知識集
こんにちは。
仲村和也です。
ネイルサロンをしていくに当たり、いちばん投資が必要なのはどこか?
これは人材です。
このblogで何度もお話ししていることですが、ネイルサロンにとって人材であるネイリストたちはとても重要な存在であり、同時に大変な部分でもあります。
サロンの売り上げの収支を見ても、人件費がいちばん高いはずです。
このビジネスでは、飲食業のように材料が腐るようなこともありませんし、他業種に比べれば材料費はさほどかかりませんが、その分人件費が多くかかります。
そしてここに関してはお金をかければ必ずその成果が出る、というようなこともなく、縁やタイミングというものが関係してくるともいえるでしょう。
例えばマイサロンですと、この春に新規スタッフを5人採用したのですが、その中で未経験者が3人います。
この場合、3人がデビューするまでにこの方たちの人件費が発生してきますが、全く利益にはなりません。
そこまでは投資、ということになります。
最低時給だったとしてもスタッフ3人分ですし、また求人サイトへの広告費もあります。
トータルで考えても、そこそこの資本が必要となります。
人材を募集してから利益になるまでの流れを考えてみると、
◎求人広告を出す(※広告費発生)
↓
◎人材を雇う
↓
◎人材を育成(新人)する(※育成期間の給料発生)
↓
◎ネイリストとしてデビュー(※利益発生)
という感じになります。
この間、デビューまでにどれくらいの期間がかかるのか?
もし途中で辞めてしまった場合にはまた募集をかけるのか?
これによって、さらに人件費がかかってきます。
こう話すとかなり大変なようですが、これは必要不可欠なことであり、デビュー後にスタッフがしっかりと仕事をしてくれることによって、これ以上の利益をもたらしてくれることにもなるのです。
ですから事業の拡大を考えるのなら、ネイル業界でいちばんの投資は人材、ということになるわけです。
ここにタイミングよく的確に投資をしていかなければなりません。
といっても、運が左右する部分も多々あるといえるでしょう。
サロン側としては教育期間のない、即戦力の人材が欲しいところですが、これはもう本当にタイミングというか運というか…なかなかそううまくはいきません。
ですが特に人が足りないサロンでは、誰も採らないわけにはいかないので新人を採用して教育、トレーニングする必要が出てきます。
店舗展開などを考えて、また自分が現場から抜けたいと思っているネイリストオーナーのような方なら、なおさらのこと人材への投資は必要となります。
正直、私のようにサロンにアドバイザーを置きたいのなら1店舗では利益を望むことは難しくなり、やはり最低でも3店舗は必要ではないか? と思います。
そして新しい方を入れてのトレーニングですが、ここもただやればいいわけではなく、トレーニングを指導するトレーナーにも向き不向きがあります。
自社で教育をしていきたいのであればまず、トレーナーとして任せられる人を探すか、トレーナーとしてのトレーニングもする必要があります。
いいトレーナーがいれば、それだけいい人材が育ちやすくなる、ということにもなります。
逆に正しいトレーニングができていなければ才能ある人材を潰してしまうことにもなりかねませんし、新人の方としてもここでは自分は成長できない、と思われてしまえば他のサロンに移ってしまうでしょう。
このようにただひと言“人材”といっても、応募してくる方たちだけではなく、この人たちが利益を生み出せるようになるための仕組みをしっかりと作る工程があります。
そしてこの工程には、やはり投資が必要となるわけです。
この仕組みを一気に作ることははやり難しいので、ひとつひとつ順繰りに計画を立ててやっていくことが大切です。
人材がいない状況では店舗展開は不可能ですので、焦らずに、そしてきちんとポイントになる部分に資本を投資していくことが重要になります。
逆にいえば、この仕組みさえ出来てしまえば、どんな店舗展開をするにしても怖くはないでしょう。
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