知識集

  • スタッフ教育2016.03.11

    こんにちは。

    仲村和也です。

    私はよく、オーナーとしてビジョンをしっかりと持つことや、それをネイリストたちにも伝えていくことをオススメしています。
    現場のスタッフとはあまり会う機会のないオーナー様もいるかと思いますが、最低限、ネイリストたちが将来どうなりたいのか? ということを定期的にヒアリングすることが大切だと思います。

    ネイリストの将来への意識

    今はアドバイザーに任せていますが、以前は私が採用面接を行っていて、その時に応募者のビジョンも聞いていました。
    どのような意識で働きたいのか? なぜネイリストなのか? ネイリストという職業についてどれくらいの思いがあるのかを知りたかったからです。
    ただ何となくではなく、しっかりとした目的を持って有意義に働いて欲しいということもありますが、ビジョンを知っておくことで、もし目指すところが同じであればお互いに高め合いながら仕事が出来るようになり、ひいてはそれがサロンのためにもなる、と思うからです。

    オーナーの中には、独立願望のあるスタッフを嫌がる人もいますが、私としては、将来オーナーになりたい、独立したい、という人を出来る限り採用したいと思っています。
    こういう願望があるということは、いずれはそのサロン辞めてしまうということになりますし、長く働いて欲しいという気持ちの強いオーナーだと敬遠しがちになりますが、やはり目標意識がある人とない人では働き方が違います。

    もちろん、ずっと雇われて現場に立っていたいという人もサロンにとっては大切ですし、いて貰わなければ困ってしまうでしょう。
    いずれは自分で店を持ちたいのか、生涯現役が希望なのかなどは、どちらでもいいと思います。
    これからネイリストになりたい人や既にネイリストの人で、新たにお店に入る方もいると思いますが、いずれにしてもある程度の将来の展望は考えた方がいいと思います。

    目的によって、自分のためになるサロンは変わってくる

    ゆくゆくは趣味程度にするつもりで、とりあえず今はネイリストであればいいのか? 店舗に就職して店長などを経験して独立したいのか? など、考え方は人それぞれです。
    ネイリストに年齢制限はもちろんありませんが、技術者としてベテランと呼ばれるようになるまでには相当な時間がかかります。
    将来どうするかは自分の技術に自信を持てるようになってから…などといっていると、あっという間に時間が経ってしまいます。技術を磨きながら、経験を積みながらでも方向性を模索することは出来るはずです。
    ですので、就職先を探すときには、ある程度自分の将来を見据えた上で、サロンを探した方がいいでしょう。
    それによって、自分のためになるネイルサロンの種類も変わってくると思います。

    例えば独立が目的であるならば、多少給料が低くても独立してやっていけるように成長が出来るところに就職するべきです。
    小さなサロンであれば、経営面などの勉強が出来る可能性も高いです。
    あらかじめ将来的なことを話しているのであれば、勉強に協力してくれるオーナーもいるかもしれません。
    ただ、この時に気をつけたいのが、自分の将来のためだけにそこにいる、というような腰掛け的な仕事の仕方はしないことです。それでは意味がありません。
    あくまでも基本はそのサロンのため、と同時に自分も勉強できて糧になる、というスタンスを忘れないことです。
    そして、これはそれぞれの考え方によると思いますが、ひとつのサロンで勉強していく方法と、複数のサロンで経験を積んでいく方法というのもあると思います。
    雇う側としては頭の痛い問題ではありますが、その辺もしっかりとオーナーと相談しておくことも大切だと思います。

    また、そうではなくずっとお店で雇われていたいというのならば、待遇面が充実しているサロンを選ぶといいと思います。
    ある程度の規模のサロンで福利厚生がしっかりしているところ、もし最初はアルバイトやパートだったとしても、将来的に社員として働けるところがいいでしょう。
    それなりの規模であれば、店舗展開もあるでしょうし、ゆくゆくは新人ネイリストの教育に回ったり店長を任せられるなどの地位向上の可能性もあります。

    オーナーであろうとネイリストであろうと言えることは、“タイム・イズ・マネー”です。
    自分のビジョンに近づくためにはどうすれば最短なのかを考えていくことも、とても大切なことです。

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