知識集
こんにちは。
仲村和也です。
ネイルサロンを経営していると、日々色々なことが起きると思います。
頭を悩ませていた問題がやっと落ち着いたと思ったら新たに何かが起こったり、自分がやっと休めると思っていた日に限ってスタッフから急に連絡が入ったり。オーナー様に会うと、多くのみなさんから同じようなことをお聞きします。
もちろんマイネイルも同様です。
色々な問題が発生したり、どうしてこんなことが出来ないんだ? などと思うことは多々あります。ですが、トップはオーナーです。
様々な諸問題などに対してどこに責任があるのか? とシンプルに考えると、全てはトップであるオーナーにあるのです。
私は分業をすることを推奨していますが、それぞれの立場の方たちには、分業したパートについては責任を持ってやって貰うのを基本としています。これらがきちんと出来ているかを店長が確認して、さらにアドバイザーがチェックするという流れになっています。
マイサロンの場合は、アドバイザーが色々な問題をほぼ解決してくれますので、アドバイザーの力はかなり大きいです。
アドバイザーがいるからいいですね、といって頂くことは多々ありますし、私自身、アドバイザーがいなければマイネイルはやっていけないと断言できます。アドバイザーには、それくらいの信頼を置いています。
しかし、誰かに任せる、ということは実はとても大変なことなのです。
もちろん、ビジネスの基本であるホウレンソウ(報告・連絡・相談)は絶対ですが、任せた以上は基本的にはその人の考えで判断して構わない、ということになります。
ここで思考や目的にズレがあると、必ず問題が起きます。
アドバイザーや店長など、責任のある立場を人に任せるときには、ある程度自分と同じような思考や目的を持っている人にしたいところです。この判断はとても重要であり、それを決めるのはトップであるオーナーの責任になります。
アドバイザーを雇ったけど上手くいかない、というのであれば、それも自己責任です。
完璧な思考や目的を持った人を探すのは難しいですが、コミュニケーションをしっかりと取って、それぞれお互いの目的や目標を明確にして同じ方向を見られるように持っていくことが大切です。これが出来るオーナーと出来ないオーナーで全く変わってくるでしょう。
もし、上手くやってくれていないな、と思うことがあったとしても、一度は見込んでその立場に立って貰ったわけですから、何度か膝を詰めて話しをしてみるといいと思います。こちらの意向は汲み取って貰えているのか? 自分の思う目的や目標はどういうものなのか? 同じ方向で一緒にやっていく気持ちがあるのか? などを再度確認して、意思の疎通を図ってみましょう。
アドバイザーや店長のことだけではなく、ネイリストたちスタッフに対しても同じことがいえます。お客様とのトラブルはもちろんのこと、サロン内での色々な諸問題に対して、アドバイザーや店長を無視するということではなく、オーナー自らがスタッフたちと話しをすることも時には必要だと思います。
スタッフの考え方が間違っているようであればそれを諭し、正しいと判断できるようであれば、思うようにやらせてみるのもいいでしょう。その時には、全ての責任はオーナーである自分が取るから心配しなくていい、というようなことを話しておくのです。
このことでスタッフたちも安心して仕事が出来るでしょうし、オーナーに対する信頼感もより厚くなっていくと思います。
ただし、責任は全て自分が取るわけだし、それならばオーナーである自分のいうことを全て聞け、というようなことではダメです。これはワンマンオーナーの悪例といえるでしょう。
スタッフたちそれぞれの考えも尊重して自己判断で仕事を任せながらも、最終的な責任は自分で取れる。ある程度理不尽なことだったとしても、それを飲み込める度量がオーナーには必要なことだと思います。
立場が違う以上、目的が違うのは当たり前ですが、少なくとも同じ方向を向いているのであれば、考え方や行動も同じようになっていくはずです。
たまには“同じ夢を持って頑張っていこう!” とアツくいうのもありです。
問題を誰かのせいにスリ替えることをせずに、まずは潔く自分自身の問題として考える。サロンで起こる様々なことの責任の所在は、全て自分にあると自覚する。
これが人を雇う以上大切なことであり、スタッフたちからも信頼を得られることだと思います。
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