知識集

「マイネイル」
  • オーナーについてネイルサロン経営について2016.04.29

    こんにちは。

    仲村和也です。

    経営に関してネイルサロンが初めてという方や、現在他にも経営をしていて副業でサロンをやりたい方、以前経営をしていたけれどそれを辞めて新たにネイルサロンをやろうとしている方など、色々な方がいると思います。
    今回は、以前何かしらの経営をしていたが上手くいかなかったという方にスポットを当てて、話しをしてみたいと思います。

    経営に失敗したときのトラウマ

    一度経営で失敗を経験してしまうと、もう二度とやらない、出来ない、という方が多いと思います。失敗するということはそれなりの理由があるわけですが、「従業員に裏切られた」「予想より遙かに集客数が少なかった」「思うように収益が上がらない」など、あれがこうだったこれがこうだったと、トラウマになってしまうことも沢山あると思います。
    自分がもう一度やろう…と思ったとしても、さらに周りの反対も大きくなることでしょう。

    ですが、初めから成功している経営者などはそう多くはいないものです。一時的に成功したとしても、それが長く続かずに苦労している方も沢山います。
    失敗して苦労を重ねて、経営の難しさを知って初めて、成功の道を歩み始める方が大多数ではないでしょうか?
    この事を考えると、再チャレンジする事は良いことだと思います。
    ただ、自分には向いていなかった、とスッパリ辞めるのももちろんありです。経験を元にそう判断したのならそれがいいと思いますし、変に固執して失敗を重ねてしまうようであれば、違う方向を模索した方が賢明でしょう。

    成功者に共通するのは、諦めず、失敗を分析できる能力

    どんな成功者にも共通していえるのは、粘り強く諦めないことと、過去を反省して失敗を分析する力があることだと思います。

    何が原因で失敗してしまったのか? あの時の判断は間違っていなかったのか? 他に方法はなかったのか? など、単純で当たり前のことのようですが、ここを明らかにせずに過去から逃げたまま再チャレンジしても、必ずまた同じ過ちを繰り返すのがオチです。
    また、失敗したことを自分以外のせいにしてはダメです。もちろん、外部的な原因によるものもあるかもしれませんが、それを見抜けなかった自分にも責任はあるわけです。

    「失敗は成功のもと」ということわざがありますが、この言葉の意味は、失敗することで自分のどのようなミスが原因だったのか、何をすると失敗してしまうのかが解るので、それを改善すれば成功へ繋げることが出来る、という意味です。

    嫌な経験を思い出すのは辛いことですが、そこから眼を背けずにじっくりと考えてみることはとても大切なことです。もし、自分ではどうもよく解らない、というのであれば経験豊かな経営者の知人などに相談するのも方法のひとつです。成功している方であればアドバイスのひとつもしてくれるかもしれません。
    再チャレンジを考えるのであれば、まずその前にこれまでの自分の行動を分析するのです。そこから見えてくるものはきっとあるはずです。その時に初めて「失敗は成功のもと」になるんだと思います。

    決して諦めない

    学生のスポ根ドラマみたいなことを、と思うかもしれませんが、これはビジネスの上でも必要なことだと思います。
    自分が正しいと思ったことをして失敗したのであれば、それを軌道修正しながら諦めずに再チャレンジしてみることです。一度では解らないこと、というのもあると思います。ただし、無駄に時間と資金をかけるわけにはいかないので、前述したようにしっかりと自分の過去の失敗と向き合うことは必要です。

    初めて経営に携わるよりも、過去に失敗の経験がある方の方が断然強いはずです。それは、お金を払ってどんなセミナーに行くよりも、どんなノウハウを買うよりも、実体験に勝るものはないからです。

    もし再度の挑戦をしたい方がいるのでしたら、過去をじっくりと見直して、改めてチャレンジして貰いたいです。

  • ネイルサロンの広告について宣伝広告について2016.04.28

    こんにちは。

    仲村和也です。

    今、いちばん集客力のある情報媒体といえば、やはり“ホットペッパービューティー”です。
    すでによほどの顧客がいる場合などを除けば、激戦区でこの媒体を使わないのはかなり厳しいと思います。
    掲載する時の価格も上がりましたし、この広告宣伝費を負担に感じているオーナーも多いかもしれません。確かに広告費というのは、何をするにしても多くの費用がかかる部分でもありますし、先行投資という意味では賭けになるとは思います。だからこそ、上手く使いこなすことが大切なのです。

