知識集
コンセプトについて
サロン経営をするにあたりコンセプトはあるといいです。
これは以前私が最初にサロンを立ち上げた時ですが
未経験者のみのスタート
また業界初で右も左も分からずとりあえず
今流行っているデザインを真似て
それより安くしようとただそれだけでスタート。
周りより安いので集客は出来ました。
しかしその後安定的に集客が出来なくなり苦戦をしました。
要は多少技術も必要なデザインを
中途半端な価格で提供しているからですね。
この事からお店のコンセプトを作った方が安定的に集客ができる
と思っております。
ではこのコンセプトとはどのようなものか?
色々な考えはあると思いますが
シンプルにいいますと
「どのような方にどのような価値を
どのような形で提供するのか」
を明確にする事。
決めたコンセプトにより
お客様をどこに連れていきたいのか?
このような感じです。
相手にもわかってもらう事も大切。
そしてちゃんと需要がある内容と場所でサービスを行うが大切です。
自分のコンセプトはいけるのか?
これを考えた場合その需要があるのか?
ここの確認です。
ビジネスは「需要と供給」で成り立つので
まずは「需要があるのか」を確認する必要があります。
立地にも大きく左右されます。
全く競合店がいない時は注意です
①コンセプトを作る
→どのような価値を誰に提供したいのか?
②需要があるかの確認
→立地も大切
最初のオープン時はさておき安定的に経営をしていきたいのなら
コンセプトはあると非常に有利です。
これはネイルサロンをオープンした頃から
話している事ですが
組織運営をしていきたいのなら
「この分業」という事は非常に大切になります。
出来る方ほど自分が出来ない事に劣等感を感じている方が多いかと
思うのですが大企業になればなるほど出来ない社長さんが多いです。
IT関連の社長が皆技術屋とは限りません。
AIやロボットを作る会社の社長でもその知識が全くない
社長も大勢います
現にマイネイルを2店舗、顧問サロンを持っていても
私はネイルは出来ません。
でも利益を出すノウハウはあります。
経営者として大切なのは
ネイリストとして技術力があるからすごいのではなく
経営者として会社にちゃんとキャッシュを残しているか?
収益性と成長性があるか?
ここです。
経営していれば
お金がない、社員からのクレームで労基から連絡がきた
お客様からのクレームで訴えるなどなど言われた
こんな事はよくある話です。
ネイルが出来ても
このような問題はクリア出来ません。
所詮人間1人の力量などたかが知れています
だから
トップはそれぞれが出来る人間を集めて組織を作り
まとめ上げる
これがポイントです
そのためには
しっかりと分業制にして「組織」を作っていく事がトップの仕事になります
こんにちは仲村和也です
個人店サロンに向けてという事で今回は書かせてもらいますが
1人でサロン経営をする場合はおおよそ目標として
50〜60万円 平均単価で8000〜9000円
欲を言えば10000円など税込で行く事が理想です。
この場合目標集客人数ですと
60〜70名位になります
1日約3名ほどかと思います。
この目標達成に対して個人店でサロンをする場合は
コンセプトを尖らせて集客をした方がいいです。
ようは誰にでもというよりも
あなたのターゲットのお客様をイメージする事。
年齢層 服装 生活環境 仕事 などなど
イメージしておく事です。
そのイメージした方に向けて宣伝告知をして下さい。
ネイリスト4〜5人でやるサロンなら絞らずに広くですが
サロン売上50〜60万規模の高単価サロンは
お客様を絞る事。
それが選んでもらえるポイントです。
ちゃんとイメージしてその方が来たくなるような宣伝をする事。
ホットペッパービューティーなど使うならブログなど
そのイメージした方に向けて文章も書いて下さい。
このコンセプトが曖昧だと集客が難しくなりますし
また来て頂いてもリピーターになる事が難しくなる場合があります。
個人店サロンの場合は来て頂きたいお客様を
しっかりイメージして
ネイルのデザインだけではなく
その方に向けて来たくなるようなまた
自分に言っているのでは?
と思わせるような宣伝告知をして下さい。
こんにちは 仲村和也です
よくある質問ですが
価格設定の基本的な方法をお答えしていきます
まず価格設定の基本的な考えは
「市場プライスの把握」です。
みなさんが出したいネイルのデザインや内容などが
今の市場では果たしていくらか?
ここを把握して下さい。
当たり前のようですがこれが基礎になります。
例えばポテトチップスを例にすると
一袋150円が相場とした場合そこに合わせるわけです。
ただし最近ポテトチップスでも
材料がいいとか無添加なら300円のものもありますよね?
