知識集
こんにちは。
仲村和也です。
経営などが上手くいかないときに熱く語る…これは私ももちろん経験がありますし、重要なことだと思います。
しかし、本音で語ったからといって問題が解決しないことが多いのも事実です。
何故かといいますと、熱く本音でぶつかるとその内容が抽象的になりやすいからです。
どんなに想いをぶつけても解決しないことは多々あります。
もちろん想いも大切なのですが、いったい何が問題なのか? ということを数値化して整理する。そこについて話しをすることが大切です。
思った以上に利益が上がらなかったとして…これに対して、ただ単に頑張ろう、ハリキッて仕事をしよう!! では解決しません。
ちょっと話しが脱線しますが、売り上げを大きく上げるのはオーナーです。
なぜかというと、売り上げは立地や経営の仕組みに大きく左右されるからです。
これらを決めるのはオーナーだと思います。
集客しにくい立地条件で集客がしにくい価格では、現場が頑張っても結果を出すことは難しいのです。
ですが現場は、利益率を替えることが出来ます。
例えば、売り上げ100万を3人で達成するのか? 4人で達成するのか?
これによって大きく利益率は変わってきます。
いつもは4人のところを、3人で達成できる店長は優秀だといえます。
オーナーや店長が、自分の立場でやっていることに対して熱い想いを持つことはとても重要だと思いますが、上手くいっていないときには、それぞれの仕事をする中で何が問題なのかを冷静に話す、ということが問題の解決などには必要なのです。
立場が違うと、自分では見えてこなかった部分というのが見えることも多々ありますし、想いをぶつけるよりもその内容をしっかりと話すことでどうすればいいのかが解ってくるものです。
ですので、本音でぶつかるということではなく、いったい何に上手くいっていないのか?
ここを具体的に数値化して、達成するための仕組み作りの作業について話し合うことが大切です。
では人件費40%で回したいのに回らない、これはなぜなのかと?
理由を考えて、出来るのか出来ないのか?
また出来るのならいつまでに誰がやるのか?
などを具体的に淡々と話しをしていくことが重要なのです。
そして、アドバイザーや店長と話しをして出した結論をまとめて、現状はどういう状態なのか? それをどう変えていくつもりなのかをサロンの現場スタッフたちにもしっかりと伝えることも大切です。
これは何もオーナー自身がやる必要はないと思いますが、スタッフたちに伝えて貰うなら、しっかりと話しをするように指示をしておきましょう。
オーナー、現場責任者、そして現場のスタッフと、どんな時にでも連携が上手く取れるようにするということがポイントになります。
また、現場スタッフたちとのミーティングなどでも同じことがいえます。
ただ単にオーナーの想いや本音をぶつけたとしても、スタッフは戸惑うだけだと思います。
オーナーとして、その問題をどう解決していきたいのかを冷静に話し伝えることです。
責任者として、毅然とした態度で話すことは、スタッフたちにも安心感を与えると思います。このオーナーについていけば問題はない、という信頼を得るためにも、何かあったときでもアタフタしないことが必要なのです。
何にしても、熱く語るということは満足感は味わえるかもしれませんが、肝心の問題は解決しないことが多いです。
ただし、仕事が上手くいっていることやおめでたいことなどは、熱く語り合いましょう!
いいことがあったら遠慮はいりません、サロンのみんなで分かち合うことも大切ではないでしょうか?
そして想いを語ることで、更なるモチベーションの向上にも繋がってくると思います。
いいことも悪いこともみんなで分かち合い、協力し合ってサロンを発展させていく、そのためには感情をしっかりとコントロールして、臨機応変に対応していくようにしましょう。
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