知識集

  • ネイルサロン経営について2016.03.25

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンの経営を辞める理由のいちばんには、資金力の問題があると思います。この場合には、やりたくても続けられないというのが本当のところでしょう。
    そして次に来るのは、やはりスタッフの管理関係です。
    極端に言ってしまえば、資金不足ならお金があれば解決しますが、スタッフの管理が理由でネイリスト不足になってしまうと、これは一筋縄ではいかない、中々難しい問題になってきます。

    何が起こるかわからない…スタッフ管理の難しさ

    ネイルというのはワンオンワンのビジネスなので、ひとりスタッフが辞めてしまうとその穴は大きくなってしまいます。
    飲食店などのホールであれば突然の少人数でも、忙しいけど気合で乗り切ろう! などということが出来ますが、ネイルサロンの場合にはそうもいかず、どうにもならないのが実情です。

    サロン内の人間関係が上手くいっているかどうかは関係ないとしても、女性の職場ですので、結婚や妊娠、出産などのプライベートなライフイベントによって仕事を続けられなくなる場合も多々あります。
    そういう時には前もってなるべく早く伝えて欲しい、と言ってあったとしても、オーナーとしては何が起こるかわからないということを常に意識しておかなければいけません。

    病気や怪我のような一時的なものであれば普通に対処も出来るでしょうが、せっかく育ったネイリストなどに辞められてしまうと、また新たに費用をかけて求人を出して、また育てなければならない…。これが相当な労力と出費になることを考えていると、もうやってられない! という気持ちになることも否めません。
    また、新人だけではなく、キャリアがあって固定客を持つようなネイリストに辞められてしまうケースの場合では、スタッフ不足だけでは済まず、顧客までも減ってしまうことになります。
    これらは、例えどんなに完璧にスタッフ管理をしていたとしても、100%防ぐことは出来ないでしょう。
    この辺については、オーナーをされている方であれば痛いほどご理解して頂けるかと思います。

    日常的なコミュニケーションがピンチを救う

    スタッフ不足時に、どんな形であれ補欠人員をすぐにでも雇用できるようなサロンは中々ないと思います。
    その点に関しては、サロンを数店舗展開しているとスタッフの配置変えやヘルプを頼むなどの対応ができるメリットがあります。
    ですが正直な話し、ネイルサロンをやる以上、人を雇用する以上、この問題に対しての明確な答えは見つかりません。

    結局はスタッフと日々のコミュニケーションをしっかりと取り、早い段階で対応すること、そして新たに採用した際にも、早急に戦力に育てられるようなマニュアルや仕組みを作ることが重要になってきます。
    常にコミュニケーションを取ることで、スタッフ一人ひとりのその時点での状況も解ってくるでしょうし、さらに仕事に対してどう考えているかや、将来の展望などの話しもしやすくなるはずです。
    ただ女性スタッフ側としては、やはり男性のオーナーには中々話しづらいこともあるでしょうから、もしアドバイザーの方がいるようでしたら協力して貰うのがいいと思います。アドバイザーがいない場合でも店長や現場の責任者などにコミュニケーションを密にしてもらい、いざという時には早急に報告をして貰えばいいでしょう。

    コミュニケーションでお互いの信頼関係が築けていれば、緊急でスタッフが足りなくなってしまった場合でも、例えばその日が休みのスタッフでも声をかければ協力して貰えることも不可能ではありません。
    これはオーナーでもアドバイザーでも店長でも構わないと思います。とにかくスタッフから信頼される人間を作ることがポイントとなります。逆にいえば、スタッフの中にも絶対的に信頼できる人間がいれば、こんなに心強いことはないでしょう。

    さらにもうひとつは、オーナー同士の繋がりも役に立ちます。求人をかけていたオーナーが、既に自分のサロンでの採用が決定した後にもまだ応募があった場合などに、紹介して貰えるようなこともありますし、その逆も然りです。
    困ったときに助け合えるような、情報交換など色々なことを話せるような、そんな信頼のある繋がりを持つことも、自分のサロンを維持していくためには必要なことです。
    サロン内だけではなく、ネイル業界での人脈も、また大切にしていきたいところです。

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