知識集
昨年に比べて今年の繁忙期は各サロン調子が良いところが多いかと思います。
現在コロナは収まってないですが
集客は好調なサロンが多いです。
基本的に私が見させて頂いているサロンは
人口ボリュームで言いますと30万人以上の都市
例えばいくつかの路線があるような大きな街での顧問サロン様が多いですが
ホットペッパーのランクでもライトSで20〜30人の新規
スタッフが潤沢にいて集客出来るサロン様ですと
ランクが低くても50〜60人の新規が来ているサロン様も結構あります。
ちなみに私が見させて
頂いているサロン様平均単価は約8000円程が多く
40万〜50万ほどの売り上げは新規様で上がっています。
時短での格安サロンではないです。
30店舗程のデータでほとんどのサロン様の数字が上がっているので
やはり業界的に非常にいい傾向かと思っております。
正直今年の初めはまだ新規数が全体的に少なく
特に昨年の繁忙期も渋いサロン様も多かったので
ネイル以外のプラスアルファが必要だとブログなども書いていましたが
現在はネイル単体でも可能かと思います。
ですので今はとにかく繁忙期中は新規様や通常業務を徹底的に行い
閑散期にリピーターで戻ってくるように
また今回で各サロン様ネイリストがいれば集客が出来る
と思ったサロン様も多いはずですので求人に力を注ぐ事をお勧めします。
今までコロナで求人にあまりポジティブではなかった
サロンが多かった為です。
今求人も条件も上がってきております
他社のサロンの条件を調べて我がサロンでも出来る最大範囲で
条件を上げておく事をお勧めします
ここがメインになるかと。
入居する際にかかる物件費用と
後はネイルの施術をするための設備資金
そしてオープンまでにスタッフを集める為と作業してもらう人件費です。
これは開業するタイプによって大きく変わるものになります。
もちろんサロン規模が大きくなればなるほどこの3つの経費は大きく
なるわけです。
安くても全然儲けが出ないサロンは意味がありません。
こんにちは。
仲村和也です。
ネイルサロンを組織ビジネスとしていきたいのであれば、色々なことを覚えていかなければなりません。ビジネスを組織として考えていくとなると、それは個人オーナーのときとは全く異なる思考が必要となるのです。
どんなにネイルの技術が優れていて接客をパーフェクトにこなせていたとしても、それは一個人としてのものであり、会社として上手くいく保証とはなりません。組織になったとたんに、上手くいかなくなるサロン・オーナーの方も沢山いるのです。
単独サロンと組織としてのサロンでは、その内容は大きく変わってきます。今回は、サロンを組織として考えたときのポイントを私なりに紹介していきます。
まず、ネイルサロンというビジネス形態の現状どうでしょう?
◎10年前のように1人の単価が10000円を超えてもお客さんがどんどん来てくれる
◎ホットペッパービューティなどの宣伝費はいちばん高くても20万円くらい
◎ライバル店がいない
これらの状況はとっくの昔に過去のものです。
情報サイトなどの宣伝費は上がり、ライバル店が続々と増えてお客さんの奪い合いとなり、お客さんが来てくれたとしても、価格競争によって1人の単価も下がっています。数年前に比べると、利幅がどんどんと減ってきているのです。
ビジネスをする環境が厳しくなり、ライバルも増えている現状の中で生き残り、利益を上げていくためには何をするべきか? やるべきことは沢山あるのですが、その中でもいちばん大切なのが“雇用”と“教育”です。ここでは“雇用”についてのお話をしていきます。
ここ最近でネイルサロンを始めた経営者の方たちは、「ネイルが凄い」「カリスマ性がある」などなど、良くも悪くもクセ者が多いのですが、ハッキリいってこれだけではサロン経営には何の意味も持ちません。その方のバックに上手い仕掛けができる支援者がいたり、その方がカリスマでありながら経営にも精通しているのあれば話は別ですが、その両方を持ち合わせている方などはほとんど稀といっていいでしょう。
ネイルサロン経営で成功したいのであれば、まずは“雇用”状況を考えるのです。「これをやったら売り上げが上がります!」などとよくいいますが、安定した“雇用”ができれば利益を出せます。しっかりと“雇用”状況の仕組みを作ってお給料をちゃんと支払うことができれば、利益を出すことは可能なのです。
なぜ、ここまでハッキリと断言できるのかというと、
私がそうだからなのです。
実際にマイネイルがそれで経営できているからなのです。
サロン経営のポイントとなる“雇用”ですが、今はネイルサロンに限らず、どこも“雇用”に関してかなり苦戦しています。特に飲食店などは大変な状況で、大手居酒屋などは従業員を募集しても人がいなくて廃業に追い込まれたところもあるくらいです。
さらに求人の問題だけではなく“雇用”に関する条件も厳しくなってきています。
例えば時給もそうです。
平成28年10月1日から、東京都の最低賃金時給額が932円に引き上げられました。ちなみに、10年前の最低時給は739円だったので、10年で193円上がっていることになります。週に40時間働いてもらうとすると、月160時間で約30000円強も上がったことになります。
