知識集

  • ネイルサロン経営マーケティング2017.05.31

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンを始めるのであれば、まずそのコンセプトを決めることが大事です。
    それによって全てが変わってくるからです。

    今回は、コンセプトによるサロンの立ち上げ方についてお話ししていきます。

    コンセプトに合ったサロン作り

    自分はどんなサロンをやっていきたいのか? これによって、サロンを出す立地条件などもそうですしネイル用品などの商材ももちろん変わってきます。
    激安で時短、でも流行りのアートをガンガン出来る店であるならば、多少駅から距離があっても激戦区ではなければいけるかもしれません。ただし、その地域に集まるお客様層のニーズを考える必要はありますし、立地条件はやはり大事です。

    また、激安店が高価なジェルや今話題のジェルを使用して、豊富なカラー展開をしていくのであれば採算が合いません。
    安かろう悪かろうではダメですが、当然のことながらビジネスなので、ある程度の線引きは必要となってきます。
    逆に高品質の高級店を目指すのであれば、クオリティの高いジェルを揃えていく必要があります。
    この商材に関しては、ネイルをビジネスとして見ているオーナーと、ネイルが好きで始めるオーナーやネイリストオーナーとでは全く違ってくると思います。

    ビジネストしてネイルサロンを始める場合、ネイルのことがまったく解らないオーナーもいると思うのですが、解らないからといって全てをネイリストに丸投げする、というのはNGです。
    ネイリストにしてみれば、自分たちの使いたい、使いやすい商材がいいわけですから、経営状態や採算を度外視したものになってしまうことも考えられますし、これでは続きません。
    全てを丸投げするということは、ヘタをするとスタッフたちに現場を支配されてしまうことにもなりかねません。

    そしてネイルについて知り尽くしているオーナーの場合でも、趣味でサロンをやるのではない限り、自分の好みを優先させるというよりはしっかりと収益の出る採算に見合った考え方をする必要があります。
    特にネイリストオーナーなどだと、こだわりがあまりに強いという傾向もありがちなので、そこは注意が必要となってきます。

    これはジェルなどの商材に関してだけではなく、全てのものに対していえることです。
    ネイルが解らないオーナーや経営がよく解らないネイリストオーナーならば、それぞれが解るパートナーやアドバイザーがいれば安心ですし、または信頼できる知人に相談してみることも必要です。
    解らない部分でも強引に自分だけで推し進めるのではなく、他人の意見を聞くということも経営者としては大切です。

    経費をかけないで、お客様にとって快適な空間を作る工夫も

    大げさにいえば、単価12000円のネイルサロンのイスが座り心地の悪い簡易的なもので満足して貰えるわけはありません。
    同じように激安店に来るお客様がフワフワの高級ソファを求めているわけではないのです。
    もちろん、快適な空間があるに超したことはありませんが、やはりコンセプトに対してバランスの取れた空間作りというのも大切です。

    もし資産に余裕があってこだわることが出来るならばそれもアリかもしれませんが、装飾や空間作りに重点を置きすぎるよりは求人などの方に投資した方がいいと思いますし、運転資金や不測の事態に備えて現金は残しておいた方がいいでしょう。
    本当に大切なのは、お客様にとって満足できるサロンなのか? ということです。
    どんなに店内がキレイで豪華でも、施術内容がイマイチで意味がありません。
    また、いいネイルが出来たとしても、接客態度などに問題があるようではこれもまた失格です。

    激安店であろうと高級店であろうと、ご来店頂いたお客様が満足できるサロン作りをすることが基本です。
    サロン内が不潔だったり汚かったりするのは論外ですが、そうでない限りは、しっかりとした施術の出来るネイリストを集めて、さらに経費のかからない接客接遇などの教育を徹底していく。
    これができるかできないかが勝負になってくると思います。
    お客様が“またこのサロンに来たい”という空間作りは、決して店内の装飾にあるわけではないのです。

    まずは自分のネイルサロンのコンセプトを明確に決めて、それをしっかりとスタッフたちと共有すること、そしてそれに見合った準備をしていくことが重要なのです。

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