知識集

「ネイルサロン」
  • ネイルサロン開業について2016.03.04

    こんにちは。

    仲村和也です。

    先日、仲よくさせて頂いているサロン様のお客様に、このブログの読者の方がいらっしゃったという嬉しいお話しを聞きました。
    読者数は現在777名になって、沢山の方からお問い合わせを頂いて本当にありがたく思っています。
    たまたま確認したところ、ゴロのいい数字だったのでビックリしました。

    決めること、行動すること

    ブログを読んでいるそのお客様が、「あのブログを読んでいると私もサロンを出せるかも、と思っちゃうけど無理ですよね~」とおっしゃっていたと聞きました。
    なぜ、無理なのでしょうか?
    その理由でいちばん多いのがお金です。
    やりたいけどお金がないから…。これはもっともな理由ではあると思います。
    ですが、私も始める時は融資を受けましたし、そのような方法で始める方は沢山いらっしゃいます。

    では融資を受けるにはどうしたらいいのか? と調べてみればいいのです。
    これはネイルサロンをやりたいという方だけではなく、全ての起業したいという方に当てはまると思いますが、“行動するか、しないか”のどちらか、それだけです。
    現在の職業も環境も、関係ありません。
    やろうと決めたら、やれるように行動して変えていけばいいだけです。
    もちろん、それなりのリスクを背負うことにはなりますが、それは何をやろうとしても同じことだと思います。
    自分は何をやりたいのか、現状では出来そうもないから諦めてしまうのか、やれるように積極的に動こうという意思はどれくらいあるのか。
    大げさではなく、人生は一度きりです。それまで自分が思ってもみなかったことを始めることで、その後の生き方が変わってくることもあります。
    単純に、“決めること”これが大事だと思います。

    信念を持って行動することが必要

    実際コンサルティングに入らせて頂いてきた、現在はオーナーになっている方々も、主婦だった方や夜のお仕事だった方、OLだった方など本当に様々です。
    何となく起業したりサロンを出すのは、何かに恵まれた限られた人にしか出来ないように見えますが、そうではなく、行動が出来た限られた人ということなのです。
    行動すると決めたならば、ひとつひとつ目標をクリアしていく。この繰り返しです。

    ただし、実現するためにやらなければならないことは山ほどあります。その中には難題となるようなことも多々あるでしょうし、途中で辞めたくなるかもしれません。
    特に資金繰りに関しては、中々うまく融資が受けられないこともあるでしょう。
    これらを全てクリアしていくには、それなりの覚悟も必要となってきます。
    覚悟を持って行動するには、それ相応のビジョンがないと難しいと思います。ネイルサロンでいえば、自分はどんなサロンを作りたいのか? 小さくてもいいので純粋にサロンを持ちたいのか? ビジネスとしてゆくゆくは店舗展開も考えたいのか? など、ビジョンによってやらなければならないことは変わってきます。

    やると決めたならば、まずは自分の確固たるビジョンを持つようにすることが大切です。
    そしてサロン起業のためにしなければならないことを徹底的に調べて、ひとつひとつを確実に潰していくことです。
    最初は解らないことだらけかもしれませんし、整理するためにもやる必要のあることを書き出しておくといいかもしれません。

    さらにいえば、無事にサロンオープンにこぎ着けたとしても、今度はそれを軌道に乗せるための行動が始まります。
    いくらビジョンを掲げたからといって、当たり前ですがいきなり達成できるわけではありません。ここでも、そこに辿り着くまでの道しるべとして小さな目標を作っていくことも重要です。
    ひとつひとつの目標をクリアしていくことで、自分のビジョンに少しずつ近づいていくわけです。

    簡単なことではないかもしれませんが、このブログがキッカケとなって、何かを始めて人生が豊かになる方がいらっしゃれば本当に嬉しいです。
    そのために、みなさんのお力になれることがあれば喜んでお手伝いをさせて頂きたいと思っています。

  • ネイルサロン 一般業務2016.03.03

    こんにちは。

    仲村和也です。

    今回はネイルの施術時間についてお話をしていきます。
    これについては、オーナーとネイリストが対立しやすいところでもあります。
    通常ですと、付け替え(ジェルオフあり)の場合だと2時間というのが一般的な時間だと思います。
    マイサロンでも2時間でひと枠を取っています。
    経営者としてみると、この時間を短縮してもらいたい、というのが正直なところではあります。

    時間を削るか? サービスを削るか?

