。
    ですが、基本的にはお客様からの生の声であり、良い部分はより伸ばし、悪い部分は改善するための格好の指針にもなります。
    色々なお店の口コミを見ると、味や技術などに関する評価はもちろんありますが、それ以上に店員やスタッフたちの態度など、接客接遇に対する内容のものがとても多いです。

    お客様からの、現場にいるスタッフへの評価は何よりの信頼になります!
    だからこそ、「接客接遇」っていうのはとっても大事なのです!!

  • マーケティング2017.06.14

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    今回は、ホットペッパービューティーのプレビュー(PV)数を簡単に上げて沢山の人にサロンを知って貰う方法についてお話ししたいと思います。

    ■パッと見て“気になる”サロンに!
    既に同ランク平均よりもPV数が高いサロン様には、今回の内容は必要ないかも知れませんが、高い掲載料を払いながらもなかなかPV数が上がらない、毎月平均を下回っている、という相談を受けることも多いのが現状です。

    ホットペッパービューティーをお客様の立場で使ったことのある女性は多いと思いますし、最近だと美容室を探すのに使ったことがある、という男性も多いのではないでしょうか?
    ホットペッパーでネイルサロンを探すと、検索にヒットしたサロンがリスト状に画面にズラッと表示されると思います。

    掲載ランクによって表示される順番は変わるので、上位に表示されているネイルサロンがお客様からは見つけて貰いやすいのは当然として、お客様が「あ、ここってどんなサロンだろう?」と気になるお店を選ぶときは、どこを見てそう思うのでしょうか?
    地域によっては100店舗以上のネイルサロンが表示されるので、上から順番に全部見るというのは大変で面倒なことです。それよりも気になったサロンを選んで詳しい情報を見ていく人の方が多いです。

    お客様目線で考えると、サロンボードを知っている側でいうところの、
    「サロンTOPの写真の1枚目」
    「サロンTOPページのキャッチの文章」
    「サロンTOPのコピーの文章」
    「クーポン」
    が表示画面に出てきますね!!

    他にも、「ブログ」や「口コミ数」も表示されますが、今回は“簡単に”ということに焦点を当てていこうと思うのでここについては割愛させて頂きます。

    単純に考えると、見ているお客様は前述した4つの部分、「1枚目の写真」「キャッチの文章」「コピーの文章」「クーポン」で見たいサロンを選別しているわけです。
    ここの内容でパッと見て“気になる”サロンに見せることが出来れば、サロンの詳細ページまで見て貰える可能性がぐんと増えることになります。

    ■最初に目に飛び込むTOP写真が大切!!
    細かくいうと、コピー・キャッチの文章内容やクーポンなどの表示順があるのですが、
    いちばん簡単で効果がすぐに表れるのは、サロンのTOP写真を変えることです。

    といってもただ変えるというわけではなく、イチ押しのデザインや人気のデザイン、店舗店内が売りであれば店舗内写真などでもOK。
    この部分は、ホットペッパーを見ている人がまず最初に目にする写真になりますので、ここで「おっ、コレは!」と思わせるためにもいちばんイイ写真を持ってきたいところですね。

    その写真を撮るときには、女性が見て「可愛い」「きれい」「オシャレ」と思うような写真を撮ってみて下さい。
    ただしここは、男性オーナーの場合だとその感覚的にちょっと難しいかもしれません。
    場合によってはプロのカメラマンなどに依頼するのも方法ですが、それなりに経費がかかることになるので、出来るだけ自分たちでやってみましょう。
    オーナー自身が解らないようなら、現場のスタッフたちに聞いて女性目線のアドバイスをいろいろとして貰うといいでしょう。案外いいアイデアを出してくれることも多いはずです。

    また、他のサロンの写真やオシャレ系雑誌などに掲載されている写真などを見てみるのもいいでしょう。
    もちろん、そのままソックリに真似をするのではなく、それに自分のサロンならではのアレンジをすることが必要ですが、どういう写真がいいのか? という参考になります。

    もし時間があれば、その他の写真も同じような視点から撮影してみましょう。

    これはアイデアのひとつなのですが、スタッフたちそれぞれに写真を撮って貰い、店内で投票などをしていちばん評判の良かった写真をTOPに載せる、という方法もアリだと思います。
    こうすることでスタッフを含めたサロン全員で作っているという一体感も出ますし、モチベーションも上がってくると思います。