働いている方からすると、10年前よりも給料が上がっている、という感覚は薄いとは思うのですが、間違いなく上がっています。
全ての業種にいえることですが、今後も最低賃金は間違いなく上がっていくでしょう。最低時給1000円もすぐそこです。蛇足ですが、もし東京都で働いていて時給が932円以下であれば、労基(労働基準監督署)に行くことをオススメします。
そして、平成27年度から導入されたマイナンバー制度によって、これからは社会保険に加入しなければならないケースも多くなってきます。それだけ経費も必要となるのです。
宣伝費に加えてこれらの人件費も増えているわけですが、にもかかわらず人が集まらないという悪循環に陥ることも少なくありません。
年々と厳しくなる“雇用”状況ではありますが、人を雇う方法はひとつではなく、いくらでもあります。例えば正規雇用ではなく業務委託を組む形態です。この場合では、しっかりとした仕組みを作れば会社対会社での契約になるので、サロン側としては保険などの支払いがなく経費削減に繋がります。逆に相手側は給料形態ではなくなるので、稼ぎたければどんどんと稼ぐことができるようにもなります。
また、“雇用”に関して、経済的にどうしても厳しいのであれば、厚生労働省系の助成金を利用するという方法もあります。ただし、助成金にはさまざまな種類があり、オーナー自身が申請するのは大変かもしれません。この場合には、これらの申請などを専門に行う社労士(社会保険労務士)に相談してみるといいでしょう。
このように、人を雇うにしても節税できるやり方や補助を受ける方法などは色々で、難しい中でもやり抜く戦術はあるのです。“雇用”を考える上で、これらをきちんと理解して下さい。
また、セミナーでも様々なお話をしているので、興味のある方はお起しになって下さい。
。
最後に、経費面以外のお話をしましょう。
せっかく雇ったのに従業員がすぐに辞めてしまう、などの入れ替わりが激しいというのも問題になります。働く側としては、よりいい給料の方に行くのは当然のこと。だからといって、給料面だけを考えるのではなく環境にも目を配ることが必要となってきます。
働く方たちがより働きやすい環境作りをする、というのは口でいうのは簡単ですが中々難しいもの。特に従業員同士の人間関係などは重要となってきます。
普通の会社のように全員が同じ立場の社員やアルバイトというわけではなく、それぞれが異なる立場で働くこともあるはずなので、色々な面での衝突もあり、最悪の場合にはサロンでの貢献度が高い人が辞めてしまう場合も少なくありません。お客さんとのトラブルは当然のこと、従業員同士のトラブルにも注意を払うのがオーナーとしての勤めのひとつではないでしょうか?
サロン内でトラブルがあったりすると店内の雰囲気も悪くなり、そういう雰囲気はお客さんにも伝わってしまうものです。トラブルの芽を摘むことが、ひいては集客にも影響を与えることになるのです。
もしオーナーとして介入することがはばかれるようであれば、授業員の中心的人物に相談するのも方法です。見て見ぬフリをするのではなく、しっかりと対処するように心がけましょう。
こんにちは。
仲村和也です。
今回はアドバイザーを中心に、ネイルサロンでのスタッフたちのそれぞれの役割についてお話ししていこうと思います。
アドバイザーとは、オーナーと現場スタッフの橋渡しをしてくれる、いわば中間管理職的立場の存在です。私は、このアドバイザーという存在を推奨しています。もし資金に余裕があるようなら、ここは必須だと考えています。
■アドバイザーの存在意義
考え方として気をつけてもらいたいのは、アドバイザーを入れたからもう大丈夫だろう、これで売り上げも向上するだろう、と全てを丸投げにしてしまうのは間違いだということです。
アドバイザーは、あくまで現場を管理する存在です。アドバイザーの存在意義は、現場と経営側との意思疎通がスムーズになったり、ネイリストたちスタッフの離職率が下がったりすることで、その結果、利益に繋がっていくということです。何もかもを全て任せてしまい、オーナー自身は何も解らない、という状況になっては利益が上がるわけもなく、意味がありません。
オーナーが頭ごなしに売り上げ目標を出すよりも、アドバイザーが現場に立ちながら日々目標を意識させる方が、スタッフたちへの響き方も違うはずです。
アドバイザーがいることによってスタッフたちがまとまり、オーナーは現場の状態に惑わされることなく円滑に経営判断が下せるようになる。まずはこれで十分なのではないでしょうか? 逆にいえば、アドバイザーを入れてこういう環境が作れないのであれば、投資が無駄になっている、ということになります。
また、オーナーが男性で現場に入れない場合には、女性アドバイザーを入れることなどは特に投資するべき部分だとも思います。女性スタッフが多いサロンなどの場合、もし女性同士のトラブルが起こったときに間に入るのは、女性アドバイザーのほうがいいかもしれません。男性オーナーが叱っても逆効果になる場合もありますし、揉め事などでオーナーが正しいと思った方の立場に立ったとしても、“えこひいきしている”とあらぬ疑いをかけられることもあるかもしれません。そうなるとさらにややこしい状態になっていまいます。
■理想的なアドバイザーとは?