    サロンレポートで状況を分析する

    “ホットペッパービューティー”は同じようなライバル店が多数掲載されている媒体でもありますし、今はただ高プランで掲載しているだけでは集客できなくなってきていると思います。もちろん、プランが上の方が圧倒的に集客はしやすいのですが、どんな特集やデザインから集客できたのか? どのクーポンを使うお客様が多いのか? などを把握するのとしないのとでは、全く変わってきます。
    思うように集客が出来ないと嘆く前に、まずはサロンレポートを見て徹底的に分析してみるといいと思います。
    サロンレポートは、マイサロンへのアクセス数や予約数、来店者数などの細かい情報が解る掲載者独自のレポートページです。
    うちはアクセス数が凄くいいのに売り上げが伸びない、というご相談を受けることがありますが、どこに問題があるのかをしっかりと探してみる必要があります。

    また、来店して下さったお客様たちからのコメントも目を通しておきたい部分です。満足して貰ったのか、不満だったのかなど、その理由を細かく書いて下さる方もいると思うので、大いに参考になると思います。
    他店のページをよく見て、どういう内容なのかをチェックすることも大切です。人気店や人気デザインなど、お客様がどんなものに魅力を感じているのかを考えてみましょう。
    いい部分であれば、それを自分なりにアレンジして真似してみる、というのもありだと思います。

    お客様のニーズに合った掲載内容を考える

    例えば、総アクセス数が平均を遙かに超えていてクーポン画面も見ている(これはサロンレポートに載っているので、ぜひ確認してみて下さい)のに、予約完了率が悪いといった場合、クーポンの内容に魅力がないのか? 価格設定がエリアのニーズに合っていないのか? または予約を取りたかった時間に空きがなかったのか? などの問題が浮かび上がってきます。

    スタッフ数に問題があって予約を取りこぼしているようであれば、こんなに勿体ないことはないので早急に求人が必要になってきますし、クーポン内容が解りにくければ変更の必要があります。
    特にクーポンは“ホットペッパービューティー”を見て来店して下さるお客様たちにとっては魅力となる部分のひとつでもあるので、なるべく充実させたい部分でもあります。
    また、掲載時の見た目に関することも重要です。サロンのデザイン画像などは、他店の同じような画像が並ぶことになるので、その中でも目を惹く魅力的なものにする工夫も欲しいところです。基本的には、自分のサロンで最もアピールしたいところを前面に出すようなものがいいのではないでしょうか?

    そして価格についてですが、現在は安さを求めている方が多い時代でもありますが、ここは安易に価格設定を変えることはオススメしません。他業種でもよくある低価格競争になってしまうと、次々に価格を下げざるを得なくなってしまいますし、そうなればお客様が沢山来てくれても利益はほとんど上がりません。最悪の場合には結局共倒れになる可能性も出てくるでしょうし、業界全体にとっても悪影響を及ぼしかねないといえるでしょう。
    その価格に設定したのには理由があるはずなので、その付加価値の部分が閲覧者にきちんと伝わるように改善する必要があります。
    お客様が「これだけものが得られるのだからこの価格なのは当然」と納得してくれるようなものを提供していけば、リピーターの数も増えてくると思います。
    値段をいじるのではなく、しっかりとした技術を提供できるということを上手くアピールすることこそ重要になってくるでしょう。

    サロンレポートなどを細かく見ていくと色々なことが解ってくるはずなので、しっかりと分析した上で改善していくことが大切だと思います。

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.24

    こんにちは。

    仲村和也です。

    これまで話してきたように、私はよくビジョンといいます。そしてそのビジョンをマイサロンのスタッフたちと共有できればそれがベストだと思います。
    ビジョンを深く共有していくことはなかなか難しいかもしれませんが、オーナーとして、スタッフたちにより良くなっている未来、将来を想像させて見せられているか? ということは大切だと思っています。

