知識集

  • ネイルサロンコンサルについて2016.02.22

    こんにちは!

    アドバイザーの後藤です!

    先日、顧問先のオーナー様と、ホットペッパービュティーの過去のレポートを参考にしながら新クーポンの詳細を決めていくミーティングをいたしました。
    この方は、1年ほどアドバイザーとして運営を任されているサロンの男性オーナー様。
    数字を分析することに長けていて、今サロンがどんな経営状態なのかを客観的に見られるオーナー様ですが、男性なので“可愛い”“今流行っている”など、女性が求めているデザインやサービスは解らないと言い切っている方です。

    お客様の感覚や流行が解らないときは…

    新クーポンのコンセプトに合ったデザインやサンプル作成で使用するカラーの選定をさせて頂きましたが、その後もお互いにPCで参考画面を見せ合いながら、あ~だこ~だと言いながら詰めていきました(笑)

    人には誰にでも得手不得手があると思いますし、男性なら女性の、女性なら男性の感覚や感性が解らないというのはよくあることだと思います。
    オーナー様はバイク好きで、よく「このバイクはここがカッコイイ」「こっちのバイクは鋭角的なフォルムが…」と話しして下さるのですが、私にはその違いが解らないのです(汗)
    私は正直に「全然違いが解りません」と言うのですが、オーナー様が同様に女性のネイルに対して“可愛い”や“流行のデザイン”、“人気のカラー”がなぜそうなのかよく解らない、というのは、きっと同じことなのだろうな、と思うわけです。
    ネイルに限らず、女性のファッションなどの流行はその流れも思いっきり速いです。特にネイルなどは常に最先端のものを取り入れていかないとお客様のニーズに応えられないことになってしまいますし、流行は女性でも追うのは大変なくらいですから(^^;)

    私としてはこのような感覚的なことに関しても力になっていきたいですし、アドバイザーの役割りの重要な部分だと思っています。
    また、私からの一方通行というわけではなく、解る範囲でもオーナー様からの意見なども取り入れて、お互いに意見を出し合いながらより良いものを生み出していくことも大切だと思っています。

    現場スタッフの意見の尊重も大切

    また、運営側で大枠を決めてから現場スタッフに企画書を見てもらい、どう思うかを聞くようにすると、コンセプトや目的を失わずに意見を聞くことも出来ます。
    全てを運営側だけで決めてしまうと、その後からではたとえ思うところがあったとしても、スタッフたちからの意見も言いにくくなるでしょう。
    お客様に直接対応するネイリストだからこその感覚というのもあるでしょうし、思いもよらないアイデアが出ることもあり得ます。
    オーナーとして“現場の意見も尊重する”というのを見せるのもいいことです。

    定期的にアイデア出しのミーティングなどを開くのもいいかもしれませんね。
    こういう時には、ベテランスタッフの意見はもちろんですが、新人の人の意見もきちんと聞いてみることも必要です。
    ネイルサロンの大切な部分に積極的に関わらせることで、責任感が芽生えてくるキッカケにもなるはずです。
    それに感性や感覚というものは、ベテランも新人もない部分もありますし、まだ様々なカラーに染まっていない新人だからこそ、というのもあると思うのです。
    何より一緒に何かを作り上げていく作業というのは一体感が生まれますし、スタッフたちがどんな感性を持っているのかを知るチャンスでもあります。

    その逆に、「わらからないから取りあえず現場に投げる」というのも、もちろん悪いことではありません。
    ですが、ただ現場に丸投げするのと、スタッフたちを信頼して任せる、というのとでは違うと思います。前者の場合は、スタッフにちょっと無責任な印象を与えてしまうかもしれませんね。
    なかなか現場に立つことが出来ないオーナー様でも、現場の状況を把握して出来る範囲で直接関わっていく姿勢でいれば、しっかりとサロンの舵取りをしていると現場に周知されますし、スタッフたちとの信頼関係を築いていくいい方法になるとも思いますよ(^^)/

    今回のこのサロン様では、“経営者がするべきことをする”“現場のスタッフはしっかりとお客様に入って貰える環境にしたい”と、当初から伺っていました。
    ですので、現場運営とは別に、オーナー様の不得意な部分で的確なアドバイスや意見を出して、舵取りのお手伝いもさせて頂いております♪

  • ネイルサロン経営について2016.02.21

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンなどのコンサルティングに入らせて頂いていると、自信をなくしてしまっているオーナー様を多く見かけます。
    売り上げが思うように伸びない…サロンの経営が思い通りにいかない…などももちろんその理由にはあると思いますが、そんな中でも“ネイリストに支配されてしまっている”という場合がいちばん多いのです。

    自信のなさをスタッフに見せない

    サロンをやっていれば、スタッフたちが勝手にあれこれやってしまったり、オーナーのいうことを聞かなかったりと、色々あると思います。
    気持ちは解りますが、立て直すことはいくらでもできるので心配はいりません。
    そう簡単にはいかないという声が沢山聞こえてきそうですね。もちろん、簡単ではありませんが、変えることは可能なので大丈夫です。