では、どんな人をアドバイザーにすればいいでしょうか? ネイリストとしてのしっかりとした技術もあるに超したことはありませんが、基本的にいちばんは、サロンの状況やスタッフたちの人間関係にきちんとした心配りの出来る人がいいと思います。スタッフ同士やお客様とのトラブル時にも冷静に、的確に判断できることも大切です。トラブルを対処するのは店長の役目、と決めていたとしても、解決の補佐としていてもらうことは心強いはずです。
ですが、そうそう理想的な人が見つかるはずもありませんから、まずはアドバイザーをしてもらう人に、オーナーとしてどんなことをやって欲しいかを明確に伝えることが重要です。
そして、前述したように丸投げするのではないですが、ある程度の現場での判断はアドバイザーに委ねる、というのも大切なことです。これは他のスタッフにもいえることですが、彼ら彼女らを“信用している”という意思表示にもなりますし、その方がより責任感も出てくると思います。
■他のスタッフたちそれぞれの役割も考える
アドバイザーだけではなく、店長や指導者、ネイリストたちのそれぞれに対しても、そのポジションはどこまでやって欲しいのか? どこまで任せるのか? ということをオーナーが明確にすることも忘れてはなりません。例えば、“ここまで出来れば店長になれる”などの基準みたいなものを決めていくといいかもしれません。スタッフたちに目標を持たせる、というのは、技術や意識の向上には効果的です。
サロンのスタッフ全員が、それぞれの立場でそれぞれの役割をきちんと理解することは、とても大切なことだと思います。それにはまず、オーナーがはっきりとして指針を示す必要があります。オーナー自身があいまいなままでは、スタッフたちは何をどうやっていいのかが解らなくなってしまうからです。
そして、当たり前のことですが、経営についてはオーナー自身の責任である、ということを肝に銘じて、覚えておきましょう。
こんにちは。
仲村和也です。
最近は、ネイルと一緒にアイラッシュサロンを出したい、という方の相談が増えています。何となく空いたスペースを使って、と考えている方も多いかもしれませんが、では来月からすぐに…というように簡単にできるものではない、と思った方がいいでしょう。
■ネイリストとアイリストとの大きな違い
基本的に、アイラッシュをサロンに取り入れる場合には“美容所登録”が必要です。マイサロンでは、今のところアイラッシュを取り入れていないので登録申請は出していませんが、知人に聞いて驚いたのが、アイラッシュをする空間には美容師免許を持ってない人間を入れてはいけない、という規定があることです。
アイリストには免許が必要ですが、ネイリストには免許は必要ありません。
上記の規定でいくと、同じ室内でネイルも施術するとなると、そのネイリストも美容師免許を持っていなければならない、ということになります。
こうなると、気軽に空きスペースでアイラッシュを、とはいかなくなるサロンがほとんどではないでしょうか?