    ですが、ネイリスト側からしてみると、やはり2時間は欲しいというのが本音なのだと思います。
    2時間か、1.5時間か…というところで、多くのネイルサロンが揺れているようです。
    ここでオーナーに考えて欲しいのは、とにかく利益を考えて時短の方針でいくのであれば、やはり何かを捨てなくてはならないということです。
    現在の施術時間よりも短縮して、丁寧な接客待遇や完璧な仕上がりが出来るのであればいいのですが、それは難しいのが現実だと思います。
    もしこれを求めるならば、それが出来るネイリストたちを集めるしかありませんが、それこそ至難の技でしょう。
    そういうスタッフを育てていくのは可能かもしれませんが、かなりの時間が必要になります。

    かといって、現状のままでオーナーが「はい、来月から施術時間を短縮します」と掲げたところで、アラが出てくるのは目に見えています。
    例えば、今はオフが終わった時点で“お手洗いは大丈夫ですか?”と声をかけていたとしたら、施術時間を短縮することでその余裕はなくなります。
    ちょっとしたおしゃべりタイムなどがあったとしたら、それも無理になります。
    ネイリストからしたら、施術にかける時間のほうが重要になるでしょうし、そんなヒマはないわけです。
    サロン全体に余裕がなくなると、お客様にもアクセクした雰囲気が伝わってしまい、リラックスできなくなってしまうかもしれません。
    接客業としてのこのようなサービスがなくなってしまうと、今までのサロンでそれも楽しみのひとつとしてご来店頂いているお客様は離れてしまう可能性も高いです。
    そして、時間短縮を焦るばかりにミスが頻発したり、技術的にもネイルのクオリティが下がってしまうことにでもなれば、元も子もありません。

    時間短縮をするなら、無理のない範囲から

    私も含めて、ネイルについてよく解らないオーナーからしてみたら、簡単に時間短縮を出来そうに見えるかもしれませんが、30分の短縮は中々大変のようです。
    面接でも、経験者の方からの質問には“付け替えは何時間ですか?”というようなものが多いようです。
    当たり前なのですが、施術にかけられる時間というのはネイリストにとってそれだけ重要なポイントであるわけです。

    もし時間短縮を目指すのであれば、まずは店長やベテランネイリストのみ時間を変えたり、1.5時間で上げられるようになれば時給を上げるなどの工夫をしてスタッフのやる気を促し、無理のないように段階を踏んでいく方がいいかもしれません。
    ですが、そうもいってられない時もいつくるか解りませんので、スタッフたちには時短を心がけておくよう伝えていくことは大切だと思います。
    そして可能であれば、そのための研修というのもあるといいです。
    時間短縮をするということは、基本的に効率よく施術をするということなので、全体的な技術アップにも繋がっていくと思います。
    いきなり大号令をかけたとしても、対応できないネイリストたちもいるはずですし、
    そういう人たちに対してどう教育していくのか? ということも含めて店長らに相談するのも方法です。
    私がいつも推奨しているアドバイザーがいてくれると、こういう際にも助かるのですが、もしいない場合にも、研修の時などに臨時で来てもらえる方を探しておく、というのもいいと思います。

    また、施術時間はそのサロンの売りによっても変わってくる部分もあります。
    例えば、値段を高めに設定して余裕のある時間で完璧なサービスをするというサロンもあるでしょうし、そうではなく値段は安めで早さを売りにする、というのであれば時間短縮は必須です。
    ただ単に時間短縮をする、というのではなく、自分のビジョンも含めて、ネイリストたちやお客様のことを考えてサロンの方向性を打ち出すということも重要ではないでしょうか?