    ただ気をつけて欲しいのは、自分の自信のなさをスタッフに見せてしまうことです。
    スタッフとのコミュニケーションが上手く取れている場合には、たまにはそんな時があっても逆に人間味が伝わっていいかもしれませんが、そうではない場合は、経験上あまりいいことはないです。
    簡単に言ってしまえば、ますますスタッフに支配されるようになって終わりです。
    スタッフの言い分ももちろん沢山あると思いますが、オーナーになったのであれば、基本的にリーダーシップを取らなければなりません。

    ある程度の経験を積んでいるオーナーであればいいのですが、特に初めてオーナーになった方などは解らないことも多いでしょうし、弱気になってしまうこともあります。
    サロンに経験者がいると、そのスタッフの言うことを1から10まですべて無条件で聞いてしまうかもしれません。その方が楽でもあります。
    ですが、これが当たり前になってしまうと、“うちのオーナーは何も解らないし、こっちの言うことは全て通る”と思われてしまいます。
    これではダメです。

    「スタッフたちの意見を聞く」のと、「スタッフたちの言いなりになる」のとでは全く違います。
    支配されてしまったのであれば、その責任はオーナーである自分自身にあるのは事実です。

    ですが、では誰のネイルサロンかといえば、オーナーのサロンなのです。
    誤解を招いてしまうかもしれませんが、極論を言ってしまえば、“お給料をきちんと支払う”ということが出来ていれば、オーナーはそれでもいいのです。
    こんなことを言ってしまうと、私がいつも話ししているブログの意味がなくなってしまいますが、極端に言えばそうなのです。

    行動を起してオーナーになったという自信を持つ

    あなたを悩ませているネイリストが、あなたの代わりが出来るでしょうか?
    きっと出来ないでしょう。
    好き勝手にやっているスタッフがいたとして、その人がそのように振る舞いながら給料をちゃんと貰えているのは、誰のおかげでしょうか?

    ネイルサロンを経営している方は沢山います。ですが、ネイルサロンを経営したいと思っている方はもっと沢山いるのです。
    ネイルサロンだけに限らず起業したいと思っている方も考えると、さらに沢山の方たちがいますが、大半の人たちが一歩を踏み出せずに実現できないでいるのです。
    その中で、実際に行動に移すのは一握りの方たちだけです。
    そんな一握りの、行動を起してサロンを立ち上げたオーナーが自信をなくす必要は全くないのです。

    もし、自信をなくしそうになったら、サロンを立ち上げた時のことを思い返してみて下さい。どれだけの苦労やリスクを背負って、悩みながらも自分で決断してここまでこぎ着けたのか? ということです。

    誰だって失敗はしますし、当たり前のことですが反省も改善も必要です。
    ですが、しかるべき行動をしてサロンを持ったことに自信を持って下さい。
    スタッフたちは、ベテランであろうと何であろうと、そんなあなたのサロンに集った、あなたが雇用した人たちなのです。
    関係性が上とか下とか、そういう問題ではなく立場が違うのです。
    オーナーであるあなたがリーダーシップを取らないで、誰が取るのでしょうか?

    スタッフたちの意見や要望を聞くことはもちろん大切なことですが、ではそれに対してどう対応していくのか? 経営者としての判断で、ダメなときにははっきりとそう伝える姿勢が大切です。なあなあにしたり気弱な態度でははく、時には毅然とした態度を取ることも必要です。

    あまりいい言い方ではないかもしれませんが、スタッフに舐められるようではいけません。
    まずは、自信を持ってスタッフに自分のビジョンを伝えて下さい。
    そしてそのビジョンに向かって頑張っていくのだ、という姿勢をスタッフに見せるのです。
    それでも改善されないのであれば、また次の方法を考えていくのがオーナーであり経営者です。

    視野が狭くなってはいないのか? 出来るのにやっていないことはないのか?
    ここをしっかりと見つめ直してみて下さい。
    そして、改善の方法は必ずある、ということを忘れないで下さい。

  • スタッフ教育ネイルサロンコンサルについて2016.02.20

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    今日からまた、新しいクライアント様とスタート♡
    以前、初回アドバイザーコンサルティングでお会いしたオーナー様から継続サポートのご依頼があり、契約内容の確認も兼ねてお会いしてきました。

    初回アドバイザーコンサルの際に、「新人育成」について具体的なスケジュールがなく、研修が思うように進まないとのご相談も頂いていたので、研修プログラムとその具体的な内容、スケジュールを作成してご提案させて頂きました。

    研修プログラムとは?

    技術はもちろん、接客接遇やネイルサロン毎の各マニュアル(決まりごと)なども理解して実行できるまでを“新人育成のゴール”としなければ、安心してサロンを任せられないですよね。

    未経験のネイリストさんを雇用しても、経歴のあるネイリストさんを雇用したとしても、、いったい何を持ってデビューと考えるか?
    それを明確にするためのものが“研修プログラム”であり、そのプログラム全てに合格が出たらデビューと決めておくことが大切です。
    プログラムを教えていくためのスケジュールと具体的な内容を提示することで、新人ネイリストさんも目的と目標を持って研修期間に臨むことができます。

    近年、ネイル業界ではスクール卒業生などの技術レベルの低下が問題になっている部分があります。
    ネイルサロンにもよりますが、未経験者への技術指導に3ヵ月から半年以上、場合によっては1年も費やすこともあるといいます。
    通常だと、約3ヵ月の研修期間でデビューというのが一般的だとは思うのですが、この長いようで短い期間に、どのように研修させるかということがポイントになってくると思います。