■美容所登録に必要な、基本的な準備
それでもアイラッシュを取り入れてみたいという方もいらっしゃるかもしれませんので、美容所登録するには何が必要なのか? 基本的な内容を簡単に説明しておきますね。
まずは最低必要条件として美容師免許を取ることです。そのためには学校に通わなければならないと思いがちですが、通信教育などを使って、自分のペースで免許を取ることも可能なようです。
これは必ず必要なことなのですが、巷のアイラッシュサロンの全てに美容師免許があるか、というとそうでもないようです。それなら免許はなくてもいいのでは? と思うでしょうが、それでは保険などに入ることも出来ないので、お客様に何かあったときに大変なことになってしまいます。
登録に必要な書類や、開設の条件と流れですが、これは各市町村によって多少内容が異なるようですので、基本的な部分を紹介します。あくまでも目安として考えて下さい。
◎提出する必要書類
・開設届け
・有資格者の免許証(資格者が複数いる場合には、管理美容師の講習会修了証書)
・従業員名簿
・施設の平面図、付近の見取り図など
・サロンの構造と設備の概要
・健康診断書(結核や伝染性皮膚疾患の有無が記載された、医師が記入したことが確認できる3カ月以内のもの)
・会社の登記事項証明書(開設者が法人の場合)
・外国人登録証明書(開設者が外国人の場合)
・手数料
◎開設の主な条件と流れ
・施設の構造設備の基準
基準床、腰板には、コンクリートやタイル、板などの不浸透性材料を使用。掃除が容易に行える構造にする。
・作業室面積
一作業室の床面接は13平方メートル以上。美容所の場合、椅子の台数は13平方メートルで6台まで。3平方メートル毎に1台増やすことができる。
・洗い場
流水式にして、洗髪用と器具洗い用とは区別して分ける。
・換気
外気の流れが充分にできる設備にする。
・採光、照明
充分な採光と照明を確保すること。作業面の照度は100ルクス以上。
・お客様待機場所
ケースなどを使って、作業室とは明確に区別をする。面積は、概ね作業面積の1/6程度。
・器具、布片の収納
洗浄・消毒済みのものと未消毒のものを明確に分ける。洗浄・消毒済みのものが汚染しないように密閉された場所に保管する。
・作業衣など
作業中は清潔な作業衣を着用、顔面作業の場合には清潔なマスクを着用する。作業の前後には手指の洗浄を行い、必要に応じて消毒する。
・従業員の管理
従業員の健康管理に注意する。伝染性疾患にかかっている者を従事させない。従業員の移動の際には速やかに届け出る。
大まかには以上のような条件が必要となります。これらの条件を満たし、営業開始の準備が整ったら、保健所の環境衛生監視員に構造設備などの検査を受けます。問題がなければ確認書が交付されて、確認日から営業が可能となります。
以上はあくまでも基本ですが、基本だけでもこれだけの条件が必要となってきますので、申請には意外と時間がかかる、と考えて下さい。
申請を通すときのみにこのような体制を作る、といった話しもよく聞きますが、場所によっては突然に不定期検査が入ることもありますし、やはり信用問題を考えるとこの方法はリスクが大きいかもしれません。
アイラッシュなどの同時施術が可能になれば、集客が見込めるなどのメリットもたくさんあるとは思いますが、美容師免許が必要なアイリストはネイリストよりも求人が難しいですし人件費も高くなります。
まず始めに、実現可能かどうかをしっかりと確認することが大事だといえるでしょう。
こんにちは。
仲村和也です。
経営者として求められることの中でも、「行動力」「スピード感」「決断力」などが必要なときはとても多いのではないでしょうか?
ただでさえ世知辛い世の中で生きているのに、さらにさまざまなことを求められるのはかなり辛い、と思うこともあるはずです。それに加えて、スタッフたちのことも考えなければなりません。例えば、スケジュールがパンパンに詰まっている中で、スタッフから入る連絡に正直いってウンザリすることも多々あるでしょう。
そんなように、毎日が何かしらの決断を迫られる連続で疲れたときには、あえてゆっくりと過去を振り返るような時間を作るといいと思います。
■過去の自分の行動を振り返ってみる
そんな時間なんてない! といいたくなるかもしれませんが、これはとても大切なことなのです。
一概にはいえないかもしれませんが、私たち経営者は、会社員として給料を頂いて生きている方たちよりは、先を見ている、見る必要があると思います。