    ひと枠を何分に設定するか…これもオーナーの考え方次第ですので、それぞれでいいとは思いますが、経営に関することではなくこういったサロンの実務的な問題などは、独断よりは周囲の賛同を得てからのほうが後々のことを考えるといい場合もあるでしょう。
    しっかりとビジョンを持ってスタッフたちとも共有できているか? ということも忘れないでいきたいですね。

  • スタッフ教育2016.02.28

    こんにちは。

    仲村和也です。

    オーナー様からの相談の中に、オープンミス(早番スタッフの遅刻でサロンが開かない)などがあった場合のペナルティはどうするべきなのか? といったものがあります。
    オープンミスに限ったことではなく、要は何か問題を起こしたりというミスも含めて、このような場合の対処について、ということです。

    いちばん怖い、お客様からの信用を失うミス

    幸いのことながら、マイサロンでは今までどの店舗でもそのようなことは起きたことがありませんが、仲良くさせて頂いているオーナーたちとの話しの中でも、たまに聞くことはあります。
    個人店の場合、早番スタッフが1人~2人のサロンはとても多いと思います。
    そうでなくても予約が詰まっている場合には、仮に店は開けられたとしても予定外に人数が足りなければ対応のしようもなく、もどうにもならないというのがネイルサロンです。

    寝坊やシフトの勘違いなどで店が開かない…これはもう、絶対的にあってはならない、あり得ないことです。
    単純にその日の売り上げがなくなるだけではなく、それ以上にお客様からの信用を失うという意味では多大なる損害になります。
    リピーター様になる可能性があった、もしくはリピーター様だったお客様を失った場合、客単価5千円だったとしても、年間6万円ほどの損害になります。
    もし口コミなどに書かれてしまうと、その後の集客にも影響が出てしまう恐れがあるので、サロンにとっては大変な損失になる可能性もあるわけです。
    口コミなどの場合、例えどんな小さなことだったとしても悪い内容のものほど広がりやすいということがあります。

    そして、そのミスをしたスタッフに対するペナルティはどうすればいいのか? ということが出てきます。

    スタッフたちが責任をもって仕事をする環境作り

    サロンが商業施設などに入っている場合、オープンミスが起こると施設側に違約金が発生する場合も多いです。
    以前にもブログで話しましたが、ペナルティの意味についても統一しておかなくてはいけません。
    企業で設定した、責任や義務を完遂できなかった場合の罰則について、
    大手企業の場合だと「減給」「降格」「停職」「解雇」などが挙げられます。
    しかし、ネイルサロンがこれをやるのは、よっぽどの規模の店でない限りは基本的には不可能かと思います。
    ちなみに、知り合いのサロンは2回以降のミスは罰金としているそうです。

    大企業ほどではないにしても、サロン独自のペナルティ方法というものを考えるのもありでしょう。
    例えば単純なミスであれば、「○○をしたら罰金」「○○をしたらトレイ掃除1週間」など、
    小さめな罰則。
    絶対に避けなければならないようなミスの場合には、「減給」「降格」というように決めておくのも方法です。
    ペナルティ内容に関しては、スタッフたちと一緒に考えるのもいいと思います。
    自分たちで決めたこととして、ちゃんとペナルティを受けてもらうためです。
    さらに、これは時と場合によるとは思いますし厳しいようですが、当事者だけではなく、連帯責任として現場責任者にもペナルティを科す、ということもあってもいいかもしれません。

    ここら辺はオーナーの考え方ですので、それぞれでいいと思いますが、まずはペナルティを発生させるようなことを起こさない、ということがいちばん大切です。
    ミスを起こしやすい事柄や気をつけるべき点に関して、ある程度マニュアル化しておくのも方法だと思いますし、ミスがあった時にはスタッフたちへ報告しておくのもオーナーの務めかもしれません。
    もちろん、名指しして晒し者にするということではなく、こういうことがあったので注意して欲しいということを伝えるためです。

    ミスをしない人間などはどこにもいません。してしまったことはどうしょうもありませんので、そうなった場合にはそのミスを繰り返さないためにはどうするか? を考えることが必要になってきます。
    同じミスを2度しないということは、とても重要なことです。

    オープンミスなどに限らず、接客業のミスは、直接お客様に対してではなかったとしても、結果的にお客様に迷惑をかける、影響してしまうことが多いと思います。
    どんな業務にしても、お客様を相手にして仕事をしている、ということを念頭に置くことが必要です。