あれと同じで他と比べて
みなさんのネイルのコンセプトが他店と比べて優れている
また使用する材料がいい
などあれば相場よりも上げてOk
またライバルがいないようなところでも価格を上げてもOkです。
●まずおおよその市場調査で価格を把握
大都市圏と自分の出したいエリアで平均など調べる
●個人店なら尚更平均値に行くよりは
コンセプトを尖らせたりして価格を上げていく事がお勧め
安売りに注意
ライバルがいない立地も探す
この2点がまず初歩的な価格の決め方です。
またプライスの決め方は一度決めたらもうずっとではなく
常に日頃から注意して下さい
特に今など値上げが多くなっているかと思います
あげる事がすべて言いわけではないですが
もし経営構図的に厳しいならこのような時期に見直す事も大切です
ちなみにコンセプトの尖り過ぎはちょっと注意。
ビジネスではなく趣味寄りで
稼ぐよりも自分の好きなネイルをとことんしたい‼︎
ならいいですがあまりにも尖り過ぎると対象顧客が狭すぎるので
集客に苦労します。
ポテトチップスでなんかその味微妙ですが誰が買うんだろう、、
みたいなやつです。
ですので自分のコンセプトを誰もやっていない時は大当たりする可能性もありますが注意して下さい
このコンセプトも色々実験をしながらです。
大幅にかえると微妙ですが色々と試しながらなら変更も大切です
ネイリストの個人独立について その2
こんにちは仲村和也です
ではネイリストの独立ですが
時代的に個人でサロンを開く場合初期投資を多くかける事は厳しいかと書かせて頂きました。
ちなみに独立する時に初めからお客様などがもういる状態
60〜70万程の売上見込みがあったり
最初に投資した費用が一年で全然回収出来る
などもう見込みがあればいいかと思いますが
それがないのなら
いかに初期費用をかけずに独立をするかがポイントです
この事からも最近は
美容室の空いている席の間借りや
ネイルサロンで空きスペースを使う
など自分の城を持たずに経営する事を私は勧めでいます。
大手企業ですらもうテナントから出てそれぞれが
リモートでいこうと
していたり
シェアオフィスにしていたりと
今の時代は自分で所有しない
これがトレンドだと思います。
私が始めた10年前はまだまだ所有の時代でしたが
いまはこのように持たない時代だと思っております。
私もサロン展開しないのは
自前で持たずに何か他の事で規模を大きくしていきたいと思っているからです。
ただ昔から自分のサロンを持つ事が夢など
それをしたい方はそれでいいのです。オーナーの自由ですから。
ただ経営者として稼ぐ事をしたい
しかしあきらかに稼げる計画がないのなら
自分で持たない今はこれをおすすめします
ネイリストの個人独立について その1
こんにちは仲村和也です
今年に入りネイルパートナーでの税理士コラボで行う
ネイルサロン開業セミナーをまた行う事になりました。
前回初zoomで行いましたが
私はどちらかと言いますとリアルの方が向いているのか感覚がまだ掴めません、、、
それでも20人ほど集まってもらったので本当に感謝しております。
この開業セミナーですが
コロナの前から行っておりおかげさまで毎回沢山の方に参加してもらっております。
以前と違い聞くだけではなく
最近本当に独立される方が増えていると思います。
それ自体はいい事だとは思いますが
問題なのはこの事により
サロンも飽和状態になっているという事です。
しっかり立地などを選定しライバルがいない状態で行えば集客の点について有利になりますが
いつかそこに他のサロンが出来れば集客は減ります。
またご本人が施術を行わなければ売上は下がります。
何が言いたいかと言いますと
個人でやる方が多くなり、以前よりもビジネスが難しくなった為リスクが上がったという事です。
ですので今は
「なるべく初期費用をかけずにまずは独立をしてみる」など
とにかく自分の城を持つ事だけが独立ではないと思います。
ちなみに開業した場合の費用は
出来れば1年で回収これが理想です。
ここ最近はこれが中々出来ないオーナーネイリストが増えてきたと思います。
生活費は稼げても
最初にかけた投資まで回収出来ない方が多いです
ではどのようにしてくのか?