    サロンのページを覗いてくれたお客様に、特集やフォトギャラリーでより魅力的に沢山のデザインを見せた方が、お客様の方でも頭の中でイメージがしやすいですし、サロンページの滞在時間も長くなるでしょう。
    そしてその間にお客様の気に入ったデザインが見つかれば、予約に繋がりやすくなってくるのです。

    写真ももちろんそうですが、常に新鮮で最新の情報を載せるためにも、ページ内容の更新は小まめに行うことが大切です。
    時間がない、というのもよく解るのですが、それこそブログなどはスタッフたちに協力して貰ったり情報アップの担当を決めたりして更新頻度を上げて、お客様から「ここのサロンは更新が速いからいつもチェックしなくちゃ!」と思って貰うことが大切です。
    とても面倒で手間のかかる作業ではありますが、情報社会といわれる現在では、これをするのとしないのとでは、大きな差が出てくるはずです。

    ■無意識に女性の目がいく写真やデザインを考える
    サロンページの中には、
    ・色が飛んでしまって本来のデザイン、カラーが伝わらない
    ・蛍光灯の光が反射して見せたいはずのアートが見づらい
    ・写真のサイズに対して対象物が小さすぎて、どんなデザインか、使用しているパーツが解らない
    ・きれいに整った状態とは言い難いサロン内写真
    などを見かけることもありますが、これはとても勿体ないことです。

    だから良くない、という極端な話しではないのですが、上記のような写真を使っていた顧問先で実際に写真を撮影し直して差し替えたところ、それをやったサロンは全てPV数も上がり今では平均を上回っています。
    これを考えると、ここを意識するかしないかは重要だと思います。

    色もデザインも価格も同じサンプルがあれば、より魅力的に見える写真の方に目がいくのは明らかかな? と思うわけです。
    せっかくお金を払って広告を出しているのですから、もし今まで写真に対してあまり意識したことがない、というオーナー様がいたら、是非やってみて下さい♪

    以下の写真は、一眼レフを持っている男性オーナー様が女性の“可愛い”が理解できない、背景や小物を選ぶのもよく解らないということで、オーナーがシャッターを押すだけというところまでを私がセッティングして撮影した写真です!!

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    インスタグラムなどで写真を投稿する際に、女性たちの多くは写真をいかに可愛くオシャレに見せるかを工夫しています。これは対象が人間だろうとモノだろうと変わらない基本的なことです。
    フォロワー数の多いネイリストさんやネイルサロンは、どこも写真がきれいだったりオシャレだったりと色々工夫されているのがよく解ると思います。

    女性は、「なんか可愛い!」「なんかオシャレ!」というものに無意識でも目がいきやすいものなのです♡♡♡♡♡

  • オーナーについてネイルサロン経営社員教育2017.06.14

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    先日、顧問先のオーナー様から「“空いている時間”を管理するにはどうすればいいのか?」というご相談を頂きました。

    仲村も、このブログでよくルール作りやマニュアルについてお話ししていると思いますが、“空いている時間”については今までもオーナー様たちからご相談を頂いてきたので、今回はそこについてのお話しをしたいと思います。

    スタッフたちは、お客様のいない空き時間に何をしている?

    勤務時間内にお客様から予約が入っていれば施術をしているというのは、オーナー様が現場にいなくても把握しやすいと思いますが、お客様がいない空いている時間にスタッフが何をしているのかイマイチよく解らない、というオーナー様も多いです。

    話しを伺っていると、この部分での明確なルールがないことが多く、それぞれスタッフに任せているネイルサロン様も少なくないようです。
    この場合、現場をしっかりと把握して管理している方がいればそこまで問題が表面化しないと思いますが、そのような責任者がいないというサロンであれば、特にリストを作ってやるべきことの優先順位までを記した方が管理はしやすくなります。

    顧問先のオーナー様からの連絡で、「今日は空いている時間があったはずなのに○○が出来ていなくて…まさかサボっているとは思わないけれどいったい何をしているのかが解らないです」ということもよく耳にします。
    この○○に入る内容は、
    ・サンプルがひとつも出来ていない
    ・アルミやコットンなど消耗品在庫の補充が出来ていない
    ・店内の掃除や整理整頓が出来ていない
    ・釣り銭の両替が出来ていない
    など、オーナー様によってそれぞれ違うのですが、簡単にいうとオーナー様がスタッフたちに対して“空いている時間”にやっていると思っていること(やって欲しいこと)が出来ていない、ということです。
    これはなぜなんだ!!!!????…と。
    実際に現場を訪問して見ていると、やるべきことに気が付かずに別の作業に時間を使ってしまっているので、時間はあるのに出来ていない、ということがよくあります。
    ただこれは、ある意味では仕方のないことでもあるのです。