    そのことを踏まえて、どうしたらスタッフ一人ひとりが責任を持って仕事をするか? その環境を作っていくことも重要です。

  • スタッフ教育2016.02.27

    こんにちは。

    仲村和也です。

    もうすぐ2月も終わりですね。
    やっと閑散期から抜け出せると、ホッとするオーナー様も多いと思います。
    ただ、3月になれば急によくなるわけではありませんので、閑散期の今だからこそ出来ることに対して、やり残したことがないかのチェックもしてみて下さい。

    繁忙期だからこそ気をつけたいこと

    繁忙期に向けて新人を育てているネイルサロンも多いかと思いますが、いきなり繁忙期にデビューさせてしまうと、お客様からの反応も含めてネイリスト自身のメンタルが保たないことも多いので、出来るだけ段階的にそろそろお客様に入っていけるようにしたいところですね。

    やはり繁忙期にはお客様を沢山つかみ、次の閑散期に向けてサロンのファンを増やさなければなりません。
    そこに慣れていない新人ネイリストを入れてしまうのは大変危険です。
    数多くのお客様を施術することになるので、逆にお客様を逃してしまうことにもなりかねません。
    早く慣れさせるために、ということもあるかもしれませんが、お客様に施術すること自体に緊張するであろう新人ではミスが連発する可能性も高いでしょうし、その事後処理もきちんとできないことでしょう。
    そうなれば、他のスタッフにも余計な手間と時間をかけさせることになってしまいます。
    繁忙期だから稼ぎたいという気持ちが出てしまうのは解りますが、長く続けるためにはあまりいい判断ではないと思います。
    また、忙しいときだからこそ、担当したネイリストによってクオリティに差が出てきてしまうようなことも避けたいところです。
    いつ行っても、誰がやっても安定したクオリティのネイルをしてくれる、そういうイメージがついてくれれば、リピートしてくれるお客様も増えていくはずです。

    繁忙期に稼げるのは当然のことですので、閑散期にどうするか? ということが重要になってきます。
    しっかりと指導して仕上げて、次の閑散期にはリピーター様が増えて安定した営業が出来るようにもっていくことが大切です。
    例え繁忙期だとしても全てのスタッフをその対応に向けるのではなく、新人などは慣らしながら施術させていく、ということができるといいと思います。
    ただでさえ人手が足りなくなる時期ですし、スタッフの人数が少ない小規模のサロンだとなおさら厳しいことだとは思いますが、その時だけのことを考えるのではなく、先のことを見越した対応をしていかなければいけません。

    1年全体を通した経営戦略を考える

    1年間を通して、繁忙期と閑散期がいつ頃になるかということは大体予想がつくものです。これを見越して、繁忙期はもちろん閑散期にもある程度のお客様が見込めるようにしたいところです。
    そのためにも、サロンの状態にあまり左右されないような形で新人を育てて、仕上げていくことが大切だと思います。

    新人育成の他にも、例えば閑散期にネイルのデザインや使用道具、サービスを見直しておいて繁忙期に備えることも必要ですし、お客様が多くなる繁忙期には、サロンとお客様のニーズとにズレがないかをチェックしておいたりと、常に次のことを考えて、やらなければならないことは山ほどあります。
    そして、1年間を通してサロンをどのように展開していくかについて、スタッフたちと共有することも必要です。
    特に店長や責任者となるベテランネイリストたちには、オーナーの指針をきちんと伝えておくことで間違いなどを防ぎ、業務的にもいい流れが出来てくると思います。

    経営をしていると、素早い判断や対応は必須です。
    ですが、時間をかけたり段階をしっかりと踏まなければいけないことも沢山あります。
    今だけではなく、先を見越した判断をしっかりしていくことが重要です。

  • スタッフ教育ネイルサロンコンサルについて2016.02.27

    こんにちは!

    アドバイザーの後藤です!

