知識集
こんにちは。
仲村和也です。
今回はネイルサロンをオープンする際の大切な第一歩である、物件選びについてのお話しをしていきましょう。
路面店である物件を探している場合には、ネイルサロンを出したいといっても大家さんからNGが出ることは少ないと思いますが、マンションタイプの場合には断られることが比較的多いのです。
クライアント様と一緒に物件を探していてもNGと言われてしまうこともよくあるのですが、ここは割り切ってどんどんと他の物件を当たってみましょう。
物件を選ぶポイントといえば立地条件・家賃・広さなどがありますが、この中でも商売が成り立つかどうかを確実に左右する立地条件がやはり最も重要だといえます。
サロンの看板になるカリスマネイリストがいたり、顧客が沢山いるネイリストオーナーがオープンするのなら別ですが、一般的には駅から徒歩5分圏内は必須かと思います。
また、立地条件を考えるときには、その街にはどんな年齢層のどんな人々が多く集まるのかなどのリサーチも必要になってきます。
若い年齢層が多いのか? 大人といえる年齢層なのか? オールラウンドなのか?
これによって、サロンのサービスなどの方向性が変わってくることもあるからです。
もう最初から出したいサロンのビジョンなどが決まっているのであれば、それに見合った人々が集まる場所を探す必要がありますし、まずは出すための場所を探すのであれば、その場所のニーズに合ったサービスができるサロンを作っていかなければなりません。
他にも、いいと思った物件の周囲にはライバル店となるサロンがどれくらいあるのか、どんなサービスが売りの店が人気なのかなどをチェックしておくことも大切になってくるでしょう。
広さと家賃に関しては、自分が出そうと思うサロンの席数や価格設定によって違ってきます。
単価3980円のサロンと8000円のサロンでは席数も変わってきます。
ネイリストたちスタッフを何人雇用して、どれくらいの価格設定、時間で回すのかをしっかりとシミュレーションしてみて下さい。
物件を内覧していると、ついつい外装や内装の新しさや綺麗さに左右されてしまいがちですが、個人的にはそこはあまりこだわらなくてもいいところだと思っています。
もちろん清潔感は必要ですが、外装や内装によって人気サロンになるかというと、私の経験上では全く関係がないからです。
心情的には新しくて綺麗なのがいいと思うのは当然ですが、もし立地条件と内装などで悩むならば、迷わずに立地が少しでもいい方を選んだ方がいいです。
これは資金や大家さんとの契約条件にもよりますが、内装などは後からでも変えることができますが、立地条件だけは変えることができないこともあるからです。
やっぱり他の立地条件の方がよかった…となっても後の祭りです。そのためにサロンを移転するとなるとお金もかかりますし、また大変な思いをします。
ちなみに、物件を探す際には、大家さんに契約条件などの確認をしておくといいでしょう。
内装はどれくらいまでいじれるのか、契約更新や立ち退く際の条件など、契約条件の細かい内容は物件のタイプによっていろいろと異なる部分が多いので、最初のうちにしっかりと確認することが大事です。
契約後に思っていた内容と違っていたりすると、サロンの運営に影響をきたすこともあり得るので注意しましょう。
本当に自分の理想となる物件に巡り会えることは少ないと思います。
ですので、どの部分を妥協すべきなのかを考えておくことも必要です。
前述してきましたが、その時にはまず基本的な立地条件は外さずに、他の部分で妥協できるならする方向でいくといいと思います。
あとは資金との相談、そしてその物件の立地条件、家賃や広さが、集客出来る見込みの人数や価格設定、スタッフ数などとバランスが取れているかどうかを、しっかりと見極めて決めることが大切になってきます。
そのためにもあらゆる方向からリサーチを行って、十分な情報を収集することからはじめるのがいいでしょう。
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