その理由は、経営者である自分次第で会社やサロンが変わってしまう可能性があり、そのために従業員を守れなくなる状況にするわけにはいかない、という使命感があるからです。このためにも、将来へ向けてのビジョンが大切なのです。
“ビジョンを描くこと”これは私が一貫してお伝えしていることですが、ビジョンに向かうには、過去をしっかり振り返るという項目が必須だと思います。
未来は今日、そして過去の積み重ねから作られています。
前へ前へ進もうと前のめりになっていると、そんな当たり前のことも忘れがちになってしまいますが、描いたビジョンはいきなり達成できるわけではないのです。
「過去に上手くいったとき」
「過去に失敗してしまったとき」
そのときの想いはなんだったのだろうか? と、自分と向き合う時間はとても貴重です。
人間は成長するものではありますが、ただ漠然と、前のめりになるだけでは成長することは出来ません。ときに立ち止まって過去を振り返り、その経験を基にしてさらに考えていくからこそ成長できるものです。
現在はすっかり忘れてしまっていることでも、もしかすると過去には出来ていて、今は出来ていないことなどにも気づくかもしれません。
■過去を思い出すために日記を付けてみる
ただ、記憶を蘇らせるのは大変なことだと思いますし、曖昧にしか覚えていないこともたくさんあるはずです。人間の記憶はけっこういい加減なものです。
このようなときのために、日記みたいなものを付けておくのもいい方法かもしれません。といっても毎日付けるとかではなく、良いことでも悪いことでも、これはちょっと覚えておきたいと感じたら書き記すようにしておくのです。本当の日記のように毎日付けるとなると、それ自体がストレスになってしまい続かないことの方が多いと思います。
専用のノートを作るのもいいですね。日にちと起こった事柄、そのときにどう思ったか? どう対処をしてその結果はどうなったか、などを書いておきましょう。後で読み返したときに、そのときのことを思い出せる内容であれば簡単でいいと思います。何年も経ってから記憶を蘇らせるには最適な、大切なものになっているかもしれません。
■同時に、気持ちをリフレッシュすることも効果的
過去を振り返って、良いことであれば問題ないでしょうが、辛いことを思い出してしまって疲れがさらに溜まってしまう、というようであれば、一度気持ちをリフレッシュすることも考えましょう。
これは逃げるとかではなく、少しの間は仕事のことを忘れて好きな趣味をやったり休養したりして、何でもいいので気持ちをスッキリさせることです。その後に、辛かった過去でも正面から向き合うのです。もし問題を抱えているときなら、過去の経験から新しい思考も生まれるかもしれません。
やることが山積みでとても…という方が多いと思いますが、逆に忙しいときほど、1日でも半日でもかまわないので、携帯などもオフにして過去を振り返る時間を作ったり、少し休んで気持ちや体調を整えることも重要なことです。
自分自身の体と心をしっかりと管理することも、オーナーとして大切な責務だと思います。
こんにちは。
仲村和也です。
ネイルサロンは、夏に向けてぐっと忙しくなるものです。夏の季節にいかにお店のファンを増やせるかがサロンをやるにあたってかなり重要ですので、気合いが入るオーナーも多いのではないでしょうか?
ですが、この頑張り時の繁忙期目前、オーナーにとっていちばん打撃を受けるのが、スタッフが突然辞めてしまうことですよね。これには、きっと頷いている方も多いと思います。
■日頃のコミュニケーションがピンチを救う
基本的に繁忙期前、特に夏前にお店を辞めるというのは、ネイリストとしてはあり得ないといった雰囲気はあります。この時期にサラッと「辞める」といえてしまうのであれば、ちょっと問題でしょう。ですが、どうにもならないような体調不良やプライベートの出来事が起こってしまうことはあります。
ネイリストが余っているサロン、というのを私は見たことがありません。どこのサロンにしてもギリギリの人数でやっていたり、常に足りない状態が現状だと思います。
故に突然のスタッフの退職、ましてや繁忙期直前であれば、急いで求人をかけてもスクールを卒業したての未経験の人ですら来ない、という状態になるので、かなり追いつめられてしまうことになってしまいます。
これには、残念ながら「はい、これが解決方法です!」というものはありません。
ですが、こういったピンチを救ってくれるのは、いつも私がいっているようにスタッフとの日頃のコミュニケーションに尽きると思います。コミュニケーションを日々密にしていれば、スタッフの微妙な変化を察知できて素早い対応が取れることは多いはずですし、どうにもならずに辞めてしまったとしても、残ったスタッフたちがその穴を埋めようと頑張ってくれるはずです。