    そのためにはネイリストたち自身が、どれくらいの期間にどんなことを覚えていかなければならないかということをしっかりと把握することが必要です。
    もちろん、教える側にしても同様で、いかに効率よく指導していくかが重要になってくるのです。
    技術的なこと、お客様に対する心構えなどやることは多岐に渡ると思いますが、最初のうちにこれらをしっかりと学んでいくか否かで、後々になって大きく変わってくると思います。

    ネイルサロン全体の統一感も大切

    また、“研修プログラム”は何も新人さんだけのためのものではなく、他のサロンで経験のあるネイリストさんにしても必要なものです。
    特に接客接遇やサービスの仕方というのは、ネイルサロンによって異なるものです。
    以前のサロンではこうだったからと、ネイリストさんによってそのやり方がバラバラになってしまうと、サロン全体として統一感がなくなってしまい、お客様を戸惑わせることにもなってしまいます。

    サロン独自の売りとして、“あのサロンに行くと、こういう接客とサービスが受けられる”という認識をお客様に持って貰うためにも、統一感は大切です。
    経験者の場合は技術的な部分では合格ラインだったとしても、接客接遇やサービスの部分で自分のサロンのやり方というものを覚えて貰うことが重要です。
    この部分だけで言えば、他のサロンでのクセが付いている経験者よりも、未経験で物事を素直に吸収できる新人さんの方が教えやすいかもしれません。
    そういう意味では、研修プログラムを新人さん用、経験者用と分けて作成しておくのもいいかもしれませんね。

    どちらにしても、研修プログラムを全て終えた時点をゴールとしてデビューさせる、という仕組みを作ることで、サロンの様々な業務がスムーズに行えるようになることは確かです。
    研修プログラムがあることによって、新人さんが入ってきたときのオーナースケジュールやサロンの予約枠など、事前に予定を立てやすくなるはずですよ♡

    今回のオーナー様とは、ご提案させて頂いた研修プログラムを更に詰めて、繁忙期には安心してお客様を任せられるスタッフを共に育てていくつもりです!!
    ネイリストさんの育成には苦労しているサロン様も多いと思いますが、全力でサポートさせて頂きます!!
    よろしくお願いいたします♡

  • ネイルサロン経営について2016.02.20

    こんにちは。

    仲村和也です。

    “理由を考えること”“分析すること”は、オーナーとして経営をしていくには必要なことです。
    上手くいかないときも上手くいっているときでも、常に先を見て考える。
    これをすることが大切です。

    しっかりとデータを取って分析する

    新しいキャンペーンをうったものの集客に繋がらなかった場合など、それはなぜなのか、どこが悪かったのかを考える必要があります。
    今回効果がなかったから、これはもうやるのはやめよう…などの短絡的な考えでは、せっかくキャンペーンをうった意味が全くなくなってしまいます。

    効果がなかったのであればそれはどうしてなのか?
    その理由は色々と考えられるはずです。
    お客様のニーズに合っていなかったのか? 地域的なことなのか? 技術的に問題があったのか? 価格的なこともあるかもしれませんし、もしかするとキャンペーンの内容以前で何か問題があったのか…。

    効果がなかったのであれば、なぜなかったのかのデータをあらゆる角度からしっかりと取ることです。
    こうしていくことで、キャンペーンをうったという行為や投資は、たとえ失敗に終わったとしても意味のあるものに変わってきます。
    その分析を基にして、ダメだった内容と同じことをしなければいいですし、ちょっと変更を加えるだけでいけるかもしれません。
    さらに、時期を変えることで逆に今なら効果があるかもしれない、などの対応も出来るようになります。

    キャンペーンだけに限らず、やることの全てが成功することはあり得ないことですし、失敗から学べることは沢山あるものです。
    ただダメだった、だけではあまりに勿体なさ過ぎます。
    どんな業界の経営者にしても、成功は数多くの失敗の上に成り立っているものです。
    要は、その失敗を決して無駄にしないで次に活かせるようにしていくことです。

    上手くいったときにも理由を考えることが大切

    この理由を考えることについては、ダメだったときと同じように良かったときにも考えることが大切です。
    上手くいったときというのは考えなくなりがちですが、これにも必ず理由があるはずなのです。
    1度上手くいったからといって、次も同じことをやって同じ結果が得られるとは限りません。
    良かった理由を分析して、さらにそこからどう展開していくのかを考えてみましょう。

    また、自分のネイルサロンのことだけではなく、他のサロンにしてもなぜあのサロンは人気店なのか? など色々なことに対して考えていけるといいと思います。
    技術的なことや接客接遇、サービス、好評そうなキャンペーンなど、人気サロンを見て考えておきたい部分も沢山あります。
    これらの情報を集めるのは大変なことだとは思うのですが、サロン業界内の知り合いと情報交換をしたり、スタッフにお客様として来店して貰い体験させるのも方法のひとつだと思います。
    そしてこれらの情報を分析して出来そうなものを真似してみる、というのもいいでしょう。ただし、そっくりそのままというわけではなく、内容的にアレンジをするようにして自分のサロンならではのものにしていくことも必要です。