    組織の大きさに拘わらず必要なルール

    まだ1店舗だし、スタッフ数も少ないからルールよりも協調性を大切にしたい、と敢えて決まりごとを作らないというオーナー様もいるとは思いますが、組織というものが複数の人間による共同体である以上、人数の少ない多いに拘わらずその組織を束ねて、しっかりと機能させられるためのルールを定めておかないと様々な弊害が起こってきます。

    オーナー様が見られないところでスタッフが何をやっているのか解らない…。
    出来ていると思っていたことがなぜか出来ていない…。

    これらも組織としての価値観の違いからくる弊害のひとつといえるかもしれません。

    そして「それくらいは言われなくてもやるべき」というのは、ハッキリいって通用しないのです。
    だからといって、スタッフたちをただ単に怒ってしまうのもNGです。

    最初からスタッフたちにやる気がない、というではない限り、空いた時間にこれをやろう、やらなくちゃ、ということはスタッフも考えているはずです。
    ですが、それぞれの考え方は違うものなのでどうしてもそこでズレてしまう部分が出てくるのです。
    時間が空いているときにどこの何をチェックして、足りなければ補充、汚ければ掃除したり整理したりする…まずやらなければならない優先順位をしっかりと把握できているスタッフというものは、そうそういるものではありません。

    各個人で考えることが、果たしてサロンの経営戦略に合ったものなのかどうか? これはある程度のガイドラインがなくては現場のスタッフも解らないのです。

    やることの優先順位も、必ず決めること

    ルール作りやマニュアルというと少し大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、TODOリスト(日常業務で“行うべきこと”を記録しておくアプリケーション)のように空いている時間にすることを細かく書き出して優先順位を考えてみましょう。

    「新作チップの作成」
    「アルミやコットンなどの消耗品の補充」
    「ブログやSNSのアップ作業」
    「カルテの整理」
    「在庫のチェック」
    「サロン店内の整理整頓」
    など、これらを曖昧な表現を避けて細かく具体的に書いてみるのです。
    もちろん、サロン様によってその優先順位は変わってくると思いますので、ここはサロンの経営戦略に沿った順番をよく考えましょう!

    例えば、毎月決められた日にスタッフ全員で新作チップの製作日を設けたり、毎日(これが厳しければ週に1回でも)サロンのオープン前に必要最低限の在庫のチェックをしたり。こういうルールがあるサロン様であれば、空いた時間には他のことを優先的にやって貰った方がいいかもしれません。
    ホットペッパービューティーを使わずに、主にホームページやSNSで集客をしているというサロン様なら、そこに記事や写真をアップするということなどの優先順位も変わってくると思います。

    ただ、ネイリストオーナー様であればこれらのことは割りとスムーズに考えていけると思うのですが、ネイルのことが全く解らないオーナー様の場合だと、何をどう決めていけばいいのかが解らないかもしれません。
    こういう時には店長やアドバイザーに相談してもいいですし、ベテランネイリストに協力して貰うのも方法だと思います。
    この時には、自分のビジョンや経営戦略を理解して貰うことが大切ですので、しっかりと伝えておくようにしましょう。

    サロンにいられる時間があまりないというオーナー様のところでも、このリストを作成したことによって現場からもやるべきことが明確で動きやすくなった、という声を頂きましたが、何よりも良かったと思うのは店長が指示を出さなくてもリストやルールに沿ってスタッフ個人個人が判断して動けるようになったことです!!

    現場運営が円滑に行えるように環境を作ることは大切なことです。
    それだけではなく、現場への心配が減ることはオーナー様の余分なストレスがなくなることにも繋がります。小さなことのようですが、雑多なストレスが減るというのは精神衛生上も、経営戦略を考えていく上でも大切なことだと思います。

    リストを作っても、スタッフたちが「わかった」だけで留まらずに、リストを基準に「出来る」まで指導していきましょう♡
    そしてそれが定着することが出来れば、サロンの向上にも繋がってくると思います。

  • ネイルサロン経営求人について2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    そろそろ閑散期に入りますが、お客様が少ないとぼやいているのではなく、この時期だからこそ今から次の繁忙期に向けての準備に入る必要があります。

    もし今、サロンにネイリストなどが足りないようであれば、そのスタッフを用意しないとなりません。

    どんな人材を募集するのか?

