知識集

「福利厚生」
  • ネイルサロン経営について2016.05.12

    こんにちは。

    あなたのビジョンは何ですか? と聞くと、よく「お客様を幸せにしたい」「スタッフを大切にして幸せにしたい」という方がいます。
    これは確かに素晴らしいことですし、経営者をやる以上の究極の目標としてはここに行き着くと思います。その言葉通り、例えばスタッフを幸せにする一環として福利厚生を充実させてスタッフ全員に社会保険を付け、有給を与える…これももちろん素晴らしいことですね。

    ですが、その前に考えたいのは、これを始めから実行してその状態を継続していけるのか? それだけの資金力と器を持っているのか? ということです。

    サロンを長く続けることへの責任

    無理をして福利厚生などを充実させたとして、それで1年で潰れてしまったとしたらどうでしょうか? 1年間きちんと給料を支払ったのだからそれでいい、という考え方もあるかもしれませんが、それでスタッフを幸せにしていることになるのでしょうか?

    まだ若い新人ネイリストの方や独身の方であればそれでもいいのかもしれませんが、ある程度キャリアを積んだ方やある程度の年齢の方、家族を持っている方などの場合、その1年という期間が重要になることも多々あります。
    大げさに聞こえるかもしれませんが、その1年がスタッフやスタッフの家族に変化を及ばせてしまうことがある、ということをまずしっかりと理解して、腹をくくる必要があるのがオーナーです。人を雇い入れる以上は、スタッフたち一人ひとりの生活にも責任を持たなければなりません。その自覚を持てないのであれば、オーナーとしては失格といえます。

    やみくもな理想を追うのではなく現時点での自分に出来る範囲をよく考えて、そしてそれは法律的にも問題はないのかなど、まずは最低限のことをきちんとやって経営の基盤を作ることが大事です。もちろん人件費や教育に関して資金をかけることは大切ですが、それがしっかりと投資勘定になっているかが重要なのです。
    現在どんなに大会社であろうとも、最初から全てが充実していたわけではありません。その時その時の経営状態を見据えた上で、徐々に充実させていった結果なのです。

    当たり前のことのようですが、スタッフやお客様を幸せにしたいのであれば、サロンはあり続けなければなりません。誰かの役に立ちたいのであれば、利益をガンガンと出して税金を沢山払えるようになるべきなのです。
    そんな会社になったときには、スタッフへの充実した福利厚生も当たり前にできるようになることでしょう。

    今できないことを、スタッフに理解して貰うことも大切

    スタッフたちからは、待遇などについてのさまざまな要求があるかもしれません。自分や家族の生活がかかっているわけですから、不満があれば当然のことです。問題はその時にどう対応するかです。
    目先のスタッフの要望を受け入れることが本当にスタッフのためになるのか、自分がオーナーとして出来る範囲なのか、ということをよく考える必要があります。
    もしその要望を叶えられないのであれば、いつどのような状態になれば可能なのか、そのためには今何をやる必要があるのかなどを、スタッフに明確に説明することもオーナーにとって大切な仕事です。そしてそのことをスタッフに理解して貰えるようにするのです。
    無理して要望を受け入れたことで、サロンの経営を続けていくことができなくなってしまえば元も子もありません。スタッフ自身にしても路頭に迷うことになるかもしれないのです。

    その上で万が一、それが原因でそのスタッフが辞めてしまうことになったとしても、それはそれで仕方のないことだと思います。ただ、実現できないにしてもスタッフそれぞれの要望や状態を聞いてそれを頭の中に入れておき、気にかけておくという細かい配慮も必要かもしれませんね。これができるオーナーというのは、スタッフからも信頼を得られる存在になるのではないでしょうか。

    逆にサロンの経営も順調で、スタッフへの待遇にも十分対応できる状態だったとして、それでもサロンの拡大や新しい機材導入を優先して福利厚生などをどんどん後回しにしているようであれば、それは問題です。お客様のことを考えたお店への投資も必要なことですが、スタッフへの待遇をないがしろにしていては、幸せどころかみんなはついてきてくれないでしょう。

    “今”受け入れられない、ということが、必ずしも悪ではないのです。それをスタッフのこれからのビジョンに加えてイメージさせて、経営戦略を考えられるオーナーでいたいですね。

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