    これらは経営戦略の一環ではあるのですが、オーナーだけではなく、サロンのスタッフたちも一緒に考えるようにすることも大切です。
    自分の働いているサロンのあり方や、お客様のニーズに合ったキャンペーンなどのアイデア、技術や接客などで思うことなどを、ミーティングなどで話し合うようにしてみたらどうでしょうか? そこから何かしらが見えてくることもあると思います。

    スタッフ一人ひとりがサロンについて色々と考える、このクセがついてくるとサロンの発展していくスピードも変わってくるはずです。
    どんなことでも理由を見つけて改善していく、良かったことはさらに伸ばしていく、
    この繰り返しが大切です。

  • ネイルサロンコンサルについてネイルサロン経営について2016.02.19

    こんばんは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    【アドバイザー・コンサルティング】
    【顧問コンサルティング】
    ご興味をお持ち下さいまして、誠にありがとうございます♪

    「なんか気になるな~」
    「どんなことをやってくれるのだろう?」
    「こんなことでも、お願いできるのかしら?」
    「で、アドバイザーって何をする人?」
    などなど、お問い合わせを頂いたオーナー様にしても、このアドバイザーとは一体何? という疑問をお持ちになられていて多くのご質問を頂きます。
    そこで、今回は私のことも含めて、アドバイザーのお話しをしたいと思います♪

    ➡ 続きを読む

  • スタッフ教育2016.02.19

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンをやる上での悩みは色々あると思いますが、その大半はネイリストの教育やコミュニケーションに対するものではないでしょうか?

    3ヵ月は積極的に現場に目を向ける

    どんな業界であれ、人を雇うということはやはり大変なことも多いです。
    ましてやネイルサロンというのは、ネイリストがいなくては始まらない、というところがあるので、オーナーがスタッフに支配されてしまうなどの状況にも陥りやすくなってしまいます。

    私もそうですが、自分は現場に入らずに経営面だけを見ていきたい、というオーナー様は沢山います。
    そんなオーナー様も、まず3ヵ月は現場に目を向けて欲しいです。
    アドバイザーのような立場の人間がいるならまた別ですが、最初からそういう体制でいくことは中々厳しいと思います。
    本来ならば実際にサロンに立つことがいちばんなのですが、男性オーナーの場合は男性という立場上、そしてオーナーとしての業務もあるので難しいことも多いかと思います。
    ですがたとえ難しくても、サロンのオープン前やクローズ後などの、お客様がいない間の短い時間でも顔を出すことをオススメしたいです。
    それはなぜかというと、時間が短かったとしても、ある程度のスタッフたちそれぞれの個性を把握することができるからです。
    オーナーとスタッフの距離感というのは、とても難しくてとても重要な部分だと思います。
    これを考えると、少しでもコミュニケーションを取るようにすることが重要になってきます。

    スタッフたちの長所を見ることが大切

    わずかな時間でも構わないので、小まめに現場に行ってスタッフと接する。スタッフ同士のやり取りを見ているだけでも、それぞれの個性や性格は解ってくると思います。
    自分が現場に立たないのであれば、なおさらスタッフを適材適所に配置することが重要になってきますし、そのためにもスタッフたちのことは知っておくべきなのです。
    例えば店長を決める際でも、キャリアも大事ですがそれだけで決めてしまうと、本人も周りの人たちも、もちろんオーナー自身も後々大変になるかもしれません。
    キャリアを重ねていて技術力があっても、人の上に立ってスタッフたちをまとめなければならない役割がその人に合っているとは限らないのです。
    その人のことをよく知らないままに仕事に就かせてしまうと、サロン内でのトラブルの原因にもなってしまいます。

    また、コンサルティングに入らせて頂いて感じることは、どうしてもスタッフの苦手な部分のみに目がいってしまうオーナー様が多いような気がします。
    これは誰でもが陥りやすいことではありますが、
    “技術が優れているスタッフ”“技術はそこそこなのにお客様の心を掴むのが上手いスタッフ”“キャンペーンなどのアイデアがとても優れているスタッフ”“ミスは多いけど、サロン全体やスタッフ同士の雰囲気を和ませるムードメーカー的なスタッフ”など、一人ひとりの良いところは全く違います。

    十人十色のスタッフたちの長所を見て、それを活かしていくことはとても大変なことではありますが、スタッフを見て知って、それぞれに長所を発揮できる仕事に就かせることが出来れば、サロンの発展にも大きく影響してくると思います。
    こうすることで、“自分たちのことをよく見てくれている”と感じて貰えるでしょうし、スタッフたちとの信頼感もより深まってくるはずです。

    オーナー様の求めるパーフェクトなスタッフを揃えるのは、かなり難しいと感じているとは思います。
    ですが、見方によれば、今いてくれているスタッフたちこそがパーフェクトではありませんか?
    縁があって一緒に仕事をすることになった仲間たちであり、何よりそのスタッフを雇用したのは、最終的にはオーナー様自身なのです。
    お客様が求めているスタッフが、オーナーが求めているスタッフとイコールとは限りません。
    自分的にはあまり評価の高くないスタッフでも、お客様からは信頼を得ている、ということもあり得ます。
    こういうことは、実際に現場でコミュニケーションを取らないと解らない部分です。