    スタッフたちのサロンに対しての期待値を高める

    スタッフたち一人ひとりが、“このサロンで働いていると自分はこうなっていくであろう”とリアルに描いていけるようにするのは重要なことです。これが描けていないと、より条件の良いサロンに移ろうとか、ある程度働いたら違う仕事に就こうといった流れになるのが普通ですし、そうではないけれど今はネイリストでいればいいや、というスタンスのスタッフだと、なかなか成長はしないと思います。
    やはりスタッフたちみんなが、サロンと共に成長していきたい、目的に向かって一緒に頑張っていきたい、というような意識を持てるようにするのがいちばんです。お客様に対してももちろんそうですが、スタッフからサロン(会社)に対しての期待値を高めることがスタッフ自身のこれからの成長に繋がっていくのです。

    スタッフとこういう話しをする機会というのはあまりないかもしれませんが、例えば業務ミーティングなどの際に、時々は自分のビジョンや現状などを伝えていくこともできると思います。
    経営者として、必要以上のことを話すことはありませんが、「こういう目的で頑張っていて現在はこのような状況だ。これからこういうことをやっていこうと思う」というようなことを伝えることで、オーナーの考えも解るでしょう。ビジョンを伝えてそれに共感しているのであれば、スタッフ自身も自分がやらなければならないことが見えてくるかもしれません。

    ネイルサロンは人材が全て

    ネイルサロンというのは、ネイリストを始めとする人材が全てだと思いますので、スタッフたちの成長はそのまま会社としての成長になります。
    オーナーが明るい未来で魅せる…このサロンにいてこれくらい頑張れば、数年後には自分はこんなポジションになれるかもしれない、とリアルに描いていける。これが重要です。
    ですが、初めから大きな事をいう必要はありません。スタッフたちは思っているよりもしっかりとオーナーを見ていますので、大言壮語になってしまうと逆に不審がられてしまうだけです。自分自身のことを考えても必要以上にプレッシャーにもなるでしょうし、スタッフたちへの発言を優先するあまりに、サロンの経営に支障をきたすようなことになっては元も子もありません。

    オーナー自身が一貫性を持つことも大切です。いうことがコロコロと変わってしまっては周囲の人たちも戸惑ってしまいますし、オーナーに対しての信頼感もなくしてしまうでしょう。そのためにもビジョンというのは重要になってくるのです。確固たる信念を持っていれば、多少のことではブレるはずはないと思います。
    その上で、しっかりとした使命感でサロンを運営してビジョンを伝えていく。そしてそのビジョンに対して少しずつでもきちんと進んでいく姿を見せることが、スタッフたちからの信頼となり、彼ら彼女ら自身もサロンにいることによる将来像が見えるようになるはずです。

    必ずしも目的が一緒である必要もないと思いますし、そんなことは少ないかもしれません。ただ、その目的を達成する過程の中で、共感し合える部分があって一緒に頑張れるのであれば、それでいいのではないでしょうか?
    オーナーとしては自分のビジョンと同時に、スタッフたちの成長や目的の手助けもしていきたい、というような意識を持つこと、それを伝えることも必要だと思います。“このサロンにいることで自分の未来が見えてくる”、スタッフそれぞれがそう感じて働けるような環境にすることが理想ではないでしょうか?

    こんな不安定な時代ですし、誰しもが何かしらの不安を抱えて生きていると思います。そんな中で、働くということは人生において大きなウェイトになります。
    スタッフの一人ひとりが、マイサロンで働いていることが誇りだと思って貰えるようになれば、とても素晴らしいことだと思います。

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.23

    こんにちは。

    仲村和也です。

    これからネイルサロンを始めたいという方は沢山いると思いますが、どんなサロンを作りたいですか?
    まずはこれを明確に持つことが大切です。

    明確なビジョンによるサロン作り

    「自分はなぜ、このサロンを作るのか?」をスタッフや周りの人間に胸を張って説明できるかを考えてみて下さい。
    これはネイルサロンだけにスポットを合わせる必要はありません。ゆくゆくのビジョンの第一歩としてネイルサロンを経営する、ということもあっていいと思います。
    そして当たり前ですが、それに見合ったサロンを作らなければいけません。

    安価で定額制のサロンなのか、技術力に特化した高級なサロンなのか、オールマイティーにどんなネイルにも対応できるサロンなのか、目指したい内容によって立地条件や求人のやり方、ネイリストたちの人件費、揃えなければならない商材、サロン店内の雰囲気の作り方など、全てが変わってきます。
    そして何よりも来店して下さるお客様たちが違います。
    最初にしっかりとしたビジョンでサロン作りを行わないと、これらの準備段階で必要以上の経費をかけることにもなりますし、実は役に立たなかったりお客様の要望に応えられなくなる可能性も出てきます。サロンがオープンした後にこれらを修正していくとなると、さらに無駄な出費と時間がかかることになります。何より、お客様やスタッフたちに迷惑がかかってしまいます。