    しかしこれは常にあることですが、求人募集をかけても来ないことは多々あります。
    これはネイルビジネスを続けてから常にある問題、というよりもネイルに限らずどの業界でもこの人手不足に悩んでいます。
    会社のために経験豊かで優秀なスタッフを…がやはり理想ではありますが、こういう人たちは基本的に来ないと思った方がいいでしょう。

    ましてや小規模な個人サロンだと厳しいと思いますし、仮に応募があったとしても、お給料が払えない時給を求められる可能性があります。
    給料だけではなく、社会保険などがないようだとさらに厳しくなってくるでしょう。

    このような状況を、どう打破していくか…?
    その方法としてはいくつかあります。

    まずは求人=ここをカスタマーと考えると、基本的にこちらが欲しいと思っている方が来ないのは、そこにニーズがないからです。
    これはもう仕方がないのです。

    自分のネイルサロンで講師レベルのスタッフを

    マイサロンでも色々と試してはいますが“現場の経験者が来ないのであれば未経験者”、
    ここに焦点を当ててきましたがさらに、スクールも行ったことのないような方の求人もネイルの世界であればアリです。

    ネイリストには国家資格がないので、自社でスクールの講師レベルのスタッフがいれば、まったくのネイル未経験者でも可能なのです。
    これが出来るとかなり有利になります。

    「自社で一から教育して、現場で働くことが出来るようにする。」
    実はここはまだブルーオーシャンでもあります。
    これだと求人の応募者は結構来るのです。
    ここにはニーズがあるということです。

    もちろんここを作るのにはいつもお話ししているように仕組みが必須となります。
    ですが店舗展開をしたいのならばこれが出来ればかなりの強みになります。
    私が知っている限り、数店舗経営をしているネイルサロンでこの仕組みを自社で作っている場合は全くの未経験者でも給料を出しているところさえあります。

    かなり大胆なやり方ともいえますが、これが出来ると現在からその先々まで、かなりメリットがあるといえるでしょう。
    求人の際に応募者が来やすい、ということはお話ししましたがそれだけではなく、ネイリストとしての教育がしやすいということもあります。
    よくお話をしていますが、経験者であるネイリストの場合、もちろん即戦力なので助かりはしますが、自分独自のやり方や他店でのクセがついていたりすることも多く、そこを修正していくのは結構大変なことです。
    ですが、自社で最初から教育するのであればその心配はないですし、真っ白な状態で学んでいくので覚えもいいといえます。

    まったくの未経験でネイリストになりたいという方は結構いますが、スクールに行くにはお金がかかりますし、そういった部分で躊躇している方たちには格好の求人になるはずです。
    実際の現場で学んでいくことのメリットも大きいです。
    ただし、これはサロン側にとっては最初のうちは大きな負担にもなる投資といえます。
    講師が出来るスタッフがいないようであればそこから始めなければなりませんし、カリキュラム的にも本当にしっかりとした仕組み作りが必要となります。

    もし自分のサロン的にそこまでは出来ないというのであれば、前述した社会保険などのことを含めて、応募者が来やすいような体制を作ることも方法です。
    これもよくお話しすることですが、ネイルサロンにとってネイリストはいちばん重要な存在ですので、このことを頭に入れて求人条件を考えていくことです。

    求人に応募者が来ないと思っているだけでは何も始まらないので、まずは何が出来るか? ということを考えて動くことです。
    モチベーションや意識を上げるのではなく具体的な行動が必要です。
    それも軸からブレない行動です。
    ただしあまり無理をしすぎると続きませんので、自分のサロンの現状をよく見ることも忘れてはいけない部分です。

    そして重要なのは、どこを見て準備しているか? ここです。
    そのためにも自分のビジョンをしっかりと持っておくことが必要です。
    仕組み作りはすぐには出来ないものですが、自分のサロン経営の先を見据えて今からどのような動きをしていくか? ここが大切だと思います。

  • ネイルサロン経営マーケティング2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンを始めるのであれば、まずそのコンセプトを決めることが大事です。
    それによって全てが変わってくるからです。

