知識集
サロンの規模によるコンセプト設計 はとても重要
こんにちは仲村和也です。
そもそもなぜ規模によって何故コンセプト設計が変わるのか?
ネイルサロンでの「小規模個人店」と「中から大規模サロン」では
集客戦略・ターゲット・サービス提供の仕方が大きく変わります。
規模に合わないコンセプトだと、新規集客やリピーター獲得もブランディングも難しくなります。
まとめてみると…..
◆ 規模別コンセプト設計のポイント
① 個人サロン(1人〜2人規模)
② 小規模サロン(スタッフ3〜5人程度)
③ 中〜大規模サロン(6人以上、複数店舗展開)
◆ なぜ規模によってコンセプト設計が変わるのか?
ネイルサロンと一口にいっても、
実際の営業形態はさまざまです。
自宅の一室を活用して一人で運営する個人サロンもあれば、スタッフを数名抱える小規模サロン、
さらには複数店舗を展開し大きなブランド力を持つサロンもあります。
そして重要なのは、サロンの規模ごとに「できること」「強みとなる部分」「集客の方向性」
がまったく異なるという点です。
たとえば、小規模の個人サロンが大手サロンのように「低価格・大量集客」のスタイルを真似してしまうと、
価格競争に巻き込まれ、結果的に利益が残らなくなってしまいます。
逆に、大規模サロンが個人店のように「人柄や個人の雰囲気」だけに頼ったブランディングをすると
全スタッフにその魅力を一貫して浸透させることは難しくなり、
顧客体験にばらつきが出てしまいます。
つまり、自分たちのサロンの規模に合ったコンセプトを設計することが
効率よく集客し、リピーターを確保し、ブランドを育てていくために欠かせないのです。
規模にそぐわないコンセプトで運営を続けてしまうと、
逆に言えば、規模に合ったコンセプト設計を行えば、サロンの強みが最大限に引き出され、
お客様に「このサロンだから通いたい」と選ばれる理由をつくることができるのです。
ネイルサロンで成功するためには、まず「目的」を明確にすることが欠かせません。
もちろん事業計画の作成や資金調達、
ネイリストとしての技術習得など、取り組むべき課題は多いです。
しかし、その前にオーナーとして「このサロンを通じて自分がどうなりたいのか」「何を実現したいのか」という“軸”を持つことが、すべての出発点になります。
なぜなら、この部分があいまいだとサロンの方向性が定まらず、集客の戦略も、スタッフ育成の方針も、日々の意思決定もぶれてしまうからです。
たとえば、独立した理由が
このように「何のためにサロンを持つのか」によって、準備すべきことも、
力を注ぐべきポイントもまったく異なります。
ビジネスとして成功しているサロンオーナーの多くは、技術力が飛び抜けていたから成功したのではなく、「自分の目的」を明確にし、その目的に沿った経営をしたからです。
ネイルが好きだから開業する──
その気持ちはとても大切ですが、経営はそれだけでは続きません。
だからこそ、最初に立ち止まって「私はオーナーとしてどうありたいのか」
を考えて行動する
事はとても大切な事になります。
新業態の勧め
こんにちは仲村和也です。
日々「今後どのように展開をするべきか?」という相談を受けます
最近特に増えてきているのが、新しい業態への展開についてです。
今のネイルサロンを続けながら、もしくは今のモデルに限界を感じて、「もう一歩踏み出したい」という声が増えてきました。
これはとても自然な流れだと思っています。
なぜなら、今のモデルだけで安定して続けられる保証はないからです。
特に競争の激しい美容業界では、環境やお客様のニーズ、SNSの流行さえも目まぐるしく変化していきます。
ですので、今のうちから「他の選択肢」を持っておくことは、将来の安心につながります。
新業態といっても大げさな話ではありません。
たとえば以下のような
ネイル×エステ併設
自社のサロンコンセプトを活かしたスクール運営や物販など
こんな感じで今のサロンのお客様に