    平均価格3900円のサロンと9000円のサロンとでは全く違うはずですし、明確なビジョンがなければ、サロンの状況によってはどんどんとブレてきてしまうので注意が必要です。
    その結果、スタッフやお客様の奴隷のようになってしまうオーナーも残念ながらいるのです。
    もちろん、お客様の声に応えることは重要ではありますが、あれもこれもと受け入れていては経営が成り立たなくなってしまいます。これでは本末転倒といえるでしょう。

    来て欲しいお客様のターゲットを考える

    もしどんなサロンを作りたいのかに迷ったら、自分のサロンには“どんなお客様にご来店頂きたいか?”という視点で考えてみるのもいいかもしれません。
    例えば、学生や子育てにお金のかかる主婦の方にご来店頂きたいのか? それともバリバリと働くビジネスウーマンの方なのか? 高級住宅街に住むような方にご来店頂きたいのか? などお客様のターゲット層をしぼることで、どんなネイルサロンを作ればいいかが見えやすくなってきます。
    ターゲットがはっきりしていれば、それに見合ったお客様が来店してくれることになり、「あのサロンはこういった要望にしっかりと応えてくれるので安心」というイメージが定着することでリピーターも増えるでしょうし、口コミで新規のお客様に来店して頂ける可能性も広がります。

    ちょっと異なりますが、いい立地条件の物件が先に見つかったということもあるかもしれません。この場合には、自分のやりたいターゲットというよりは、その地域の特性からターゲット層を考える必要も出てきます。自分の希望通りでやりたいのか、臨機応変に考えていくのかによって変わってくるとは思いますが、最終的なビジョンに合っていればこういうパターンでもいいかもしれません。

    また、ビジョンによって異なってはきますが、ある程度お客様のターゲット層が固まって来店して頂けるようになると、さらに異なるターゲット層を狙っていくことも考えるかもしれません。この場合には、当然それまでのターゲット層に対する技術や応対の質は落とさずにすることは必須です。商材の追加や新たにネイリストを募集することになるかもしれませんし、このことでどっちつかずになってしまい、せっかくご来店頂けるようになったお客様たちに見放されてしまっては意味がありません。サロンのターゲット層を広げるという選択肢もありだとは思いますが、十分に注意が必要です。

    オールマイティーに愛されることがもちろん理想ですが、それはなかなか難しいことです。まずはターゲットを決めて、そのニーズに答えられるように集中することも大事だと思います。

  • スタッフ教育ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2016.04.21

    こんにちは。

    仲村和也です。

    人には誰しも得意なこと、不得意なことがあります。
    オーナーになる方にも色々なタイプの方がいると思いますが、全てのことをひとりで完璧にこなしていくのは不可能です。
    ビジネスを上手くいかせるためには、自分の不得意な部分をきっちりカバーしてもらえる人間を探すことも大切となってきます。

    ひとりで出来ることには限界がある

    例えば、細かい数字などを見るのが得意でも、スタッフたちをまとめたり指示を出すのが苦手な方もいますし、逆にスタッフをまとめるのは上手いけど数字やデータ分析は苦手という方もいます。ですがこれは、どちらのタイプがいいかという話しではありません。
    成功する経営者には、その苦手な部分を上手くカバーしてくれるような人間が必ず側にいます。
    また、こういう経営者には、自分と同じビジョンを持つ分身のような存在を作ることを頭に置いている、という共通点があるといえます。

    どんなことでもひとりで出来てしまえばカッコいいでしょうし、何より自分ひとりの思い通りに物事を運びやすくなることでしょう。ですが、無理して苦手な部分をやってもヘタにに時間がかかる上に上手く行かない可能性の方が大きいと思います。そんなことをするよりも、信頼できるスタッフに任せた方が効率も結果もいいはずです。
    どんな業種でもそうだと思うのですが、現在では、例え何でも出来る能力があったとしてもひとりで全てをやるよりは、分業するというのが当たり前になってきています。その方が一人ひとりの負担も減りますし、精神的にも楽になるからです。これはサロン経営にも同じことがいえると思います。
    ひとりで出来ることは限られているということをしっかりと理解して、任せられる人をきちんと見つけたり育てることの出来る人が、経営者としてビジョンを叶えていけるという法則があると思います。