    もちろん、社会人としての基本的なルールやサロンのマニュアルが守られていてからのことではありますが、自分だけの物差しで判断しすぎないこと。
    一方向からだけではなく、違う方向からスタッフを見てみることも必要です。
    これもオーナーとしてリーダーシップを取っていくのに重要なことだと感じています。
    スタッフの中には、自分の持っている良い部分が解らないという人もいるかもしれません。
    そういう場合には、その部分を本人に気づかせてあげるのもいいと思います。
    さらにいえば、スタッフに注意をする場合などにも、その人の良くない部分と同時に長所の話しをして、その部分に期待しているというように持っていくのもいいかもしれません。

    スタッフ一人ひとりの足りない部分ではなく、良いところにも目を向けて伸ばしていく、これもオーナーの大切な仕事です。

  • スタッフ教育2016.02.18

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    サロンのオーナー様や顧問先の各店長など、管理者の方とお話しをすると“教育”というテーマで様々なご相談を頂くことが多いです。
    ネイルサロンの善し悪しは、個々のネイリストたちによって変わってくる、といっても過言ではありません。
    それだけに、どんなネイルサロン様でも、スタッフたちの“教育”には大なり小なり苦慮して取り組んでいるのではないでしょうか?

    「厳しく言う」の意味

    多くのオーナー様と共にお仕事をさせて頂く中で、最近の傾向として“教育”に関して、スタッフに厳しく言えないという悩みを持ったオーナー様や現場管理者が増えていると感じています。
    「厳しく言うと辞めてしまうかも…」
    「厳しく言うと反抗してくるかもしれないから…」
    その気持ち、私もよ~~く解ります(^^;)

    ここ数年の傾向として叱られ慣れていないという若い人も増えているのは確かですし、ほんのちょっとした失敗や挫折で極端に凹んでしまう、辞めてしまうことも多いかもしれません。
    ですが、上司が部下にどう思われるかを気にするあまり保身に走ってしまうと、その環境が当たり前になってしまうので、肝心なとき注意しても「急にそんなことを言われても…」というようにまとまりのない組織が出来上がってしまいます。

    こうなると、サロン内はバラバラになりますし、もはや誰もが管理者の言うことを簡単に考えるだけになってしまいます。
    オーナーや店長などを軽く見ているスタッフのサロンでは、統率が出来ていないばかりか、いざトラブルが起こったときにはその処理にも困ることになります。
    これを立て直すのはかなり大変なことです。

    厳しく言えない、というオーナー様や店長からのお話しをよく聞いてみると、その中身(内容)はたいして厳しくない、ということもあります。
    どちらかというと、内容は指導されていて、注意されて“当たり前”のことがほとんどです。
    厳しく言えない、と思っている“厳しく言う”というのは、その内容が厳しいのではなく、言い方が厳しいだけで、“教育”という枠で考える本来の「厳しい」とはまた違う意味で悩んでいることの方が多いのです。

    とっくに教えてある簡単なことを、スタッフがいつまで経ってもやらなかったりした場合、内容はたいしたことはないのに、厳しく言いたくなることはあると思います。
    よく「叱るのと怒るのとは違う」といいますが、これにしても明確な境界線などがあるわけではありません。
    「言い方の厳しさ」と「内容の厳しさ」、どちらにしても“教育”の大変さが身に染みる部分だと思います。

    指導者のマインド次第で、迷いはなくなる

    私はアドバイザーとして現場に入ることが多いため、必要だと判断した時にはスタッフ個々に教育を行います。
    当然、厳しさを持って接することが必要な場合も多々あります。
    そんな時は、「厳しく言う」という行為と「厳しく対応する」という行為には大きな違いがある、という私なりの定義を持って接しています。

    例えば、相手を服従させるための手段としての厳しい言い方は使いません。
    上司が上から頭ごなしに服従させようとしても、表向きには表わさなくても部下は萎縮するか反発するかのどちらかになります。
    これでは肝心の内容に関して、スタッフが自らの意思できちんと理解したり考えたりできるはずがありません。

    キツイ言い方で服従させるのではなくて、厳しい内容を理解させて、自らが実行できるまでの必要な課程で厳しい対応をとる、というようにしています。
    課題を見つけたら、課題解決の方法を本人に考えて貰います。
    解答になり得るアドバイスは一切しません!
    本人にとことん考えて貰います。
    こういう部分では、かなり厳しいといえるかもしれません。
    そして、何を解っているのか? 自分に出来ることは何なのか? なぜそうするべきなのか? を理解するまで優しい言葉で詰めます。妥協せずに詰めます!
    その上で、自ら実行できるまで諦めないで促し続ける。

    強い組織作りには“教育”が不可欠です。
    命令して服従させるということは、部下にいい影響は与えないですし、初めから正解を教えてしまうことなので実は指導する側もされる側もいちばんラクなのです。
    部下にしてみれば、どんなに不満があろうとも言われた正解をただ実行するだけなので、それ以上の成長は見込めないですし、自分の意思による行動ではないのでまたすぐに忘れたりミスをすることも多くなるかもしれません。

