知識集

  • スタッフ教育2016.02.19

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンをやる上での悩みは色々あると思いますが、その大半はネイリストの教育やコミュニケーションに対するものではないでしょうか?

    3ヵ月は積極的に現場に目を向ける

    どんな業界であれ、人を雇うということはやはり大変なことも多いです。
    ましてやネイルサロンというのは、ネイリストがいなくては始まらない、というところがあるので、オーナーがスタッフに支配されてしまうなどの状況にも陥りやすくなってしまいます。

    私もそうですが、自分は現場に入らずに経営面だけを見ていきたい、というオーナー様は沢山います。
    そんなオーナー様も、まず3ヵ月は現場に目を向けて欲しいです。
    アドバイザーのような立場の人間がいるならまた別ですが、最初からそういう体制でいくことは中々厳しいと思います。
    本来ならば実際にサロンに立つことがいちばんなのですが、男性オーナーの場合は男性という立場上、そしてオーナーとしての業務もあるので難しいことも多いかと思います。
    ですがたとえ難しくても、サロンのオープン前やクローズ後などの、お客様がいない間の短い時間でも顔を出すことをオススメしたいです。
    それはなぜかというと、時間が短かったとしても、ある程度のスタッフたちそれぞれの個性を把握することができるからです。
    オーナーとスタッフの距離感というのは、とても難しくてとても重要な部分だと思います。
    これを考えると、少しでもコミュニケーションを取るようにすることが重要になってきます。

    スタッフたちの長所を見ることが大切

    わずかな時間でも構わないので、小まめに現場に行ってスタッフと接する。スタッフ同士のやり取りを見ているだけでも、それぞれの個性や性格は解ってくると思います。
    自分が現場に立たないのであれば、なおさらスタッフを適材適所に配置することが重要になってきますし、そのためにもスタッフたちのことは知っておくべきなのです。
    例えば店長を決める際でも、キャリアも大事ですがそれだけで決めてしまうと、本人も周りの人たちも、もちろんオーナー自身も後々大変になるかもしれません。
    キャリアを重ねていて技術力があっても、人の上に立ってスタッフたちをまとめなければならない役割がその人に合っているとは限らないのです。
    その人のことをよく知らないままに仕事に就かせてしまうと、サロン内でのトラブルの原因にもなってしまいます。

    また、コンサルティングに入らせて頂いて感じることは、どうしてもスタッフの苦手な部分のみに目がいってしまうオーナー様が多いような気がします。
    これは誰でもが陥りやすいことではありますが、
    “技術が優れているスタッフ”“技術はそこそこなのにお客様の心を掴むのが上手いスタッフ”“キャンペーンなどのアイデアがとても優れているスタッフ”“ミスは多いけど、サロン全体やスタッフ同士の雰囲気を和ませるムードメーカー的なスタッフ”など、一人ひとりの良いところは全く違います。

    十人十色のスタッフたちの長所を見て、それを活かしていくことはとても大変なことではありますが、スタッフを見て知って、それぞれに長所を発揮できる仕事に就かせることが出来れば、サロンの発展にも大きく影響してくると思います。
    こうすることで、“自分たちのことをよく見てくれている”と感じて貰えるでしょうし、スタッフたちとの信頼感もより深まってくるはずです。

    オーナー様の求めるパーフェクトなスタッフを揃えるのは、かなり難しいと感じているとは思います。
    ですが、見方によれば、今いてくれているスタッフたちこそがパーフェクトではありませんか?
    縁があって一緒に仕事をすることになった仲間たちであり、何よりそのスタッフを雇用したのは、最終的にはオーナー様自身なのです。
    お客様が求めているスタッフが、オーナーが求めているスタッフとイコールとは限りません。
    自分的にはあまり評価の高くないスタッフでも、お客様からは信頼を得ている、ということもあり得ます。
    こういうことは、実際に現場でコミュニケーションを取らないと解らない部分です。

    もちろん、社会人としての基本的なルールやサロンのマニュアルが守られていてからのことではありますが、自分だけの物差しで判断しすぎないこと。
    一方向からだけではなく、違う方向からスタッフを見てみることも必要です。
    これもオーナーとしてリーダーシップを取っていくのに重要なことだと感じています。
    スタッフの中には、自分の持っている良い部分が解らないという人もいるかもしれません。
    そういう場合には、その部分を本人に気づかせてあげるのもいいと思います。
    さらにいえば、スタッフに注意をする場合などにも、その人の良くない部分と同時に長所の話しをして、その部分に期待しているというように持っていくのもいいかもしれません。

    スタッフ一人ひとりの足りない部分ではなく、良いところにも目を向けて伸ばしていく、これもオーナーの大切な仕事です。

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