知識集
ネイルサロンを経営するということ
こんにちは。
仲村和也です。
よく“ネイルサロン経営について学びたい”とセミナーに参加して下さる方がいて、大変嬉しく思っています。
では、この「経営」とはいったい何か?
ここを理解しないと、結局いくら勉強しても無駄に終わってしまいます。
まずは「経営」とは何か? を理解することから始めることです。
「経営」とはネイルに限らずに簡単にいうと、“世の中の生活を豊かにすること”と教わりました。
ひと言でいえばここです。
例えば、セブンイレブンがなぜ日本の小売業でいちばん売り上げを上げているのか?
それは便利だからです。
ユニクロが売れているのは、価格が安くて品質もそこそこいいからです。
ほとんどのお客様が買える値段で提供しているからです。
そして「経営」とは、その仕組みを作ることです。
安いけど質が悪くてはダメです。
質は良いけれど高すぎるのもダメです。
より安く、より質の良い素晴らしいものを提供する、そのための仕組みです。
ですので、大切なのはオーナー目線ではありません。
オーナーが好きなもの、ということではなく、お客様目線ということです。
価格でも品質でも、お客様は何を欲しているのか? ということを考えることが重要です。
そしてこの仕組み作りの上手い方が、素晴らしい経営者ということになるのです。
ですが、このお客様目線での仕組みというものは、ブレずに継続していくことが難しいともいえます。
どんな大企業でも最初は小さいところからスタートしています。
そして初めのうちは「お客様のために…」という意識をいちばんに仕事をしていると思うのですが、会社が大きくなっていくにつれて、「会社のために…」という部分が大きくなっていくものです。
その結果、会社の事情優先でお客様は二の次になってしまうことも多くなっていきます。
確かに、規模が大きくなればある程度は仕方のないことだとは思うのですが、会社への比重が増えすぎてしまうことで、結局はお客様からの信頼や信用を落としてしまうことにもなってしまいます。
「初心忘るべからず」とはよくいったものだと思います。
仕組み作りについてネイルサロンでいうと、今まで10000円くらいの単価で3時間かかっていたものが、5000円で1時間30分の施術時間、ということになれば、お客様はそこに行きます。
それが出来る仕組みを作るのがオーナーの役割です。
シンプルにいえばこのようなことです。
もっといえば、お客様に気に入って貰えるようなネイルデザインの新作の発表サイクルや、お客様が喜んでくれるサービスの種類と導入時期などの仕組みを考えることも必要です。
お客様たちの期待に応えるためにオーナーが必要なことは何か?
モチベーション?
意識を上げること?
など、いろいろとありはしますが、大切なのは知識です。
オーナーが「経営」に必要なものは知識なのです。
これがないと、仕組み作りを作ることすら出来ないからです。
ネイルサロンの場合、ネイルの知識がなくてもブレーンを置くことで「経営」は出来ます。
ですが「経営」の知識がなければオーナーは務まらないでしょう。
仕組みを作るといっても、しっかりとしたものは一朝一夕で出来るものではありません。何度も失敗しながら試行錯誤を繰り返して、やっと出来上がるものです。
最初に覚える「経営」していくための知識に加えて、失敗から学ぶ経験からの知識、そして同業他社や他業種などから得られる知識などを総動員して、仕組みはやっと作り上げられるものです。
より良いものを安く、または早くそして便利にお客様に提供して利益を出し、会社やスタッフに還元する。
そのために知識をつけて仕組みを作る。
これが「経営」だと、私は思っています。
そしてひとつの仕組みが出来上がったら、今度はその仕組みを基にさらにいい仕組を作っていくように考えることも大切です。
ひとつのことだけで満足して止まっていては、流れの速い世の中で経営を続けていくことは難しくなってしまいます。
常に現在よりもさらにその先を考えていく。
これが「経営」に成功するために、オーナーに必要なことでもあると思います。
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