    先日、顧問先のサロン様で接客接遇研修を行いました。
    オープン当初から在籍するスタッフの他、新しく入ったスタッフも在籍するサロン様です。

    全スタッフが経験者ですので、電話対応などは問題はなかったのですが、
    「お出迎え~お見送り」までの一連の流れが統一されていませんでした。

    絶対にダメ~!!
    というような地雷を踏む対応ではないものの、誰が担当になっても同じくらいお客様に気持ちよくお過ごし頂くためには、やはりサロン毎に一連の流れをスタッフに指導して、統一していく必要があります。

    お客様の心をキュンとさせちゃうポイント

    最初に説明しておきますと、
    接客とはお客様に対して必要なサービスを提供すること。
    接遇とは快適な空間へ誘い、おもてなしの心を表わすこと。
    なのです♪

    基本的に接客接遇というと、動作や言葉遣いばかりが重要だと思われがちですが、実はそれだけではありません。
    お客様の心がキュン♡となるちょっとしたポイントを知ることで、そのお客様の印象に強く残ることが出来ます。

    ネイルをされたお客様のテンションがいちばん高いのは、施術直後です。
    新しいネイルが施された自分には、ウキウキになるものですよね(^^)

    それから1週間…

    そして2週間…

    時間が経てば経つほど、テンションや感動は薄れていきます。
    純粋にネイリストの立場からすれば、ネイルでいつまでもハイテンションになってくれているということは嬉しいことです!

    さて、3週間が経ちました。
    「そろそろ付け替えだな~」
    そう思ったお客様に、ネイルをしてくれるサロンとしてパッと思い出して貰うためには…?

    それは、“心に響く接客や応対で、小さな感動を体験させて記憶に定着させること♡”です。

    当たり前ですが、お客様はお客様ですので…接客される立場からすれば言葉遣いが丁寧なのは当たり前と思ってご来店されると思います。最も、最近は接客業とは思えない言葉遣いや態度であ然とさせられることも多いですけど(汗)

    ネイルサロンに来ているのだから、丁寧な応対はネイルをして貰うのと同じくらいの感覚でしょう。
    だからこそ必要なのが、“お客様の心がキュン♡となるちょっとしたポイント”を押さえた、おもてなしなのです♪
    これは、リピーター様を増やすための極意といってもいいかもしれません。

    おもてなしの3つのポイント+アルファ

    「目配り」「気配り」「心配り」。この3つはおもてなしの基本ですね。
    お客様の期待を上回るおもてなしには、この基本が根底にあり、そこから更に動作やお声掛けで小さな感動を数多く体験させることがいちばんの近道です♪
    そしてもうひとつの基本は、どんなお客様に対しても分け隔てなくおもてなしをすることです。
    高価なサービスをご利用して下さったお客様には特に丁寧になってしまいそうではありますが、そうではなく、ご来店下さった方みなさんに同じように心からのおもてなしをすることが、次に繋がっていくと思います。

    ほんのちょっとした気心配りが、お客様の心を掴んでしまうことも少なくはありません。
    例えば、サービスドリンクをお出しする際などにも、
    「お客様は○○が好みでしたよね? 本日もそれでよろしいですか?」
    というような対応をすると、“あ、好みを覚えてくれていたんだ”と小さな感動となります。
    ただ、この時に好みのドリンクをいきなり出してしまうのはNG!^^;
    もしかするとその日は、違うものが飲みたかったかもしれませんよね?

    このようなことを理解して、自然と自発的に行動できるようになるにはかなり時間がかかるでしょうし、現場管理者の管理能力が必要不可欠です。
    そしてまずいちばんに大切なのが、ポイントを知ることです。
    基本的なことは当然として、おもてなしのポイントを外してしまうと効果がないばかりか、逆にお客様から迷惑がられてしまうことにもなりかねません。

    いったいどんな部分にお客様が感動してくれるのか?

    これは口コミなどを見るのもいいと思います。
    口コミに書かれている内容というのは、結構ネイル以外の接客対応に関することも多いのです。
    もちろんお客様それぞれではありますが、どんなことに感動したのか、何に対して気に障ったのか、こういうやり方もあるのかなど、色々と参考になるはずですから、使わない手はありません!