こいうった対応が出来るかどうかは、オーナー次第だと思います。
■スタッフたちとの信頼関係を作るために
例えば別店舗からのヘルプや、スタッフが通し勤務、連続勤務をしてくれるか、人数が足りないときに代わりに出てくれるかどうかは、オーナーへのリスペクトがあるかどうかで変わってきます。
いちばん簡単なのは、時給などをアップして対応してもらう、ということですが、これが出来るか出来ないかというのもオーナーの力です。スタッフたちはお金を稼ぐために働いているのですから、無理をして貰うことに対しての対応としては当然のことです。
ただ、信頼関係というものは決してそれだけでは作れないものだとも思います。
日頃、スタッフたちとのコミュニケーションはちゃんとできていますか? スタッフ一人ひとりの顔と名前は解りますか? ほんのたまにしかスタッフたちと接していないのであれば、よく解らないかもかもしれませんよね。
時間があるときにサロンに顔を出す、現場の様子を見てみるなどをして、何気ない話しでもかまわないのでスタッフたちと会話をするのも大切なことです。
マイサロンで働いていて、お店のことをどう思っているか、現状で気になる部分、自分の将来をどう考えているか? などを聞いてみるのもいいでしょうし、仕事のこと以外でも音楽や映画、趣味の話しをしてみるのもいいでしょう。場合によっては聞くだけではなく、オーナー自身の話しも色々としてみるといいかもしれません。年齢や立場に限らずに、スタッフたちから教えられることも色々とありそうです。
コミュニケーションの場のひとつとしては、本当は食事や飲み会などが適しているとは思うのですが、最近の若い人たちはそういうものを嫌う傾向にあるとも聞きますし、そうであれば、サロンにいるちょっとした時間を活用するしかなさそうです。ですが、それでもいいと思います。
来るだけでサロンに緊張感が走りピリッとする…オーナーにはこういう存在感も必要だとは思いますが、やりすぎると避けられるようになってしまいます。わりと気軽に話しかけられる存在感、というのも必要ではないでしょうか?
“サロンのために頑張れる”
“同じ職場の仲間たちを助ける気持ちを持てる”
“同じビジョンに向かうためにピンチを乗り越えようと協力する”
スタッフたちにこれらの思いがあるのであれば、それはオーナーやサロンにそれだけの魅力があるということです。
よく“ピンチはチャンス”といいますが、オーナーとスタッフたちが苦難を乗り越えることが出来たときに、さらに深い信頼関係が生まれることもあると思います。ピンチの時にこそ、それを信頼関係が生まれるキッカケにしていきたいですね。
問題が起きたときこそ、オーナーとしての器が試されます。冷静に、しっかりとした対応をしていくことが大切です。
こんにちは。
あなたのビジョンは何ですか? と聞くと、よく「お客様を幸せにしたい」「スタッフを大切にして幸せにしたい」という方がいます。
これは確かに素晴らしいことですし、経営者をやる以上の究極の目標としてはここに行き着くと思います。その言葉通り、例えばスタッフを幸せにする一環として福利厚生を充実させてスタッフ全員に社会保険を付け、有給を与える…これももちろん素晴らしいことですね。
ですが、その前に考えたいのは、これを始めから実行してその状態を継続していけるのか? それだけの資金力と器を持っているのか? ということです。
無理をして福利厚生などを充実させたとして、それで1年で潰れてしまったとしたらどうでしょうか? 1年間きちんと給料を支払ったのだからそれでいい、という考え方もあるかもしれませんが、それでスタッフを幸せにしていることになるのでしょうか?
まだ若い新人ネイリストの方や独身の方であればそれでもいいのかもしれませんが、ある程度キャリアを積んだ方やある程度の年齢の方、家族を持っている方などの場合、その1年という期間が重要になることも多々あります。
大げさに聞こえるかもしれませんが、その1年がスタッフやスタッフの家族に変化を及ばせてしまうことがある、ということをまずしっかりと理解して、腹をくくる必要があるのがオーナーです。人を雇い入れる以上は、スタッフたち一人ひとりの生活にも責任を持たなければなりません。その自覚を持てないのであれば、オーナーとしては失格といえます。
やみくもな理想を追うのではなく現時点での自分に出来る範囲をよく考えて、そしてそれは法律的にも問題はないのかなど、まずは最低限のことをきちんとやって経営の基盤を作ることが大事です。もちろん人件費や教育に関して資金をかけることは大切ですが、それがしっかりと投資勘定になっているかが重要なのです。
