知識集

  • ネイルサロン経営について2016.02.09

    こんにちは。

    仲村和也です。

    先日、ネイリストオーナーについてお話しをしましたが、その際に何が必要かというとまずは資金です。
    今回は、資金調達についてのお話しをしていきましょう。

    融資を受けるための準備

    ネイルサロン開業までの流れ的にいうと、最初に事業計画書、創業計画書を作ることが必要となります。
    計画書には基本的に事業内容に見合った説明内容を書いていきます。
    簡単に説明すると、
    まずは主な事業概要や製品とサービスです。この場合にはネイルサロンが事業となり、お客様にネイルを施術することがその製品とサービスになります。
    さらに、サロンをやっていく上での経営戦略や目標、ネイルサロン業界の市場分析をした上で、そこでどう展開していこうと思っているのかなどを書いておくといいでしょう。
    そして資金計画も必要です。
    売り上げを上げるための計画とそのために必要な予算、それによって得られる予想収益などです。
    ここはあまり大きなことではなく、確実に実現できるような内容にすることが大切です。

    計画書作成には解らないことも多いと思いますので、その時には融資先の窓口に相談に行くといいでしょう。
    また、税理士に相談してみる、というのも方法のひとつです。

    どこから融資を受けられるのか?

    そしてどこから融資を受けられるのかですが、これには複数の選択肢があります。

    創業補助金・助成金

    国や地方公共団体、民間団体が企業の創業をサポートする制度です。
    この補助金・助成金は他からの融資とは異なり、「返済不要(ただし、一定の収益となる場合には返済義務が生じる場合もあり)」というのが大きな特徴です。
    それだけに誰でも受けられるわけではなく、しっかりとした申請と審査が必要となります。
    ここからの融資が受けられるのが最善だと思いますので、まずは申し込んでみるのもいいと思います。

    銀行、信用金庫、信用組合などの金融機関

    各金融機関からは、創業支援制度融資という形で融資が受けられます。もちろん融資金の返済義務があります。

    日本政策金融公庫

    新創業融資制度として無担保・無保証人で融資が受けられます。ここも返済義務があります。

    いずれかのどこに申し込むにしても、事業計画をしっかりと立てることが重要です。
    そして必要書類を添付して面接に進むのですが、この面接が重要です。
    よく、融資を受けたい額の半分は持っていないと通らない、という話しを聞くと思いますが、必ずしもそうではありません。

    ネイリストとしてのキャリアがある場合には、その部分をしっかりとアピールしていく、ということが大事です。
    手持ち資金があったほうが通りやすいのは事実ですが、融資先の面接官側としては、きちんと経営して返していけるかが重要なわけです。
    既に顧客がいたり、自分が施術出来るので人件費を抑えられ、利益に持っていけるなどの状況であれば強いはずです。

    「自分のサロンなんて持てない…だってお金がないから」という方は沢山いますが、とにかく行動さえすれば十分に可能だと思います。
    “出来ない…”と決めつけているのは誰でもない、自分なのです。
    やる前から頭の中でダメだと思うことはしないで、まずは行動を起してみることが大切なのです。実際に動いてみなければ、どうなるかなどは解りません。

    ただし、自分のやりたいこと、将来のビジョンを定めて、それを具現化していくためにはしっかりとした計画は必要です。
    事業計画書の前に、何をどうやっていきたいのかを自分で書き出してみると、整理しやすいと思います。
    せっかく技術を持っているのですから、それを活かしてぜひチャレンジしてみて下さい。

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