は次回に書きたいと思います。
コロナウィルスから今後の経営について
久々の投稿になります
現状今どこのサロンもこのコロナウィルスで大変な状況だと思います
もちろん私のサロンや十数店舗ある顧問サロン様も皆さん大変な状況ではあります。
今まで経験した事のない事
またこれがいつまで続くのかわからない事
この二点が特に大きな問題かと思います。
現状体力がないサロンはいち早く融資を受け
まずは会社存続対策をして下さい。
しかし「融資」はあくまでも借り入れなのでそこは注意です
経済が復活しても借金まみれだとそれはそれで問題だからです。
また国が出している雇用調整などもちゃんとした入金
スケジュールを把握して活用しないと給料立替出来ません
キャッシュアウトしますのでそこはちゃんと考えて行うように
して下さい。
すぐにこの雇用調整入ればこんな事にはならないと思いますが
残念ながらそうもいかないと思いますので。
ここまで来ると
本当に誰を頼る、誰かがなんとかしてくれる
という考えは捨てまずは「会社の存続」これをどうしたらできるか?
トップなら情報を集めて動く事です
資金ないのならまずは資金集め。
もう変なプライド捨てて動くしか無いのです
しかし経営からみたらこのコロナが収束した時はやはりチャンスだとは思います。
1番は人材の確保です。
残念ながら今回の件で多少のサロンは潰れるでしょうし
個人サロンが多くなりつつありますがそこも継続出来ないサロンも多いかと思います。
このような時はやはり会社所属の方がやはり強いと本当に思います
そうなれば今まで本当にこの人材確保でどのサロンも
苦労してきましたが
いい人材を確保出来るチャンスでもありますし
店舗数が減ると思うのでそれはそれで集客もしやすいという事です。
実際今求人は増えてきています。
とりあえずまとめると
●固定費の調整(2,3ヶ月対策)
固定費の削減(長期対策)
※短期対策は固定費のスリム化、長期対策は解雇やクローズなど大手術
●資金調達(公庫、銀行、助成金、給付金)
●収束後は
集客と人材確保は有利になるのでその準備も余裕があればしておく事
どこまでこの状況が続くか?まだ未定ですが
出来る事はなんでもやり生存していきましょう
ネイルサロンスタッフの評価基準の決め方とは?
これもとても難しいところです。
今回は基本給のつけ方というよりも「評価歩合」についてです
インセンティブにも近いかと思います
簡単に大きく分けて三種類
個人売上
店の達成売上
両方のハイブリッド
としましょう。
もっと細かくありますがわかりやすくこの三種類でそれぞれ歩合をつけるという
方法があります。
まずは
・個人売上
これはみなさんイメージすぐ出来るかと思いますが
例えば指名料とか個人売上などです。
指名バックであげるパターンもあれば売上の目標を決めてそこまで
いったらその%といったケースもあります。
メリットは個人のモチベーションアップですが
デメリットは個人売りに走る傾向にあるためチームワークが乱れるまた
その評価管理が大変になるという事です。
予約を切って何か作業などのお願いも嫌がります
・店の達成売上
これは今月の店の売上が○○円とした場合に
店長だけにあげる場合とスタッフ全員で分けるなど色々な方法があります。
メリットは組織としてのまとまりがでやすい
デメリットとしてはチーム全体で行くために例えばそこで現場
モチベーションの差があった場所目標達成が難しかったりそこのトップの意識レベルに左右しやすいという欠点もあります。
・ハイブリッド型
これが各々のいいところをとり
個人でも組織でもそれぞれに評価しようというパターンです。
メリットはやはりどんな形でも評価出来るので個人モチベーションをあげる
事も組織としてもいいですが
デメリットは評価基準が多くなるためにその管理が大変になる事や
評価に対する手当が増えるのでちゃんと計算しないと多く払い過ぎてる
なんて事もあります基本給プラスでその評価をするのでそこも考えないといけません。
これが出来る体力、仕組みがある会社は活用ができ
スタッフのモチベーションもあげる事が出来ますが
まだサロンにこれが出来る力がなく見切り発車してしまい管理が出来ない、
支払いが出来ないとなれば逆にモチベーションが下がる場合があるので注意して下さい
一度作ったルールの変更はとても大変なのでうまく機能させていきましょう
こんにちは。
仲村和也です。
ネイルサロンの経営スタイルは様々です。
これがいい、悪い、というのはないので、オーナーの皆様が自分が「コレだ」と思う好きなスタイルでやることがいちばんです。
ですが、最低限のルールはありますので、そこを注意しないといくらやっても黒字にはならないので気をつけて下さい。
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中小企業でネイルサロンを購入したものの、悩んでいる…
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