現在どんなに大会社であろうとも、最初から全てが充実していたわけではありません。その時その時の経営状態を見据えた上で、徐々に充実させていった結果なのです。
当たり前のことのようですが、スタッフやお客様を幸せにしたいのであれば、サロンはあり続けなければなりません。誰かの役に立ちたいのであれば、利益をガンガンと出して税金を沢山払えるようになるべきなのです。
そんな会社になったときには、スタッフへの充実した福利厚生も当たり前にできるようになることでしょう。
スタッフたちからは、待遇などについてのさまざまな要求があるかもしれません。自分や家族の生活がかかっているわけですから、不満があれば当然のことです。問題はその時にどう対応するかです。
目先のスタッフの要望を受け入れることが本当にスタッフのためになるのか、自分がオーナーとして出来る範囲なのか、ということをよく考える必要があります。
もしその要望を叶えられないのであれば、いつどのような状態になれば可能なのか、そのためには今何をやる必要があるのかなどを、スタッフに明確に説明することもオーナーにとって大切な仕事です。そしてそのことをスタッフに理解して貰えるようにするのです。
無理して要望を受け入れたことで、サロンの経営を続けていくことができなくなってしまえば元も子もありません。スタッフ自身にしても路頭に迷うことになるかもしれないのです。
その上で万が一、それが原因でそのスタッフが辞めてしまうことになったとしても、それはそれで仕方のないことだと思います。ただ、実現できないにしてもスタッフそれぞれの要望や状態を聞いてそれを頭の中に入れておき、気にかけておくという細かい配慮も必要かもしれませんね。これができるオーナーというのは、スタッフからも信頼を得られる存在になるのではないでしょうか。
逆にサロンの経営も順調で、スタッフへの待遇にも十分対応できる状態だったとして、それでもサロンの拡大や新しい機材導入を優先して福利厚生などをどんどん後回しにしているようであれば、それは問題です。お客様のことを考えたお店への投資も必要なことですが、スタッフへの待遇をないがしろにしていては、幸せどころかみんなはついてきてくれないでしょう。
“今”受け入れられない、ということが、必ずしも悪ではないのです。それをスタッフのこれからのビジョンに加えてイメージさせて、経営戦略を考えられるオーナーでいたいですね。
こんにちは。
仲村和也です。
ネイル業界も含めて、時代も人もどんどんと変化をしていきます。ネイルサロンも昔と今では、その在り方もやり方も全く違います。
ネイルサロンがまだそう多くない時代に出店して、その時には凄く稼げたのに今は赤字続きで…といった相談もよくお聞きしてきました。上手くいっているときに顧客をガッツリと掴み、ファンを沢山作っていたとしても、時代と共に変化していかなければ継続は出来ません。
現在でも変わらずにあり続けているサロンこそ、変わり続けてきたともいえると思います。
ビジネスを続けていくには、お客様、時代のニーズは何なのか? ということをいち早くキャッチしていくことが大事なのです。
サロンを出すことも店舗展開することも、そう難しいことではありません。いってしまえば、勢いに乗れば出来てしまうことなのです。
ですが、それを“継続すること”は全く違いますし、これができなくては意味がありません。
もちろん、ビジネススタイルのひとつとして、今だ! という時を見極めて、一定期間に一気に稼いで終了、というやり方もあります。これをやるには、直感力とそれにかけられる気持ち、行動力などが必要となりますし、そのスタンスで出来る方はそう多くはないはずです。
長く続けていくための手段として、時には店舗などのリニューアルといった大々的なことも必要かもしれませんが、まずは日々の変化に気づいてそれに対応、改善していくことが重要だと思います。
世間では今、何が流行っているのか? どんなことに人々は関心を持っているのか? サロンの顧客となる年代の人たちの嗜好は昔とどう変わってきているのか? そしてサロン業界全体はどんな状態なのかなど、あらゆる方面にアンテナを張っている必要があります。
サロン業界内での知人と食事などをしながらの情報交換、というのもいい方法だと思います。お互いの店の状況や業界内の動向などは、きっとお相手の方も知りたいはずです。同業他社ではありますが、ライバルであり仲間でもある関係なので、何かと厳しい現在ではお互いの意見交換も必要となってくるのではないでしょうか?