    今回の接客接遇研修は、普段行う研修のショートバージョンで行いましたが、ポイントを伝えてロールプレイング(擬似での接客対応)まで出来ました。
    研修後は、習慣になるまで、自然と出来るようになるまで根気よく教育、指導できるように向き合っていくことが大事♡

    今回のサロン様が、来月の訪問日までにどこまで意識できるようになっているか楽しみでもありますし、よ~く観察して根気強く指導し続けようと、そう思う私であります(^^)/

     

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  • スタッフ教育2016.02.25

    こんにちは。

    仲村和也です。

    まだオープンして間もなかったり、マニュアルなどがきちんと出来ていないネイルサロンだと、良くも悪くもオーナーとスタッフとの距離感が近い場合があります。
    この時に絶対NGなのが、オーナー自身が決まりごとを破ってしまう、ということです。
    これはスタッフに対して甘い対応をしてしまうという意味です。
    これでは、オーナー自身がスタッフの仕事への意識を下げてしまうことにも繋がってしまいます。

    働く、ということに対しての意識

    例えば、発注日を決めているにも関わらず発注し忘れたと言われたら発注をかける、スタッフ同士の付け替えについて決まりがあるのに例外を作ってしまうなど、色々な部分であると思います。
    本当にオープンしたばかりの場合などは、サロンの状況を見ての追加発注などもあるでしょうが、漏れがないかをチェックしたり、ある程度先を見られるようにすることはスタッフとして出来なくてはいけない仕事です。

    これを、出来なかったのだからしょうがないと緩くしてしまうようでは、仕事の全てがなあなあになってしまうことになります。
    そうなると、決まりは守るつもりだけど忘れたときはしょうがない、自分がやらなくても誰かがやるだろう、というように、働くことに対する意識がどんどんと低下していくことになります。
    いざ“これではダメだ”と思ったときには、スタッフも緩くなったルールに慣れてしまっているので改善が難しくなりますし、今まではこれでよかったのに…というような不平不満も出てきます。

    また、決まったことをきちんとこなしているスタッフがいたとすれば、ちゃんと仕事をしないスタッフに対していい感情でいるはずがありません。
    こうなってしまうと、オーナー=スタッフ、スタッフ=スタッフの間での信頼感も当然なくなりますし、それぞれの関係性はガタガタになってしまうでしょう。
    緩くすることは簡単にいくらでも出来ますが、それを元に戻すことはもの凄く大変です。

    発注などは、基本的にまずは最低限でのスタートでいいと思いますし、
    “カラーを増やしたい”“あれがあると便利”などの要望も、きちんと利益が出てからではないと購入は出来ない、ということをスタッフたちにしっかりと伝えて理解させていくべきです。
    何でもかんでもスタッフの要望を聞いていては、経営は成り立ちません。
    もちろん、本当に必要であるようなことは考えていかなければなりませんが、締めるところはビシッと締めていくことが必要です。

    ネイルサロンでいちばん重要なのはスタッフたち人材です。
    経営者の立場であるオーナーとして、そのスタッフたちへの管理能力が問われてくると思います。

    スタッフ一人ひとりの“質”が重要

    サロンを経営していく上で、売り上げをあげることと同じように、経費を抑えることもとても重要です。
    時間に対してもそうです。
    施術をしている時以外の時間にも時給は発生しているわけですから、その間に自分は何が出来るのか? ということを考えて動けるようにすることが大切になってきます。
    自分でやれることを率先してやる姿勢というのは、一朝一夕で身につくものではありません。これを自然に出来るようにするためには、どうすればいいかを考えていかなければなりません。

    働くということに対してのスタッフ一人ひとりの意識のあり方次第で、サロンは大きく変わってきます。
    早い安い、だけでは、もうネイルサロンを経営していくのは厳しい時代です。
    安い店にしても、クオリティの高いところは沢山あります。
    ではどこで勝負するのか? というと、やはり接客接遇です。

    例えば、大量仕入れの出来る大型量販店などに対して、小さな店や個人商店は値段などではとても太刀打ちできません。その対抗手段としては、丁寧で温かい接客やアフターケアなどのサービスの充実になります。量販店同士にしても飽和状態なので、値段の安さだけでは戦えないでしょう。
    ネイルサロンにしても同じことで、早くて安くて高い技術以外に、サービスの充実や心からのおもてなしが勝負となります。
    自分のサロンならではの強みを作ることが、お客様を惹きつけるいちばんの方法だと思います。