    適材適所を見極める

    ネイルサロンをやっていく上で、誰に何を任せるのか? この見極めを間違えるとサロンを上手くいかせるのは難しくなってきます。
    前述しましたが、オーナーである自分の直近の存在として、同じビジョンを持つ方を置いて得意な分野を任せると、色々な面で物事がスムーズに運ぶようになるでしょう。ただし、信頼関係という意味でも、任せるからにはその方にある程度の判断を下して貰うようにすることも大切です。このためには、その方の持っている能力をしっかりと見極める必要があるのです。

    そして、店舗展開をする場合にはやはり店長選びがとても重要な項目になってくると思います。日頃からスタッフたちとのコミュニケーションを取って、その適性を見抜いていかなければなりません。これを見誤ってしまうと店長をコロコロと変えることにもなり、サロン全体がまとまらずに上手く回っていかなくなってしまいます。
    また、適性という部分でいえば、スタッフたちの意見を聞いてみる、というのもいいでしょう。スタッフの誰からも“この人が店長なら…”という声が聞ければ、人間的にも魅力があり、人を掌握する力がある証にもなるので適役といえるでしょう。

    また、ネイルサロンに関して経験豊かなアドバイザーがいればいうことはありません。自分のビジョンを理解してくれていて全幅の信頼を寄せられるアドバイザーの方がいれば、さまざまな部分で力になってくれるはずです。これもまた、自分の苦手な部分をカバーして貰う方法のひとつです。
    私の場合も、アドバイザーの方には大きな信頼を寄せていますし、この方がいないと何も回らないほどだといえます。

    もちろん、オーナーとして最終的に責任のある立場は変わらないとしても、適材適所にスタッフたちを置いて任せて、みんなの力でサロンをやっていく、というのは理想の形といえるのではないでしょうか?

  • ネイルサロン経営について初期投資2016.04.12

    こんにちは。

    仲村和也です。

    前回に続いて、「投資と回収」のお話しを続けます。前回、ネイルサロンでは人件費がいちばんかかると話しました。ネイルビジネスは、お客様にネイルの施術をすることがビジネスです。

    売りものは、お客様の代わりにネイルをしてあげる、という技術サービスです。ですから、人件費がいちばん多いのは当たり前のことといえるのですが、この人件費を払う前に、即戦力の方をサロンに入れること自体が中々難しくなってきています。
    現在では、幅広い年齢層で多くの方がネイルをするようになっていますし、お客様たちもネイル技術を見る目が養われてきているので、当然技術的に優れているネイリストのいるサロンに集中することになります。
    ネイルサロンの数が次々と増えてサロン同士の競争が激しくなっている中で、技術的にどうこういう以前に、まずネイリスト不足が解消されていないという現状があります。

    新人が使えるようになるまでの投資は約50万円

    即戦力の方が雇えないことで、ネイリストがいなくてサロンを閉めるオーナーも多くいます。集客はそこまで難しくはないのですが、人材不足で上手くいかないパターンというのを、本当によく聞きます。
    こうなってくると、否応なしにネイル未経験の方を雇うことになります。この場合には、その方がネイリストとしてデビューするまでも基本的にお給料が発生します。
    新人の方のお給料については、サロンによって色々なパターンがあると思います。デビューするまではお給料を全く出さないというお店もあるようですが、それは労働基準法に引っかかることになるので注意して下さい。

    例えば、週40時間働いてもらうとして、ざっくり4週としてかけて160時間。都内の最低時給額932円(2016年10月1日に907円から25円値上げ)として、160時間×932円で149120円となります。
    これに関しては、まだ施術には入れないわけですから利益は出ていない状態です。
    そこにおおよその求人広告費が約5万円程度が加わります。
    こうして考えると、新人がデビューするまでに3ヶ月かかるとすると、
    約15万円×3ヶ月=45万円。
    これにプラスして求人広告費約5万円なので、トータルで約50万円の投資が必要となります。
    ネイリストは技術職でもあることから、少しの期間ですぐに実戦に出られるわけではありません。もし投資額を減らそうと慌ててデビューさせたとしても、きちんとした技術が身についておらずお客様離れが起こってしまえば、本末転倒もいいところとなってしまいます。

