知識集

  • スタッフ教育2016.02.05

    こんにちは。

    仲村和也です。

    ネイルサロンによって、それぞれに決まりがあると思いますが、それらはきちんと守られているでしょうか?
    守られてない、というオーナーも多々いるかもしれません。
    これはもちろんスタッフたちに原因があるのかもしれませんが、基本的には“守らなくてはいけない”という雰囲気や体制を作れていないことがいちばんの要因であることが多いのです。
    要はスタッフの教育の仕方を変えるなどの対策が必要だということです。

    決まりを守るという意識の緩み

    決まりを緩くしてしまっているのは、オーナー自身だったりもするのです。
    現場に常にオーナーがいるなら別ですが、そうではない場合はアドバイザーや店長などの現場監督的な人材にしっかりとまとめてもらう必要があります。

    たとえきちんとしたマニュアルがあったとしても、チェックリストがあったとしても、ざっつとやったことにして終わらせることはいくらでもできます。
    人間、楽をしようとする気持ちはあるものですし、一度楽をしてしまうとズルズルとその方向に向かってしまうものです。
    コンサルタントに入ると、毎日2回レジ金を確認するという、大切な項目すらスルーするのが当たり前になってしまっているサロンもあったりします。
    やるべきことをやる、簡単にできそうではありますが、実はこれを継続して守っていくことはとても大変なことです。

    それまで守り続けてきたことも、崩れるときは一瞬です。
    サロンがオープンして最初のうちはいいでしょうが、慣れてくると、これくらいはいいだろうという緩んだ気持ちになってしまうことも多いです。
    その結果、重大なミスや事故が起こる可能性が出てきてしまいます。
    特に忙しい時などはやるべきことを後回しにして、そのままになってしまうこともあるでしょう。
    これが常習化してしまうと、もうそれが当たり前の状態になってしまうものです。
    こうなってしまうと、そこから改善していくのはかなり大変なことになります。

    現場をしっかりと締めていく人間が必要

    毎日の決まりをしっかり実行するということは、習慣です。
    そして全てのことが習慣になるまでチェックできる存在が必要です。
    習慣になっていたとしても緩んでしまうことはあるので、決まりごとが守られているかを定期的にチェックして、甘くなっているならガツンと言うことのできる人材です。

    たまたまでも今日はやれなかった…ということに気づいて声をかける人がひとりでもいると、そこで初めてきちんとルールが守られて、組織としてまとまっていくのだと思います。
    ですが、単に粗探しをして嫌味のように注意するのではスタッフはついてきませんし、言うことも聞いてくれません。
    何度言っても守られないようであれば、ある程度はうるさく言う必要もあるでしょうが、
    大げさにいえば、愛を持って伝えられるような人望のある存在であればそれでも機能していくはずです。
    信頼されている人から注意されるのであれば、スタッフも育つでしょうしサロンの発展にも必ず繋がると思います。

    責任感があってスタッフたちからの人望も厚い、そんな人材は中々いないというオーナー様も多いとは思いますが、少人数のうちからしっかりと決まりを作ってそれを実行する習慣をつけて、きちんとコミュニケーションを取っていくことによってそのような人材が育っていくのだと思います。

    アドバイザーや店長がその役割を果たすのは当然ですが、スタッフ同士でもきちんと相互チェックが出来るのであればいうことはありません。
    何事に対しても、“誰かがやるだろう”ではなく自分が率先してやることを身に着けさせることも重要なことです。
    また、決まりごとがしっかりできているのかを毎日決まった人間が必ずチェックするような仕組みを作っていくというのも方法です。
    ただ、これすらも守れないようでは意味がありませんが…。

    店舗数が増えてくると当然やることも沢山あるでしょうし、もうなあなあが当たり前といった雰囲気も出てくると思いますが、まずはベースを作っておくことが大事です。
    そしてそのベースが緩んでいないかを常にチェックすること。
    スタッフの人数が増えればそれだけ、決まりを守るのが難しくなってくることもあります。

    サロン内の気の緩みというのは、必ずお客様に伝わってしまいます。
    いい意味での緊張感を持って、仕事に望むことが大切です。

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