    自ら個々に考えて、正解を導き出して行動できるスタッフがいるサロンは強いです。
    ネイリストたちの成長は、そのままサロンの成長に繋がります。
    そういうスタッフが集まっているからこそ、より発展していくことができるのです。
    その力を身につけさせることを目的とすると、“教育”で使う「厳しさ」の本質は「優しさ」になり、“教育する”ということに迷いがなくなります。

    もし、今までの教育方法が間違っていたと感じた方がいたとしたら、確かに大変かもしれませんがこれからでも遅くはありません。
    サロン内を改革するという気持ちで、臨んでみてはいかがでしょうか?
    その時に私の力が必要なのであれば、喜んでお手伝いもさせて頂きたいと思っています。

  • ネイルサロン経営について2016.02.18

    こんにちは。

    仲村和也です。

    これからネイルサロンをオープンさせる方、また、すでに経営をされている方なども共に、不安になるときというのは必ずあると思います…というかあります!

    これは当たり前のことであって常について回るものですし、コンサルタントに入らせて頂くと、みなさん多かれ少なかれ不安に対する精神的な波というものがあります。

    何が不安なのかを明確にする

    どんな職業や立場の人にでも不安はあると思います。
    ですが、経営者という立場での不安は、色々なことを考えれば考えるほど大きくなってしまうこともあります。
    「サロンの将来のこと」
    「スタッフたちの生活を担っている重圧」
    もちろん、それぞれの経営状況などによってその内容は変わってくるのですが、上記のようなことは常に心のどこかにあるものだと思います。

    ブログからは随分堅いイメージを持つ方が多いようで、実際にお会いさせて頂くとイメージと違った、とよく言われるのですが、私自身も人間ですので、もちろん不安を感じることはあります。
    私の場合は、以前は何が不安なのかを明確にするために書き出してみる、ということをやっていました。
    最近ではあまりやることはなくなりましたが、“書く”ことで頭の中が整理されて、やるべきことを明確にすることができます。

    実は、何が不安なのかが解らない状態がさらに不安に繋がっている、というクライアント様も多いのです。
    漠然とした不安に襲われる、ということも少なくないでしょう。
    よくあるパターンとしては、夜ベッドに入ってからあれこれと考えて不安が大きくなる、ということがあります。
    こうなると、眠れなくなってしまうこともありますし、次の日に悪影響があるかもしれません。
    1日が終わって疲れた状態で考えても、ろくなことは思いつかないものです。
    考えるなといっても無理があるのですが、寝るときにあれこれ思うのではなく、やはり頭のしっかりしているときに何が不安なのかを自分なりに整理したほうがいいでしょう。

    不安を乗り越えて強くなるメンタル

    単純なことですが、キャッシュフローやオープンまでのスケジュール、これからやらなければならないことなどを全て書き出してみて下さい。
    漠然としたものではなく、その内容を明確にすることで意外と整理が出来て不安が和らいだりします。
    不安が和らぐと精神的にも落ち着くので、書き出したことに対して何をどうやっていくかを冷静に考えることもできるようになるはずです。

    経営者になるのであれば、覚悟と責任が必要ではありますが、誰でも初めからそれに相当するメンタルがあるわけではありません。
    メンタルは、様々なことを乗り越えて強くなっていくものなので大丈夫です。
    自分でも知らず知らずのうちに、強くなっていることに気づくときが必ずあります。
    不安というものは、そのときの気持ち次第で大きくも小さくもなるものだと思います。
    後々になって、“あの時にはあんなことで悩んでいたのか?”と思い返すことも出てくるでしょう。

    また、起業すると周りの風景が変わったりもします。
    自分の周りに今までいなかった人が集まってきたり、逆に離れていったりもするかもしれません。
    これは、自分の状況によって変化していくことだと思いますが、大事なことはどんな状況でも周囲に惑わされないでいることです。
    特に初めて起業した方や、経験者の方であっても不安が大きくてメンタルが弱っているときなどは、気持ちがフワフワして流されてしまうことも多いです。

    そんな時こそ自分のビジョンを再確認して、しっかりと前を向いていって下さい。
    明確なビジョンを持っていれば、そのために何をしなければならないかもハッキリしてきますし、不安に立ち向かう気持ちを持つことも出来てきます。

    自分のサロンで、物事を最終的に判断するのは自分自身です。
    確固たる信念を持って進んでいって下さい。

  • オーナーについてネイルサロンコンサルについて2016.02.17

    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    先日、顧問先のオーナー様からご紹介を頂いて初めてお会いしたオーナー様。
    オーナー様自身も現場に立ってサロンを軌道に乗せたということを事前に聞いていたのですが、実際にお会いしてお話しを伺うと“安心して現場を任せられる人がいない”ということでお悩みでした。

    「経営」と「運営」のバランスの難しさ

    スタッフは6名、オープンしてから4ヵ月目で利益を出して、今は数字を見ると成功しているサロン様です。
    売り上げも安定させることが出来たので、もっと先を見据えた経営戦略を立てて新たな目標を掲げたいのに、日々の現場管理に忙しくて経営者として経営に専念できない状態だといいます。