    ちなみに、これは新人1人にかかる投資なので、もし2人雇えば100万円、3人だと150万円の投資額になっていきます。
    もちろん、電話対応や雑務、施術の際のちょっとした補助など、新人の方でも出来る仕事は多々あります。
    ですが、ネイルサロンの場合には“お客様1人対ネイリスト1人”でのビジネスモデルが基本なので、いくら雑務が出来たとしても、そこまで利益貢献が出来るか? と考えると難しいところです。このことから、人件費の投資としてやはり負担となってきます。

    また、新人ではないにしろスクール出たてで実戦経験のない方などの場合、中には何も問題がなくそのまま施術していく方もいますが、大体は足りない部分を補いながらの施術になるはずです。
    もしお客様からクレームが入るようであれば一時的にでも現場に出せなくなるかもしれませんし、そうなれば利益も生めなくなります。

    利益となるまでには、我慢が必要

    いくら新人に投資をしたからといって、その方が必ず長く働いてくれるかといえば、その保証もどこにもありません。仕事を覚えてデビューして、少しでも利益を上げてから辞めるパターンもあれば、覚えた途端や覚えるまでもなく辞めてしまう、ということもよくあることです。こうなってしまうと、投資した分はそのまま無駄になってしまうわけです。

    人を雇うということには、さまざまな出来事が起こるのは付きものですし、これを見越した上で人件費をかける、という気構えも必要となってきます。
    他の部分で何か設備投資をして必ず利益が出る、という保証もないわけですから、ここがネイルサロン経営の難しいところでもあるのです。

    ですが、そうはいっても上手くいけばリターンも大きいのです。
    今回は人件費をかける上でのデメリット的な部分を中心に話をしましたが、次回ではメリットの部分、具体的なリターンについてお話ししていきます。

  • ネイルサロン 一般業務2016.04.10

    こんにちは。

    仲村和也です。

    4月に入って、集客の具合はどうでしょうか? 全体的に3月後半から4月の初めにかけては閑散期が続く印象があります。
    ですが、ゴールデンウィーク前は忙しくなってくる時期でもあります。サロン内のことやお客様への広告などで、今出来ることをしっかりとやっておくといいと思います。

    サロンの状態を見直してみる

    時間があるときこそ、サロンの中の色々な部分を見直してみるいい機会だと思います。忙しくなる前に新人ネイリストのトレーニングの仕上げや全体の技術を底上げするための講習
    などをやったり、全体的なミーティングで気がついたことや変えた方がいいことなどを話し合うなど、やれることは沢山あります。
    忙しい時期にはついつい見過ごしてしまうことや後回しにしていることなどをチェックしておくことで、全体の作業が円滑に回るようになると思います。
    お客様があまり来ない時期、というのは1年間の中で必ずあります。「ダメだなー」といっているのではなく、そういう時期にこそ出来ることをやろうと、ポジティブに行動することが大切なのです。

    ホットペッパーやブログ、SNSを活用する

    最近予約の入りが悪いな…と感じた時などは、何をするかによって全く変わってきます。
    常日頃から、今出来ることを考えていくべきです。
    例えば、ホットペッパービューティーのクーポン写真やギャラリーを一新するなどで、集客力が大きく変わったりすることもあります。クーポンの見出しひとつをとっても、同じことがいえます。

    やはりお客様は目新しいものが好きですし、そちらのほうに目がいきます。
    常に「新商品=新しいサンプル」を求めているといっていいでしょう。そしてサンプルからは、季節を感じて貰うことも大切です。
    ただし、同じようなサロンの写真が沢山載っているので、いかに目を惹かせるか? も重要となってきます。
    ギャラリーを変えるとなると、新しいサンプルを沢山作ったり写真を撮ったりしなければならず、思った以上に手間がかかるので、時間があるときにやるといいと思います。
    いくらサロン内に新しいサンプルが沢山あっても、これだけでは来店して頂いたお客様にしか解りませんので、ホットペッパービューティやブログ、SNSなどをしっかりと活用したほうがいいでしょう。
    掲載される写真は、いわばお客様をサロンへと導く顔となる存在なので、片手間ではなくしっかりとしたものを載せることも重要です。
    ちなみに、ホットペッパーに掲載しているサロンは、サロンレポートのフォトギャラリーのクリック数を参考にすると求められているデザインが見えてくるので、チェックしてみて下さい。