    それにはまず、スタッフ一人ひとりの“質”が求められてくるのではないでしょうか?
    施術のクオリティはもちろんのこと、どうすれば来店頂いたお客様に喜んで貰えるか、ということを常に考えていく姿勢が大切です。
    オーナーとしては、これらのスタッフへの教育に力を入れていくことが、これからますます重要になってくると思います。

  • ネイルサロン経営について求人について2016.01.06

    こんにちは

    仲村和也です

    そろそろ閑散期に入りますがこの時期だからこそ今から次の繁忙期に向け
    準備に入ります。

    もし今人が足りないのならそのスタッフを用意しないといけません。

    しかしこれは常にある事ですが
    求人をかけても来ない事は多々あります。

    これはこのビジネスを続けてから常にある問題で
    というよりもネイルに限らずどこもこの人手不足に悩んでいます。

    会社のために経験豊かで優秀なスタッフ・・・・・がやはり理想ではありますが
    基本的に来ないと思った方がいいです。

    まして小規模個人サロンですと厳しいと思いますしお給料も払えないような時給を
    言われる可能性があります。

    このような状況をどう打破するのか?

    方法としてはいくつかあります。

    まずは求人=ここをカスタマーと考えますと基本的にこちらが欲しいと思っている方が
    来ないのはそこにニーズが無いからです。

    これはもうしょうが無いのです。

    マイネイルでも色々を試しておりますが

    経験者が来ないのであれば未経験者
    ここに焦点を当ててきましたがさらに
    スクールをいった事もない方の求人。

    これもネイルの世界ならありです。国家資格がないので自社でスクールの講師レベルの
    スタッフがあれば可能なわけです。
    これができれば有利です。

    自社で一から教育し現場で働ける事ができるわけですので。

    実はここはまだブルーオーシャンでもあります。

    ここの求人は結構きます。ニーズがあるという事です。

    もちろんここを作るのにはいつもいうような仕組みが必須になります。
    しかし店舗展開したいのならここが出来ればかなりの強みです。

    私が知っている限り数店舗経営しているサロンですとこの仕組みを自社で作っているサロン
    は多く全くの未経験者でも給料を出しているところさえあります。

    来ないと思っているだけでは何も始まらないのでまずは何が今出来るか?
    を考え出来る事から動く。
    モチベーションや意識を上げるのではなく具体的な行動です。
    それも軸からぶれない行動。

    そしてどこをみて準備しているか?
    ここです。

    仕組み作りはすぐには出来ないのですが先をみてどのような動きを今からしていくか?
    ここが大切だと思います

  • ネイルサロン 一般業務2016.01.04

    こんにちは。

    仲村 和也です。

    昨日はお直しについて書きましたがこのお直しからクレームにつながってしまった場合です。

    ネイルでのクレームといえばやはり一番多いのがすぐ浮いてきてしまった、、、などの技術的なことが多いかと思います。

    お直しに入ったところがさらにまた剥がれてきてしまうとやはりお客様は不信感を抱いてしまいます。

    実際最近顧問先であった話ですと、あまりにもお直しが多く原因を追究したところあるカラーを使ったお客様のみに起こっていたことが分かったそうです。

    詳しい原因はわかりませんが、同じカラーの新しい在庫を出して使用したところ問題がなくなったようなので何かしらの薬剤が入ってしまっていたのではないか、、ということでした。

    人気色だった為、相当数のお客様のお直しがあったそうですが、このサロンはスタッフ同士のコミュニケーションが出来ていたのと、きちんとお直し台帳を作っていたので原因がわかるのが早かったのが良かったです。

    しかし、年末のお客様も忙しい時期だった為返金対応もしたとのことでした。

    サロンにもよりますが1年に数回は残念ながら返金対応をしなくてはいけないようなクレームが起きてしまうことがあります。
    マイネイルでも1回くらいはあります

    ここの判断は難しいところですが、色々なお客様がいますので場合によっては返金する方がいい場合もあります。

    ただ、クレームがきた。ならば返金しよう。という考えではもちろんNGです。

    マイネイルでは店長が判断し
    決定者はアドバイザーにいきます。

    ここでほぼ解決に向かいますが、それでも無理な場合はオーナーである私にきます。

    私がもし対応出来ないようなことであれば顧問弁護士に相談します。

    なかなかネイルサロンでここまでいくようなことは無いかと思いますが、アイラッシュサロンなどを経営している方は扱っているのが目元なので訴える、訴えないになる場合も稀にあります