    今回は、コンセプトによるサロンの立ち上げ方についてお話ししていきます。

    コンセプトに合ったサロン作り

    自分はどんなサロンをやっていきたいのか? これによって、サロンを出す立地条件などもそうですしネイル用品などの商材ももちろん変わってきます。
    激安で時短、でも流行りのアートをガンガン出来る店であるならば、多少駅から距離があっても激戦区ではなければいけるかもしれません。ただし、その地域に集まるお客様層のニーズを考える必要はありますし、立地条件はやはり大事です。

    また、激安店が高価なジェルや今話題のジェルを使用して、豊富なカラー展開をしていくのであれば採算が合いません。
    安かろう悪かろうではダメですが、当然のことながらビジネスなので、ある程度の線引きは必要となってきます。
    逆に高品質の高級店を目指すのであれば、クオリティの高いジェルを揃えていく必要があります。
    この商材に関しては、ネイルをビジネスとして見ているオーナーと、ネイルが好きで始めるオーナーやネイリストオーナーとでは全く違ってくると思います。

    ビジネストしてネイルサロンを始める場合、ネイルのことがまったく解らないオーナーもいると思うのですが、解らないからといって全てをネイリストに丸投げする、というのはNGです。
    ネイリストにしてみれば、自分たちの使いたい、使いやすい商材がいいわけですから、経営状態や採算を度外視したものになってしまうことも考えられますし、これでは続きません。
    全てを丸投げするということは、ヘタをするとスタッフたちに現場を支配されてしまうことにもなりかねません。

    そしてネイルについて知り尽くしているオーナーの場合でも、趣味でサロンをやるのではない限り、自分の好みを優先させるというよりはしっかりと収益の出る採算に見合った考え方をする必要があります。
    特にネイリストオーナーなどだと、こだわりがあまりに強いという傾向もありがちなので、そこは注意が必要となってきます。

    これはジェルなどの商材に関してだけではなく、全てのものに対していえることです。
    ネイルが解らないオーナーや経営がよく解らないネイリストオーナーならば、それぞれが解るパートナーやアドバイザーがいれば安心ですし、または信頼できる知人に相談してみることも必要です。
    解らない部分でも強引に自分だけで推し進めるのではなく、他人の意見を聞くということも経営者としては大切です。

    経費をかけないで、お客様にとって快適な空間を作る工夫も

    大げさにいえば、単価12000円のネイルサロンのイスが座り心地の悪い簡易的なもので満足して貰えるわけはありません。
    同じように激安店に来るお客様がフワフワの高級ソファを求めているわけではないのです。
    もちろん、快適な空間があるに超したことはありませんが、やはりコンセプトに対してバランスの取れた空間作りというのも大切です。

    もし資産に余裕があってこだわることが出来るならばそれもアリかもしれませんが、装飾や空間作りに重点を置きすぎるよりは求人などの方に投資した方がいいと思いますし、運転資金や不測の事態に備えて現金は残しておいた方がいいでしょう。
    本当に大切なのは、お客様にとって満足できるサロンなのか? ということです。
    どんなに店内がキレイで豪華でも、施術内容がイマイチで意味がありません。
    また、いいネイルが出来たとしても、接客態度などに問題があるようではこれもまた失格です。

    激安店であろうと高級店であろうと、ご来店頂いたお客様が満足できるサロン作りをすることが基本です。
    サロン内が不潔だったり汚かったりするのは論外ですが、そうでない限りは、しっかりとした施術の出来るネイリストを集めて、さらに経費のかからない接客接遇などの教育を徹底していく。
    これができるかできないかが勝負になってくると思います。
    お客様が“またこのサロンに来たい”という空間作りは、決して店内の装飾にあるわけではないのです。

    まずは自分のネイルサロンのコンセプトを明確に決めて、それをしっかりとスタッフたちと共有すること、そしてそれに見合った準備をしていくことが重要なのです。

  • 社員教育2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    前回は「お直し」についてのお話をしましたので、今回はその「お直し」からクレームに繋がってしまった場合のことをお話ししていきましょう。

    クレーム内容で多いのは技術的なこと

    ネイルサロンでのクレームといえば、やはりいちばん多いのは“ネイルがすぐに浮いてきてしまった…”などの技術的なことが多いかと思います。
    「お直し」に入ったところが、さらにまた剥がれてしまうようだとお客様は不信感を抱いてしまいます。