    ブログやSNSの更新はしっかりと行う

    ブログやSNSなどは時間がないと更新しなくなりがちですが、この状態はなるべく避けるようにした方がいいです。
    いつ見ても情報が古いままだと、閲覧してくれる方が来なくなってしまいます。まずは更新する頻度を自分で決めて、必ずそのペースでアップすることが大切です。毎日が厳しければ3日おきや1週間に1度でもかまいませんが、仕事への影響も考えると、最低でも週間ペースでの更新は守りたいところです。
    閲覧者の方に、いつ見れば最新の書き込みがあるのかを浸透させられればベストでしょう。

    ひとりでの更新が大変なようであれば、アドバイザーや店長などに協力して貰って持ち回りで書くようにするなど、方法はあるはずです。
    少し細かいことですが、ブログやSNSにはなるべく多くの画像を掲載すると見てもらいやすくなります。他にも、ホットペッパーへと飛べるリンクを貼っておくこともポイントです。
    ホットペッパー&ブログ&SNSなどを連動させる、というのも広告戦略のひとつとなります。

    “今を把握すること”“お客様から何を求められているのか?”を考えることはとても重要です。
    その上で、今出来ることをやるのが、サロンの発展へと繋がっていくでしょう。

  • ネイルサロン経営について2016.04.02

    こんにちは。

    仲村和也です。

    よく経営というものが解らない…といったことを聞きます。
    そもそも、経営の意味とは何でしょうか?
    これに対しては、経営者一人ひとりによって答えが異なるものですし、一家言持っている方もいると思います。
    「会社を潰さずに、継続して成長させること」「顧客を満足させて、適正な利益を上げること」などを始めとして様々ないいかたがあるとは思いますが、最終的な意味合いとしては同じで、ひと言でいうと「継続的な投資、回収の仕組みを作る活動のこと」です。

    基本は投資と回収の繰り返し

    まず最初に投資をせずに経営は出来ませんし、また回収が上手く出来なくては継続することは不可能です。

    経営とは“投資→回収→再投資→再回収”、これの繰り返しです。

    このループの規模が大きくなれば企業は成長し、小さくなるならば衰退、継続できなければ倒産になります。
    経営をするのであれば、まずは自分が稼ぐことが大事です。
    そこから雇用も生まれますし、さらに仕入れや納税が生まれて、社会貢献に繋がっていくのです。
    ここまでにするにはかなりの苦労を重ねることになるかもしれませんが、ほとんどの経営者が体験していることです。その中で、自分なりの投資と回収のやり方を見つけていくわけです。会社を経営して大きくする、ということはそういうことです。

    しっかりとしたビジョンによる計画性が重要

    投資をする際には、当たり前ですが何でもかんでもという訳にはいきません。
    自分のビジョンをしっかりと持ち、そこからブレないように投資をしていくことが重要です。
    さらに、その投資による回収がどれくらいの期間で出来そうなのかをよく考えることも必要となってきます。ここさえしっかりしていれば、投資と回収のループはスムーズになっていくはずです。

    もちろん、いつも計画通りにことが運ぶとは限りません。そういう場合には軌道修正も必要となってきますし、一時的に投資規模の縮小も視野に入れることになるでしょう。無理をしないで我慢の時もあるでしょうが、ビジョンから外れないように、しっかりとした計画性があるのならば巻き返すチャンスは必ずやって来ると思います。

    また、回収が上手くいかないときなどに遅れ分を一気に回収できそうな案件を見つけると、つい手を出してしまいそうになりますが、こういう時こそ慎重な判断が重要となります。
    確実に回収できるという確信があるならいいでしょうが、その場しのぎの投資の場合にはあまりにリスクが高すぎます。
    それよりも、遅れている回収をどうしていくか? また、それに連動するような部分で解決策がないのかに目を向けていくほうがいいのではないでしょうか。

    “経営とは?”などと深く考えていくと難しいですし、キリがありません。まずはいかにスピーディーに初期投資をするか? そして回収が出来たなら次はどこに投資するか? を考えていきましょう。
    これを上手く仕組み化することが出来れば、他店舗展開はもちろん、他のビジネスに応用することも可能です。
    これらを上手くやっていくためにも、確固たる自分のビジョンを持つことも大切な要素となってくるでしょう。