    サロン経営者が経営に専念できないというのは、
    例えていえば、スタッフを乗せた船をどう動かしてどんな航海をし、どこに向かっていくのか? ということへの“舵取り”が出来ない状態です。
    ネイルサロンを、具体的に会社や組織として見ると、
    ◎「経営」→サロン全体のマネージメント
    ◎「運営」→現場を円滑に回していくこと
    と位置づけられるのではないでしょうか。

    上の例でいうと、船長(経営)と航海士(運営)といったところです。
    船長が自ら舵を握っていては、船を動かすことで精一杯になり、船全体のことが見えなくなってしまいます。
    これでは安全に、敏速に航海をすることは出来ません。
    この2つは、どちらが重要かというよりは、どちらか一方が欠ければもう片方にも大きく影響することになる、2つでひとつの業務ともいえるのです。

    そして、運営というものはより現場に近いもので、「経費・売り上げ」といった数値上の概念よりも、個々のスタッフたちやお客様の顔が見える状態での管理が必要です。
    スタッフの技術は求めている水準にあるのか?
    接客接遇はきちんと出来ているのか?
    スタッフ間の人間関係は円滑なのか?
    お客様に満足して頂いているか?
    リピーターは増えているのか?
    などなど、見なければならない部分は多岐に渡ります。
    私の経験上、痛感していることですが、現場を円滑に回すためには実際に現場に立って、スタッフやお客様の顔を見ながら的確な指示を出して管理することは必要不可欠です。

    経営者として、船の舵取りをしながら現場にも出て運営していく…。
    出来ないことではないですが、現場に出てしまうとサロン内の“今その時”を見ながら円滑に回るように物事を見る視点が必要になってきます。
    そんな中でこの先のビジョンや目標について考えることは、とても難しいことだと思います。

    「木を見て森を見ず」という諺があります。
    これは、木々ひとつひとつの小さいことに心を奪われて、森全体を見通すことが出来ない状態のことを意味しています。
    現場の細々したことで頭がいっぱいになり、サロン全体や先々のことを見通して考えることが出来ない状態になれば、まさにこの諺通りということになってしまいます。
    これでは、サロンの将来も不安になってしまいますよね。

    仕事を“任せる”ことも、経営者の仕事

    私はまだ自分のお店に「右腕」といえるような安心して現場を任せられる人間がいなかったときに、経営も運営も全てひとりでやっていたことがありました。
    そのときは日々の運営上の問題やスタッフ管理に追われて、ビジョンや目標という中長期的な視点を持つ時間を作ることに大変苦労しました。

    運営というのはサロンを営業していれば毎日のことになるので、売り上げのあるサロンにも係わらず「疲れた」と手放してしまうオーナー様もいるほどです。
    仲村もよく“分業”についてこのブログでも話ししていますが、それは現場での細かな業務だけに言えることではありません。
    オーナー様自身も、経営者として本来やらなければならない仕事の出来る環境を作るために、右腕・ブレーンに任せるべきことは任せる“分業”を必要とするときがやってくるはずです。
    逆にいえば、“分業”が出来るようにならなければ、ビジネスとしての拡がりは期待できないといえるでしょう。

    オーナー様の右腕となり、現場を任せられる人間がいるのかいないのか? これによってオーナー様の掲げるビジョンや目標も拡がってきます。
    「運営」に関しては信頼できる店長やベテランネイリストなどに任せ、「経営」に関してもコンサルタントなどに依頼する、というのも方法です。
    また、私のようなアドバイザーと契約を結ぶのもいいと思います。
    アドバイザーは、主に現場の管理やオーナー様とスタッフたちとの橋渡しを仕事とします。
    さらに必要であれば、経営に関するアドバイスなどもやらせて頂きます。

    これらの人間を選ぶときに重要なのは、やはり本当に信頼できる人間がいるのかどうか? ということです。自分が信頼できるだけではなく、相手からも信頼される関係があるのが理想なのですが、自分にしっかりとしたビジョンがあるなら、それに共感して一緒に向かってくれる人を探してみてはどうでしょうか?

    仕事を人に任せる、ということも経営者として大事な仕事のひとつです。
    全てを自分でやっていては、出来ているときはいいでしょうが、いずれは必ず限界が来てしまいます。

    今回お会いしたオーナー様は、次のステップアップに規模の拡大を考えられていました。
    “今はサロンの将来を考えて最大限に集中したい”
    “右腕としてスタッフの育てるまでの時間も惜しい”
    このお気持ちが強く、現場管理者・責任者として運営を任せて頂くことになりました。
    オーナー様が「経営」に専念できるように、全力でサポートさせて頂こうと思っています!

    右腕となるメンバーがいない…などと焦らなくても大丈夫です。
    私たちアドバイザーは、そのためにいるのです。
    まずは、今オーナーとして出来ることから始めてみましょう!

  • ネイルサロン経営について2016.02.17

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    こんにちは!