    実際に最近顧問先であった話しをすると、あまりにも「お直し」が多いのでその原因を追究したところ、あるカラーを使ったお客様のみに起こっていたことが解ったそうです。
    詳しい原因は解りませんが、同じカラーの新しい在庫を出して使ってみたところ何も問題はなくなったようなので、何かしらの薬剤が入ってしまったのではないか…? ということでした。
    人気カラーだったために、相当数のお客様の「お直し」があったそうですが、このネイルサロンはスタッフ同士のコミュニケーションが出来ていたのと、きちんと「お直し台帳」を作っていたので原因が解るのが早かったのが良かったです。

    少し話しはズレますが、こういう部分を考えても、サロン内でのスタッフたちのコミュニケーションや日頃からの備えがとても重要だということが言えると思います。
    もしスタッフ同士の関係が上手くいっていなかったり、備えをきちんとしていなかったとしたら、トラブルの原因が判明するのにかなりの時間がかかるか、ヘタをすると解らずじまいで終わってしまうかもしれません。
    起こってしまったトラブルに対しては、敏速に対応することがお客様のためでもあり、延いてはサロンの信用のためでもあります。

    クレームに対する対応をどうするか?

    話を元に戻しますが、このサロンでの出来事は年末の忙しい時期だったために「お直し」だけではなく、返金対応もしたとのことでした。
    サロンにもよりますが、残念ながら1年に数回は返金対応をしなくてはいけないようなクレームが起きてしまうことがあります。
    マイサロンでも1回くらいはあります。
    ここの判断は難しいところではありますが、色々なお客様がいますので場合によっては返金する方がいい、ということもあります。

    ただ、クレームが来た…ならば返金しよう、という考えはもちろんNGです。
    マイサロンの場合は、まず店長が状況を見て判断して、どうするかの決定はアドバイザーがしています。
    ここでほぼ解決に向かいますが、それでも無理なときにはオーナーである私のところにきます。
    そして、私でももし対応出来ないようなことであれば、最悪顧問弁護士に相談することになります。
    ネイルサロンではなかなかここまで行くようなことはないかと思いますが、アイラッシュサロンなどを経営している方だと、扱っているのが目元だけに訴える訴えない、というところまで発展してしまう場合も稀にあります。

    もしクレームが来た場合には、どんな内容の場合にはどう対応していくか? というパターンを、ある程度は責任者同士で決めておくことも必要だと思います。
    そしてもうひとつ、本当に稀ではあるとは思いますが、お客様の方がクレーマーであることもあり得ます。
    こういう場合には割りとそのパターンがある場合も多いので、もし判断がつかないようであれば、サロンを長く経営している知人などに聞いてみるといいと思います。
    「あのサロンはクレームをつけると、すぐに返金してくれる」などという印象を与えてしまうことは避けたいところです。

    前回も話しをしましたが、技術的なことはある程度経験を積むまでは仕方のない部分もあるかもしれませんが、接客態度などでのクレームが来ることは絶対にないようにする教育は必要です。
    スタッフたちには、ネイリストは“技術業であると同時に接客業でもある”ということを徹底して教え込むことが必要です。
    接客接遇に関しては、もちろん経験も必要ですが、新人でも接客の得意な人やベテランだったとしても接客が苦手な人もいると思います。
    そこら辺は、アドバイザーや店長などの責任者に早く見抜いて貰うようにすることが大切です。
    どんなに接客が苦手だとしても、最低でもお客様に失礼のないような接客接遇をして貰うようにしておくことです。
    これは接客業の基本です。
    技術的なクレームは避けられない部分もありますが、接客に関しては避けることができるはずです。

    どちらにしても、誰でも解る仕組みとマニュアルを作る、やはりここに尽きるでしょう。
    指名を頂くのも嬉しいですが、リピーター様がメインのためにどのネイリストに当たっても安心して施術を受けて貰えるサロンを、マイサロンでは心掛けています。

  • ネイルサロン経営2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    今日はオーナーのメンタルについて話をしていきたいと思います。

    ネイリストたちスタッフを束ねることの大変さ

    ネイルサロンのオーナー様とはよくお会いしますが、色々なタイプの方がいらっしゃると共に、サロンを経営するその理由も様々です。
    単にビジネスとしてやる方もいれば、メインのビジネスの税金対策の方もいます。もちろん、ネイルが大好きで始める方もいます。