さらに、自分の視野を広げるためにも、まったく関わりのないような業種の情報なども知っておくといいかもしれません。友人と話すのもいいですし、今ではネットを見れば色々な業界の情報を手軽に手に入れることが出来ます。もちろん、その際には情報の確実性を考えて取捨選択は必要となってきますが。
そしてもう一方で、マイサロンのスタッフの変化に気づいて対応することも忘れてはなりません。これができるオーナーは強いといえます。
誰にしても、いつも同じモチベーションでいられるわけではないですし、ライフスタイルも変わってきます。それらのことを、自分から上手く伝えられるスタッフならいいのですが、そういう人ばかりではありません。
スタッフたちの少しの変化に気づいて、話しを聞く時間を取るだけでも全く違うはずです。
また、店長やアドバイザーに聞いてみるのもひとつの方法です。「最近、○○さんの様子はどう? ちょっと落ち込んでるみたいだけど?」という感じで何気なく聞いてみるのもいいと思います。
スタッフたちの変化への気づかいは、サロンが発展していく上で重要なポイントとなることを覚えておいて下さい。
マイサロンの外側と内側の両方で、常にアンテナを張って変化に気づく、というのはとても大変なことだとは思いますが、この両方が出来ているサロンというのは、安定感のある見習うべきお店ということができるでしょう。
「経済は常に変化する生き物だ」とよくいいます。だからこそ、目に見えるものだけで判断するのではなく時には“感性”が必要になってきます。
ネイルサロンにも同じことがいえるのではないでしょうか? 自分の感性を磨いて、常にアンテナを張って変化に気づくようにする。経営者とはかくも大変な立場であり、それだけやりがいのある仕事といえるでしょう。
こんにちは。
仲村和也です。
ネイルサロンをやっていく上でいちばん重要なのは「人」です。
ネイリストオーナーであれば、自分の腕ひとつでやっていくことも可能かもしれませんが、身体はひとつしかありませんから、一定額以上の売り上げは不可能です。ある程度の規模までは自分が施術に入れるネイリストオーナーはとても強いですし、その後も全くネイルが解らないオーナーよりはメリットが沢山あるとは思います。
ですが、ビジネスとして大きく成功したいのであれば“自ら稼ぐ”のではなく、自分がリーダーになって稼げるチームを作らなければいけません。実は、このシフトチェンジはとても難しいのです。
それまで現場で働いていた人間が部下に現場を任せるようになった場合、よく聞くのが「自分でやった方が早い」や「部下にも自分と同じようにすることを望む」ということです。
これはネイリストオーナーでも同じで、施術を自分で出来てしまうが故に、全て同じようにしてもらわなければ気が済まない、という気持ちになってしまいがちですが、これではチームを作るのは難しくなってしまいます。このような思考は、技術者としての思考といえるでしょう。
オーナーとして、店舗展開をビジネスとして考えるのであれば、思考を変えていかなければなりませんし、早い段階から自分の分身や協力者を作ることが重要になってきます。全ての方がそうではなのですが、技術者の方はビジネス思考というよりは、職人気質な方が多い傾向にあると思います。
技術者であるネイリストと経営者であるオーナーとでは、考え方が異なってきます。両方の思考をバランス良く持っていればいいのですが、中々そうはいかないでしょう。
最初のうちはいいと思うのですが、ある程度キャリアを積んできたら、ネイリストからオーナーへとシフトすることを考えた方がいいかもしれません。
自分の足りない部分を補ってくれるビジネスパートナーを見つけたり育てることも重要です。どちらにしても、自分自身に何らかの魅力がないとパートナーを作るのは難しくなってきます。“秀でた技術力を持っている”“人心掌握術に長けている”などがあると思うのですが、そういう意味では、ネイリストオーナーはまずパートナー候補の方に技術力という点でアピールするのもいいかもしれません。もちろん、相手の方の持つ魅力も、しっかりと見定めることは必要です。
そしてもうひとつ、チームを作るのに必要なのは、適材適所を見極める力と人に任せていくための仕組み作りです。
一緒にやっていこうと決めた方たちはどんな部分が優れているのか、何を任せれば能力を最大限に発揮してくれそうなのかを、しっかりと把握することが大切です。
ここで重要なのは、アドバイザーと店長の存在です。アドバイザーはオーナーと現場の人間との橋渡し役的存在となり、店長は技術的指導はもちろん、現場の人間関係などを把握してまとめてくれる立場です。
この2人が優れていると、まとまりのあるいいサロンとなり、その魅力はお客様にも伝わっていくはずです。それだけに信頼できる方に任せたいところです。
ネイルが好きで、しかも自分自身も施術に入れるというのは、私には真似の出来ない素晴らしいことです。オーナーの立場としても、現場で施術しているスタッフたちの考えや悩みなどをリアルな感覚で理解することが出来るのではないでしょうか? 時間のあるときなどに自分も現場に立って施術を行うことで、お客様やスタッフたちとコミュニケーションが取れる、というのはとても大きな武器となるはずです。
施術することが大好きでずっと技術者でいたい、と思っているネイリストの方も、もし大きなチャンスが来たときには、自分の立ち位置を変えることも視野に入れて、それをさらに拡げていくにはどうすればいいのか…? ということも是非思い描いてみて下さい。
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