    コンサリスタ・アドバイザーの後藤です。

    新年を迎えたばかりだと思っていたら、もうあっという間に2月。
    繁忙期といわれる12月、1月が過ぎて、2月から4月は閑散期といわれていますね。

    この閑散期ですが、ただ単純に予約が減る、売り上げが落ちるということ以外に「2月は繁忙期である12月、1月にどのように行動してきたか? その結果を回収できる月」というように考えています。

    繁忙期を“売り上げが上がって良かった”で終わらせない

    繁忙期は一般的に、どのサロンでもご新規様の来店も増えて、売り上げも伸びることと思います。
    そこで掴んだご新規様をどれだけ閑散期に繋げられるのか?
    どれだけサロンのファンにできるのか?
    ここを重視しています。

    その理由は、安定したサロン経営には常に新しい顧客様の確保が必要であると思っているからです。
    数あるネイルサロンの中から自分のサロンを選んで来店して頂いた新規のお客様。
    このチャンスに確実にリピーター様になって貰えるようにすることが重要なのです。

    忙しくなる時期にお客様を迎え入れる体制、仕組みを整えることも大切ですが、オーナー様に見て頂きたいのはそのご新規様に“いかに定着して頂いているか?”ということです。
    はっきり言って、繁忙期というものは体制さえ整っていれば受け身でも集客はできるものです。
    重要なのは、ご新規様が多くなるその時に、今までのお客様へのさらなる満足はもちろんのこと、新しく顧客様になって頂くために“閑散期に備えて”何をしていくか?
    それを考えて行動することです。
    繁忙期だから売り上げが良い
    閑散期だから売り上げが悪い
    これだけで終わってしまってはあまり意味がありません。
    そこだけに左右されずに、着実にサロンの顧客様を増やし続けていくことの積み重ねが、繁忙期・閑散期というものに影響を受けないで安定的な売り上げを出していけるようになるのです。
    ちなみに、繁忙期にも関わらず売り上げがあまり伸びない状態であったとしたら、それはサロンに何かしらの問題が必ずあるということです。
    これはこれで早急な改善の必要が出てきます。

    サロンの経営の理想を言ってしまえば、“閑散期を作らない”ということです。
    あっという間にやってくる次の繁忙期に向けて、今は顧問先でもスタッフ全員の技術力・接客接遇力の底上げ、新人育成など準備をしていますが、そこで集客したお客様に定着してもらうためには? という戦略も同時に考えています。

    もし、オーナー様が自ら現場を仕切っているような状態だとしたら、いくら閑散期といえどもそれだけで時間が足りなくなってしまいます。
    そういう時にこそ、スタッフに協力してもらってある程度現場を任せて、経営者であるオーナーとして次の時期への戦略を考えていくことも必要だと思います。
    どんな時期でもそうなのですが、常に先のことを考えて行動することは大切です。

    新規のお客様を顧客様にするための戦略

    一般的に定着しにくいといわれている繁忙期のご新規様が、大切な顧客様になって頂けるようなサービス・キャンペーン・物など、この辺は各サロン様毎に戦略があると思うので、“これだ!!”というものは一概に言えないのですが、何を提供していけばいいのかを考えて行動するようにしましょう♪

    重要なのは、お客様は一体何を求めてサロンにご来店頂いているか? ということです。
    それを知るためにはアンケートを取ってみるのがいいと思います。
    昨年の繁忙期に、顧問先のサロン様でご来店下さったご新規のお客様に簡単なアンケートをして頂きました。
    何項目かある質問の中でも「ご来店理由」と「普段、ネイルサロンには行くのか?」ということを知りたかったのでアンケートを取ったのですが、繁忙期になぜご新規のお客様が増えるのか? 実際にご来店下さったご新規様に聞くことでその理由が明確に解りました。

    そのサロン様にご来店した多くのお客様は、ネイルサロンには行かないけれど、イベントがあるからネイルをしに来た、という答えがダントツに多かったのです。
    そこが解ると、ではそのお客様は何を求めているのか?
    どんなメニューやサービス、キャンペーン、物を提供すればまたサロンに来たいと思って貰えるのか?
    あれもこれもというようでは現実問題として現場が大変になるだけですから、ピンポイントでそのお客様に向けて提供するメニューやサービス、クーポンなどを考えることが出来ました。
    5月の繁忙期にそれらを行い、閑散期にどれだけの帰りがあるのか? リピート率にどう表れるのか見てみましょうと、今からとても楽しみにしています!
    また、お客様へのアンケートの他にも、ネイリストたちの意見をよく聞いてみる、というのもいいと思います。
    直接お客様と接している立場だからこそ解ること、というのは必ずあるでしょうから、戦略を立てる上での貴重なポイントになるかもしれません。

    繁忙期に向けて、そしてその先の閑散期に備えて…年間を通してこれの繰り返しですが、新しい顧客様を確保していくことはサロンを存続させるために必要なことです。
    1年間を通して、繁忙期と閑散期がどの時期なのかはあらかじめ解っていることです。
    ですので年間スケジュールを立てて、基本的にはそれに沿っていろいろとやっていくというのも効率的だと思います。
    もちろん、その時その時のサロンの状況で変えていかなければならないことは出てきますが、場当たり的なことを繰り返しているよりも先々の戦略は立てやすいと思います。

    サロンのある地域にはどんな人たちが多く集まるのか? その地域でご来店下さるお客様たちのニーズはどのようなものなのか?
    また、同じ地域のライバル店では、どのようなサービスが人気なのかなどをリサーチすることも大切です。
    これらを踏まえた上で将来的な目的を見据えた戦略を考えることが、サロンの発展に影響してくるのだと思います。

    今日もお付き合い頂きまして、ありがとうございます(^^♪

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