    このブログでもよく話しをしますが、ネイルサロンの経営はやり方次第ではまだまだ稼げると思います。
    ですがそれは、同時にネイル業界に参入する方が多くなるということでもあり、ネイルサロンが飽和状態になっている、ということでもあります。
    そして意外かもしれませんが、経営的に黒字なのに辞めてしまう方も多いのです。

    なぜかというと、ひと言で言ってしまえばメンタルが保てない、ということなのです。
    そしてこれはオーナーが男性でも女性でも同じくらいの比率でいえることなのです。
    いったい何が大変なのか…
    これにはもちろん色々あり、まずはキャッシュフローに関する悩みがあるのですが、それよりもネイリストたちスタッフを束ねて引っ張っていくことがあまりに大変で疲れてしまうオーナーが多いのです。

    自分がネイリストとして現場に第一線で入っている場合や1店舗のみの時には、割とうまく回っていたり他のネイリストとのコミュニケーションにも問題がないということが今までの経験から解っています。
    ですが、オーナーと現場ネイリストという立場の違いができると、それが急に難しくなってしまうことがあります。
    年内で営業終了をしたネイルサロンのオーナー様のお話を伺う機会があったのですが、とにかく次から次へと現場からの要望が続いて、そのうち半分は嫌がらせのようになってきて…という状態だったそうです。
    ですので、ある程度利益は出ていたものの精神的疲労の度合いと比べると辞めた方いい、と判断したそうです。

    これはオーナー様サイドの話しか聞いていないのでジャッジは難しいですが、このような話はよくあるのです。
    特にオーナーがリーダーシップをとることが出来ずに、現場をスタッフに支配されているようなネイルサロンでは同じようなことが起こる可能性があり厳しいといえるでしょう。
    スタッフたちの意見を聞くことももちろん大切なのですが、オーナーとして締めるところはビシッと締めていかないとダメなのです。

    せっかくサロン経営を始めて、しかも黒字経営ができているのに心理的な理由で辞めざるを得ないというのは、大変勿体ないことだと思います。
    とはいえメンタル的な問題というのは重要な部分でもあるので、限界に達してしまう前に何らかの方法で解決していくようにすることが重要です。

    全てをひとりで抱え込まずに、問題を先送りしない

    同じような状況になっているネイルサロン様にアドバイザーを派遣したことがあるのですが、今ではしっかりと立て直している所もあります。
    アドバイザーが入ることによって各々の立場や役割がハッキリとして、分業体制が整ったことが良かったのだと思います。
    どんなビジネスでも同じでしょうが、問題は次々に色々と起こるものです。
    それらをオーナーの立場だからとひとりだけで抱え込んでは、ストレスが溜まって心理的に追い込まれてしまいます。
    これでは、問題に対して正常な判断も下せなくなってしまいます。

    アドバイザーや店長など、サロンの責任者である人たちと分業することで、これは避けられると思います。
    そのためには、サロン内に信頼できる人の存在が必要となります。
    自分のビジョンをしっかりと理解してくれて、それに向かって一緒に動いてくれるような人がいるかいないかで、この辺のこともかなり変わってくるはずです。
    もし、そこまでの存在がいなかったとしても、少なくともサロンの問題などは責任者たちと
    話しをしてどうするかを考えるようにすることです。
    ひとりだけであれこれ思案するよりもいい解決策が見つかる可能性は断然高いといえるでしょう。

    そして問題が発生した時には、焦らなければ必ず対応策はあるはずですので、問題に気づきながらもギリギリまで放置することはせずに敏速に対応することです。
    オーナーとしてやらなければならないことは沢山あると思いますが、何かあった時にはやることの優先順位を変えてでも対応する、この柔軟性も必要となります。

    経営者というものは、基本的にとても孤独です。
    ですので、私も悩むことがあると経営者である先輩の話を聞いて、モチベーションを保つようにすることもあります。
    同じ立場の誰かに話しを聞いてもらうということは、問題に直接関係のない話だとしても気分転換にはなるでしょうし、決して無駄なことではありません。
    大切な話から下らない話までを、お互いにできる人を持つことも必要なことだと思います。

    私もまだまだ学ぶことが多い立場ではありますが、タイミングや機会があれば沢山の方と関わってご相談にも乗らせて頂ければと考えていますので、お気軽にお問合せ下さい。
    お待ちしております。

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