ご提案や何か知識投入でもいいのです。
新しいことを始めるときには、どうしても不安やリスクがついてきます。
ですが、今のまま何も変わらないということも、実はリスクです。
業績が良い今こそ、新しい取り組みを“試す”タイミングなのです。
特に店舗型サロンでスタッフを雇用しているオーナー様にとっては、
将来的なスタッフの独立・離職なども視野に入れておく必要があります。
「今のままでいいや」と思っていたら、気づけば売上が下降していた
そんな事例も実際にあります。
新業態は未来のリスクを減らすための「もう一本の柱」です。
小さくてもいいので、今のうちに種をまいておくことをおすすめします。
5年後、10年後の選択肢を今から増やしていきましょう。
こんにちは仲村和也です
顧問先が複数ありますとそれぞれの会社で共に目標を作り上げていきます。
その際今年、来年だけではなく3年や5年そして10年スパンで考えていきます
特に個人から法人になり数名から数十名のスタッフを抱えているなら
尚更です。
10年後も例え業態を変えても
残るもしくはやめるにしてもどのようにやめるのか?など考えていきます。
会社を売却する事ももちろんありです
大切なのは今もですが先を見れるか?です。
経営がきつくなった時にこそこの考えは大切で
3年後・5年後の明るい未来を描く事ができれば希望がわきます。
ですので経営をする際は今の利益も大切ですが数年後はどうか?
また今の投資は先につながるのか?
を常に思いながら動くことをおすすめします。
ネイルサロンは
参入障壁が非常に低いビジネスモデルです。
業界売上は伸び悩んでいても店舗数は現在拡大しています。
SNSがここまで拡大したことで店舗サロンではなく
宣伝費をかけなくても個人サロンで集客ができる時代になりました。
実際このようになるのではないか?と数年前から動いている方はいて
今その方はオーガニックでのSNSで集客がうまくいっているわけです。
10年前は中々考えられない事です
では今後どうなるのか?という事を考えた上で
ネイルサロン経営が必要になります。
特に店舗を構えている・雇用しているオーナー様は常に先を見据えて動く事をお勧めします
こんにちは仲村和也です。
ここ最近色々な方のご相談をお受けさせて頂きまして
高単価サロンを目指している方がとても多くなってきたように思います。
ネイルサロンは概ね現在7000円程が
平均値かと思われますが10000円以上
などのサロンが高単価サロンになるかと思われます。
その場合1番問題は集客になります。
ネイルサロンでは1番メジャーな媒体と言えば
ホットペッパービューティーになるかと
思いますが平均単価が10000円超えると中々集客が難しくなるケースが多いです。
これはホットペッパービューティーでは
10000円以上の価値を
表現する事が難しい事
例えば動画やリアルなお店の状況をお伝えするのが難しいという事になります。
また見ている層が10000円を払うような方が少ない事もあると思われます。
そしてお店を出す立地にも大きく左右されたりお店の内装や外見もポイントになってきます。
やはり高単価メニューはネイリストに
とって魅力ですが
ネイリストとしての「キャリア」・「技術」
のみでは経営としては難しく
そこにプラスで経営を成り立たせる為には
「集客力」・「立地」・「店舗内装・外装」
なども大事な要素になります。
ここをしっかりと計画を立てた上で
高単価サロンを行う事をお勧め致します。
そして高単価でもお客様が
通いたいと思わせる明確なコンセプトを
しっかり作り上げる事です。
これが無いとやはり集客は弱くなります。
心配でしたらシェアサロンや美容室の間借りなどで
実験というスタートでもありです。
そこでしっかり自分のコンセプトが
通じるのか?を試してみて下さい
こんにちは仲村和也です
他社のビジネスモデルをリサーチして真似る事は賛成です。
しかしそれが我が社(自分)に合うか?
