知識集

  • ネイルサロン経営2017.06.27

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ビジネスをやる際に、経営戦略はとても重要なものです。
    そしてこれを考える上では、目先だけのことではなくある程度先を見越した計画が必要となってきます。

    今回は、年間計画についてお話ししていきましょう。

    ネイルサロン経営を安定させていくために

    3月に入って、収益はいかがでしょうか?
    マイサロンでは、いよいよトントンから利益が出るかな? といったところです。
    実は閑散期になって、利益はもちろん落ちますが、昨年から新人の方を5人採りましてトレーニングをしていました。

    5人の中には、今まで筆を持ったことのない方もいます。
    認定講師の方もいますし、この方たちの採用コストやトレーニング中でも時給は発生しますので、その経費5人分が閑散期とぶつかるので利益がとても下がります。

    しかし、これも年間事業計画の通りです。

    また、ここまでの予算がどれくらい必要なのか? そして一気に新人5人ですので、その中で辞めてしまうかもしれない方が出てくることも予測して計画を立てています。
    ですから、その計画内に収まっていれば問題はありません。

    問題なのは、何も考えずに利益が上がったり下がったりすることで、これはリスクです。
    今回の投資はこれからの繁忙期に対してどれだけのリターンが取れるのか?
    ここを意識して年末からの計画を立てています。

    1年を通しての事業計画を立てるということは、決めた目標を達成するための指針であり、いつ何をすればいいのかやある程度の収支の予測を立てやすくするということです。
    こうすることで1年を通しての経営を安定させていくことが出来ます。
    サロンをオープンさせたばかりの頃は難しいでしょうが、ある程度やっていれば繁忙期や閑散期が毎年いつ頃なのかが解ってくるので、それに合わせた広告などの戦略、スタッフの募集や育成の計画を立てることが出来るはずです。

    もちろん、全てが計画通りに進むわけではないでしょうが、不測の事態が起こったとしても、計画に沿って軌道修正していけばいいのです。
    闇雲に今月は稼げた、今月はダメだった…では安定したサロン経営を継続することは出来ません。
    繁忙期に向けて、閑散期に備えて計画を考えるようにするといいでしょう。

    年間計画を実行するためにも必要な分業

    ですが、これが出来るのも分業だからです。

    正直私がネイリストだとしても、これをひとりで全てこなすのは無理だと思います。
    司令塔がいて、それを実行または実行の指示をする人など、細かく役割を決める必要があります。
    これが出来てはじめて年間計画が進行します。

    オーナーである自分を含めて、アドバイザーや店長など責任者たちとやることを分業することで、何を最初に優先するべきなのかや変えていかなければならない部分などは細かく見えてくるはずです。
    何もかもをひとりで抱えてしまうことで見落としも出てくるでしょうし、ひとつのことをしっかりと考える余裕がなくなってしまいます。
    イージーミスも多くなってくるでしょう。

    これらを防ぐためにも、分業制にしてそれぞれが責任を持って仕事をしていくことが大切なのです。
    また、複数の視点から物事を考えられるというのも利点です。
    自分では思いもつかなかったアイデア、というものもあるでしょう。
    意外と大きいのは、分業して信頼できる人に任せることで精神的に余裕が出てくることです。

    年間計画は、かなりの確率で思い通りにいかないことが多いです。
    ですから、楽観的なことも大切ですが、もしダメだった場合のケースなどもしっかりと考えておく必要があります。
    そうなったときにどうするのかを想定しておくことで、修正もラクになってきますしダメージも軽減することができるでしょう。
    こうゆう部分でも、ひとりではなく現場責任者たちの意見も取り入れるようにすることが大切です。

    あと数ヵ月で繁忙期になります。
    そこまでにしっかりとした土台を作っておいて下さい。

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