    投資と回収。これを続けていくことが、会社の発展に繋がっていく重要な作業となります。
    今回は基本的な部分のお話しをしましたが、投資と回収についてはみなさんからの質問も多いので、機会を改めてさらに具体的なお話しをしていきたいと思っています。

  • ネイルサロン経営について2016.02.20

    こんにちは。

    仲村和也です。

    “理由を考えること”“分析すること”は、オーナーとして経営をしていくには必要なことです。
    上手くいかないときも上手くいっているときでも、常に先を見て考える。
    これをすることが大切です。

    しっかりとデータを取って分析する

    新しいキャンペーンをうったものの集客に繋がらなかった場合など、それはなぜなのか、どこが悪かったのかを考える必要があります。
    今回効果がなかったから、これはもうやるのはやめよう…などの短絡的な考えでは、せっかくキャンペーンをうった意味が全くなくなってしまいます。

    効果がなかったのであればそれはどうしてなのか?
    その理由は色々と考えられるはずです。
    お客様のニーズに合っていなかったのか? 地域的なことなのか? 技術的に問題があったのか? 価格的なこともあるかもしれませんし、もしかするとキャンペーンの内容以前で何か問題があったのか…。

    効果がなかったのであれば、なぜなかったのかのデータをあらゆる角度からしっかりと取ることです。
    こうしていくことで、キャンペーンをうったという行為や投資は、たとえ失敗に終わったとしても意味のあるものに変わってきます。
    その分析を基にして、ダメだった内容と同じことをしなければいいですし、ちょっと変更を加えるだけでいけるかもしれません。
    さらに、時期を変えることで逆に今なら効果があるかもしれない、などの対応も出来るようになります。

    キャンペーンだけに限らず、やることの全てが成功することはあり得ないことですし、失敗から学べることは沢山あるものです。
    ただダメだった、だけではあまりに勿体なさ過ぎます。
    どんな業界の経営者にしても、成功は数多くの失敗の上に成り立っているものです。
    要は、その失敗を決して無駄にしないで次に活かせるようにしていくことです。

    上手くいったときにも理由を考えることが大切

    この理由を考えることについては、ダメだったときと同じように良かったときにも考えることが大切です。
    上手くいったときというのは考えなくなりがちですが、これにも必ず理由があるはずなのです。
    1度上手くいったからといって、次も同じことをやって同じ結果が得られるとは限りません。
    良かった理由を分析して、さらにそこからどう展開していくのかを考えてみましょう。

    また、自分のネイルサロンのことだけではなく、他のサロンにしてもなぜあのサロンは人気店なのか? など色々なことに対して考えていけるといいと思います。
    技術的なことや接客接遇、サービス、好評そうなキャンペーンなど、人気サロンを見て考えておきたい部分も沢山あります。
    これらの情報を集めるのは大変なことだとは思うのですが、サロン業界内の知り合いと情報交換をしたり、スタッフにお客様として来店して貰い体験させるのも方法のひとつだと思います。
    そしてこれらの情報を分析して出来そうなものを真似してみる、というのもいいでしょう。ただし、そっくりそのままというわけではなく、内容的にアレンジをするようにして自分のサロンならではのものにしていくことも必要です。

    これらは経営戦略の一環ではあるのですが、オーナーだけではなく、サロンのスタッフたちも一緒に考えるようにすることも大切です。
    自分の働いているサロンのあり方や、お客様のニーズに合ったキャンペーンなどのアイデア、技術や接客などで思うことなどを、ミーティングなどで話し合うようにしてみたらどうでしょうか? そこから何かしらが見えてくることもあると思います。

    スタッフ一人ひとりがサロンについて色々と考える、このクセがついてくるとサロンの発展していくスピードも変わってくるはずです。
    どんなことでも理由を見つけて改善していく、良かったことはさらに伸ばしていく、
    この繰り返しが大切です。

  • ネイルサロン 一般業務ネイルサロンの広告について2016.02.16

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    昨日に続いて写真のお話♪

    こちらの写真は顧問先の各サロン様がHPBに掲載していたものになります。

    続きはこちら↓↓
    http://ameblo.jp/kazu-nail/entry-12125929897.html

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