そこは大きなポイントです。
新業態意外と自社でやってみたが失敗するケースは多く弊社でも
色々と実験はしていますが通算は失敗の方が多いと思います。
そこそこの資本力があっても失敗する時は大いにあります。
しかし今後のネイルサロン経営で
残って行くためには
色々と他社の使えるモデルは真似る。
これは必要です。
そのためのポイントは
・いきなり大きくやらないまずは実験程度で。
・自社の強みを活かせるモデルで
・基本的に数を捌かないと
・利益がでないモデルはしない
・無駄に長く挑戦しない辞める決断も大切
このあたり注意をしてください。
また新しいビジネスばかりではなく
既存モデルのブラッシュアップも必要です。
そもそもネイルサロンを15年程やっておりますが
売上の構成比率は大きく変わっていません。
そしてネイルの単価も大きく変わっていません。
もちろん当時と比べて弊社でも2500〜4000円(店舗により差があります)
上がっていますがそれよりも人件費やその他価格高騰により
「利益」は減っていきます。
これは弊社もそうですし
他社もその傾向にあるとは思います。
業態を変えたりも大切ですが
時代に合わせて常に既存ビジネスのブラッシュアップも必要です。
メニュー構成やプライスも変更などもそうです。
意外とそこを放置しているサロンも多いのでそこを変えるだけで
集客力が上がったり利益率が上がる事もあります。
新業態の調整と既存モデルのブラッシュアップ
こちらを考えていくのはオーナー業の大切な業務です。
こんにちは仲村和也です
今回のネイリスト 月の平均売上は?という題名ですが
概ねですが40万から60万円あたりが平均値になるかと思います。
ただどこを根拠にこの数値が決まるのか?
それはその「サロンの価格設定」です。
極論に言えば技術が優れているから100万の売上という事ではないです。
とんでもない技術があっても価格が安いサロンにいればそれなりでしょうし
高いサロンにいれば正直技術がなくても高い売上を上げる方はいます。
40万から60万円というのは
今のネイルサロンの平均売上からとった値からこの数値になります。
結果何が言いたいかというと
ネイルの技術をあげれば単価を上げる事ができる
と思う方はいるかと思いますがそうではないと言う事です。
もちろん技術があればプラスという事は間違いはないです。
ただしそれは一つのパーツであるという事。
1人あたり月の売上目標を100万とすればやはり平均よりも高く
その場合どこにでもあるようなネイルの施術以外にも
お客様が10000円を払うモデルを作る必要があります。
それは
店作り・宣伝方法・コンセプト設計などなど色々なパーツがあり
それを総合していく必要があるという事です。
話は戻り
通常のネイリストの平均売上は40万から60万が平均。
ですのでまずはこのあたりを基準に考えて色々と経費を算出してみて下さい
もちろん
店作り・宣伝方法・コンセプト設計が他社よりも抜き出ていれば
単価を上げる事はできます。
こんにちは
仲村和也です
石破茂新政権は、最低賃金(以下、最賃)を全国加重平均で1,500円に引き上げるという
政府目標の達成時期を、従来の「2030年代半ば」から「2020年代」へと前倒しする方針
(2024年10月)
との事、後約5年ともうすぐです。
平均で1500円なので東京は具体的にどのくらいになるのかわかりませんが
今後ネイルサロン経営をしていくのなら
1500円を出しても利益が出る仕組みを作る事が必要。
そしてまだまだネイルサロンは個人事業が
多く社会保険や厚生年金にも加入していないサロンも多く
更に有給や残業も法定通り出していないところもまだあるかと思います。
10年前までは当たり前のようにサービス残業やサービス出勤が
まかり通る業界でしたがもうそんな事はできない状況です。
未経験者でもデビューするまでに
1500円を払っていけるビジネスモデルを作らないといけないという事です。
もう今から計画を立てていかないと間に合わないと思うので
今雇用しているオーナー様は今後是非1500円になった時の事業計画を作る事をお勧めします。