    昨日も書きましたが技術的なことはある程度経験を積むまで仕方がないかもしれませんが、接客態度などでクレームが来てしまうのは絶対に無いよう教育が必要です。

    誰でもわかる仕組みとマニュアルを。やはりここに尽きます。

    指名を頂くのも嬉しいですが、リピーター様がメインのためどのネイリストにあたっても安心なサロンをマイネイルは心がけています

  • ネイルサロン経営について宣伝広告について2015.12.28

    こんにちは

    仲村和也です

    普段はあまりホットペッパービューティー以外の集客方法の話はしないですが
    昨日はスクールに参加されている方と打合せをしていて
    そのエリアがホットペッパービューティーを使えないという事で色々と戦略を話しました

    ホットペッパービューティーを使わない場合でも方法は数多にあります。
    ありすぎて中々ブログには書きませんが集客は出来ます

    今回のケースは車で行くような場所でサロンを開くという事でした

    その場合まず大切なのは目標設定と立地と宣伝です。

    目標設定ですが

    いくらを目指すのか?

    売上50万.100万.200万なのか?

    決して200万売り上げるからすごい!!というわけではありません。

    いつも言いますが売上を上げる事はすごい事でもなく
    大切なのは会社にキャッシュを残す事です。

    これが大切です。

    ではまず50万の売り上げをあげたいとしたら

    単価と集客人数の具体的な計算です。

    1人6000円なら83人 一日約3人です。
    ここが目標になります。では3人をどのように集客するか?ここの戦略に入ります

    戦略とは

    その宣伝方法です。

    ネイルサロンはサービス業ですから営業で売り上げを伸ばす業種ではありません。
    50万と200万は戦略が変わります

    サービス業は告知ビジネスです。

    常にその存在を知ってもらいタイミングがあった時に来て頂く。このようなビジネスになります。

    テレビで繰り返し見ているとそれを買ってします。
    病院でもそうです看板があります。

    ホットペッパービューティーでも常に告知している状態です。

    ですからその告知方法を考えます。

    昨日お会いした方の告知方法や戦略はまた明日続きを書きたいと思います

  • ネイルサロン経営ネイルサロン経営について2015.12.27

    こんにちは。

    仲村和也です。

    私がネイルサロンを経営していることもあり、ネイリストになりたいという相談
    を友人知人を含みよく受けます。

    ネイル業界にとっても、携わっている私としてもネイリストになりたいという方が多いのはとても嬉しいことです。

    ですが、華やかにみえますが大変厳しい世界ですので簡単になれるわけではありません。

    検定を受ける人数は相当数なのに対して実際にネイリストとして働く人が少ないのも事実です。

    最初はお給料の面でも本当に厳しいと思います。これはネイル業界だけではなくこの美容業界全体にいえます。

    特に新人の時は 安い時給休み無しそして過酷です。

    自分自身もどんどん練習をしなくてはいけないですし、相当好きか野心がないときつい世界ではあります。

    今多くのネイルサロンは早い・安い・上手を売りにしているところが多いです。

    オフ込み1時間、1時間半でアート込みのサロンがかなり増えています。

    この位のスピードでやられている激安サロンですと新人の時はトイレにすら行けない状況だと思います。

    但し将来ネイリストとして独立を考えているのであればこの環境は決して悪くはないです。

    ネイリストはきちんと技術があり顧客を掴めれば低予算で自分のお店を持つことができます。

    ネイリストオーナーであればかなり稼げますし夢がもてる職業でもあります。

    だからこそまだ新人の時に出来る先輩に徹底的に教えてもらい技術・スピード・接客をマスターするのが将来食べて行く近道に必ずなります。

    しっかりと夢をもちぜひ頑張ってもらいたいです。

    私自身もサロンではしっかりこの教育にも力を入れてもらえるようにアドバイザーにお願いしています。

    将来みんながネイルで食べていけるためにです。

    そして社会的にもネイリストの雇用状態が安定、向上していけるようになってほしいです。

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