仮に週5日 8時間 40時間 4週間としますと160時間。
現在未経験で最低時給(東京)1163円だとすると月186080円
ここが1500円だと×160時間で240000円
53920円増です。
利益を出す事ができない未経験雇用でもこの位人件費が上がります。
大体営業利益15から20%のサロンが多いかと思いますので
価格の変更などビジネス構図の変更など考えていく事も大切です
経営は投資
こんにちは仲村和也です
今回は経営とは投資というテーマになります。
サロン経営をしていく上で何かに投資をしないと何も始まらないという事です
一番はお金の投資になるかと思いますが
何もお金だけではありません。
時間の投資もあります。
お金も時間も投資をしない場合余程の事がないとサロン経営はうまく行かないと思って下さい。
またここは経営が上手く行ったからといってなくなる事はありません。
常にこれの連続だと思います。
以前にもここの知識集のコーナーでホットペッパービューティーの
集客が以前に比べて厳しいと書いたと思いますが
なら今までホットペッパービューティーに投資をしていましたが
そこに対して費用対効果が下がってきているのなら
今度は違う媒体に投資をしないといけないという事です。
オーナーならいち早く気づき行動に移す事が必要です。
ここの投資ですが
正直「失敗」はつきものです。
要は投資をしても思ったより効果が出なかったという事です。
ただ考え方を変えれば失敗ではなく実験と思う事も大切です。
正直私も今でもこの投資に失敗をしています。
それに対するリターンが思った以上に少ないという事ですね
ただ私の場合それがコンサル業に活かす事ができます
自分が経験してから顧客様にお伝えする事ができます。
話はそれましたが
経営とは投資の連続と思って下さい。
投資を失敗したら実験と思う事で次に活かす事です。
だたし注意してほしい事があります
それは致命傷な実験これだけはNGです。
ですので普段からしっかりキャッシュを把握して
その中でどのくらい新しい事に投資できるのか?
ここを常に把握しながら投資をし拡大してほしいと思います
こんにちは仲村和也です
今月は人時生産性の話になります。
これから開業されるオーナー様や顧問サロン様から価格についてご相談をよく頂きますが
まずは事業計画から
考えた売上とそして人時生産性を決めていきます。
ちなみに人時生産性とは
「1人が1時間稼働した場合に発生する生産性を測る指標」です
難しく考えず
1時間いくら売り上げればいいのか?
という事です。
ちなみに顧問サロンor私の知る限り
1番高いサロンで15000円
業界平均値約3500円
個人店ですと目標は4000円
このような数値になるかと思います。
もちろん高い方が利益はでます
(使っている商材などによる粗利益など細かい事は抜きにして)
この数値を決めるのもオーナーの仕事
正直正解はなく自分の決めた売上、利益に行く事が正解です。
固定費や宣伝費などかかる経費は各サロン様々です
ローカルエリアで家賃が安く宣伝もかけてないない場合
生産性が低くても利益が高いケースもあります。
話をまとめますと我が社の人時生産性は
いくらか?ここをまず軸として
きめておくと迷った時に一つの軸となり決めやすくなります。
ちなみによくワンカラーいくらか?という論争に
なりますがポイントはそれの時間です。
5000円で60分
7000円で90分
なら60分で5000円の方が利益があるという事です。
ちなみに高い方がもちろん売上、利益ともに
数字は出しやすいですが集客は難しくなるので
今度は集客をどうするのか?
という戦略を立てるという事になります。
経営というのはこのように
一つの事のみではなく
色々パズルのように組み合わせをし目標としている事業計画のに達成する事になります
中小企業でネイルサロンを購入したものの、悩んでいる…
企業が優秀なマネージャーを雇用するのではなく、
低コストで外部の専門マネージャーに任せませんか?
他にも開業コンサル、美容商材、顧問コンサル、集客・広報、ネイルサロンM&A、など、
様々なことに対応できます。まずはお問い合わせください。